2011年4月30日土曜日

二子玉川ライズ住民訴訟:補助金支出負担行為

二子玉川ライズ住民訴訟控訴審準備書面(1)
第2 争点3 財務会計行為に先行する原因行為の違法性のうち補助金支出負担行為について
1 控訴人らは,原判決が世田谷区長らが東京都知事の先行行為を尊重すべき義務があり,きわめて重大な瑕疵がある場合以外は,先行行為を前提としてなされた財務会計行為は違法とはならないとしたことに対し,最高裁平成4年12月15日判決(一日校長事件)を正しく解釈すれば,先行行為を行う権限が財務会計行為者とは別の主体に属している場合において常にこれを尊重しなくてはならないなどとは考えられないこと,判例上は先行行為が財務会計行為者に対して法的義務を課すような場合においても,先行行為が無効である場合には,それに従った財務会計行為をしてはならないとされていることなどを明らかにしてこれを批判した(控訴理由書9〜15頁)。
 そして本件においては,世田谷区補助金交付規則第3条,同6条,東京都世田谷区市街地再開発事業補助金交付要綱第7条などを根拠に,世田谷区長らは補助金支出の法令・予算への適合性や,目的適合性について審査すべき義務,すなわち「違法な事業計画等に補助金を交付してはならない財務会計法規上の義務が課せられている」と主張した(同16頁)。
2 これに対して被控訴人は,一日校長事件最高裁判決は内部組織の権限行使に伴う財務会計行為についての判示であり,別個独立の公共団体である東京都と世田谷区のような場合に詳細な検討を求めるものではないと主張している(答弁書4頁)。しかし別個の主体がなした先行行為であってもそれが違法無効な場合にはそれを前提とした財務会計行為をなすべきではないことは変わりはなく(この点八ッ場ダム費用支出差し止め請求事件判決が明らかにしたとおりである),後述するような基準により先行行為の法令適合性などを審査しなくてはならないのであって,この点原判決が誤っていることは明らかである。
3 また,被控訴人は地方自治法232条の2が,「補助金交付は公益上の必要がある場合においてなされる」(条文上正確には「することができる」というのが文言であるが)のであるから,上記規則や要綱の審査もそのような観点からなされれば足りると反論している。
http://www12.atpages.jp/~hayariki/haya/futako/110422jyunbi.html
 しかし地方自治法232条の2はその文言からしても,補助金交付のための必要条件として公益性の要件を定めるものであり,上記規則等はその公益性判断の基準を具体的に定めるものである。すなわち上記規則等は,財務会計行為者には補助金交付事業の法令適合性,事業の目的,内容の適正などを調査する義務があり,これらが認められない場合は地方自治法232条の2の要件を欠くものとして,補助金の交付決定をしてはならないことを定めているのである。
財務会計行為者は自らの権限に基づき本件事業の法令適合性などを検討して,補助金の公益性の要件を審査するのであり,知事と同等の立場で審査するものではないのは当然である。しかし法令に違反し,あるいは不適正な目的,内容の事業に対しては補助金を交付してはならないことは明らかであり,その点についての審査を怠ることはできないのである。

二子玉川ライズ反対運動の促進

二子玉川ライズ反対運動の促進
保坂展人氏の世田谷長当選は二子玉川ライズ反対運動を促進する。保坂氏は脱原発を前面に押し出し、それが支持されて当選したと解説される。これは、まとめとして誤りではないが、それだけではない。原発だけが問題ならば、原発推進派の石原慎太郎の都知事当選との整合性がつかない。
保坂氏の長年の下北沢などの再開発への反対姿勢が評価された面もある。二子玉川ライズ二期事業の住民向け説明会や、周辺住民の勉強会が開催される予定になっており、再開発問題を再検討する時期に入っている。

