2012年4月30日月曜日

二子玉川ライズのビル風で家が壊されかねない

二子玉川ライズのビル風で家が壊されかねない状態である。強風で階段のカバーが吹き飛ばされた。それでも再開発組合側は「建物が古いから、修理したらいいですよ」と他人事の反応であった。再開発組合は計画を行政が認可しているから、ビルを建てていると行政に責任転嫁している。
爆弾低気圧の日はビル風が強くなることが予想できたため、出かける人が少なかった。だから問題がないように聞こえるが、それは誤りである。
二子玉川ライズの交通広場で深夜にスケボーを行う非常識な連中がおり、騒音や治安面の不安など近所迷惑になっている。世田谷区が禁止のパネルを掲示した。ビル風で住民が迷惑を被っていることを認識しているために比較的迅速に対応した。
暫定堤防ができて、多摩川の水位が見えなくなった。水害の危険はないか。
二子玉川ライズ反対の住民運動のお陰で、住民本位の行政になった。公務員を勉強させないとダメである。世田谷区の職員が仕事をしやすい環境を住民運動が作っている。話をできる人を増やすことが運動の広がりになる。公務員をみたら敵と思えば正しくない。
本能寺は東急資本である。蒲田でも東急の問題がある。再開発でビル街にする。
二子玉川ライズ反対の動機として「富士山が見えなくなるのが嫌」という思いがあった。それに対して再開発組合から、「富士山が見たければ御殿場に行け」と暴言を返されたという。
二子玉川ライズによって周辺の地価も上昇し、住民にとっては固定資産税が増えるという損害がある。踏んだり蹴ったりである。二子玉川ライズの商店主が「これほど固定資産税が高いとは思わなかった」と嘆いている。二期工事が竣工すれば、もっと高くなる。
http://hayariki.net/futako/
世田谷区の予算で二子玉川ライズ二期工事の補助金を削減した。オフィスの部分は公共性が低いという理由が説明されている。これは住民運動の大きな成果である。
村田義則・世田谷区議は補助金削減と情報公開について話をした。補助金削減額や理由が明確にされておらず、精査しているところである。補助金は「予算の範囲内で措置する」ものであるため、財政が厳しいから切ったとの説明が合理的である。または「公共性がない」とするならば全部否定することになる。オフィスの公共性が低い理由は住民が入らないからである。それならばマンションの共用部も一般住民が入れないから、補助金を付けるべきではない。
http://yaplog.jp/hayariki/archive/618

情報公開については、デジタルコンテンツは酷い。情報公開請求では出ない資料が検証委員会で出てきた。情報公開は条例に基づく制度であるが、行政の恣意的判断の範囲が広い。政策形成過程の資料と言えば出さなくて済む。文書を捨ててしまえば、情報公開の対象外になる。
保坂区政になって情報公開の姿勢に変化は見られるものの、区長の姿勢で左右されることは健全ではない。制度として確立することを目指すとする。

東急リバブル迷惑隣人説明義務違反事件

東急リバブルは迷惑隣人を説明せずに一戸建てを仲介し、説明義務違反で敗訴した。記者は東急リバブル・東急不動産との新築マンション購入トラブルに際して、上記迷惑隣人説明義務違反事件に対する東急リバブル側の言い訳を聞くことができた。

迷惑隣人説明義務違反事件は東急リバブル逆瀬川営業所が仲介した兵庫県宝塚市内の2階建て住宅が舞台である。この住宅には大の子ども嫌いの隣人がいて、「子供の声がうるさい」と何回も怒鳴り、洗濯物に水を掛け、泥を投げるなどの迷惑行為を繰り返していた。

東急リバブル逆瀬川営業所は2002年に幼い子ども3人を含む5人家族の男性に上記住宅を仲介した。販売時には、東急リバブルも売主も隣人の迷惑行為(洗濯物に水やかけ、泥を投げたこと)や売り主が警察や自治会に相談していた事実を何ら知らせなかった。報告書には「隣人から騒音などによる苦情あり」とあったが、売主は「子供がうるさいと言われたことがあるが、今は特に問題ない」と説明した。同社担当者も訂正や追加説明をしなかった。

男性は東急リバブル担当者及び売主に対し、「同じ子供を持つ親として聞いておきたいのですが、近隣の環境に問題ありませんか」と質問した。売主は「全く問題ありません」と答え、東急リバブル担当者も同旨の回答をした。

男性が問題に気付いたのは契約後である。同年6月に家族らと引っ越しの下見に行った際、隣人が「あんたのガキ、うるさいんじゃ」「追い出したるからな。前の住人も追い出したったんや」などと大声を出された。加えて、ホースで水をかけられ、上半身や新居内を水浸しにするなどの嫌がらせを受けた。警察官を呼ぶ騒ぎとなり、男性は入居を断念した。

その後の男性側の調査により、歴代の売主は隣人とのトラブルが原因で家を売りに出していることが判明した。隣人の存在は居住者にとっては、それ程大きな不利益であった。また、東急リバブル担当者は2002年3月3日に購入希望者に内覧させたが、その際、隣人は「うるさい」と苦情を言い、購入の話が流れた。つまり、東急リバブルも迷惑隣人の存在を認識していた。

男性は2002年9月3日に売り主の前住人と東急リバブルに購入費と慰謝料など計約2800万円の損害賠償を求め、大阪地裁に提訴した。原告は「売り主や仲介会社に近隣の環境や隣人について尋ねた際『全く問題ない』などと言われ、だまされた。こんな隣人がいる建物では平穏に生活できない」「宅地建物取引業法にある重要事項の告知義務違反に当たり、売買契約は無効」と主張する。

一審判決は「隣人のことは重要事項説明書に一部記載があり、説明を怠ったとまではいえない」と認定し、請求を棄却した(大阪地判平成15年10月15日金融・商事判例1223号24号)。これに対し、控訴審ではでは一審判決を破棄し、東急リバブル側に456万円の支払いを命じた(大阪高判平成16年12月2日判例時報1898号64頁)。

高裁判決は「重大な不利益をもたらすおそれがある事項を十分に説明しなかった」「東急リバブルの担当者は契約の際、隣人の苦情のせいで別の購入希望者との売買が流れたことを説明しなかった」「子供に対して苦情を言ったり洗濯物に水を掛けたりするなどの隣人の特異な行動を説明せず、男性に隣人との問題はないと誤信させた」と認定した。その上で東急リバブルが「重要な事項について、故意に事実を告げ」なかったとして、買い手に対する説明義務違反にあたると結論づけた(宅建業法47条)。

この高裁判決の言い渡された当時は、記者が東急不動産(販売代理:東急リバブル)から購入した新築マンションでも不利益事実不告知が発覚し、売買代金返還を要求していた(林田力『東急不動産だまし売り裁判 こうして勝った』ロゴス社、2009年)。その交渉の中で記者は東急リバブルが企業体質として不利益事実を隠した問題物件のだまし売りをしている一例として、迷惑隣人説明義務違反事件を提示した。
http://yaplog.jp/hayariki/archive/617

これに対し、東急リバブルの住宅営業本部事業推進部契約管理課課長は2004年12月12日に東急リバブル渋谷センターで「買主は隣人をビデオカメラで撮影するようなことをしていた」と説明する。ここには東急リバブルの不誠実さが現れている。論点は東急リバブルが仲介時に説明義務を果たしたか、である。
http://www.hayariki.net/tokyu/kohinata.htm
買主が購入後に何をしようと、その前の仲介時に東急リバブルが果たす説明義務には影響がない。事実かどうかも分からない顧客である筈の買主の行動を非難するのは筋違いである。この言い訳によって記者は東急リバブル・東急不動産との契約関係解消の意思を強固にした。

イキガミ10巻

イキガミ10巻。イキガミという制度のある日本と似た架空の国家を舞台としたマンガである。国家や制度、国際関係に物語が広がったところで、イキガミの存在理由が明らかになる。そこで浮かび上がったものは権力の卑劣さである。
人間は少しでも自分にメリットのある選択をしようとする。そこに権力は付け込む。最悪の選択肢と最悪より少しましな選択肢を与えることで、自発的に後者を選択するように仕向ける。与えられた選択肢の中で少しでも良い選択をすることに汲々とするのではなく、選択肢を提示する非合理な制度そのものを疑問視しなければならない。
これは林田力にも思い当たる。林田力は東急リバブル東急不動産から不利益事実を隠して新築マンションをだまし売りされ、消費者契約法に基づき売買契約を取り消し、売買代金全額を取り戻した。裁判中には契約の取り消しは難しいから、損害の填補で我慢しろというような圧力を受けたこともある。損害の填補は泣き寝入りよりは、ましである。しかし、東急不動産の問題物件に住み続けなければならない。よりましな選択という枠組みに囚われず、契約の取り消しという根本的な解決を貫いた。
マンガではイキガミという欺瞞の体制の行く末は描かない。主人公が語るように逃げでしかない。しかし、国民の大部分が露骨な徴兵には怒りを示しても、与えられた選択肢の欺瞞に気付かず、よりましな選択をしてしまう状況では、逃げるという選択を非難できない。
現代の日本にはイキガミのような露骨な不合理は存在しない。しかし、体制が不合理な選択を迫る状況は珍しくない。福島原発事故に対する東京電力の損害賠償案は一例である。雀の涙ほどの賠償金で我慢するか泣き寝入りするかを迫るものだからである。主人公はラストで希望を持って目的地を述べたが、そこまでの希望が今の日本に存在するか、読者に難しい問いを突き付ける。林田力
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2012年4月29日日曜日

東急電鉄に二子玉川ライズ中止を

東急電鉄に二期事業の中止・見直しと補助金の支出要請撤回を要求
4月24日に渋谷・東急本社前でビラ配りし、社長室総務部総務課長に住民要請を伝えました。地図を使って住民の健康や財産を危険に晒す風害の実態を説明しました。
風問題で風通しの悪い東急電鉄。一課長が社長・会長宛の文書を握り潰して店晒しに。

ジョジョリオン二巻

ジョジョリオンはジョジョの奇妙な冒険の新シリーズである。舞台は第四部の舞台となった杜王町である。吉良、広瀬、東方という懐かしのキーワードが登場する。しかし、登場人物は同じ名前や似たような名前でも第四部とは別人というパラレルワールド的展開である。第二巻で東方家の先祖がアメリカ大陸横断レースに参加したと語られており、スティール・ボール・ランの世界と接続している。
第四部の読者にとってジョジョリオンの世界には抵抗がある。主人公は第四部の主人公と同じ名前を名乗ることになるが、記憶を喪失しており、善人か悪人か不明である。しかも第四部の悪役であった吉良との関係性がほのめかされている。さらに第四部では主人公サイドの東方家の面々が胡散臭い。ジョジョ・シリーズではディオのように敵キャラクターにも底知れない存在感や悪の魅力を放っていた。しかし、ジョジョリオンではチンピラめいた胡散臭さにとどまっており、迫力に欠ける。
それでも第2巻の後半から迫力が出てきた。ここではスタンド対決が展開されるが、敵が公正さを重んじて自分の弱点を相手に教えている。これによって敵キャラクターに底知れない迫力を与えることができた。
現実の日本ではクライアントほしさのあまり法律事務所が「弁護士は公正中立ではありません」などという広告を出すほどの浅ましい状況である。その中でジョジョリオンは敵キャラクターにも公平を重んじさせている。林田力
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アトラス設計・渡辺朋幸代表への疑問

有限会社アトラス設計(渋谷区富ケ谷)の渡辺朋幸代表の偽造認識には疑問が呈されている。渡辺代表は姉歯秀次元建築士の耐震強度偽装を最初に見破ったとされる。渡辺代表が最初に偽造を見抜いたのは港区赤羽橋の学生マンション(ワンルームマンション)である。赤羽橋物件の偽装が故意による偽装か否かについて、渡辺氏の説明は記者会見と参考人質疑では齟齬がある。
記者会見では以下のように語る。「普段やっている鉄筋本数よりかなり少ないなというのは感じたんですよ。計算書を調べてみたら、地震の時にかかる『水平力』、横の力ですね、これが4分の1にしてあったんですね。何でこういうことをやるのかなというのが、正直言ってその時点ではわかんなかったですね」「姉歯建築士のやり方は、大変作為的で悪意を感じた。わざと操作しているような感じがした」。

一方、参考人質疑では当初は偽造の認識はなかったとする。「図面と計算書を見比べて発見した。図面を見ておかしいとは思ったが、偽造とはすぐに気付かなかった」「その時点ではそこまで深くこの事件が大きいとも思いませんでしたし、千葉の方で一人でやっている構造事務所さんが外注に出してやってしまったという話だったので、そこまでの認識は、あの場所で皆さんなかったと思います。私もなかったです」。

この点について以下の疑問が呈されている。「渡辺氏が当所、マスコミには水平力1/4にしていると説明しているが、構造設計者が水平力の数字を書き換えるのは特別な構造計画の場合に限られる。単独で存在するほとんどの建物は水平力を変更することはない。故にこれだけで偽造であることはわかる。何故、参考人質疑で「偽造と気付かなかった」と変わったのか?不明?」(荻原幸雄「耐震強度偽装問題時系列」建築よろず相談2005年12月23日)。
http://tokyufubai.bakufu.org/eri.htm
実際、単なるミスならば、わざわざ日本ERIに調査を依頼する必要はない。渡辺代表は以下のように証言する。「技術的な内容を説明した後に、これを他でやっていたら大変なことになりますよ、調べてみたらいいんじゃないですかということを言いました」(参考人招致)。

2012年4月28日土曜日

東急不動産物件構造設計者は無資格(アトラス設計)

東急不動産の新築マンションは一級建築士資格を保有していない無資格者が構造設計(構造計算)を行った。問題の物件は東急不動産の「アルス東陽町」(江東区東陽一丁目、2003年9月竣工)である。構造計算はアトラス設計(渋谷区富ヶ谷)の渡辺朋幸代表が行った。渡辺朋幸代表は一級建築士資格を有していない。マンションに構造上の問題がある場合、居住者のみならず、近隣住民にも危険がある。そのため本件問題を公表する。今後、住民の不信や不安をどう払拭するか、東急不動産の対応が注目される。
http://tokyufubai.bakufu.org/atlas.htm
建築工事施工結果報告書の構造設計者欄に有限会社アトラス設計の渡辺朋幸と明記されている(林田力「アトラス・渡辺代表 東急物件の構造設計」JANJAN 2007年3月20日)。無資格者が構造設計を行った動かぬ証拠である。この建築工事施工結果報告書は建築確認を下ろしたイーホームズに提出された。イーホームズは2003年9月4日に受け付けた。

工事監理者:(株)SHOW建築設計事務所 竹内久一級建築士
工事施工者:株式会社ピーエス三菱東京支店 常務取締役支店長中村純雄
建築主:東急不動産株式会社 取締役社長植木正威
設計者:竹内久 (株)SHOW建築設計事務所
構造設計者:渡辺朋幸 (有)アトラス設計
現場代理人(所長):山下洋史
品質管理責任者:なし
建築確認番号:eHo第A-289号(平成14年8月12日)
変更確認番号:eHo第A-289変号(平成14年12月3日)、eHo第A-289変2号(平成15年2月21日)

東急不動産だまし売り裁判とアトラス設計

東急不動産消費者契約法違反訴訟の係属中に不動産業界では大きな事件が起きた。二〇〇五年一一月に発覚した耐震強度偽装事件である。林田力にとっても耐震強度偽装事件は対岸の火事ではなかった。

