2017年1月8日日曜日

怪盗紳士モンモランシー

『怪盗紳士モンモランシー』はスパイ小説であるが、一般的なスパイ小説とは趣が異なる。主人公が依存性薬物に手を出し、中毒になっているというみっともない状態である。薬物中毒者の心の弱さや禁断症状の恐ろしさが描かれる。物語の序盤は主人公の依存性治療の話になる。
一方で彼を治療する医師も問題を抱えていた。本書は医療事故で始まる。手術する必要のない健康な人を手術して死なせてしまう(14頁)。その結果、医師は自信喪失に陥る。

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