2012年2月1日水曜日

林田力の心臓は激しい動悸

協議によって明らかになった東急不動産営業の特徴は対話ができないことである。東急不動産営業は、他者との対話ができない。いつも一方的に大上段に振りかぶり、言いっ放しになる。東急不動産営業にとって議論が通じない原因は、全て相手が論理的でない、妄想的と認識する。従って他者のせっかくの忠告にも耳を貸さない。
林田力にとっては我慢の要した協議であった。協議によって東急リバブル・東急不動産の約束無視が明らかになり、不誠実さが再確認された。これは売買契約取消しの正当性を一層強めた。屈辱感で林田力の心臓は激しい動悸を打ち、全身の血管が脈打って両手はギュッと拳を作っていた。
渋谷東急プラザからの帰途、東急リバブル東急不動産との折衝を開始して以来、お馴染みの屈辱感が林田力の内部に頭をもたげていた。打ちのめされた気分であった。独りになると余計にこたえた。いくら努力を重ねても心には悲憤が渦を巻くばかりであった。悲憤は林田力の内にいる獰猛な伴侶、怒りへと形を変えていった。その日は寒い日であったが、やみくもに街を歩き回った。走り出したくなる気持ちを抑えることが、どれほど困難なことであったかを覚えている。涙は止まらず、風に吹きさらされて顔は滅茶苦茶になった。
http://www.hayariki.net/tokyu/cre.htm

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