アルスの確認検査機関は耐震強度偽装を見逃したと批判されたイーホームズであった。それ以上に重大な問題はアトラス設計の渡辺朋幸代表がアルスの構造設計者であったことである。渡辺代表は姉歯秀次元建築士の耐震強度偽装を見破った人物であるが、イーホームズの藤田東吾社長が人気ブログ「きっこの日記」上で一級建築士資格を持たない無資格者であることを明らかにした。その無資格者がアルスの構造設計を行っていたことになる。

アルスの元請け設計(意匠設計)はSHOW建築設計事務所(昇建築設計事務所)が担当したが、構造設計はアトラス設計が請けていた。アルスの問題は単なる下請けとして無資格者の渡辺代表が関与したことにとどまらず、建築主の東急不動産が確認検査機関のイーホームズに提出した書類(建築工事施工結果報告書、工事監理報告書)で構造設計者として渡辺代表の名前を明記していた点にある。この書類は東急不動産が無資格者にマンションの構造設計を行わせていたことを示す証拠になる。

本件について林田力が江東区(物件所在地の特定行政庁で、イーホームズが検査機関の指定を取り消されたために承継した)に問い合わせしたところ、江東区都市整備部建築課構造係から二〇〇六年一一月六日に以下の回答がなされた。

***

確認申請図書・建築工事施工結果報告書等を調査いたしましたところ、工事着手に先立ち提出された確認申請書に添付されている構造設計書の表紙には、設計者である(株)SHOW建築設計事務所の竹内久氏の記名・捺印がありました。しかし構造設計概要書には本来記載されるべき構造設計者の氏名及び所属会社の記載はありませんでした。

その後、検査時に提出された建築工事施工結果報告書の構造設計者名には、アトラス設計事務所の渡辺明幸氏の記載がありましたが、本来は建築確認申請書に添付される構造設計概要書に記載されている氏名及び所属会社を記入することとされているものであり、記載について疑問の残るところです。

不明確な点が多いため、この件について、設計者である(株)SHOW建築設計事務所の代表である金井照彦氏に電話にて事情を問い合わせたところ、構造設計者は確認申請書に記名・捺印している竹内久氏であるとの回答を得ました。

以上のことから判断しますと、構造設計概要書及び建築工事施工結果報告書の構造設計者名には(株)SHOW建築設計事務所の竹内久氏の記名・捺印がなされるべきであったのではないかと考えられます。

***
http://www.hayariki.net/109/109oso.htm
江東区の回答は構造設計者とされるべきは竹内久・一級建築士とする。竹内久・一級建築士を構造設計者とすべきとの回答は、逆に言えば渡辺代表を構造設計者とすることに問題があることを意味する。

加えて江東区の回答が正しいとするならば、誤った内容で建築確認検査がなされたことになる。しかし虚偽記載の文書を訂正もせず放置したままでいいのかという点については、江東区の回答は何ら言及していない。誤りを是正しようともしない点からは、渡辺朋幸代表が構造設計者であることに問題があるため、記載誤りにして取り繕ったとの推測が成り立つ。この場合、渡辺代表を構造設計者とすることは記載誤りを認める以上に問題があることを意味する。結局、無資格者が構造設計者であったという事実は、東急不動産のマンションには住んでいられないという林田力の思いを一層強める結果となった。
http://yaplog.jp/hayariki/archive/616

セキュアトラスト法律事務所の住所はレンタルオフィス

弁護士余りが問題になっている。弁護士が多いこと自体は市民の選択肢が増えるために好ましいことである。問題は質の低い弁護士が増えることである。マンガ『クロサギ』原案の夏原武氏は「モンスター弁護士」という言葉を用いて警鐘を鳴らしている。弁護士が高潔な正義の味方というイメージは急速に過去のものとなりつつある。

最近ではレンタルオフィスで開業する法律事務所もある。その一つがセキュアトラスト法律事務所(中島賢悟代表)である。セキュアトラスト法律事務所の住所はレンタルオフィスになっている。セキュアトラスト法律事務所の住所やファックス番号で検索すると、同じ住所・ファックス番号の様々な企業が続々とヒットする。これは同じレンタルオフィスを借りているためである。

法律事務所を開業するとなると、敷金・礼金や内装などで莫大な費用が必要になる。その点、レンタルオフィスで開業するならば初期費用が安く済み、経済的ではある。レンタルオフィス側でも法律事務所を活用事例に列挙しているところもある。
http://www.hayariki.net/poli/lawyer.html
しかし、法律事務所が他企業と同じファックス番号を使用することは問題が大きい。裁判所や相手方とのやり取りにはファックスが多用される。同じファックスを使用するならば、他者が内容を確認できてしまう可能性がある。

弁護士には高度な守秘義務が課せられている。当然のことながら、レンタルオフィスと秘密保持契約を締結しているだろうが、それで弁護士に課せられる守秘義務を満足できるかが問題である。

セキュアトラスト法律事務所の広告は誤解を招く

弁護士や法律事務所の広告自由化によって、虚偽広告や誤導または誤認を招く広告、誇大広告あるいは過度に期待を抱かせるような広告などの問題も生じている。その一例としてセキュアトラスト法律事務所(中島賢悟代表)を紹介する。

セキュアトラスト法律事務所はウェブサイト「交通事故問題解決相談所」で「当事務所は、交通事故案件を専門的に取り扱っている事務所です」と記載する。ところが、セキュアトラスト法律事務所のウェブサイトのメニューには「債務整理」「任意整理」「自己破産」「過払い金返還請求」「民事再生(個人再生)」しかなく、「事例一覧」も「債務整理相談事例」「債務整理相談事例」「過払い金返還請求相談事例」となっている。どう見ても債務整理専門の法律事務所である。

また、「交通事故問題解決相談所」では代表者・中島賢悟のプロフィールに「交通事故を専門的に扱う法律事務所2箇所の勤務経験を経て、独立」と書かれている。しかし、中島賢悟が勤務した事務所は、弁護士法人アクティブイノベーション、弁護士法人アヴァンセである。どちらの事務所も「交通事故を専門的に扱う法律事務所」ではない。セキュアトラスト法律事務所の広告記事は、交通事故を専門とする法律事務所であると消費者の誤解を招く内容である。
http://hayariki.net/poli/lawyer.html

Re: 28日の日記

東急不動産及びグループ企業(東急リバブル等)は最初から消費者から身ぐるみ剥ぐことを予定していた。全ては計画的な策略であった。東急不動産の悪辣な計画は不利益事実を隠蔽して無価値な物件をだまし売りすることだけではない。無価値な物件であると気付いた被害者に住み替えさせることも東急不動産の策略のうちである。最初に嘘をついてだました以上、一歩踏み出して仲介手数料で儲けても悪徳不動産業者にとっては同じことである。
既に東急リバブルは買い替えで稼ぐために林田力に浅ましいチョッカイを出していた。アルスの販売を代理した東急リバブルは裁判係属中の二〇〇五年九月一日に林田力に「ご紹介特典のご案内」と題して不動産の買い替えを勧誘するダイレクトメールを送付した。林田力が売買代金返還を求めて争っている状況にもかかわらず、ダイレクトメールを送りつけることは無神経も甚だしい。まさに「舌の根も乾かないうちに」である。
問題解決において感情は無視できない要素である。人間は感情の動物である。これだけ文明が発達し、コンピュータが身近なものになり、人間の根本である遺伝子さえ解明されつつある時代であるが、人間が感情で行動していることは変わらない。
林田力は気分が悪くなった。身体を麻痺させるような恐怖感、前方の暗黒。林田力には怒りと共に悲しみがあった。林田力は行動しなければならなかった。即座に東急リバブル渋谷センターマンションチームの伊藤康幸リーダーに抗議した。
しかし林田力の抗議後も、ダイレクトメール送付が止まることはなかった。九月九日には東急不動産のリフォーム子会社・東急アメニックス(二〇〇八年に東急ホームと合併し、東急ホームズに改称)から「浄水器カートリッジ交換のご案内」と題して浄水器カートリッジと換気扇のフィルターのダイレクトメールが送付された。そこには「東急アメニックスパートナー営業部 担当:楠本・森・新倉・佐々木」と記載されていた。
http://yaplog.jp/hayariki/archive/617

東急グループは問題物件を売りつけただけでは飽き足らず、被害者に対し、次々と商品を売りつける悪質リフォーム業者と同種の業者である(次々販売、多重契約被害)。悪質リフォーム業者はだましやすい人を「まるい客」、騙されて何度も契約を締結する人を「どんまる」と呼び合い、消費者を食いものにしてきた。血も涙もない残酷な企みであり、悪徳東急の面目躍如である。
この経緯があったために林田力が東急不動産の解決案を拒否することは当然の選択となった。東急不動産の提案を聞き続けるならば、耳から毒が流れ込み、腸が腐ってしまう。東急不動産は消費者を陥れ、グループ企業全体で、その残骸を奪い合う。まるでライオンが食べ残したシマウマの腸や骨に群がるハイエナのように。ハイエナが食べ残した死骸に群がるハエの幼虫のように。
東急リバブル・東急不動産は無尽蔵の現金を鷲づかみにできることを期待しながら、鉤爪を尖らせ、鋭い牙をむき、飢えに目をぎらつかせて空を旋回するハゲタカであった。消費者から搾り取れるだけ搾り取ろうと、手薬煉引いて待ち構えている連中である。金の臭いを嗅ぎ分け集るシロアリの貪欲さと執念には寒気がする。

二子玉川ライズ住民訴訟が実質的和解で終結
http://hayariki.net/futako/appeal120313.html

2012年4月27日金曜日

東急不動産だまし売り裁判の平明

「東急不動産だまし売り裁判こうして勝った」の特徴は平明な言葉と簡潔な論理である。林田力の言葉にはヒューマニティーが溢れている。消費者は単にシステムの中で合理的な計算で行動するアクターではない。社会から認知されること、尊敬されることを求める存在である。
http://hayariki.net/

世田谷区政の現状と課題を考える懇談会

世田谷区政の現状と課題を考える懇談会
保坂区長も参加します。
新しい区政が始まって1年がたちました。
私たちの政策から見て、前進したこと、停滞していること、まだ手つかずのことなど、区政の1年を振り返りながら、今後の区政のあり方を保坂区長とともに考える会を開きます。
どなたでもご参加いただけます。誰もが安心して生活できる世田谷区をつくるためにご一緒に考えていきましょう
★日時=6月3日(日)午前10時〜
★会場=東京土建世田谷支部会館
主催:新しいせたがやをめざす会
http://hayariki.net/setagaya/

2012年4月26日木曜日

東急リバブル東急不動産との闘い

東急リバブル東急不動産は草野球のキャッチャーみたいな企業である。その心は「みっともない」(ミットもない)。これは映画『幸せの黄色いハンカチ』での高倉健の台詞である。腐りきった詐欺的商法に群がる亡者どもの浅ましさ。思わず無礼極まりなき暴言に及び、誠に申し訳ない。しかし、これが東急不動産だまし売り被害者の率直な思いである。

これほどまでに消費者を愚弄する東急リバブル東急不動産に行動で示さなければ、それだけで消費者運動は敗北である。消費者の暮らしを破壊する東急不動産だまし売りは、連帯して止めていかなければならない。東急不動産だまし売りに異議を申し立てる。日々の生活の中でも追及していく。文字通り総力をあげて奮闘する決意を表明する。

東急リバブル東急不動産との闘いは簡単に勝負がつく闘いではない。「ネバー、ネバー、ネバー、ネバー・ギブアップ」の精神が求められる。これはドイツとの攻防に勝利した英国のチャーチル首相の言葉である。もし、東急不動産工作員から圧力を受けたとしても、それはそれで本望である。まだまだ長い闘いが待っている。どうか東急不動産だまし売り被害者を忘れないで欲しい。
http://yaplog.jp/hayariki/archive/617

東急不動産だまし売り被害者の林田力が東急不動産との売買契約を取り消したことは正解である。東急リバブル東急不動産だまし売りマンションや欠陥住宅は必要ない。東急不動産物件なしで、幸せに暮らしたい。林田力が屑物件を抱えて泣き寝入りしたならば、この先冷たい血を抱えて何年も向き合っていかなければならない。
売買契約を取り消したとしてもマンションだまし売り前の生活に戻ることは容易ではない。東急不動産の不誠実な対応による痛みは消えない。それでも東急不動産の欠陥マンションに住まずに大変な問題を解決することは、東急不動産の欠陥マンションに住み続けながら単純な問題を解決することに比べたら、一万倍も楽である。

不動産トラブルの深刻さ

不動産取引で消費者トラブルが起きやすいという御指摘は正当です。それは不動産という商品の性質によります。一般の消費者にとって不動産の購入は一生に一度あるかないかの大きな買い物です。つまり、不動産購入者はリピーターにはなりません。
言うまでもなく消費者は、商品が期待外れだったり、不誠実な対応をされたり、不利益事実を隠してだまし売りされたならば、二度と同じ業者から買い物をすることはありません。それは普通の商品を販売する業者にとっては困ることです。一見客よりもリピーターによって成り立つ業者がほとんどです。少子高齢化の低成長時代は一層リピーターが重要になります。それ故に普通の業者は、それなりに誠実な対応をするものです。さもなければ消費者から見放され、市場から淘汰されます。
ところが、不動産は元々、リピーターが期待できません。それ故に売ったら売りっぱなしが横行しやすいという構造的な問題を抱えています。この点を悪用しているのが東急不動産だまし売り裁判での東急リバブル東急不動産です。東急の問題体質の背景については別にまとめます。だからこそ、「東急不動産だまし売り裁判こうして勝った」のように不動産トラブルの情報を周知することが大切です。林田力
http://hayariki.net/

東急不動産や東急電鉄の問題体質

東急不動産だまし売り裁判や二子玉川ライズ問題など、東急リバブル・東急不動産・東急電鉄には不誠実な体質が露骨です。それは強盗慶太と呼ばれる悪評だらけの創業者に遡ります。二代目三代目もゴルフ三昧など悪い意味でのボンボンで悪評ばかりでした。早くから創業者一族が東急グループの経営の中枢から排除され、無責任なサラリーマン化が進行しました。それが住民無視、消費者無視の無責任体質に現れています。同じ成り上がり財閥でも二代目に作家が出た西武とは対照的です。
また、首都圏私鉄の歴史から東急電鉄の問題体質を説明することもできます。ほとんどの首都圏私鉄は寺社参詣や観光を目的として発展してきました。西武は長瀞、京王は高尾山、小田急は箱根、京成は成田山、京急は川崎大師です。このために私鉄には観光客や参拝客へのホスピタリティという要素が多かれ少なかれ存在します。
ところが、東急電鉄にはありません。沿線開発の金儲けのみです。乗客を貨物のように詰め込んで利益を上げるメンタリティになります。これが不動産分野では東急不動産だまし売り裁判や二子玉川ライズ問題に行き着きます。林田力
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2012年4月25日水曜日

東急リバブル東急不動産だまし売りへの抗議

東急リバブル東急不動産への抗議運動に出遅れということはない。「今回は出遅れたから、何もしない」は最悪である。今からでも声明を出し、要請メールを発信する意義はある。改めて東急不動産だまし売りに対する緊急の要請を呼びかける。一通でも多くの声を届けることに意味がある。短いもので構わないので、御協力をお願いする。

今声を大にして東急リバブル東急不動産に異を唱えねば将来に禍根を残すことは誰の目にも明らかである。より安全な住宅を選択することは消費者の権利である。マンションだまし売りの東急リバブル東急不動産を排除することは正当である。東急不動産だまし売りを糾弾する活動は平和に生きる世界のための活動と深くつながっている。

消費者運動の側では怒りに燃えて、新たな動きが起こっている。東急リバブル東急不動産の悪しき経営体質には厳しい眼差しが向けられている。人々は東急リバブル東急不動産の欺瞞にもはや欺かれはしないし、従うこともしない。なぜなら、それは消費者の人権に関わるものであることを知っているからである。
http://yaplog.jp/hayariki/archive/617

