2017年3月12日日曜日

Re: 「総理が進退を表明」問題~財政法違反疑惑

林田です。
レスポンスが遅れましたが、これは胸に刺さる問題提起です。
「問題の学校の教育内容に100%賛同しないとしても、「反日」、「日教組」教育に嫌悪感をもっていることは認識すべきです」
実は私も共感するところがあります。
それは以下の書評で書いたような問題と思います。

『アルキメデスの大戦(1)』
http://www.honzuki.jp/book/245491/review/168993/
現実には愛国心を強要しなくても、一方的な規則を押し付ける石頭は存在する。国家のために死ねというイデオロギーには反対でも、チャレンジを強要するブラック企業のパワハラ社員は存在する。反戦平和か否かというような戦後の五五年体制の対立軸では現実の問題意識に応えられない。

日本の教育現場には悲しいことに、いじめや体罰、組体操で死ぬ子どもがいるという現実があります。それを何とかすることが大きな課題です。
そこでは「国のために戦争に行って死ぬ」ことを何とかして阻止することが急務という発想は的外れになりかねません。
逆に言えば「国のために戦争で死ぬ」ことは肯定するが、「いじめや体罰、組体操で子どもが死ぬことはあってはならない」という思想も成り立ちます。
そのような思想の方が「国のために戦争に行って死ぬ」ことを阻止することしか考えない思想よりも現実の問題に対応しています。
しかも、西欧流の政治思想からすれば、いじめや体罰、組体操で死ぬことはあってはならないが、国のために戦争で死ぬことはあるという思想の方がオーソドックスです。
古代ギリシアから「国のために戦争で死ぬ」ことは市民の義務であり、市民権の前提条件になっていました。
勿論、日本固有の事情から「国のために戦争で死ぬ」ことを否定する思想は成り立ちますが、そのような思想の方が政治思想上は特殊なものです。
少なくとも「国のために戦争で死ぬ」ことを肯定する思想を持つ人がいたとして、それを政治学の素養に欠けると主張することは的外れですし、そのような主張の方が政治学の素養に欠けます。
この点は日本海賊TVでも言及しました。改めてレポートします。

■ 林田力 Hayashida Riki
■■ 『東急不動産だまし売り裁判』著者
■■◆ http://www.hayariki.net/

0 件のコメント:

コメントを投稿