平成18年12月2日に支出された事実の判明時期

二子玉川ライズ住民訴訟控訴審準備書面(1)
(3) 平成18年12月2日に支出された事実の判明時期
 本件では、控訴人らが平成18年12月10日に監査請求した公金支出行為のうち、一部の行為が平成17年12月2日に行われていたとされ、却下されたが、監査請求日がわずか1年より8日経過しただけである。しかも、その支出行為が「平成17年12月2日に支出された」という具体的日時は、住民訴訟以前には全く開示されなかった。
 原告らの監査請求に対して世田谷区監査委員が作成した甲55号証(「世田谷区職員措置請求監査結果」)には、原告の監査の対象となる公金支出行為の、日時、内容、金額の明細を明らかにする具体的な開示もなく、「一部の行為は1年以上前の行為であるから監査の対象にならない。」との指摘すらない。
 
 本件住民訴訟を提訴した手続きにおいても、被控訴人の答弁書添附の参考資料では支出日が「平成17年12月13日支出」と記載されており、その後裁判所の釈明を経て後日、「平成17年12月2日」と訂正された経過がある。
 http://book.geocities.jp/hedomura/futako/110422jyunbi.html
 このように、個別の財務会計行為の具体的日時、金額支出内容の明細が、ほとんど明らかにされないままに、住民訴訟を提訴せざるを得なかった実情を詳細にみるならば、「当該普通地方公共団体の一般の住民が相当の注意力を持って調査すれば、客観的に見て監査請求するに足りる程度に当該行為の存在及び内容を知ることができた」とは言えない。
(4) 結論  以上の通りであるから、平成18年2月の甲50号証作成時期について、「一般の住民が財務会計行為の内容を知り得た時期である。」と、前記最高裁判例を適用して、本件請求を「正当な理由があると言えない」とした原審判決は明らかに誤りである。
2 控訴審の審理進行
 この点は、法令の解釈、最高裁判所判例解釈に関わる判断であり、原審の上告、上告受理申立事由に相当する重要な判断であるから、控訴人らが申請した原告X2の原告本人尋問申請を採用し、平成18年2月の甲50号証作成時の経緯、及び当該時点において一般の住民が何を知り得たかにつき、事実経過を慎重に審理した上で、原判決を取り消すべきである。
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2011年4月29日金曜日

Fwd: 子どもたちの未来と自然エネルギーを考える八王子市民講座

子どもたちの未来と自然エネルギーを考える八王子市民講座
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《第1回》
 放射能から子どもたちを守るために
   ——原発事故以降の私たちの生活・健康を考える

 放射線の恐ろしさを学び、子どもたちを放射線から守っていくためにどうしたらよいか、崎山比早子さん(元放射線医学総合研究所主任研究官、医学博士、現高木学校)からお話をいただきます。個人としてばかりではなく、八王子市として何ができるかも考えたいと思いますので、ふるってご参加ください。
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* ご案内 * \___________________

◆日時
2011年5月5日(木・祝)14時〜

◆講師
お話:崎山比早子 先生
(元放射線医学総合研究所主任研究官、医学博士、現高木学校)
コメント:山田真 先生
(小児科医・八王子中央診療所)

◆会場
八王子労政会館・ホール
 JR中央線「八王子駅」北口下車 徒歩10分
 京王線「京王八王子駅」下車 徒歩5分

◆資料代:500円
◆託児保育:あり(要予約)

◎主催・お問い合わせ
子どもたちの未来と自然エネルギーを考える八王子市民講座
WEBサイト:http://hachikou802.web.fc2.com/

┏━━━▽ 崎山先生への質問を募集します! ▽━━━┓
 
・TVは「ただちに健康に影響はない」「安全」って言うけどホント?
・妊婦や子どものことが心配です。
・内部被ばくによる発ガンリスクはどの程度ですか?