東急不動産だまし売りへの批判は、ますます広がっている。東急不動産だまし売りへの批判には、道理も、世論のバックアップもある。多くの市民運動家や消費者運動家、住民運動家、組合運動家ら幅広い人々が東急不動産だまし売りへの抗議に加わっている。

銀河英雄伝説外伝黄金の翼

銀河英雄伝説外伝・黄金の翼は少年時代を描く。イゼルローン要塞の攻防戦が描かれる。
十六歳の若さで駆逐艦の艦長となったラインハルトはイゼルローンに配属される。軍隊内では陰湿なイジメが横行するが、それを返り討ちにするラインハルトとキルヒアイスが清々しい。
後に大艦隊を指揮するラインハルトも駆逐艦一隻を指揮するだけであるが、非凡な能力を発揮する。「戦艦を撃墜してみろ」と挑発する憲兵に対し、駆逐艦で戦艦を撃墜できるわけがないと前線兵士の立場から嘲笑する。「挑戦してもいないのに無理というな」的なガンバリズムの出てくる余地はない。林田力
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小説平清盛

小説平清盛は日本初の武家政権を打ち立てた平清盛の半生を描く歴史小説である。一般に平氏は公家化して弱体化したと位置付けられる。本書では平治の乱で勝者になった清盛が武士の限界を悟り、積極的に平家の公卿化を推進する。
平家物語では奢る平家の中で良識派に描かれた長男の重盛は武士の存在意義を主張する人物となっている。藤原摂関家への復讐も武家の習わしを優先させたためである。
平氏政権末期の汚点とされることもある南都焼き討ちも、清盛の反乱鎮圧への強い決意の現れと描く。
「平家にあらずんば人にあらず」の言葉で知られ、おごる平家の代表格と見られる清盛の義弟・平忠時は縁の下の力持ち的な参謀と描かれる。
源氏の棟梁・源義朝は前半のライバルである。父子や兄弟間の骨肉の争いを特徴づける。後に鎌倉幕府を開くことになる源頼朝は兄弟への冷酷さで有名である。それは頼朝個人の性格というよりも源氏の伝統であった。林田力
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2012年4月24日火曜日

安易な大学中退者は青山テルマを見習おう

【PJニュース 2012年4月24日】歌手・青山テルマは上智大学を卒業したことを3月26日に自身のブログ「青山テルマのONE WAY」で報告した。着物に袴姿の写真を掲載した上で「この度、私 5年半もかけて、上智大学を卒業しました」と記述する。単位を落としたために5年半がかりの卒業となったという。安易な大学中退者が多い中で立派である。素直に卒業を祝したい。卒業おめでとう。

テルマはトリニダード・トバゴ人と日本人のクォーターである。2008年1月リリースのセカンドシングル『そばにいるね』がヒットし、女子大生歌姫として注目を集めた。これまでも大学生との対談などで「学校に行った方がいい」と話しており、言行一致、主張の一貫性を示した。ブログには以下のように記載する。

「もしそんな私が学校を辞めてしまったら、私が言った言葉がすべて嘘になってしまうのと同時に、これから私が歌ったり、発信する『言葉』が軽く聞こえてしまう。それが一番嫌だった。それが一番ダサイと思ったの」
http://www.pjnews.net/news/794/20120328_1
何年かかったとしても卒業することは立派である。中退で偉そうにしている人間もいるが、テルマの姿勢を見習ってほしいものである。大学入学者には卒業することが当然のこととして期待される。その当たり前のことができずに現実から逃げ出す安易な中退者が多い。安易な理由による中退は経済的事情で進学を断念した学生や中退せざるを得ない学生らに失礼である。高等教育という希少なリソースの無駄遣いになる。親に学費を払ってもらいながら学校に行かず、アルバイトをしても服や遊びのためにしか使わなかった中退者は最低である。

大学は入学も容易ではないが、卒業も困難である。難関大学ほど単位認定も厳しく、卒業も難関である。合格時や入学時ばかり話題になるが、卒業して初めて賞賛に値する。たとえ偶然やラッキーや裏口で入学できたとしても、大学のレベルについていくことは難しい。大学での学問は高校までの勉強とは質的に異なる(林田力「大卒から感じた高卒のギャップ」PJニュース2010年11月23日)。
http://www.pjnews.net/news/794/20101122_7

卒業したとしていないでは大違いである。最終学歴に「○○大学中退」と書き、大学中退を高卒よりも立派な肩書と勘違いしている愚か者も多いが、実態は正反対である。中退は大学受験で不合格になることよりも恥ずかしい。受験の不合格は履歴書に書かれないが、中退は、その後の人生にも付きまとう。逃げ出した後悔を抱えて生きていかなければならない。
http://yaplog.jp/hayariki/archive/616

後で「卒業しておけばよかった」と後悔するよりも、何年かけても大学は卒業した方がいい。その方が悔いは残らない。人生の中で学生生活の時間を長く取れることは見方によっては幸せである。卒業までに身に着けた知識や考え方は将来様々な場面で役に立つことになる。【了】

二子玉川ライズ住民訴訟報告・交流会

二子玉川ライズ住民訴訟報告・交流会が2012年4月7日、東京都世田谷区等々力の玉川区民会館で開催された。二子玉川ライズ住民訴訟に対して様々な思いが寄せられた。
原告の原動力は「東急電鉄や東急不動産の金儲けの開発に税金を出すことは不当」という思いである。
裁判の中で明らかになったことは数多く存在する。再開発地域は風致地区であり、都市計画公園予定地であった。ところが、世田谷区の助役と東急電鉄の密約(協定)によって都市計画が歪められた。この密約によって、密約で記された通りに再開発地域に超高層ビルが建設できるようになった。
二子玉がライズに対する補助金の杜撰も明らかになった。領収証なして補助金を交付している。
裁判では公共性も問題になった。二子玉川ライズは分譲マンション、賃貸オフィス、ショッピングセンターと公共性がない。これは素朴な思いであるが、裁判では専門家の意見書などで実証された。
二子玉川では二子玉川ライズ以外にも関連する開発問題が起きている。多摩川の暫定堤防によって、桜が咲いても散歩をしたくない河原になった。
二子玉川ライズに対する世田谷区の姿勢には変化が見られる。世田谷区の平成24年度予算では二子玉川ライズへの補助金を約7億円削除したという。区側からは「今後は補助金の出し方を慎重にしなければならない」との発言も出た。
世田谷区とは異なり、再開発組合や東急電鉄は依然として責任逃れの姿勢である。東急電鉄には二子玉川開発部という部署が玉川にあるが、住民と接点を持っていない。
http://yaplog.jp/hayariki/archive/614

【林田力コメント】
東急電鉄の二子玉川ライズ関連部署には都市開発事業本部ビル事業部二子玉川開発部(友澤集・統括部長)と都市開発事業本部ビル事業部二子玉川ライズ運営部(秋山浄司・統括部長)がある(東京急行電鉄株式会社「人事異動に関するお知らせ」2012年3月28日)。
東急電鉄のウェブサイト「STRATEGIC FUTURE その先を創る。」には二子玉川ライズの担当者として、須貝愼太郎・都市生活創造本部ビル事業部二子玉川開発部施設設計担当兼二子玉川ライズ運営部企画担当が紹介されているが、そこには開発業務を通じて得たことは「鈍感力が増したこと」とする。確かに日常生活にも支障が出ている住民被害に鈍感でなければ二子玉川ライズの開発や運営を担当できないだろう。

2012年4月23日月曜日

ミラー衛星衝突下巻

上巻のラストで陰謀の存在が明確化するが、下巻に入ってもアクションやミステリー色以上に生活臭さが濃厚である。故郷の惑星から持ってきて壊された鉢植えに対してマイルズは感傷的になる。81頁。それはSF作品である必然性がないほど、普遍性のある心理描写である。SFと言っても技術を描くことが目的ではなく、小説は人間を描くものであると再認識させられた。
「ミラー衛星衝突」は洋書の翻訳作品である。現在の国境や民族とは別次元を舞台としたSF作品であっても、作者の頭の中で作られた作品である以上、作者が生活する分化とは無縁ではない。日本人にとっては異文化体験が可能である。
本書に描かれる欧米文化としてファーストネームを短縮してニックネームで呼ぶ風習がある。たとえば、エカテリンとエティエンヌの夫婦は互いをカット、ティエンと呼び合っている。その息子ニコライはニッキと呼ばれる。一般にニックネームで呼ぶことは親しみを込めたものと解説されるが、その距離感が非ネイティブには難しい。親しくない人間が勝手に名前を短縮して呼べば侮蔑になる。本人は「親しみを込めた」と言い訳しても意味がない。分かりやすい例を挙げれば日本人を意味するジャパニーズJapaneseをジャップに短縮すれば蔑称である。
ミラー衛星衝突では夫が妻を短縮した愛称で呼ぶことについて、妻に好意を寄せる主人公が妻を大切にしていない現れと受け止める。相手を愛しているならば相手の名前を正確に発生し、その語感を味わうべきという発想である。欧米諸国におけるニックネームの奥深さを実感した。
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『ネットと愛国』ネット右翼の矛先は正しいか

安田浩一『ネットと愛国 在特会の「闇」を追いかけて』(講談社)は在特会(在日特権を許さない会)のルポタージュである。在特会のメンバーに取材し、在特会に参加した動機や在特会の何に魅せられたのかを明らかにする。

『ネットと愛国』では在特会のメンバーを黒塗りの街宣車で騒ぎ立てる従来型の右翼と区別する。「大人しい、ごく普通の、イマドキの若者」を中心とする新しい形の右翼運動と位置付ける。

若年層中心という視点は正しいものの、「大人しい、ごく普通の、イマドキの若者」という形容については同意できない人もいるだろう。在特会の暴力的な抗議行動による被害者が存在する。その活動は日教組などの左派系団体の集会を妨害する伝統的な右翼と変わらない。

人種差別主義者が家庭では良き父親、コミュニティでは良き隣人である例は別に珍しくない。普通そうに見えることは評価尺度として重要ではない。『ネットと愛国』も普通の若者であることを積極的に評価するのではなく、そこから日本社会の闇の深さを浮き彫りにする。

若年層が右傾化した原因として、格差拡大など日本社会の矛盾がある。ネットカフェ難民や内定取り消し、ニート、派遣切り、ワーキングプアなど矛盾を背負わされた若年層が社会に疑問を抱き、政治意識を高めることは当然である。

しかし、その怒りを在日コリアンや労働組合・左派市民運動に向けることが正しいかは疑問である。日本社会の矛盾は少数派の反日売国勢力が社会を歪めているために生まれたものだろうか。むしろ体制側が矛盾を構造的に作り出しているのではないだろうか。

私は東急不動産(販売代理:東急リバブル)から不利益事実を隠して新築マンションをだまし売りされた経験がある(林田力『東急不動産だまし売り裁判 こうして勝った』ロゴス社、2009年)。それ故に虐げられた人々の社会への怒りは大いに共感できる。

一方で東急不動産だまし売り裁判では怒りの矛先を正しい相手に向けることの難しさも実感した。マンション住民同士の対立、管理会社に抱き込められた管理組合役員、地上げブローカーの暗躍など、だまし売り被害者を消耗させ、結果的に東急不動産への責任追及を鈍らせかねない出来事にも遭遇した。

ネット右翼と呼ばれる人々も社会の矛盾によって傷つけられた自尊心を民族的自尊心で穴埋めすることが正しい解決策であるか、それこそが矛盾を作り出す体制の思う壺ではないか、考える必要があるだろう。
http://www.honzuki.jp/book/status/no68551/index.html
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林田力『東急不動産だまし売り裁判 こうして勝った』
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2012年4月22日日曜日

東急不動産の自業自得である

東急不動産関係者は目が虚ろであった。林田力を見る彼らの目は憎しみのみで、善意の欠片もなかった。色彩を全く欠いた真っ黒な憎悪。彼らほど頑迷で根性の腐った連中には今まで会ったことがなかった。だが、彼らが敗訴を予感していることは林田力にも分かった。

悪徳不動産業者の頭を占領していたものは煮えたぎるような痛みだけであった。そしてそれを通して恐ろしい形が激しくぶつかってきた。何か醜怪なものが分裂し、焼けるように熱い酸がほとばしった。耳を打つ凄まじい音が聞こえ、メラメラと燃える炎に窒息させられそうになった。

東急不動産は最後まで責任ある立場の人間を出さなかった。下らない、取るに足らない、何の責任もない人間しか出さなかった。生意気を言うくせに、まだまだ中身は他愛のない子どものような連中ばかりであった。大島はアルスの建築にも関与していない人物である。大島や関口のような末端従業員にできることは一つもない。林田力は一生に一度の買い物で東急不動産にだまし売りされ、屑物件をつかまされた。大島や関口のような末端従業員では、それをどうすることもできない。

林田力は大島の目を睨みつけ、可能ならば文明国の環境が許す範囲で罵詈雑言を吐きかけてやりたかった。今回も自制心が必要であった。襟首を掴まれ、怒鳴りつけられないだけでも感謝されたいくらいである。

ほんの少しも勝訴の見込みのない裁判は、当事者には却って気楽である。東急不動産にとっては、それが消費者契約法違反訴訟である。だから大島や関口のような平社員を出席させるのだろう。仮に諸葛孔明が東急不動産の参謀になったとしても形勢逆転の妙手は浮かばない。それくらいの末期的な状況であった。「東急不動産の自業自得である」としか言いようがない。
http://yaplog.jp/hayariki/archive/613

東急不動産だまし売り裁判の判決

東急不動産だまし売り裁判の判決は二〇〇六年八月三〇日一三時三〇分から東京地方裁判所五〇二号法廷で言い渡された。二〇〇五年二月の提訴以来、一年半が経過していた。

東急不動産を相手に訴訟手続を進めることは果てのない泥沼にズブズブと足をとられ、両手で片足を引き抜き、次に別の片足を引き抜き一歩前進するようなものであった。巨大な肥溜めに鼻まで沈められ、これ以上あと僅かでも吸い込んでしまったならば溺れてしまいそうな気分になってしまった。しかし遂に審判の日が来た。今日は林田力が正義を受け取る日である。それ故に今日は林田力にとってすこぶる重要な一日である。

林田力は東急不動産のマンションだまし売りによって、当然に大きな精神的衝撃を受けた。東急不動産の暴挙に対しては強い怒りを抱き、消費者契約法違反訴訟を提起した。その後、全国の多くの人々から熱烈な支援を受けた。また、各分野における専門家から懇切な指導を受け、無道に蹂躙された林田力の名誉の回復を願って、裁判を進めることができた。

東急不動産だまし売り裁判において、林田力は利用できるコネクションを総動員して、関係者と接触した。チャンスの女神は周到さを好む。たった一つでもないように食い違いがあった時は改めて話を聞き直した。裁判所に提出される証拠は全て複数の専門家が調べ、分析し、議論した。出費は惜しまなかった。実施できることは全て実施した。
http://yaplog.jp/hayariki/archive/612

2012年4月21日土曜日

銀の匙3=?iso-2022-jp?B?GyRCNCwbKEI=?=

銀の匙3巻は夏休みの農家でのアルバイト生活の続きから始まる。これまで八軒は、個性的な周囲の人々や都会生活とは異なる農作業に驚き、振り回される立場が強かった。読者に近い立場の主人公であった。
これまでもピザ作りの中心になるなどキャラクターの特異性の片鱗は見せていたが、それが第3巻では深まっている。味覚の鋭さは以前から描かれていたが、親がいいものを食べさせてきたためではないかと示唆される。家族とはうまくいっていないような流れであったが、食育の点ではまともな親のようである。
夏休みが終わり、学校が始まると、八軒が豚丼と名付けて世話をしていた子豚の出荷という問題に直面する。畜産を扱う作品では描かれ続けたテーマである。悩み続けた八軒が出した結論がユニークなものであった。そこまで考えなくても、もっと安易に生きることは可能である。物語の主人公としての個性を出している。林田力
http://hayariki.net/

第4回戦争と貧困をなくす国際映像祭

(拡散希望、転送・転載歓迎)
4月28日(土)第4回"戦争と貧困をなくす国際映像祭"東京
"We Are The 99%〜1%が支配する戦争と貧困と原発の世界を変える〜"

独立した市民のメディアによって、戦争と貧困と原発のない社会を創りだしていくことを目的に、第4回"戦争と貧困をなくす国際映像祭"を全国7都市で開催しております。
http://www.videofes.jp/
アメリカのオキュパイ運動、韓国で整理解雇と非正規雇用のない世界をめざす「希望バス」、日本の反原発運動、イラク戦争検証…
「いのちより金儲け」の今の社会を、私たち99%が変える。そんな希望をもてる力作がそろいました。
東京会場の海外ゲストは韓国オ・ソヨン監督です。
お誘いあわせのうえ、ご参加ください!

