2016年12月26日月曜日

ブランズシティ久が原とアルス鎌倉御成町の欺瞞

東急不動産の新築分譲マンション「ブランズシティ久が原」(東京都大田区鵜の木)や「アルス鎌倉御成町」(神奈川県鎌倉市御成町)は欺瞞である。どちらの物件も住環境や景観を破壊すると批判されている。しかも、東急不動産は自分達が破壊した環境をマンションのセールスポイントとする点で悪質である。

東急不動産は「ブランズシティ久が原」建設で、大田区鵜の木の江戸時代から続く自然林を伐採した。ところが東急不動産は公式ホームページで「記憶:500年以上変わることなく護られてきた緑や歴史とともに、この地を未来に受け継ぐ」と書いている。以下のように批判される。「その500年以上変わることなく護られてきた緑をあっさりと全て伐採したのは東急ですよね」(『ブランズシティ久が原ってどうよ?』「マンションのホームページが笑える!!」2015年9月7日)

「アルス鎌倉御成町」が近隣住民から古都鎌倉の景観を破壊していると批判されている。アルス鎌倉御成町は鎌倉駅西口(裏駅)にある地上5階地下1階建て、総戸数50戸(うち店舗・事務所等1戸)のマンションである。東急不動産の宣伝文句が地元住民を一層憤らせた。東急不動産Webサイトにて谷口哲樹・住宅事業本部第三事業部・アルス鎌倉御成町プロジェクトプロデューサーは以下のように記述する。

「鎌倉で暮らす方々がどれほど街に愛着を持っているのかを、私と同じように、肌で感じていただけるはずです」

「御成町と聞いて地元の方がイメージされるのは、きちんと手入れが行き届いた邸宅だとか、四季それぞれに楽しめる静かな散歩道などでしょう」

「鎌倉らしさを生かした建物を作ろうと思ったんです」

しかし、この記述は欺瞞である。住民が街への愛着を持っていることを肌で感じたのならば壊すようなことをすべきではない。邸宅や散歩道のような自分達が創った物ではない物、まして自分たちが破壊している物の中に辛うじて残っている物をマンションのセールスポイントにするのは筋違いである。地域住民が慣れ親しんできた景観・眺望を奪っておきながら、販売コピーで景観・眺望を売りにするのは被害者感情を逆なでする。住民が反対するような建物を建てておきながら、「鎌倉らしさを生かした」とは住民を馬鹿にした発言である。

インターネット掲示板には以下の指摘がある。「鎌倉に鎌倉らしい雰囲気のある針谷医院という建物があった。その跡地に建設されているのは東急のマンションだ」

「前、鎌倉の話題があったな。アルスとかが鎌倉らしさを売り物にして鎌倉らしい街並みを破壊しているとか誰か書いていたよな。あんなものを建てやがったのがいるから、お陰様で着々と静かな街並みが破壊されつつあるよ。昔からある銭湯が今日から解体され始めたよ。みんな出ていけ!!東急!!早く倒産しろ!!」

鎌倉は武家政権発祥の地であり、歴史的に由緒ある町並みや史跡など恵まれた環境を形成している。「鎌倉という名は魅力があるが、あの土地は古都保存法その他の規制があり、かつ家を建てるため土地を掘ったら遺跡が出たりして扱いが難しい土地だ」(石原豊昭『「詐欺」悪の手口と撃退マニュアル』自由国民社、2004年、172頁)。

以下のメールも寄せられている。

「私のうちの近隣(鎌倉)に、なぜか東急がマンションやミニ戸建てをいくつも建てています。(市政との何かがあるのかもしれません。まあそれはいいとして)。裏駅(新住民は「西口」と呼びます)のすぐにマンションが建ちました。当然住民の反対運動はありました。」(2005年4月8日)

東急は駐車場でも景観を破壊している。「当方、鎌倉在なのですが、色々見ていると東急はそこらじゅうに沢山駐車場を持っています。 これまでの駐車場は看板が小さく、それまでのお屋敷の塀を残すなどしているのに対して、東急のはビカビカの看板を付け、フェンスにして、けばけばしくしています」(2005年4月10日)
http://tokyufubai.bakufu.org/kugahara5.htm
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