…などなど、放射能に関する皆さんの素朴な疑問・心配ゴトを、FAX又はメールでお寄せください。当日の質疑応答のなかで崎山先生にお答えいただく予定です。
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛

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◇ 八王子市民講座ってなあに?
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 東京電力の福島第一原子力発電所から、いつ果てるともしれない放射性物質の放出が続いています。水や野菜、魚からも放射性物質が検出され、子どもにミルクを作ってよいのか、食べてよいのか、不安になります。政府は、健康に影響はないと言いますが、他の情報源からは影響があるという話も聞こえてきて、何が本当か判らなくなります。

 時々余震と思われる地震がありますが、福島にまた大きな地震が襲ったら恐ろしいことになりそうです。福島以外の原発が地震や津波に耐えられるかも気がかりです。何よりも福島原発で働いている人びとの健康が心配です。電気を使うためには、このまま原発に頼らざるを得ないのでしょうか。

 今回の事故で私たちはさまざまな不安や疑問を抱きました。そこで、ともすれば専門用語が多くてわかり難い内容を平易に説明していただき、みんなで一緒にどうしたらよいか考えていくための連続市民講座を企画しました。
http://www51.tok2.com/home/hayariki/tokyu/

釜ヶ崎逮捕大弾圧反撃集会

4・5釜ヶ崎大弾圧救援会による次回の集会の概要だけ決まりました!
タイトル:釜ヶ崎大弾圧反撃集会
日時:5月20日(金)18時開場18時半開始
場所:阿倍野区民センター小ホール(304名)
(地下鉄谷町線と阪堺上町線の阿倍野駅すぐ、JR天王寺・近鉄あべの橋からも歩いていけます)
http://www51.tok2.com/home/hayariki/tokyu/cre.htm
東急不動産は悪質かつ陰湿
東急不動産の係長が取引先の女性社長に無言電話を数十回繰り返し逮捕。契約上のトラブルになったホテル運営会社の女性社長に無言電話を数十回繰り返したとして、大阪府警堺署が、不動産大手「東急不動産」(東京)ソリューション営業部係長・高田知弘容疑者(36)を府迷惑防止条例違反の疑いで逮捕していたことがわかった。高田容疑者は容疑を認めているという。
捜査関係者によると、高田容疑者は昨年12月〜今年6月、取引相手だった堺市内のホテル運営会社社長(49)の携帯電話に数十回にわたり、番号非通知設定で、無言電話をかけて嫌がらせをした疑い。
関係者によると、運営会社は昨年10月、コンサルタント契約を東急不動産と結んだが、契約内容や支払いを巡ってトラブルになっていた。高田容疑者は同社側の担当者だったという。社長は「無言電話は200回くらいあった。『壊れろ、壊れろ』といううめき声が聞こえたこともあり、怖かった」と憤っている。
ソース 2010年9月3日18時13分 読売新聞

Fwd: 4月30日(土)福島現地調査報告会(第一回)開催

Fwd: 4月30日(土)福島現地調査報告会(第一回)開催
みなさま

 4月18日〜21日の期間、私たちは、福島市、飯舘村、伊達市、川俣町、郡山市の各市町村を歴訪して、現地の方々と交流、懇親を深めるとともに、土壌サンプルの採取や放射線量の測定など、さまざまな成果を上げることができました。
 つきましては、多大なるご協力を頂いている皆さまに、今回の調査活動の成果について、速報という形で、ご報告する会をもつことになりました。
(本格的な報告会は、映像ルポという形式で、5月12日に宮腰吉郎さんにお願いすることになっています)
 データや写真の整理などはまだ不十分でありますことを、あらかじめ、お断りしておきます。

京都から被災者支援・福島現地調査報告会(第一回)
ところ: 京都大学文学部新館第三講義室
と き: 4月30日(土) 17:30〜21:00
報告: 林 剛平、滝澤 寛  各25分
報告の後、自由討論という形式で、今後の支援策の検討を行います。

主催:京都から東日本大地震被災者を支援する会

集合:今回、教室を文学部に移したため、場所がわかりにくく
   なっています。したがいまして、17:00頃までに、京都
   大学時計台正面にお集まり下さるようにお願いします。
   集合頂いた方は、教室まで誘導いたします。