〜東京会場ご案内〜
【日時】2012年4月28日(土)10:00〜17:00
【場所】明治大学 駿河台キャンパス リバティタワー1011教室
(東京都千代田区神田駿河台1-1)
http://www.meiji.ac.jp/koho/campus_guide/suruga/access.html
JR中央線・総武線、東京メトロ丸ノ内線御茶ノ水駅下車 御茶ノ水橋口から徒歩3分
東京メトロ千代田線新御茶ノ水駅下車 B3出口から徒歩5分
都営地下鉄三田線・新宿線、東京メトロ半蔵門線/神保町駅下車 A5出口から徒歩5分
【参加費】
[一般]当日1,500円(前売1,300円)
[大学生・失業者・シルバー・障がい者]当日1,000円(前売800円)
[高校生以下]500円
主催:第4回「戦争と貧困をなくす国際映像祭」実行委員会
共催:社会思想史研究会

【プログラム(予定)】
《第1部》10:00〜
(1)『One Year Later〜3.11新たな時代の幕開け〜』(国際映像祭実行委員会/20分)
(2)『HIBAKUSHA〜広島から福島へ続く原子力ビジネス〜』(ドロテ—・メンツナー、ラルフ・ニーマイヤー/66分)
(3)3分間公募映像作品集パート1(約30分)
*休憩30分程度

《第2部》13:00〜
(1)『戦争で儲けるな!〜イラク戦争検証委員会を設置させよう〜』(イラク平和テレビ局in Japan/15分)
(2)『Occupyバークレー〜歴史は今よみがえる〜』(マブイ・シネコープ/30分)
(3)3分間公募映像作品集パート2(約30分)
*休憩10分程度

《第3部》14:50〜
(1)『塩花の木々、希望のバスに乗る。�』(The FUL Production/40分)
オ・ソヨン監督スピーチ
(2)3分間公募映像作品集パート3(約30分)
(3)感想交流会
《閉会》17:00

【招待作品紹介】
『One Year Later〜3.11新たな時代の幕開け〜』(国際映像祭実行委員会/20分)
あれから1年…。福島第一原発事故は多くの人々の日常生活を破壊し、今もなお放射能の不安に陥れています。政府・電力会社は事故の責任を取るどころか、未だに原発を再稼働させようとしています。この状況に人々が立ち上がり、脱原発運動が全国的な広がりを見せています。それは新しい社会変革運動の息吹となっています。

『HIBAKUSHA〜広島から福島へ続く原子力ビジネス〜』(ドロテ—・メンツナー、ラルフ・ニーマイヤー/66分)
3.11から一年を経た日本。巨大な力で進められてきた原子力政策と、それに対抗し立ち上がる民衆の姿を伝えるドキュメンタリー。2月に来日したドイツ人ジャーナリストラルフ・二ーマイヤー氏とドイツ左翼党のエネルギー政策担当ドロテー・メンツナー連邦議員の共同監督作品。2012年3月11日にドイツ、フランスでテレビ放映され、大きな反響を呼んだ。
《ドキュメンタリー出演》
肥田舜太郎(医師)、小出裕章(京大原子炉実験所助教)、アイリーン・美緒子・スミス(グリーン・アクション)、山本太郎(俳優)、中島哲演(明通寺住職)、服部良一(衆議院議員)、田中利幸(歴史家・広島市立大学広島平和研究所教授)、村田訓吉、増山麗奈
ほか
《日本語版制作》村田訓吉、増山麗奈
《ナレーション》藤波心

『戦争で儲けるな!〜イラク戦争検証委員会を設置させよう〜』(イラク平和テレビ局in Japan/15分)
100万人以上の犠牲者を出したイラク戦争に日本は9000人にのぼる陸上自衛隊を南部のサマワに派兵し、航空自衛隊で米軍を運んだ。米軍が撤退した今、何の謝罪も補償もしないまま、日本の企業がODA(政府開発援助)を使って南部の石油を初めとするイラクでの利権争いに乗り出している。戦争の過ちを認めず、儲けにひた走る政府・企業のやり方を許さないために、戦争責任を追及する"イラク戦争検証委員会設置"を実現しましょう。

『Occupyバークレー〜歴史は今よみがえる〜』(マブイ・シネコープ/30分)
ニューヨーク・ウォール街に始まったオキュパイ運動はまたたく間に全米各地へ。いつも時代を先取りするUCバークレー校キャンパスもいち早く連帯してオキュパイを開始した。バークレー校のゼネラル・アッセンブリー、11月15日の1万人集会の息吹を伝えます。オキュパイ運動が市民全体に生き生きと広がる姿を追います。

『塩花の木々、希望のバスに乗る。�』(The FUL Production/40分)
キム・ジンスクの高空籠城闘争は200日を超えていた。'整理解雇と非正規雇用のない世界のための希望のバス'も、彼女を応援するために何度も彼女の元へと走った。これは日本だけでなく海外にも広く伝えられるようになり、希望の飛行機も韓国に降り立った。その結果、彼らの声に耳を貸さなかった韓進重工業の経営陣に対する国会聴聞会がTVで生放送された。この日、希望のバスの乗客たちはこれから韓進重工業の整理解雇問題も解決され、キム・ジンスクは生きて地上に降りてくると期待したのだが・・・
http://yaplog.jp/hayariki/archive/611
2012/4/21
〜30 全国7都市で開催!!
戦争と貧困をなくす国際映像祭2012
We are the 99% 〜1%が支配する戦争と貧困と原発の世界を変える〜
[web] http://www.videofes.jp
[blog] http://ivf.blog.so-net.ne.jp
[facebook] http://www.facebook.com/videofes

2012年4月20日金曜日

東急不動産だまし売りは犠牲のシステム

東急不動産だまし売りは犠牲のシステムである。東京大学大学院総合文化研究科の高橋哲哉教授は「犠牲のシステムでは、在る者(たち)の利益が、他のもの(たち)の生活(生命、健康、日常、財産、尊厳、希望等々)を犠牲にして生み出され、維持される。犠牲にする者の利益は、犠牲にされるものの犠牲なしには生み出されないし、維持されない」と指摘する。
東急リバブル東急不動産の利益は、消費者や住民の生活(生命、健康、日常、財産、尊厳、希望等々)を犠牲にして生み出され、維持される。東急リバブル東急不動産の利益は消費者や住民の犠牲なしには生み出されないし、維持されない。腐りきった詐欺的商法に群がる亡者どもの浅ましさ。思わず無礼極まりなき暴言に及び、誠に申し訳ない。しかし、これが『東急不動産だまし売り裁判』読者の正直な気持である。
東急不動産だまし売り被害を考える上で必要なものは想像力である。東急不動産だまし売り裁判は何よりも生活の話である。そこにはどのような思いがあり、どのような声があり、生活があるのか。東急不動産だまし売りは人間がどこまで醜くなれるかを学ぶための試練なのだろうか。それとも魂の永遠の堕落なのだろうか。自問が深まるだけ暗い気持ちにさせられる。
http://yaplog.jp/hayariki/archive/612

圓さん、天下を回る

お金に触れると、その使われ方が分かるという超能力を持った女性を主人公とした小説である。舞台は現代に近い近未来の日本である。経済は疲弊し、膨大な国債によって日本政府はデフォルト寸前である。街には失業者があふれ、暴動に近いデモも頻発している。主人公も企業買収でリストラされて無職という格差社会の犠牲者である。政府は国民の生活を守るためではなく、デフォルトを避けるために国民に隠れて陰謀を企んでいる。まさに悲観的であるが、リアリティのある未来予測になっている。
本書は軽い気持ちで読める小説であるが、登場人物の会話や思考を通して経済理論が展開される。その点で「もしドラ」や「女子大生会計士の事件簿」と似たような味わいがある。しかし、上記の書籍が難しい理論を分かりやすく解説することが魅力であるのに対し、本書の魅力は現代の金融資本主義の矛盾に対する解決策を提示しようとしているところにある。
そこには利子による搾取と支配、それに対抗する価値として自由貨幣という大きな問題もある。一方でショッピングセンター進出による地域商店街の荒廃というローカルな話題もある。ショッピングセンター出店の問題は第一次的には大企業と自営業者の利害対立である。しかし、本書では買い物難民という点で、消費者の問題であることを明らかにする。さらに効率的な企業が非効率な企業を淘汰することで市場が発展するというような新自由主義的な話にもならない。ショッピングセンターは無責任にも撤退し、後には荒廃と買い物難民だけが残るという展開が待っているためである。二子玉川ライズの行く末を見る思いがした。林田力
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2012年4月19日木曜日

東急不動産だまし売り裁判への関心

東急不動産だまし売り裁判に多くの関心と報道を要請する。東急不動産だまし売りを黙って見過ごすわけにはいかない。東急不動産だまし売りを平然と受け容れる社会には暮らしたくはない。東急不動産だまし売り事件の根本を徹底的に議論する必要がある。東急不動産だまし売り裁判を契機として何が真実で何が本物かを見極める力を磨きたい。
消費者運動は東急不動産だまし売り事件で東急リバブル東急不動産に完全に後れをとった。恥ずかしい限りである。しかし、東急リバブル東急不動産のマンションだまし売りを既成事実と認めるつもりはない。東急リバブル東急不動産への抗議運動に出遅れということはない。「今回は出遅れたから、何もしない」は最悪である。今からでも声明を出し、要請メールを発信する意義はある。
消費者運動の側では怒りに燃えて、新たな動きが起こっている。東急不動産だまし売りへの批判には、道理も、世論のバックアップもある。東急不動産だまし売りへの批判は、ますます広がっている。多くの市民運動家や消費者運動家、住民運動家、組合運動家ら幅広い人々が東急不動産だまし売りへの抗議に加わっている。東急不動産だまし売りを糾弾する活動は平和に生きる世界のための活動と深くつながっている。
東急不動産だまし売りを撲滅するために具体的な行動に移そう。東急不動産だまし売り撲滅運動は今、スタートラインについたばかりである。東急不動産だまし売り被害者の声を表に形に表すことができるような消費者運動の進め方が必要とされている。全ての消費者・市民の団結を作り出そう。腐敗しきった東急リバブル東急不動産に「ノー」を突き付けるようお願いする。
東急リバブル東急不動産への抗議の声を上げよう。「ちょっと待って!東急不動産だまし売り」「生活を破壊する東急不動産だまし売り」「地域住民不在の二子玉川ライズ」「東急不動産はCSR(企業の社会的責任)を果たせ」など、皆の思いをアピールしよう。デモでは思い思いのパフォーマンスで東急不動産だまし売り反対を訴えていこう。心を一つにして、東急リバブル東急不動産への抗議の声を増やしたい。
http://yaplog.jp/hayariki/archive/611
東急不動産だまし売りは徹底的に周知させる必要がある。目的を見失い、論点を分散させてはいけない。国内外問わず老若男女に知ってもらうためにYoutubeやtwitter、mixi、Facebookなどの有名なサイトを利用しよう。ビラを作成してインターネットをしていない人々にも認知してもらおう。著名人が発言しやすい空気を作ろう。同じ考えをもつ著名人を増やそう。その著名人らの発言も広めて多くの人に東急不動産だまし売り裁判を考えてもらおう。
東急との紛争を抱える現地との連帯を強めていきたい。渋谷の本社の動向を注視しつつ、東急とのトラブルのある二子玉川ライズや品川区大井町など現地の住民運動とも連携を強めていきたい。『東急不動産だまし売り裁判』が消費者運動や市民運動の結節点となれば幸いである。

東急不動産だまし売りの不公正

東急リバブル東急不動産のマンションだまし売りは悪質で馬鹿げた企業行動であった。東急不動産は東急不動産だまし売り裁判においてフェアではなく、反倫理的であった。東急リバブル東急不動産のだまし売りは、人間としての可能性を無駄遣いするものであった。
貧困ビジネスのゼロゼロ物件業者と東急不動産工作員には、紛れもない相乗効果があった。東急不動産工作員の服装は、パジャマよりましとも言い難かった。
二子玉川ライズやブランズ田園調布、ブランズ文京小石川など、東急リバブル東急不動産の宣伝広告は東急不動産だまし売り被害者にとって工事現場のドリルやチューニングの合っていない楽器による演奏のような耐え難い騒音であった。音痴を集めた合唱団の歌声のようにたまらなく不快な響きであった。
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2012年4月18日水曜日

東急リバブル東急不動産に対する怒り

東急リバブル東急不動産に対しては怒りが渦巻き、怒りに震えている。東急リバブル東急不動産は消費者をたらい回しにし、無視するなど虐げ続けた。東急リバブルや東急不動産の営業は自分が聞きたいことしか聞かない連中であった。東急リバブル東急不動産は何様なのだろうか。全て目先のことだけを考えて決めているから問題になる。東急リバブル東急不動産は「日本人の悪い姿」に自分を近づけていることになり、自分の生きてきた道を自分で否定していることになることに気づいてほしいものである。
真実だから信じるのではなく、愚かさ故に信じているような悪徳不動産業者と分別のある話し合いができるだろうか。悪徳不動産業者は自己の理解力不足を棚に上げ、自社の価値観を押し付ける。悪徳不動産業者は本当のことを言うと激怒する。偏狭な悪徳不動産業者は正確な指摘も認めることができない。悪徳不動産業者は良いものを悪くし、本物を偽物と言い張り、嘘ばかりついては自己保身に懸命になる偽善者集団である。
東急不動産だまし売り裁判後も消費者や住民を踏みにじる東急不動産の企業姿勢は一向に変わっていない。まだまだ東急リバブル東急不動産には多くの問題がある。東急不動産物件の危険は依然として大きい。それは住環境破壊の二子玉川ライズにも表れている。東急不動産だまし売り裁判と二子玉川ライズ問題が同根であることを忘れてはならない。「東急不動産のだまし売りは終わっていない」として、東急不動産だまし売り事件を追及し続けていくことを申し上げ、闘争宣言とする。
http://yaplog.jp/hayariki/archive/610

