2016年10月17日月曜日

六本木鉄パイプ落下とガーラ・グランディ木場

東京都港区六本木3丁目の11階建てマンション工事現場で2016年10月14日、10階部分から鉄パイプが落下し、工事とは無関係の通行人が死亡した。FJネクストのガーラ・グランディ木場(江東区東陽)のような隣地境界スレスレに建設するマンションの危険性を裏付ける事故である。

事故は午前9時55分頃に起きた。工事用の足場の解体作業中に鉄パイプが歩道を歩いていた70代男性・飯村一彦さんの右側頭部に突き刺さった。鉄パイプは男性の頭部を貫通したという。飯村さんは意識不明の重体で病院に搬送されたが、間もなく死亡が確認された。

初報では金属片が落下と報道された(「東京・六本木で金属片が落下 通行人に直撃」日本テレビ2016年10月14日)。実際は長さ約1.9メートル、太さ約4センチの鉄パイプである。金属片とは大きくイメージが異なる。串刺しとは恐ろしい。10階ほどの高さから落ちたために相当なスピードが付いて落下したことになる。予測不可能、回避不可能である。想像しただけでも身の毛がよだつ。

一緒に歩いていた70代の妻も鉄パイプが腰に当たり、負傷した(「六本木のビルから鉄パイプ落下、通行人死亡 解体作業中」朝日新聞デジタル2016年10月14日)。但し、病院に運ばれたが、怪我はなかったとの報道もある。報道は軽めに伝えがちである。老夫婦が仲良く歩いていたところ、突然上から鉄パイプが襲ってきて旦那さんが亡くなることを想像すると、やりきれない。

目撃者は「男性が倒れていて血だらけだった」と語る(「鉄パイプ落下 通行人に突き刺さり死亡」日本テレビ2016年10月14日)。近くを歩いていた女性会社員は「男性の『うわー』という叫び声が何度も聞こえ、多くの人が集まっていた」と話していた(「<鉄パイプ落下>男性死亡 現場で叫び声何度も 六本木」毎日新聞2016年10月14日)。
http://www.hayariki.net/roppongi.html
現場は東京メトロ日比谷線六本木駅から北東約300メートルの六本木通り沿い。交通量が多い六本木交差点の近く。ビルの1、2階は事務所や店舗が入り、3階以上はマンションになっている。警視庁麻布署は工事の安全管理が不十分だったとみて業務上過失致死容疑で関係者から事情を聴いている。
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