京都から東日本大地震被災者を支援する会
発起人 滝澤 寛

2011年4月28日木曜日

国土交通省サイトで高層ビル批判

国土交通省「国会等の移転ホームページ」に李朝風水師の李家幽竹氏の文章「風水で見た都市のあり方」が掲載されている。そこでは以下のように高層ビルを批判する。また、取って付けたような緑化も批判する。
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東京はどんどん上へ上へ高層化してしまって、影だけが強くなっていってしまっています。どうしても「土の気」が遠くに離れれば離れるほど、人の気は浮ついてしまいます。地面は自分の地盤ですから、あまり離れないほうがいいとも思います。
東京はビルが乱立して、龍が切れてしまっています。そのため、東京は暮らしにくくなっていると思います。(中略)
これからを風水で考えてみましょう。人が大地に根づくことを考えられなくなると、上へ上へと行ってしまうとお話ししました。土地がないから高層になっていくのでしょうけれども、大地に根づかないというのは足元がないということです。日本というこの狭い島国で、地盤がないということはどれだけ危ういことでしょうか。だから、日本という国家を機能させたい、よくしたいと思うなら土地に根づくことでしょう。
高層階も悪いことではありません。ただ、そこに必ず、極端に足りなくなった「土の気」、土に関するものをどんどん入れ込まないといけないでしょう。観葉植物一つない空間だったらどうなってしまうのでしょうか。
また、緑だけが豊かならいいのではなく、自然の流れに沿った環境で生きていくことが考えられないと、人間自身のバランスが狂っていくと思います。
---
この批判は、東急電鉄・東急不動産の二子玉川ライズに合致する。二子玉川ライズは風致地区の低層住宅地で住環境を破壊する高層マンションなどを建設する。豊かな自然を破壊しながら、人工的な緑化で自然をアピールする欺瞞的な再開発である。
http://sky.geocities.jp/hayariki4/h/tokyu/cre.htm
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私たちは騙(だま)されていました4月28日版

2011.4.28
東京電力社長 清水 正孝 殿
内閣総理大臣 菅 直人  殿

私たちは東京電力と政府が過ちを認め、浜岡原発の停止と全原発の点検、エネルギー政策の変更を求めます
私たちは騙(だま)されていました
                市民が求め創るマニフェストの会
 原子力の平和利用、夢のエネルギーと大手電力会社と政府は識者の「危険」という声を耳にしながら原子力発電をどんどん進めてきました。それは丁度「王道楽土」を求めて進んだ、過去の侵略戦争と類似しています。「電力不足の解消、安全でクリーンな電力」とアピールされ国民・市民はそれに従うしかありませんでした。原子炉は自然界にない核分裂生成物を作り出します。これは核兵器と同様、人類の生存に関わるもので、すべての国民・市民が阻止しなければならないものであったことを、改めて知らされました。
1 原発は安全ではありませんでした
 今回の事故で「絶対安全」説は崩れ、日本だけでなく世界中に多大な放射能をまき散らし、被爆国日本は加害国になりました。長期に渡り、国民・市民の健康と生活は破壊され、現在それが進行しています。地震と津波国日本では安全の為の「想定」そのものが不可能であることが分かりました。
2 電力は不足していませんでした
  現在も電力は水力、火力、太陽光、自家発電等でまかなえます。火力発電を一部停止させていた為、原発に頼っていたことが分かりました。今後は太陽光、風力(「風力発電で原発40基分の発電可能」と環境省が試算)、地熱、バイオマス発電、燃料電池等の更なる開発で、電力はまかなえます。
3 原発はクリーンではありませんでした
  今でもウラン原石の発掘現場では放射能がまき散らされています。
  発電の循環蒸気を冷やすために膨大な量の海水が使われ、近隣の海水温度を7℃もあげ地球温暖化を進めています。また原発を稼働するまで原石の採掘、燃料の加工、運送、運転中の管理、使用済み燃料の管理に多量の石油を消費しCO2を排出していることが分かりました。
  廃棄処理の使用済み燃料は放射能を出し続けています。セシウム137ストロンチウム90は半減期30年、プルトニウム239は半減期24000年です。 
4 原発は低コストではありませんでした
  原発は低コストと言われていましたが、使用済み燃料の処理コスト、「安全」管理コスト、反原発運動を封じる為の地域補助金(電源三法交付金)も加算されていないことがわかりました。また今回のように事故が起こればその補償に莫大な費用がかかり電力会社が負担できないときは国が補償することになります。これには結局私たちの税金が使われるということが分かりました。
http://paper.li/hayariki
★ 私たちは危機の拡大を阻止し、被曝地域の人々の健康と生活の補償を求めます
★ 私たちは東京電力社長清水正孝氏と行政の加害責任を問います
● 私たちは生きる希望の持てるエネルギー政策への転換(脱原発)を求めます
● 私たちは核兵器と原発のない世界を求めます
<資料>エネルギー政策の転換に向けて(2011.4.22ソフトバンク:孫正義)
原発全廃でも困らない(AERA2011.4.11長谷川熙)
火力発電所の低稼働率(小出裕章:京大原子力実験所)
未来に続くいのちのために原発はいらない(PKO)
「雑則」を広める会経済産業省資源エネルギー庁電源開発の概要 
http://book.geocities.jp/hedomura/tokyu/cre.htm