ハンターハンター30巻

ハンターハンター30巻はキメラアント編が完結する。バトル漫画は主人公が敵キャラクターを倒す展開であるが、キメラアント編は異色である。人間の対極に位置すると思われたキメラアントの王の最後をヒューマニズムでまとめ、人間側の攻撃に人間の残酷さを描く。爆発後も体を蝕む薔薇の毒は放射能の内部被爆を連想させ、強烈な文明批判にもなっている。
ハンターハンターは下書き同然の絵が掲載され、定期的に休載することでも注目の作品である。キメラアント編完結で一休みに入ると予想されたが、そのまま新章に突入し、これまでと比べると相対的に長期の連載が続いている。ハンターハンターの度々の休載は作者の怠け癖と見られることも多いが、キメラアント編は作者にとっても難しいテーマであったと言える。林田力
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2012年4月17日火曜日

東急不動産だまし売りの野蛮

東急リバブル東急不動産による不利益事実(隣地建て替えなど)を隠したマンションだまし売りは野蛮な行為、単なる良識のない蛮行である。とんでもない愚行である。マンション購入者への冒とく・暴力である。消費者の信頼を裏切る犯罪でもある。東急不動産だまし売りは消費者の暮らしの隅々や社会の基盤、国のカタチまでをも大きく変える危険性を持っている。
東急不動産だまし売り被害を考える上で必要なものは想像力である。東急不動産だまし売り裁判は何よりも生活の話である。そこにはどのような思いがあり、どのような声があり、生活があるのか。東急不動産だまし売りは人間がどこまで醜くなれるかを学ぶための試練なのだろうか。それとも魂の永遠の堕落なのだろうか。自問が深まるだけ暗い気持ちにさせられる。
これほどまでに消費者を愚弄する東急リバブル東急不動産に行動で示さなければ、それだけで消費者運動は敗北である。東急不動産だまし売りに異議を申し立てる。日々の生活の中でも追及していく。文字通り総力をあげて奮闘する決意を表明する。
東急リバブル東急不動産との闘いは簡単に勝負がつく闘いではない。「ネバー、ネバー、ネバー、ネバー・ギブアップ」の精神が求められる。これはドイツとの攻防に勝利した英国のチャーチル首相の言葉である。もし、東急不動産工作員から圧力を受けたとしても、それはそれで本望である。まだまだ長い闘いが待っている。どうか東急不動産だまし売り被害者を忘れないでください。
http://yaplog.jp/hayariki/archive/615
東急不動産だまし売り被害者の林田力が東急不動産との売買契約を取り消したことは正解である。林田力が屑物件を抱えて泣き寝入りしたならば、この先冷たい血を抱えて何年も向き合っていかなければならない。売買契約を取り消したとしてもマンションだまし売り前の生活に戻ることは容易ではない。東急不動産の不誠実な対応による痛みは消えない。それでも東急不動産の欠陥マンションに住まずに大変な問題を解決することは、東急不動産の欠陥マンションに住み続けながら単純な問題を解決することに比べたら、一万倍も楽である。

2012年4月16日月曜日

ミラー衛星衝突上巻

ミラー衛星衝突はSFである。帝国の植民地となった惑星で太陽光を補うミラー衛星が貨物船の衝突により、破壊された。事故かテロか、真相を調査するために皇帝直属の聴聞卿が派遣された。
人類が地球以外の惑星に居住し、恒星間の旅行ができるほどの技術のある世界であるが、テクノロジーは完璧ではない。それがSF作品でありながら、物語を人間的にしている。
惑星コマールの大気は人間の生存に適しておらず、住民はドームの中で生存している。酸素を放出する植物を増やすなど人間が生存できる環境にするための地球化事業が数世紀前から進められているが、数世紀後になっても完了するか分からないという途方もない事業である。
ミラー衛星も数世紀前に建造されたものであり、再建は容易ではない。万里の長城やピラミッド、ローマの水道橋など古代のテクノロジーを連想させる。スクラップ・アンド・ビルドで数十年程度で建て替えを繰り返す現代日本の建築の貧しさを実感する。
物語の舞台となる社会は皇帝が支配する帝国である。ヴォルと呼ばれる貴族階級には男尊女卑や遺伝的疾患への差別・偏見という前近代的思想が根強い。
物語のヒーローのマイルズ・ヴェルコガシンは名門貴族の跡取り息子ではあるが、身体的なハンディキャップを抱えている。周期的に発作が起きるという不治の症状も抱えている。一般的なヒーロー像とは異なるユニークな設定である。
主人公的存在のエカテリン・ヴォルソワソンは妻は夫に従うという封建的な道徳観念に縛られて苦しんでいる。現代の進歩的な女性ならば一笑に付したくなる悩みである。しかし、上巻のラストでは自分の意思で決断する。周囲の人物の助言を受けてではなく、自分で考え抜いて決断するところに近代人の自我の誕生と重ね合わせることができる。
下巻に向けて陰謀が姿を現してくる。コマール人の反乱がほのめかされるが、価値が逆転しているところが難しい。バラヤー人の帝国がコマールを侵略し、征服した。コマールの降伏後にも非武装のコマール人が虐殺されるという蛮行が繰り広げられた。それ故に反乱側に感情移入したくなるが、主人公側が帝国となっている。下巻の展開に注目である。林田力
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東急不動産だまし売り裁判の経験

東急不動産だまし売り裁判や二子玉川ライズのビル風被害に象徴される東急グループ企業の企業倫理不備。消費者からは東急グループ全体に対する不信の声が数多聞こえて来る。何故、これほど東急グループにトラブルが続発する事態になってしまったのか。東急は今、虚心坦懐に問い直す時期に来ている。
東急不動産だまし売り裁判の経験は、それまでとは異なる人間に林田力を成長させた。この時から林田力は本当の人生を歩み始めた。政治と経済と歴史を勉強し、大勢の人々の前で話すことを学び、消費者運動に献身した。東急不動産の金儲け手段である都市開発を心底憎み、開発に反対する複数の自然保護団体にも寄付した。
林田力は正義のために戦った。正義のための戦いは消費者の権利を守る者として、林田力が日々行うことであった。東急リバブル・東急不動産を実名で告発することに躊躇の気持ちはあったかと聞かれることはある。しかし、後になって思い返してみても、そのような気持ちは思い出せなかった。
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人間にはそれぞれ定まった運命がある。この思想は東急不動産だまし売り裁判の経験から生まれたものであった。林田力は悪徳不動産業者から消費者の権利を守るように運命付けられたのであり、東急リバブル・東急不動産の登場は、そのお膳立てのためであった。
アダム・スミス『道徳感情論』は「倫理的、道徳的な問いかけを無くした時、つまり他者への痛みへの共感を無くした時、人間は、そしてその社会は、本質的に敗北する」と主張する。東急不動産だまし売りの反倫理性への問いかけをなくし、東急不動産だまし売り被害者達の痛みへの共感をなくした時、人間は、そして日本社会は敗北したことになる。

ミラー衛星衝突上巻

ミラー衛星衝突はSFである。帝国の植民地となった惑星で太陽光を補うミラー衛星が貨物船の衝突により、破壊された。事故かテロか、真相を調査するために皇帝直属の聴聞卿が派遣された。
人類が地球以外の惑星に居住し、恒星間の旅行ができるほどの技術のある世界であるが、テクノロジーは完璧ではない。それがSF作品でありながら、物語を人間的にしている。
惑星コマールの大気は人間の生存に適しておらず、住民はドームの中で生存している。酸素を放出する植物を増やすなど人間が生存できる環境にするための地球化事業が数世紀前から進められているが、数世紀後になっても完了するか分からないという途方もない事業である。
ミラー衛星も数世紀前に建造されたものであり、再建は容易ではない。万里の長城やピラミッド、ローマの水道橋など古代のテクノロジーを連想させる。スクラップ・アンド・ビルドで数十年程度で建て替えを繰り返す現代日本の建築の貧しさを実感する。
物語の舞台となる社会は皇帝が支配する帝国である。ヴォルと呼ばれる貴族階級には男尊女卑や遺伝的疾患への差別・偏見という前近代的思想が根強い。
物語のヒーローのマイルズ・ヴェルコガシンは名門貴族の跡取り息子ではあるが、身体的なハンディキャップを抱えている。周期的に発作が起きるという不治の症状も抱えている。一般的なヒーロー像とは異なるユニークな設定である。
主人公的存在のエカテリン・ヴォルソワソンは妻は夫に従うという封建的な道徳観念に縛られて苦しんでいる。現代の進歩的な女性ならば一笑に付したくなる悩みである。しかし、上巻のラストでは自分の意思で決断する。周囲の人物の助言を受けてではなく、自分で考え抜いて決断するところに近代人の自我の誕生と重ね合わせることができる。
下巻に向けて陰謀が姿を現してくる。コマール人の反乱がほのめかされるが、価値が逆転しているところが難しい。バラヤー人の帝国がコマールを侵略し、征服した。コマールの降伏後にも非武装のコマール人が虐殺されるという蛮行が繰り広げられた。それ故に反乱側に感情移入したくなるが、主人公側が帝国となっている。下巻の展開に注目である。林田力
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東急不動産はグアムでも欠陥住宅問題

米国グアムでも東急不動産(Tokyu Land Corporation)は住宅購入者から欠陥住宅訴訟を起こされている。ボール対東急不動産事件(Ball v. Tokyu Land Corporation)である。東急不動産はグアムで戸建て住宅団地を分譲したが、住宅購入者達は施工上の欠陥を理由として東急不動産を提訴した。最終的に東急不動産は欠陥の修繕を余儀なくされたが、施工会社に責任を転嫁して訴訟を続ける後味の悪さを残した。

日本でも東急不動産の物件では東急不動産だまし売り裁判(東急不動産消費者契約法違反訴訟)や東急柏ビレジ(東急ニュータウン柏ビレジ)の欠陥住宅問題が起きている。超高層マンション「二子玉川ライズ タワー&レジデンス」の引き渡し時には杜撰さが報道された。東急不動産の姿勢の後味の悪さも東急不動産だまし売り裁判と共通する。
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東急不動産だまし売り裁判(The Suit TOKYU Land Corporation's Fraud)を世界に発信し、国際化しよう。東急不動産だまし売り裁判は日本だけの問題ではない。東急不動産だまし売りの暴挙に対して、全世界から圧力を加える一大国際キャンペーンとしての展開が問われている。全世界から東急不動産に批判を集中する一大国際キャンペーンを成功させよう。

2012年4月15日日曜日

東急不動産マンションだまし売り

東急不動産のマンションだまし売りは野蛮な行為、単なる良識のない蛮行である。東急不動産のマンションだまし売りは人間がどこまで醜くなれるかを学ぶための試練なのだろうか。それとも魂の永遠の堕落なのだろうか。
東急不動産だまし売り被害者の林田力は売買契約を取り消したことは正解である。売買契約を取り消しても東急不動産の不誠実な対応による痛みは消えない。それでも東急不動産の欠陥マンションに住まずに大変な問題を解決することは、東急不動産の欠陥マンションに住み続けながら単純な問題を解決することに比べたら、一万倍も楽である。契約を白紙にした時の林田力の気持ちは、麻痺がなくなった患者が初めて両腕を広げて腕の強さに驚いているようなものであった。
悪徳不動産業者は自分が聞きたいことしか聞かない存在であった。真実だから信じるのではなく、愚かさ故に信じているような悪徳不動産業者と分別のある話し合いができるだろうか。東急不動産だまし売り被害者が泣き寝入りしたならば、この先冷たい血を抱えて何年も向き合っていかなければならない。
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ゴルゴ13=?iso-2022-jp?B?GyRCS0wbKEI=?=京の蝶

ゴルゴ13の「北京の蝶」はバタフライ効果から付けられたタイトルである。中国と米国のパワーゲームを背景としたエピソードである。事件には直接絡まず、傍観者にしか過ぎないが、日本の保守政治家を登場させることで物語に厚みを持たせている。
この保守政治家は中国を敵視する演説で国民の人気取りをしているが、本音では中国と対決できないことを知っている。国民のルサンチマンのはけ口として中国の脅威を喧伝するに過ぎない。同じように中国の反日デモも体制批判から人民の目を反らすための体制側の策謀であると喝破している。中国の反日に本気で怒り、右傾化する国民が愚かである。
中国には強気な発言で人気取りをする保守政治家であったが、米国には何も言えない対米従属ぶりが描かれる。表向きは国家や民族や主権というものを重視する保守派が対米従属には抵抗しない雇われ右翼に過ぎないという日本政治のリアリティを直視する。林田力

白竜22=?iso-2022-jp?B?GyRCNCwbKEI=?=、野獣空港

白竜22巻は前巻から引き続き、野獣空港編である。単行本では複数のエピソードが収録されることが多いが、この巻では丸々野獣空港編が続き、しかも完結していない。敵はゼネコン、都知事、暴力団、主人公サイドも白竜と下請け建設会社というように複数のアクターが各々の思惑で動いている点が物語を複雑にしている。
大手ゼネコンとヤクザの癒着をあからさまに描いた野獣空港編。東急建設が暴力団系企業を下請けに使ったことが明らかになったばかりであり、タイムリーな話題であるが、この巻では一歩踏み込んでいる。
建設会社が暴力団と癒着することについて、建設会社サイドは暴力団からの嫌がらせを避けるためと言い訳することが多い。実際、東急建設も、そのように説明する。このような言い訳によって暴力団と癒着した建設会社は自分達にも被害者的な側面があると自己正当化を図れる。
これに対して、野獣空港編のゼネコンはマスメディアに真実を話そうとする下請け建設会社を沈黙させるために暴力団を利用する。暴力団と癒着する建設会社も市民社会の敵である。建設業界と暴力団の癒着の闇の深さを浮き彫りにする。
野獣空港編は主人公サイドのアクターに下請け建設会社という弱い立場の存在がいることである。白竜のように将来を見通す能力も自信もない。普通ならばゼネコンに利用され、泣き寝入りさせられる存在である。
それが白竜に煽られてゼネコンと対決姿勢を示した結果、ゼネコン側の反撃で一層窮地に追い込まれてしまう。
白竜に一杯食わされたとぼやきたくなるところである。実際、下請け建設会社社長は、そのような発言をしている。しかし、それで終わらないところが、下請け建設会社の偉いところである。泣き寝入りをしたところで、それにゼネコンが恩義を感じることはなく、潰されるだけだと分析する。故にゼネコンとの対決姿勢は正しかったと結論づける。
残念ながら、ここまでの考えに到達できる人は現代日本では少ない。大企業などはアメとムチで消費者や労働者、下請け企業など立場の弱い人々に迫る。
アメが本当にアメならば一応は取引として成り立つが、往々にして悪徳企業はアメの期待を持たせるだけで何らのコミットもしない。用が済めば弱者の期待は裏切られる。それ故に下請け建設会社社長のように腹をくくらなければならないが、甘い期待から戦うことを放棄し、すりよってしまう愚か者も少なくない。下請け建設会社社長のような腹をくくった人が多ければ閉塞感漂う日本社会も、もっとましなものになるだろう。林田力
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2012年4月14日土曜日

進撃の巨人7巻

進撃の巨人は当初、人間の論理の通じない巨人との弱肉強食のサバイバルという趣であったが、物語が進むにつれて巨人が人為的な存在であることが浮かび上がる。第6巻のラストで、その謎を解く手掛かりが得られたかに見えたが、第7巻でひっくり返される。分かったことは敵勢力が想像以上に巨人を使いこなしていることだけであった。
巨人の謎解きは進まず、第7巻でも第6巻に続いて主人公エレンの決断をめぐる葛藤がメインテーマになる。第6巻では仲間を信頼することで好結果を得たが、第7巻では悲惨な結果をもたらした。唯一絶対の正解を出さないところに進撃の巨人の面白さがある。
尾田栄一郎のワンピースに代表される現代の少年漫画は主人公が信念を貫くことを何よりも大切にする傾向がある。ニュータイプとしての素養を持ちながら地球連邦という腐敗した体制の歯車になる機動戦士ガンダムのアムロ・レイのようなキャラクターは現代では流行らない。このこと自体は「長いものに巻かれろ」の日本社会において非常に好ましい傾向である。
一方で価値観の多様性に立脚しない信念は「俺の考えが唯一絶対」という幼稚でナイーブな独善に陥ってしまう。唯一の正解を簡単には出さず、キャラクターに葛藤を続けさせる進撃の巨人はメジャー作品に対抗する価値を提示する。
この巻ではミカサとリヴァイ兵士長の共闘も見物である。天才的な戦闘能力を有するミカサと人類最強と呼ばれるリヴァイの何れが強いか、気になるところである。今回はリヴァイが冷静さを保ち、経験の差を見せつけた。林田力
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吉祥寺

