2016年11月10日木曜日

外環道の完工リスクとして東急建設

外環道の完工リスクとして東急建設が施工業者に含まれていることを指摘します。本線トンネル(南行)大泉南工事は清水建設・熊谷組・東急建設・竹中土木・鴻池組JVが落札しました。東急建設に施工させることは大きなリスクです。
東急建設は八王子の公団欠陥マンションとして悪名高いベルコリーヌ南大沢の施工業者です。ベルコリーヌ南大沢では鉄筋の本数不足、コンクリートの厚さ不足などの重大な欠陥が見つかっています。コンクリートの中には空き缶やセメント袋のようなごみが混じり、ジャンカが入って、ぼろぼろになっていました。住宅ジャーナリストの榊淳司(あつし)さんはベルコリーヌ南大沢を「マンション史上最悪の欠陥建築」と評しています。
ベルコリーヌ南大沢は欠陥マンションを建設したことも問題ですが、東急建設らが建て替え費用などを負担しないという問題もあります。ミスをミスのまま放置することは断じて許されません。東急建設は無責任です。
東急建設は問題になっている豊洲市場の水産仲卸売場棟と青果棟を施工するJVの一員です。東急建設は水産仲卸売場棟、水産卸売場棟、青果棟の三つに分けて発注されましたが、複数のJVに入っている企業は東急建設だけです。東急建設の悪質さは際立っています。
東急建設が談合の常習犯であることも問題です。東急建設は和歌山県発注のトンネル工事や福島県発注の下水道工事で談合しました。福島県の談合では東急建設は当時の福島県知事の佐藤栄佐久さんの実弟に一千万円以上の現金を渡しました。当時の東急建設東北支店長の河野茂典さんが東京地検特捜部の事情聴取で談合を認めた後に自殺するという口封じを連想させるキナ臭い事件が起きました。
豊洲市場の工事も落札率が99%以上で談合疑惑が出ています。東急建設は東京都建設局の所長が2010年3月に退職後に天下りし、東京支店理事になっていました。また、東急建設は京王線調布駅付近連続立体交差事業でも談合疑惑が報道されました。
東急建設は暴力団とのつながりもあります。東急建設は2002年から暴力団系の建設会社に下請け工事を発注していました。発注先の建設会社社長の親族が指定暴力団の元組員で、暴力団と関係がある右翼団体の代表が幹部を務めていました。この建設会社は2002年以降12件の工事を請け負っており、指定暴力団の影響力を背景としていました。

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■ 林田力 Hayashida Riki
■■ 『東急不動産だまし売り裁判』著者
■■◆ http://www.hayariki.net/

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