被災者をカモにする悪徳不動産

被災者をカモにする悪徳不動産業者
住まいの貧困に取り組むネットワークブログで被災者をカモにする悪徳不動産業者が批判された。宅建業法違反のある業者が東日本大震災の被災者向けに宣伝広告しているためである。悪徳不動産業者は偽善業者でもあると警戒する。

Fwd: チェルノブイリ25周年のTV放映、海外から

Fwd: チェルノブイリ25周年のTV放映、海外から
みなさまへ  (BCCにて転送歓迎)松元@パレスチナ連帯・札幌
きのう26日は、世界各国で「チェルノブイリ25周年」が現在進行中の「フクシマ」と重ね合わせて放映されたと聞いています。しかし日本のTV各局はそのような特集を組んではいなかったようです。私のヨーロッパにいる友人から次のようなメールが届いたので紹介します。(立場上名前は伏せてといいますから「匿名氏」にしておきます。)
========
「お元気ですか。原発事故による放射能の心配で大変だと思います。
きょう26日は、チェルノブイリ25周年で各国のTV局が特集で放映しています。
タイトルは「チェルノブイリとフクシマ」あるいは「チェルノブイリからフクシマ」です。

25年前のチェルノブイリ事故の映像が中心ですが、当時のソ連政府が事故状況を隠蔽していたこと、多くの作業員が勲章をもらったものの大量に被曝してその後亡くなっていること、石棺にひび割れがおきていまなお放射能が空中および地下水に漏れ出していることなどが映像とともに解説されていました。

番組の後半は、3・11から起きている現在のフクシマです。例の水素爆発の映像から、大量の汚染水の海洋投棄、1〜3号機の止まらない放射能大気放出、4号機使用済み燃料プールの破損と冷却水の地下水や海洋の汚染が説明されたあと、避難所生活と避難民の訴え、放射能測定される子どもたちが映し出されていました。

そうして番組の最後に、チェルノブイリでいまなお白血病、甲状腺がんなどで苦しむ人々、水頭症や片腕がない指が6本などの畸形の子どもたちを、汚染されつづけるきのこの映像とともに流していました。

日本のNHKなどにはこのような映像はなかったと思います。つまり世界は今後、チェルノブイリからフクシマと結びつけて日本をイメージするだろうと思います。

すでに日本の農畜産物の輸入規制は始まっていますし、日本に行く飛行機はガラ空きだそうです。日本人は危機意識をもっているのでしょうか?
たいへんだと思いますが、がんばってご活躍ください。(匿名)」

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以上がそのメール内容です。彼はドイツとイギリスとスペインの番組はほぼ似たようなものであったと言います。おそらく何百万人もがこれらの映像を観たことだろうと思います。

井の中の蛙である日本では、文科省をはじめ政府や東電が数値を操作しては依然として過小評価と「安心」を振りまこうとしています。文科省の20ミリシーベルト通達の最後には、「放射能を心配しすぎるとかえってトラウマになり他の病気を呼び起こすことにもなりますから子どもを安心させてください」などととんでもない危険性の隠蔽を画策しています。

