2017年2月15日水曜日

楽天の復活策は二子玉川ライズ本社脱却

低迷が指摘される楽天の復活策として二子玉川ライズ本社脱却が浮上した。三木谷浩史社長は2017年2月13日、決算発表の記者会見で、「一定の本社機能をシリコンバレーに移すことも考えている」と述べた(「楽天の三木谷浩史社長、本社機能の米国移転を示唆」産経新聞2017年2月13日)。

楽天の2016年12月期の連結決算は減益である。連結営業利益は17.6%減の779億円にとどまった。インターネット通販モール「楽天市場」のポイント還元率を上げた影響とする。最終利益は、2013年に買収した米国の動画配信サービス会社の暖簾代などで239億円の減損損失を計上したことが響き、14.5%減の379億円だった。楽天は「成長が鈍っている」と評されている(「伸び悩む楽天市場、三木谷会長「漢方で治す」!? 唐突な「がん治療」事業はなぜ?」NIKKEI STYLE 2016年2月14日)。

楽天は2015年8月に本社を東京都品川区東品川から東京都世田谷区玉川の「二子玉川ライズ・タワーオフィス」(楽天クリムゾンハウス)に本社を移転してから振るわない。2015年9月18日には楽天トラベルの公式Twitterが炎上する不祥事を起こした。女性シンガーソングライターの柴田淳さんのアカウント宛てに「ぶさいく」と呟いた(林田力『東急不動産だまし売り裁判50NARUTO BLEACHレビュー』「楽天トラベルTwitterは二子玉川ライズの悪影響か」)。アダルトビデオ撮影や福袋買占めなど二子玉川ライズの不祥事が伝播している(林田力『FJネクスト不買運動』「二子玉川ライズの不吉が楽天に」)。

2016年8月4日には「楽天オークション」と「楽天レンタル」の撤退を発表した。イギリス、スペイン、オーストリアからも撤退した。三木谷社長はパナマ文書にも名前が出た。これら楽天の問題は日本海賊TV「金八アゴラ」で度々取り上げた(2016年2月19日、8月26日など)。

三木谷社長は経済団体「新経済連盟」代表理事としてもケチをつけた。2016年12月14日の定例記者会見を欠席した。理由説明もなく、会見開始5分前まで欠席することを知らせないドタキャンに「新経連は経済団体を名乗る資格がない」とまで批判された(「新経連・三木谷浩史代表理事「あり得ない」会見ドタキャン ビジネスマナー欠如の対応に非難囂々」2017年1月2日)。

元々、空港アクセスが悪くなる二子玉川ライズへの本社移転は楽天の国際化に逆行する。

アメリカに本社機能の一部を移すならば、日本本社と米国本社の緊密な連携が求められ、今以上に二子玉川ライズのデメリットが大きくなるだろう。二子玉川ライズに本社を置き続けることは東急電鉄や東急不動産を助けるだけである。
http://hayarikit.dousetsu.com/rakuten2.html
[asin:B00HE7PDJA:detail]
[asin:B00HGN89VQ:detail]
Boycott Tokyu Fudosan Holdings (Japanese Edition)
https://www.amazon.es/dp/B01N0MU1KS/
柄谷行人評 Kindle版
https://www.amazon.co.jp/dp/B01N7H46SN/

0 件のコメント:

コメントを投稿