吉祥寺駅前です。吉祥寺は武蔵野市にあります。中央線と京王井の頭線が通っています。井の頭線の急行では次の駅は久我山になります。武蔵野市は東日本大震災後の計画停電の対象から外れ、批判と疑問の声が続出しました。区部や政令指定都市でも計画停電になっており、アンバランスです。市会議員の働きかけで計画停電対象から外されたとの批判も出ました。
http://hayariki.net/
東京都武蔵野市でも外環道は大きな問題である。武蔵野市では水道の七割を地下水に依存しており、地下水汚水問題を抱える。地下トンネルが帯水層を破り、地下水の枯渇や汚濁が心配。隣接する三鷹市の井の頭池も枯渇する恐れがある。地盤の隆起、陥没の危険もある。命や健康に直結する。

東急不動産にマンション売買代金の返還命令

東急不動産にマンション売買代金の返還命令。2005年2月18日から林田力と東急不動産の間で争われていた東急不動産だまし売り裁判(東急不動産消費者契約法違反訴訟)で2006年8月30日に東京地裁判決が出た(林田力『東急不動産だまし売り裁判 こうして勝った』ロゴス社)。

東急不動産(販売代理:東急リバブル)が隣地建て替えによる日照や景観の阻害を説明せずに東京都江東区の新築分譲マンションを販売したことが消費者契約法第4条第2項の不利益事実不告知として、売買契約の取り消しが認められた。東急不動産敗訴判決は関係者だけでなく、消費者運動家や不動産業者それぞれの立場の人々に衝撃を与えた。

東急不動産だまし売り裁判を契機として、東急リバブル・東急不動産ら東急グループのトラブル事例も次々と明らかになった。東急リバブル迷惑隣人説明義務違反事件や二子玉川ライズ反対運動などである。トラブル事例は消費者の不動産業者選びの材料になる。多くの消費者が過去の紛争事例を学び、不動産業者選びに活用している。東急不動産だまし売り裁判は消費者との信頼関係が不動産業者の盛衰を左右することを明らかにした。
http://www.hayariki.net/tokyu/cre.htm

東急不動産だまし売り裁判はハイエナ資本主義の崩壊という時代を先取りした事件であった。世界経済は2008年の金融危機を経て大きく変わり、日本経済は長引くデフレに苦しむ。約15年で名目GDP(国内総生産)の11%が消失し、地価は半減した。デフレの長期化は個人の財布の紐を硬くした。そして2011年3月11日の東日本大震災は開発優先・高層化という街づくりに対する不動産業界の「常識」の変更を迫った。二子玉川ライズのような時代遅れの開発事業にしがみつく東急不動産は東急不動産だまし売り裁判から学習していない。

ブランズ文京小石川Park Frontで近隣住民が工事被害
http://www.hayariki.net/tokyu/branzb.htm

トリコでグルメカジノ決着

トリコの最新刊でグルメカジノの対決が決着した。神経衰弱的なゲームの対決で、頭脳戦や心理戦の要素もある。この話が週刊少年ジャンプで連載されていた当時、「めだかボックス」でも神経衰弱的なゲーム対決が繰り広げられていた。また、キメラアントとの死闘が終わった「ハンターハンター」ではアルカの能力の謎解きという頭を使う内容になった。
少年マンガの王道はバトルであり、トリコは間違いなく王道作品であるが、他のジャンプ連載作品と重なって頭脳戦を展開したことは興味深い。
この巻の敵キャラクターは、いかにも悪役という外観である。ところが、戦いの後は、あっさりと「昨日の敵は今日の友」状態になり、物足りない。「昨日の敵は今日の友」は、かつての少年マンガでは定番の展開であった。攘夷を叫んだ幕末の志士が文明開化を主導し、鬼畜と罵った米国を戦後は世界で最も強固な同盟国と呼ぶ無節操で歴史性に欠ける日本人のメンタリティには合っている。
しかし、過酷なイジメなどの現実と直面する現代の子ども達にとって「昨日の敵は今日の友」展開はリアリティに欠ける。実際、圧倒的な人気を誇る尾田栄一郎「ワンピース」では敵キャラクターと仲間になるキャラクターでは最初から役回りが異なっている。ニコ・ロビンのように敵陣営に属していた仲間もいるが、本気で主人公達とは戦っていない。
その意味で、この巻の展開は安きに流れた嫌いがある。一方で料理人の才能への感動を改心の理由としており、グルメに価値をおく作品としては納得できる内容になっている。林田力
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2012年4月13日金曜日

Re: 13日の日記

世田谷区「風対策の費用負担は全て再開発組合が行っている。世田谷区は支出していない」

住民「二子玉川ライズではビル風のために風が回っているから、通常よりも危険である。風速8メートルになる前から歩行者に注意喚起しなさい。いきなり空襲警報を出しても対応できない。警戒警報が必要。しっかり区長の考えを聞きたい」

世田谷区「指示記録計設置の要望は、私(板垣)の方からも再開発組合に申し入れる」

住民「再開発組合に任せるという世田谷区の常識は我々の非常識。『努力している』と言う人間は努力していない。『勉強している』と言う学生が勉強していないことと同じである。住民は自らの義務を果たしている。肩透かしやごまかしはしないで欲しい。横綱相撲を期待する。所管は自分達のミスに気付いていない。失敗に学ぶ勇気がない。『一人は万人のために万人は一人のために』の精神で行動を望む。

風速計の貸し出しがなければ住民が困る。誠実さが欠けている。やるべきことをやってみせて下さい。計画は日にちを定めてほしい。想定外は最早許されない。まだまだ安心安全について意識が浅い。地域住民は納得できない」

世田谷区「一つでも皆さんが安心できるように頑張っていく。歩みとしては遅いけれども、努力していることは……」

住民「努力は認めない」

世田谷区「努力は評価しないと言われたばかりであった。半歩でも踏み出したい」

住民「再開発組合の回答次第で前に進めないという状況は困る。六本木ヒルズの回転ドアでは子どもの死亡事故が起きた。森ビルでは負の遺産として社員に見せている」

住民「交通広場で夜間にスケボーやローラースケートをする連中がいて近所迷惑になっている。非常識な連中をどうするか」

世田谷区「立ち入り禁止の掲示をする。すでに注文しているが、予算の関係で支払いは来年度になる。設置時期は分からない」

住民「注文する時に納期を定めないのか」

担当者が電話で確認したところ、警察署と文案を調整中で、まだ発注していない事実が判明した。お役所仕事の杜撰さを目の当たりにすることになった。

住民「指示記録計を設置し、テロップで歩行者に注意喚起すべき。ハンディタイプの風速計では目的を達成できない。強風時には随時区役所の人が測定に来るのか。先週は養成したが、拒否された。住民は二十四時間生活している。風速はビルの影響を受けていない場所でも測定する必要がある。『二子玉川ライズ オフィス』の屋上でも測定してほしい。多摩川からの風が『二子玉川ライズ オフィス』にぶつかる。ちょうど川が曲がっている場所である。

世田谷区は根本的な対策を何もしていない。何をしても横断歩道を渡る人には風は防げない。排ガスや騒音防止のために道路をシェルターで覆った例がある。世田谷区には根本的な対策を求める。専門家を入れて下さい」

住民「謝罪文は受け取れないので直して下さい」

住民「夜中のビル風の音は酷い。一晩中、ヒューという音がする。工事の騒音も酷かった」

住民「『二子玉川ライズ オフィス』の16階は修正すべきであった。角をとればビル風は多少弱くなっただろう。あの高さのビルができたためにガレリアは真っ暗である」

世田谷区「省エネと聞いている」

【林田力コメント】二子玉川ライズ・ショッピングセンターは環境省「省エネ・照明デザインアワード2011」商業・宿泊施設部門グランプリを受賞した。しかし、二子玉川ライズ・ショッピングセンターが省エネに相応しくないことが次の住民発言により明らかになる。

住民「本来ならば自然光で十分な場所で、電気で照明しようという考えがエコに反する。設計から間違っている。二子玉川ライズのイベントは暗いところで行っている。植木の一つも置いておらず、変である。

世田谷区の方針に反している。世田谷区の水と緑のコンセプトから外れる。陽当たりがよい場所は『二子玉川ライズ オフィス』の窓際だけだが、事務所では直射日光は望ましくなく、シャッターを降ろしている。二子玉川ライズは賑わいの拠点にもなっていない」

世田谷区「買い物客は多いと聞いている」

住民「平日の午前中は閑散としている。二子玉川ライズには買いたいものがない。高島屋とくらべて格の低さを感じる」
http://yaplog.jp/hayariki/archive/606
住民「区長は二子玉川ライズの公益性を精査すると言っている。公共性や公益性と言えば教育、福祉、医療、防災対策などのインフラを連想する。二子玉川ライズは教育とは無関係である」
http://hayariki.net/futako/120323wind.html
世田谷区「カルチャースクールはある」

住民「カルチャースクールのような商業ベースのものを公共的な教育とは呼べない。川崎市とは大きく違う。川崎市には子ども文化センターなどの施設がある。二子玉川ライズの商業施設にも子ども達が楽しめるものはない。二子玉川ライズの客層は限られている。かつての『いぬたま・ねこたま』やナムコ・ワンダーエッグのような魅力はない」
林田力,「無言電話逮捕」の東急不動産係長が「クライアントベストを」主張,エキサイトニュース,2010年9月13日
http://www.excite.co.jp/News/society_g/20100913/Real_Live_1536.html
家計簿を圧迫するゼロゼロ物件
http://www.hayariki.net/zerozero.htm

2012年4月11日水曜日

二子玉川ライズのビル風問題協議内容4

住民「客観的な過失があるから、事故が起きた」

世田谷区「道路の管理責任とは段差などがないことを指す」

住民「横断歩道を渡っている人の安全を確保してほしい。それができなければ、責任を果たしてほしい。裁判がどうのこうのは逃げ口上である」

住民「再開発前の風は今ほど強くなかった。多摩堤通りも今より狭かったために横断歩道を渡る危険も小さかった。二子玉川ライズによって危険は拡大している。因果関係を知りたい。事故が起きた時間の風のデータを出せないという。隠蔽である」

住民「ビル風で転倒事故が起きたことを問題視している。段差がないから管理責任を負わないという話は理由にならない。安心安全の街づくりは事業者任せか」
http://yaplog.jp/hayariki/archive/605
世田谷区「行政と事業者には各々の役割がある」

住民「その主張には二子玉川ライズを世田谷区が推進してきた事実が抜けている。責任の一端は世田谷区にある。『組合に指導しています』だけでは済まない。その指導も甘っちょろい」
http://hayariki.net/futako/120323wind.html#4
住民「再開発組合に義務があるならば、しっかり要求しなさい」

林田力,「無言電話逮捕」の東急不動産係長が「クライアントベストを」主張,livedoor ニュース,2010年9月13日
http://news.livedoor.com/article/detail/5007269/
二子玉川ライズの住環境・景観破壊
http://www.hayariki.net/futako4.htm

私に嘘をついてみて

「私に嘘をついてみて」は韓国ドラマ。ユン・ウネがヒロインのコン・アジョンを演じる。アジョンは公務員で、恋の相手はホテルのオーナーである。「宮」や「お嬢様をお願い」のように格差カップルの役が多い。宮では天真爛漫な少女を演じたウネも、すっかり大人の女性になった。
http://hayariki.net/

2012年4月8日日曜日

二子玉川ライズの強風

二子玉川ライズの強風で階段のカバーが吹き飛ばされた。二子玉川ライズのビル風で家が吹き飛ばされる。
二子玉川ライズの交通広場でスケボーをやる人がいて近所迷惑になっている。禁止のパネルを掲示した。
交通の迷惑。信号無視する。
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暫定堤防になって川の水位が見えなくなった。水害の危険はないか。
再開発組合は計画を行政が認可しているから、やっていると責任逃れしている。
二子玉川ライズ反対の住民運動のお陰で、住民本位の行政になった。公務員を勉強させないとダメである。世田谷区の職員が仕事をしやすい環境を住民運動が作っている。話をできる人を増やすことが運動の広がりになる。公務員をみたら敵と思えば正しくない。
本能寺は東急資本である。蒲田でも東急の問題がある。急行を通す。再開発でビル街にする。
富士山が見えなくなるのが嫌だ。それに対して再開発組合は、富士山が見たければ御殿場に行けと暴言を返されたという。
住民にとっては固定資産税が増えるという損害がある。踏んだり蹴ったりである。
爆弾低気圧の日は出掛けない。
二子玉川ライズの商店主が、こんなに固定資産税が高いとは思わなかった。二期工事ができたら、もっと高くなる。
二子玉川ライズ二期工事の補助金を削減した。オフィスの部分は公共性が低いという理由を説明した。住民運動の成果である。
予算の範囲内で措置するとあるので、財政が厳しいから切ったと説明する。または公共性がないならば全部否定する。オフィスの公共性が低い理由は住民が入らないから。それならばマンションの共用部も一般住民が入れないから、補助金はおかしい。
情報公開の姿勢の変化。デジタルコンテンツは酷い。情報公開請求では出ない資料が検証委員会で出てきた。
行政の恣意的判断で出せない資料がある。政策形成過程の資料と言えば出さなくて済む。
文書管理規定がある。文書を捨ててしまえば、情報公開の対象外になる。
補助金は計算し直した。元の数字を情報公開請求したが、再開発組合から借りてきたもので、返却したからないと回答。
制度を確立する。

二子玉川ライズ住民訴訟報告

東急電鉄や東急不動産の金儲けの開発に税金を出すことはけしからん。住民運動の底流には住民の怒りがある。超高層ビルが乱立すると、空が見えない息苦しい街になる。
裁判の中で明らかになったことは沢山ある。世田谷区の助役と東急電鉄の密約(協定)によって都市計画が歪められた。風致地区が高層ビルを建設できる計画になった。
補助金の杜撰。領収証なして補助金を交付している。
二子玉川ライズは分譲マンション、賃貸オフィス、ショッピングセンターと公共性がない。これは素朴な思いであるが、裁判では専門家の意見書などで実証された。
多摩川の暫定堤防によって、桜が咲いても散歩をしたくない河原になった。
補助金に対する世田谷区の姿勢に変化がでている。世田谷区の平成24年度予算で二子玉川開発関連予算で七億円削られた。今後は補助金の出し方を慎重にしなければならないと発言が出た。
住民と世田谷区の間で協議の場を作る。
東急電鉄、東急不動産は責任逃れをしている。東急電鉄株式会社二子玉川再開発本部という出先機関がある。
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銀魂44=?iso-2022-jp?B?GyRCNCwbKEI=?=

