2016年11月28日月曜日

伊豆急行THE ROYAL EXPRESSは地域性欠如

伊豆急行(小林秀樹社長)が2017年夏から運行予定の観光列車「THE ROYAL EXPRESS」は観光列車として最も大切なものが欠けている。それは地域性である。「THE ROYAL EXPRESS」のデザインを担当した水戸岡鋭冶氏は地域に密着した観光列車だからといって、デザインに地域性を反映することは特に考えないという。伊豆と言えば海のイメージがあるが、そもそも伊豆急線はトンネルが多く、海が見える区間は少ない。そのために「海が見えなくても心地いい旅ができる車両」という自虐的な説明がなされた(小佐野景寿「伊豆に「豪華観光列車」を投入する東急の思惑」東洋経済Online 2016年11月24日)。

伊豆急は東急グループ企業であり、「THE ROYAL EXPRESS」は東急電鉄(野本弘文社長)が主導した。「THE ROYAL EXPRESS」の名称発表のニュースリリースも両社で出している(伊豆急行株式会社、東京急行電鉄株式会社「横浜と伊豆を結ぶ観光列車の名称・デザインが決定!〜美しさ、煌めく旅 「THE ROYAL EXPRESS」〜」2016年11月17日)。東急グループの地域軽視の姿勢が現れている。ゴージャスな電車を走らせるだけで、地域経済と共存する意識がない。

これはJR東日本が2016年7月に運航を開始した観光列車「伊豆クレイル」(IZU CRAILE)とは対照的である。「伊豆クレイル」は名前からして伊豆という地域を打ち出している。大きな窓に面した座席もセールスポイントにしており、観光列車らしい。

「特に景色の良い場所(根府川駅付近、伊豆熱川〜伊豆稲取間)では徐行運転や一時停止も実施。「あえてゆっくり行く」のも特徴です」(恵知仁「女性を意識した珍しい観光列車「伊豆クレイル」徹底解説 料理の内容、試乗記も」2016年7月18日)

そもそも東急電鉄は本業の安全性に疑問がある。東急大井町線では2016年11月26日午後8時半頃に車両から煙が出た。発煙箇所は東京都世田谷区の二子玉川駅に停車中の車両(5両編成)の5号車床下である。午後8時15分頃、乗客から「焦げ臭い」などと通報があり、品川区の旗の台駅で乗客を降ろして車庫に回送する途中であった。これによって大井町線と田園都市線の全線が午後10時まで運転を見合わせた。東京消防庁によると、車両の床下の電気配線の一部に焼けた跡があったという。
http://www.hayariki.net/izu.html
蒔田備憲「<東急電鉄>回送電車の床下から発煙」毎日新聞2016年11月26日
「東急大井町線、運転見合わせ」産経新聞2016年11月26日
「東急大井町線 車両から煙 一時運転見合わせ」NHK 2016年11月26日
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東急プラザ銀座不買運動
http://www.honzuki.jp/book/242309/

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