2017年10月14日土曜日

『銀魂—ぎんたま— 70』

空知英秋『銀魂—ぎんたま— 70』(ジャンプコミックス、2017年)は地球存亡のバ
トルが続く。解放軍は地球侵入を阻むナノマシンウイルスを止めさせるため、開発者
の源外を攫う。バトルの連続の中でギャグやシリアスを挟む。新たに鬼兵隊や夜兎が
活躍する。
高杉晋助と来島また子の出会いは響く。何が何でも高杉についていくことが納得でき
るエピソードである。来島また子は武市変平太を先輩と呼ぶが、鬼兵隊での活動歴は
変わらない。それでも先輩を立てる謙譲の美徳がある。
徳川喜喜が覚悟を示す。喜喜は最後の将軍・徳川慶喜に因むキャラクターである。史
実の慶喜は二心殿の呼び名も定着し、肝心なところでフラフラすると評価が下がって
いる。ところが、銀魂の喜喜は裏切らない覚悟を見せた。史実以上のキャラクターに
なった。
同じような例に真選組動乱篇がある。史実の伊東甲子太郎の分裂騒動を下敷きにした
話である。ここで登場する伊東鴨太郎は、最後は潔さを見せた。真選組から仲間と認
められた。史実を下敷きにしながら、史実以上のドラマを描いている。

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