バラガキ編、金魂編と長編が続いている銀魂。44 巻も後半はシリアス長編に突入する。
そこではバラガキ編で登場した見廻組が再登場する。ボケが圧倒的なギャグマンガの銀魂であるが、悪役には高杉を筆頭にギャグと無縁なキャラクターが多い。その中で佐々木はボケもこなせる貴重な存在であった。早期の再登場は喜ばしい。背表紙にも描かれた信女はバラガキ編では狂った人斬りであったが、キャラクターに深みが増している。
この長編において幕府中枢の腐敗が明らかになる。ここにおいて銀時や桂と高杉の対立は何だったのかという思いになる。銀時や桂は現体制を破壊しようとする高杉と決別した。今の江戸にも守るべきものがあるためである。しかし、銀時にとっても現体制は戦うべき敵である。高杉の問題意識は正しかったことになる。但し、高杉のやり方は普通に暮らす市民を巻き込むことになる。だから銀時や桂が決別する意味があった。これに対して今回の銀時達は巨悪に対してピンポイントに戦いを挑む。だから高杉との対立と今回の戦いで主人公の論理に矛盾はない。
ここからは真の敵を見極めて戦うことの大切さを実感する。敵を間違えるとエネルギーを発散することになりかねない。たとえば秋葉原無差別殺傷事件の背景にある派遣切りなど格差社会への怒りには共感できる点もある。しかし、その行動は格差社会と戦うものにはならない。高杉の戦いにも似たようなものが感じられる。
秋葉原事件に駆り立てたものは格差社会への絶望であった。高杉を駆り立てるものも恩師・吉田松陽を失った絶望である。虐げられた人々の絶望には大きく共感できるが、正しい敵との戦いにエネルギーを収斂させる必要がある。
これはマンション問題の被害者にも重要な内容を含む。マンション問題では不動産業者という敵が明白に見えるが、それほど単純ではない。子会社の販売会社や管理会社、さらには地上げ屋、近隣対策屋、不動産業者と関係のあるマンション住民や管理会社と癒着した管理組合役員など被害者の関心を分散させる。地上げブローカーの嫌がらせに対して、地上げブローカーを相手にせず、東急不動産に内容証明郵便を送付させることで停止させた経験がある。真の敵と戦うことの重要性を銀魂から再確認した。林田力
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静かなるドン102巻

第二の主役というほどフィーチャーされていた白藤龍馬であったが、この巻では凋落が著しい。シチリア・マフィアに追われるように本拠地を捨て、名古屋や静岡の古参組織にも離反され、傘下の企業舎弟にも協力を渋られる。ジリ貧状態である。
龍馬の凋落にはキャラクターの一貫性のなさがある。本来ならば世界を操る世界皇帝への憎しみは読者にとって共感できるものである。ボンボン育ちで社会への問題意識に乏しく、戦おうとしない近藤静也以上に理解しやすいキャラクターである。龍馬も父に坂本健・鬼州組四代目、祖父に獅子王総裁を持つ点で親の存在によって子どもの人生が決まる格差社会の申し子であるが、前半では社会の不合理を強く味わっている。静也自身が認めるようにボンボン育ちの静也とは異なる。この点でも読者は感情移入しやすい。
しかし、龍馬の問題はぶれまくっており、一貫性がないことである。世界皇帝をテロという弱者の戦法で暗殺した。ところが、世界皇帝が差し向けたマフィアにはロシアン・ルーレットというリスキーな勝負に身を晒し、自らを神と宣言する。その後は志ある政治家を後援することで日本の政治改革を目指す。
過去の日本社会では過去を水に流してしまう非歴史性が横行しており、問題とされにくかった。それどころか、過ちを改めるにはばかることなかれ、と無節操さを美化する傾向があった。終わりよければすべてよしというナイーブな発想もある。しかし、過去を直視する傾向が出てきた現代は、ブレは、それだけで非難に値する。ブレている龍馬にはキャラクターとして魅力がない。実際、かつての龍馬は人を惹き付ける魅力のあった。しかし、今の龍馬は孤独である。
これに対して、静也にはブレがない。この巻でも鬼州組七代目を弟分にすること以上に下着デザイナーを続けることに心を動かされている。ヤクザとして名を上げる実力を持ちながら、それをしない静也はヤクザ漫画において理解しにくいキャラクターであるが、キャラクターに一貫性があることは確かである。さすが主人公である。この巻も龍馬の物語のようになってはいるが、やはり静かなるドンは静也が主人公の作品であると再認識させられる。林田力
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2012年4月7日土曜日

二子玉川ライズの害

二子玉川ライズの被害を列挙
ビル風。二子玉川ライズ・オフィスのビル風。植栽など現状の実施策に効果があるならば説明すべき。根本的な対策を求める。
二子玉川ライズは再開発組合が建設した建物であるが、実体は東急電鉄・東急不動産であり、事業の運営主体は東急電鉄・東急不動産である。再開発組合に言えという言い訳は成り立たない。
オークモールと東急大井町線の間の通路のビル風。ビル風の吹き抜ける谷間となっており、危険である。この問題を認識しているか。
昨年夏の台風や先日の爆弾低気圧など強風による異常気象がクローズアップされている。爆弾低気圧では死者や負傷者も大量に発生した。これらの強風を二子玉川ライズは考慮したものか。それとも想定外と言い訳するか。
二子玉川ライズの飲食店などの油の悪臭。ビル風と同じく通風を考慮していないのではないか。
二子玉川ライズ・タワーアンドレジデンスと多摩堤通りのビル風。東急電鉄・東急不動産として対策をとる意思はあるか。マンション管理組合に要求しろという立場か。
二子玉川ライズ・オフィスは世田谷区デジコン詐欺の現場となった。デジコン詐欺では非営利法人に事業を遂行するだけの資金計画がないことが明らかになっている。そのような事業者にオフィスを貸したことに社会的責任を感じていないか。賃貸の審査はしていないのか。東急電鉄・東急不動産はデジコン事業に関わっていないか。デジコン詐欺とは無関係で、問題事業者に事務所を貸しただけの関係と言明できるか。
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2012年4月6日金曜日

二子玉川ライズのビル風問題協議内容3

住民「再開発組合のアセスでは強風の出現頻度でレベル付けしているが、頻度の問題ではない。頻度は少なくても、強い風が吹けば転倒事故などが起きる。しかも事後アセスは2期事業竣工後のため、数年後になる。それまでにも事故が起きる。世田谷区が状況を把握すべき」

世田谷区「まずは住民と一緒に測定し、積み上げていきたい」

住民「ハンディタイプの風速計は玩具のようなものである」

世田谷区「0.1歩でもお互いに確認し合いたい」

住民「2期工事の見直しも考えるべきである。対策をしないから事故が起きる。世田谷区の職員には区民のためにやろうという気持ちがない。職員は区外に家を持ち、区内で育ってきた人間の声に耳を貸さない。これはどういうことか。住民はガス抜きを求めていない。木を植えても効果はない。住民をごまかすだけのテクニックで定年を待つだけならばペテンであり、詐欺である」

世田谷区「改善しなければならないという思いは区も一緒」

住民「区の行動に限界があるとは思わない。世田谷区は東急電鉄に舐められている。世田谷区長と東急電鉄の間には密約があると皆が言っている」

住民「我々も全ての問題を把握している訳ではない。自転車に乗っていた子どもがビル風で転倒したという話も聞いている。車道に面した場所で、車に轢かれる危険もあった。住民説明会が必要である。そのように提案したが、動きがない」

住民「ビル風は南風ばかりが問題とされているが、北風も強い。2月18日と3月15日に測定した。両日とも北西の風が吹いていた。3分間計測し、最高値を求めた。2月18日は多摩川の河原では毎秒3から5メートルの風であった。転倒者が出た『二子玉川ライズ オフィス』そばの多摩堤通りでは風速6.2メートル、マンション『二子玉川ライズ タワー&レジデンス』そばでは9メートルにもなった。大井町線の線路とオークモールに挟まれた通路では駅寄りの出口で7.5メートル、上野毛方面の出口で9.7メートルになった。この風速9.7メートルは歩けないレベルである。この数値はピークであるだけでなく、ずっとこのくらいの数値であった。この通路では駅寄りの出口と下の御げ方面の出口で反対方向の風が吹いているため、歩行者の危険が高い。

3月15日は『二子玉川ライズ オフィス』そばの多摩堤通りでは6.7メートルになった。大井町線の線路とオークモールに挟まれた通路では駅寄りの出口で9.6メートル、上野毛方面の出口で10.2メートルになった。15日の深夜も相当吹いていた。

大井町線の線路とオークモールに挟まれた通路には警備員が巡回していたが、警備員には歩行者を補助する気配はなかった。再開発組合には意識がない。世田谷区は把握しているのか。今まではどうであったのか。今後はどうするのか。」
http://hayariki.zero-yen.com/futako/120323wind.html
住民「『再開発組合が指導に応じない』は言い訳にならない。区職員の仕事ができないことを区民に晒さなくてもいい。計画は、いつまでに実施するということを明らかにする。去年の三月から要請していたが、一年経ってもやらない」

住民「植栽にどれほどの効果があるのか教えて下さい。長い年月を経て樹木が成長すれば防風林になるケースもあるが、二子玉川ライズの場合は何年経ってもダメである。樹木とビルの位置関係では枝が伸びるとビルにぶつかり、伐採されてしまう」

世田谷区「環境をより良くしたいと考えている」

住民「悪いものを良くすることは、より良くとはならない」

世田谷区「風が強いところもあれば弱いところもある」
http://zerozero.7narabe.net/
林田力,新築マンション購入失敗とトラブル共有の重要性,livedoor ニュース,2010年8月11日
http://news.livedoor.com/article/detail/4940171/
林田力,「無言電話逮捕」の東急不動産係長が「クライアントベストを」主張,リアルライブ,2010年9月13日
http://npn.co.jp/article/detail/24168939/

2012年4月5日木曜日

静かなるドン102巻

第二の主役というほどフィーチャーされていた白藤龍馬であったが、この巻では凋落が著しい。シチリア・マフィアに追われるように本拠地を捨て、名古屋や静岡の古参組織にも離反され、傘下の企業舎弟にも協力を渋られる。ジリ貧状態である。
龍馬の凋落にはキャラクターの一貫性のなさがある。本来ならば世界を操る世界皇帝への憎しみは読者にとって共感できるものである。ボンボン育ちで社会への問題意識に乏しく、戦おうとしない近藤静也以上に理解しやすいキャラクターである。龍馬も父に坂本健・鬼州組四代目、祖父に獅子王総裁を持つ点で親の存在によって子どもの人生が決まる格差社会の申し子であるが、前半では社会の不合理を強く味わっている。静也自身が認めるようにボンボン育ちの静也とは異なる。この点でも読者は感情移入しやすい。
しかし、龍馬の問題はぶれまくっており、一貫性がないことである。世界皇帝をテロという弱者の戦法で暗殺した。ところが、世界皇帝が差し向けたマフィアにはロシアン・ルーレットというリスキーな勝負に身を晒し、自らを神と宣言する。その後は志ある政治家を後援することで日本の政治改革を目指す。
過去の日本社会では過去を水に流してしまう非歴史性が横行しており、問題とされにくかった。それどころか、過ちを改めるにはばかることなかれ、と無節操さを美化する傾向があった。終わりよければすべてよしというナイーブな発想もある。しかし、過去を直視する傾向が出てきた現代は、ブレは、それだけで非難に値する。ブレている龍馬にはキャラクターとして魅力がない。実際、かつての龍馬は人を惹き付ける魅力のあった。しかし、今の龍馬は孤独である。
これに対して、静也にはブレがない。この巻でも鬼州組七代目を弟分にすること以上に下着デザイナーを続けることに心を動かされている。ヤクザとして名を上げる実力を持ちながら、それをしない静也はヤクザ漫画において理解しにくいキャラクターであるが、キャラクターに一貫性があることは確かである。さすが主人公である。この巻も龍馬の物語のようになってはいるが、やはり静かなるドンは静也が主人公の作品であると再認識させられる。林田力
http://hayariki.net/

2012年4月4日水曜日

二子玉川ライズのビル風問題協議内容2

住民「世田谷区の状況把握は粗末である。四六時中データを取り、ビルの影響の有無を把握する必要がある。このような状況でどうするつもりか。指示記録計の装備を求めている。それで分析はできるのか。区の語るデータは生データではない。安心安全の街づくりは東急に丸投げになっている」

世田谷区「貸し出しはしないが、住民と一緒のところで測定したい」

住民「先週末に『測定してください』と依頼したが、区の職員は出てこなかった」

住民「二子玉川ライズの高層ビルにより、風環境はどのように変わったのか。風が強くなったのか。風が強い場所で計測しただけでは不十分である。風速計を買って測定したつもりにならないで下さい。個人でも測定はできる。行政でできない訳がない。再開発組合任せにするのか。あなた方が受けて立つことが当然である」

住民「子どもの頃から住んでいて、凧揚げをしていたからわかるが、ちょっと上に行くと風が強くなる。二子玉川ライズの高層ビルができたため、高いところの風がビルにぶつかり、降りてくる」

世田谷区「一定規模以上の開発ではアセスが義務付けられている。事前だけでなく、事後アセスもしなければならない。事業者に実施を義務付けている制度である」
http://www.hayariki.net/futako/120323wind.html#4
住民「再開発組合が制度の趣旨に則ってアセスを実施すると思うか。いい加減で、まやかしに過ぎない。再開発組合が事前アセスで風のデータとして、どこの場所のものを使ったか御存知ですか。丸の内のものを利用している」

【林田力コメント】二子玉川ライズの風洞実験のための風のデータは東京都千代田区大手町の東京管区気象台のものを利用した。このために多摩川沿いで風の強い玉川地域の実情を反映していないのではないかと疑問視されている(林田力「二子玉川再開発説明会で住民の懸念続出=東京・世田谷」PJニュース2011年5月16日)。

東急不動産だまし売り裁判勝訴

二子玉川ライズは玉川を思い出だけが棲まう空っぽの場所にしたかのようであった。美しい景色は、そこに住み人々も含まれるものである。
東急不動産だまし売り裁判の勝訴判決を聞いた時には喜びのあまり心臓が弾んで粉々になるのではないかとまで思われた。「勝訴判決、おめでとう」
言葉は簡単であったが、声の調子は心の底からの喜びを伝えていた。
東急リバブル東急不動産のマンションだまし売りは窃盗と同じである。マンションだまし売りは、消費者の心の窃盗である。消費者の自己決定権を盗むことになるためである。
東急不動産工作員の目に浮かぶ表情は半狂乱寸前のものであった。人間性の欠片もない目であった。前足を骨折した豚の目と似ていた。東急不動産工作員はけだものである。否、けだものよりも質が悪い。
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2012年4月3日火曜日

二子玉川ライズのビル風問題協議内容

協議終了後も雑談的に話が進んだ。世田谷区側は空き家や老人の一人住まいの増加を指摘した。若年層向けのシェアハウスに活用するという若年層の住宅難も解消する一石二鳥のアイデアなども披露した。これは名案である。

住まいの分野では格差社会に乗じて賃借人を食い物にする貧困ビジネスが跋扈している。ゼロゼロ物件などでは僅か一日の家賃滞納に過酷な追い出し屋の嫌がらせや高額な違約金請求が行われ、社会問題になっている。サラ金でも行われない未明の家賃取り立てや嫌がらせの貼り紙を繰り返す。また、無断で家屋の鍵を交換して高額の鍵交換費用を請求する。さらに無断で家屋に浸入して家財を処分・換金してしまうなどの人権侵害が行われている。

ゼロゼロ物件業者のような悪質な不動産業者を規制することが求められ、そのような動きは現実にある。一方でゼロゼロ物件のような貧困ビジネスでなければ契約できない経済的弱者がいることも格差社会の現実である。住まいの貧困問題の根本的な解決には公的セクターが廉価で良質な受託を供給することが求められる。それ故にアイデアの具体化を期待したい。

