2016年5月3日火曜日

真田三代

外様の真田を主人公としており、武田家の弱点も冷静に見ている。「武田の武者たちは、一騎当千のつわもの揃いである。それが、この軍団の強さのみなもとだが、おのが武勇を誇るあまり、すすんで敵中に突っ込んでゆくきらいがある」(294頁)。それを昌幸は「無駄に命を捨てるようなものだ」と否定する。
その後の歴史を知る現代人は長篠の合戦を連想するが、これは北条攻めの際の文章である。武田家の弱点は、長篠の合戦前から明らかになっていた。

0 件のコメント:

コメントを投稿