但し、それまで渋面で区民の話を聞いていた職員が、雑談では目を輝かせて話をする姿を見ると「何だかな」と思ってしまう。住民への対応は後ろ向きの仕事で、行政課題を解決するプロジェクトは前向きな仕事というような意識が根強いのだろうか。

そのような考えは根本的な誤りであるが、意識変革が容易にできないことも事実である。二子玉川ライズに反対する住民運動には住民で街づくり案を作成して提案するというような側面もある。住民運動の問題意識と行政職員の意欲やうまく合致することを期待したい。


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二子玉川ライズのビル風問題協議内容

住民「二子玉川ライズのビル風による事故が把握している範囲で三件も起きている。風速などデータを出す、いつでも出すという話であった。それが昨年12月に出せないと言ってきた。急にデータを出せなくなったことに行政は責任を感じていないのか。区長は安心安全の街づくりを約束している。それが東急に丸投げだったとは呆れて物も言えない」

世田谷区「データの開示を求めたところ、二子玉川東地区市街地再開発組合が『訴訟の関係で差し控えたい』と拒絶した」

住民「今日は再開発組合の話を聞きにきたのではない。世田谷区としてデータを把握して対応すべきである。ペテンである」

世田谷区「データは出している」

住民「以前提示された情報はポイントが絞られたもの。全部見なければ分からない」

世田谷区「地域の方の要望には丁寧に対応するようにしている」

住民「一年以上経過しても、測定用の機器を買わない。これはどういうことか」

世田谷区「再開発組合に風対策を指導する。今後も指導を継続する」

住民「業者がやらないならば世田谷区がやるという意識が必要」

世田谷区「対策をしていない訳ではない。植栽やパネル、信号待ちの歩行者用の手すりを設置している」

住民「電光掲示板を設置して風速をリアルタイムに歩行者に表示するとの要望が無視されている」

世田谷区「電光掲示板の要望については再開発組合に伝える」

住民「再開発組合はやらない。民間業者は事業が終わった後に金を出してコスト負担をしない。世田谷区の実施を求めている。世田谷区が風速を計測してデータを開示する」

世田谷区「引き続き再開発組合にデータ開示を求めたい」

住民「風対策は技術の専門家であるコンサルタントに調査を外部委託することが公正である」

世田谷区「再開発組合が行うべきもので、区として支出する予定はない」

住民「外部委託した場合の費用について見積もりをしているか」

世田谷区「見積もりはしていない」

住民「二子玉川ライズの現状が事前の環境アセスメントとずれているとの感覚はあるか。東急に期待してもダメである」

世田谷区「区で風速計を2台購入した」

住民「住民には何の相談もなかった。安物買いの銭失いのような買い物ではないか。先週末にビル風が強かったために世田谷区に実地検分を依頼したが、『来ない』との結論であった」

世田谷区「転倒して負傷した住民にはお見舞い申し上げる。区道の管理について過失が認められない。見舞金には応じかねる」

住民「賠償責任ではなく、見舞金を求めている。腕が上がらなくなった負傷者は何の挨拶もないと不満である」

世田谷区「区長への面談の調整の要望については、板垣副区長が責任を持って取り組む」

住民「区長は『いつでも自分の部屋に来い』と言っている」

住民「風速計の仕様を教えてほしい。誰が購入を決めたのか」

世田谷区「手元に資料がない」

住民「10分間計測し続けたとして、そのピークの風速を測定できるものか」

世田谷区「測定できる」

住民「ハンディタイプか、スタンドはあるか」

世田谷区「ハンディタイプで、スタンドはない」

住民「もし一時間の平均風速やピークの風速を測定する場合、一時間ずっと手に持ち続けなければならない。夜間や休日の風速を出てきて測定してくれるのか」
http://hayariki.net/futako/120323wind.html#4
世田谷区「まずは測定して、住民に教えたい」

住民「住民への貸し出し用は用意しないのか」

世田谷区「現状では考えていない」

住民「騒音計の貸し出しと同じである。風は自然現象であるが、ビル風は高層ビルという人工物を原因とする人工的な害である。貸し出し用の風速計を用意することは当然である」
東急不動産で買ってはいけない 被害者が語る「騙し売り」の手口
http://www.mynewsjapan.com/reports/1101
林田力,新築マンション購入失敗とトラブル共有の重要性,エキサイトニュース,2010年8月11日
http://www.excite.co.jp/News/society_g/20100811/Real_Live_1104.html

空き家問題の雑談

協議終了後も雑談的に話が進んだ。世田谷区側は空き家や老人の一人住まいの増加を指摘した。若年層向けのシェアハウスに活用するという若年層の住宅難も解消する一石二鳥のアイデアなども披露した。これは名案である。

住まいの分野では格差社会に乗じて賃借人を食い物にする貧困ビジネスが跋扈している。ゼロゼロ物件などでは僅か一日の家賃滞納に過酷な追い出し屋の嫌がらせや高額な違約金請求が行われ、社会問題になっている。サラ金でも行われない未明の家賃取り立てや嫌がらせの貼り紙を繰り返す。また、無断で家屋の鍵を交換して高額の鍵交換費用を請求する。さらに無断で家屋に浸入して家財を処分・換金してしまうなどの人権侵害が行われている。

ゼロゼロ物件業者のような悪質な不動産業者を規制することが求められ、そのような動きは現実にある。一方でゼロゼロ物件のような貧困ビジネスでなければ契約できない経済的弱者がいることも格差社会の現実である。住まいの貧困問題の根本的な解決には公的セクターが廉価で良質な受託を供給することが求められる。それ故にアイデアの具体化を期待したい。

但し、それまで渋面で区民の話を聞いていた職員が、雑談では目を輝かせて話をする姿を見ると「何だかな」と思ってしまう。住民への対応は後ろ向きの仕事で、行政課題を解決するプロジェクトは前向きな仕事というような意識が根強いのだろうか。

そのような考えは根本的な誤りであるが、意識変革が容易にできないことも事実である。二子玉川ライズに反対する住民運動には住民で街づくり案を作成して提案するというような側面もある。住民運動の問題意識と行政職員の意欲やうまく合致することを期待したい。
http://hayariki.net/futako/120323wind.html#3
上田眞実「脱原発と自然エネルギーの話 林田力」レイバーネット日本2012年2月14日
http://www.labornetjp.org/news/2012/1328885303120mu07
林田力,新築マンション購入失敗とトラブル共有の重要性,リアルライブ,2010年8月11日
http://npn.co.jp/article/detail/16779626/

2012年4月1日日曜日

Find "The Suit TOKYU Land Corporation's Fraud"

As you all know, "The Suit TOKYU Land Corporation's Fraud: How to Win" is known to be one of the most famous master-pieces written by Hayashida Riki. I decided to read it. I am interested in not only the story of this nonfiction but also "typical" Japanese. I'd like to syntactically analyze the excellent Japanese written by Hayashida Riki.

I called the nearest book store and tried to order a copy of "The Suit TOKYU Land Corporation's Fraud: How to Win" in a morning. After all, I just received such a strange answer that there were no such copies in stock at any of its publishing companies.

What? How could that be true that there should not be any copies of such a famous work? I felt a little annoyed, doubting if they seriously inquired or not.

When I went to the store, I asked them again to order a copy of "The Suit TOKYU Land Corporation's Fraud: How to Win". But I just received the same answer. A young female clerk in charge, who ran a computer search so clumsily, was a little annoying.

"Aren't there any clerks who are in charge of foreign books stationed at this store? Shall I run the search for you if you can't read the Japanese language?" Such words were on the very tip of my tongue. Where can I find "The Suit TOKYU Land Corporation's Fraud: How to Win"? Where did you get its?

ASIN of "The Suit TOKYU Land Corp's Fraud" is 4904350138. How about Amazon or big book store. I bought by local book store in Tokyo.
http://hayariki.net/images/
I answerd the customer about "The Suit TOKYU Land Corporation's Fraud". The customer fully understanded that the problem of TOKYU Land Corporation and TOKYU Livable Inc. and don't want to buy houses from TOKYU. The customer agreed with Boycotte TOKYU. We'd be very grateful if you give me a helping hand to realize Boycotte TOKYU.

魔法の代償下巻

あまりにあっけなく敵の攻撃を受けてしまったヴァニエルであったが、下巻では攻撃が偶発的なものではなく、陰謀の存在が仄めかされる。同時に敵対勢力の卑劣さも浮き彫りになる。
「ぼくの敵はぼくと面と向かいあおうとせずに、他人を通じてぼくを攻撃してくる」66頁
これは東急不動産だまし売り裁判で悪質な不動産業者と闘った経験のある林田力にも思い当たる内容である。
ヴァニエルは物語世界の中でも圧倒的に強力な魔法使いである。そのような存在と対等に戦える敵キャラクターを安易に登場させるならば物語の世界観を破壊する。敵が卑怯者であることは、ある意味で必然的である。
ヴァニエルは自らの死を覚悟した戦いにもステフェンを同行させる。ステフェンは戦闘力では足手まといになるが、物語の中で同行する存在意義が与えられている。
下巻でも現代社会に通じる含蓄は健在である。魔法使者のサヴィルはテレポーテーションの効果のある門の魔法で体力を消耗してしまう。そのために人間が快適に座ったままで旅ができる技術の進歩を夢想する。これは現代文明の鉄道や飛行機そのものである。サヴィルは、そのような旅は「見知らぬ人々の力量を信じてわが身を委ねることになる」と考える。20頁。高度に分業が確立した現代文明への皮肉にもなる。
魔法の代償では刊行済みのヴァルデマール年代記で言及されていた様々なエピソードや人物について語られる。それが作品世界を豊かで一貫性あるものにしている。作者が作品世界を大切にしていることが分かる。
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二子玉川ライズの治安面の不安と役所仕事の杜撰

協議ではビル風以外の問題も明らかになった。区民らは再開発で拡張された交通広場に深夜に若者らがスケボーやローラースケートなどで遊んでいる実態が説明された。周辺住民は騒音被害を受け、治安面の不安を抱えている。
何ら事実の裏付けのない幼稚な先入観では狭い道路の木造密集地域よりも再開発地域の方が治安は良さそうなイメージを勝手に抱く。それが再開発推進理由に語られることもある。それが幻想にすぎず、むしろ再開発によって治安面の不安が増大する実態が二子玉川ライズで浮き彫りになった。
この問題に対して世田谷区側は限定的な対策になるが、立ち入り禁止の掲示を設置すると予定と回答した。ここで区民らは、お役所仕事の杜撰さを目の当たりにすることになる。世田谷区側は既に掲示を注文したと言いながらも、いつできるかを明言しなかった。
でき次第対応するということで4月に入ってすぐというような感触を示すものの、何日までという締切日を明言しない。それならば「4月中には実施する」と言えばいいが、そのように問うと「もっと早くできる可能性が高い」と答える。それならば早目の締切日を設ければいい話であるが、それはしない。
納期を決めずに発注することは通常の商慣習とは逸脱しており、区民側は現場に直接確認する意向を示した。これに対し、上司が担当者に電話確認を要請することでとりなした。電話で確認したところ、警察署と文案を調整中で、まだ発注していない事実が判明した。
ここには「己の信念を持ち合わせておらず、全て他人任せ」(区長宛て「現状についてのご報告」2012年1月26日)と批判される職員の体質が浮き彫りになる。仕事を自分でコントロールしようとはしない。関係する他人の作業次第であるから、楽観的な予測はできても期日を提示することはできない。
担当者には「住民の依頼は後回しにしよう」というような悪意は感じられない。むしろ早く掲示できるならば掲示したいという善意に満ちている。保坂区政になって住民の方を向いて仕事をするように変化しつつあると評価してもいい。しかし、仕事の進め方を自分でコントロールするというような仕事意識は簡単に変わるものではない。近時は民間の流儀を役所に持ち込もうという首長が熱烈に支持される傾向にあるが、そのような有権者の気持ちも理解できた。
http://www.hayariki.net/futako/120323wind.html
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林田力『東急不動産だまし売り裁判 こうして勝った』
http://hayariki.net/
http://hayariki.zero-yen.com/

映画「“私”を生きる」

【転載】映画「"私"を生きる」(2010/138分/DV)
監督・撮影・編集:土井 敏邦  編集協力:(株)らくだスタジオ・森内 康弘
製作:「"私"を生きる」制作実行委員会  配給・宣伝:浦安ドキュメンタリーオフィス、スリーピン
山形国際ドキュメンタリー映画祭2011 出品
[公式サイトより]
 近年、教育現場では教師たちの言論が厳しく統制され、
卒業式・入学式では「日の丸・君が代」が強制されているが、
それらの「教育統制」の巨大な流れに毅然と抗い、"教育現場での自由と民主主義"を守るため、弾圧と闘いながら
"私"を貫く教師たちがいる。
 「自分に嘘をつきたくない。生徒に嘘をつきたくない」
  —— 根津 公子(元中学校教員・家庭科)
 「炭鉱の危険を知らせるカナリヤの役割を担いたい」
  —— 佐藤美和子(小学校教員・音楽専科)
  「今言わなければ後悔する。その後悔だけはしたくない」
  —— 土肥 信雄(元三鷹高校校長)

 2011年11月の大阪市長選で橋下徹前知事が当選するなか、
11月28日には出演者のひとり、根津公子さんの君が代不起立による停職処分取消訴訟の最高裁弁論が行なわれ、その最高裁判決が2012年1月16日に、そして1月30日には同じく出演者の土肥信雄元都立三鷹高校校長の非常勤教員採用拒否訴訟の地裁判決が予定されており、その動向が注目されている。
彼らの真摯な思いは、果たして行政を、教育を動かすことができるのか。
3人の今後に目が離せない。
  これは「教育」問題や「日の丸・君が代」問題を論じるドキュメンタリーではない。
  日本社会の"右傾化" "戦前への回帰" に抵抗し、"自分が自分であり続ける" ために
  凛として闘う、3人の教師たちの "生き様"の記録である。
                  土井敏邦

■土肥信雄さんプロフィール
 1948年京都府生まれ。元都立三鷹高校校長。現在、法政大学、立正大学非常勤講師。
72年東京大学農学部卒業。商社勤務を経て、通信教育で教員免許取得後、小学校、高校教諭。
2002年都立神津高校校長、05年より都立三鷹高校校長。09年定年退職。
校長現職中に「職員会議において職員の意向を確認する挙手・採決の禁止」(通知)の撤回を東京都教育委員会に要求。
09年度非常勤教員不合格(97%合格)。
その後、「学校の言論の自由」と「非常勤教員不合格」について東京都に損害賠償を求め訴訟を起こすが、2012年1月30日の東京地裁判決では全面敗訴。
現在、東京高裁に控訴中。著作に「それは、密告からはじまったー校長vs東京都教育委員会—」(七つ森書館、2011年)など。

林田力,日本はインフラ輸出に注力すべきか2012年3月16日
http://www.pjnews.net/news/794/20120311_3
上田眞実「脱原発と火力発電所の話 林田力」レイバーネット日本2012年2月12日
http://www.labornetjp.org/news/2012/1328963130015mu07

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サイレント・テロ

サイレント・テロについては御認識に齟齬はありません。確かにテロという言葉は穏やかではありません。私も定着した言葉故に使用したまでで、好きな表現ではありません。テロと位置づけることで、社会に何事かをなさなければならないという類の英雄願望に囚われているように感じます。消極的抵抗が実態に即しています。殊更、高級品を消費したいという欲望もなく、我慢しているという感覚もありません。それ故に自然な反応との御指摘に納得します。
資格については過大評価はしていません。遅刻をしない、割り当てられた仕事を期限までに果たすというような性質の方が、はるかに価値があると思います。
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