「風評被害」か「原発被害」か議論がありましたが、もし航空会社や輸出業者、観光業者、あるいは日本政府が、各国政府や業者に向かって「風評被害」だなどと訴えたなら国際的な笑い者になるでしょう。

「原発事故被害」の過小評価と安全神話をもくろんでやまない政府や東電、原発推進勢力に同調する国民はともに、井の中の蛙、旧態依然の島国根性として国際的な笑い者になるでしょう。いまこそ反原発、脱原発の声に耳をかたむけ建設的な将来像をつくる時です。(松元)
http://book.akahoshitakuya.com/b/4904350138
※放射能被害の不可逆的な生命破壊を胸に刻むべきと思います。とくに「ミツバチがいなくなった」は衝撃的です。
■チェルノブイリ「百万人の犠牲者」(再掲)
http://www.universalsubtitles.org/en/videos/zzyKyq4iiV3r/

2011年4月27日水曜日

Re: 「デイリー 大津留公彦」創刊

今晩は。面白い情報ありがとうございます。
東急不動産だまし売り裁判新聞も発行してみました。
The 『東急不動産だまし売り裁判』 Daily has just been updated, and you can view it at http://paper.li/hayariki
> 新聞が出来てしまいました。
> twitterをやっている人なら簡単に出来るようです。

『JIN-仁-完結編』第2話、我が道を行く綾瀬はるかの切なさ

 TBS開局60周年記念ドラマ『JIN-仁-完結編』の第2話「未来との選択」が、4月24日に放送された。今回は南方仁(大沢たかお)が考案した安道名津(あんドーナツ)が評判になり、皇女和宮(黒川智花)に献上することになるが、そこでトラブルに巻き込まれてしまう。仁の身を案じる橘咲(綾瀬はるか)の切なさが印象的であった。

 咲の切なさは最初から全開であった。咲は仁友堂の経営難を救うために自らの着物などを質入れする。その一方で和宮に謁見する仁のために着物を購入する。しかも、仁には「兄から借りた」と嘘をつく。

 これに対し、咲の苦労を知らない仁は長屋を追い出された野風(中谷美紀)に仁友堂で働くことを勧める。仁の言動は優しさからのものであるが、仁に尽くす咲には酷でもある。恋愛ドラマならば嫉妬や不信が生じる展開であるが、仁の野風とミキへの思いを知る咲は快く受け入れた。
http://npn.co.jp/article/detail/38489688/

 『JIN-仁-』は現代の外科医が幕末に行くタイムスリップ物である。タイムスリップ物では生まれ育った時代から別の時代に放り出された主人公が、その時代の人々には理解できない孤独な悩みを抱えて苦しむことが定番である。これは『JIN-仁-』も同じである。主人公が人の命を救う医者であるために悩みも深くなる。

 一方で『JIN-仁-』は咲という理解者の存在が異色である。仁は未来の世界や、婚約者のミキ、その先祖からもしれない野風のことなどを咲に話し、それを咲も理解している。何でも話せる理解者が存在する点で仁は相対的には幸せなタイムスリッパーである。反対に咲は仁の想いを受け止めるばかりで、自分の想いを伝えることができない。

 この切ない咲を綾瀬が好演している。2004年放送のテレビドラマ『世界の中心で、愛をさけぶ』のヒロインが出世作となった綾瀬は薄幸の女性が似合うが、本人の性格は我が道を行く天然キャラである。最近では4月19日に行われた映画『プリンセストヨトミ』の完成披露会見で、大阪城を「お寺」と言ったエピソードが披露された。
http://cc.boox.jp/book/show/1975623

 そのような我が道を行くキャラクターが、武家の娘らしい凛とした気品と芯の強さを醸し出し、それが報われなくても一途に尽くし続ける咲の切なさを浮き彫りにする。タイムスリップ物では主人公が元の時代に戻れるかが一番の関心事であるが、『JIN-仁-』では咲の想いが報われるかにも注目である。
(林田力「『JIN-仁-完結編』第2話、我が道を行く綾瀬はるかの切なさ」リアルライブ2011年4月26日)

2011年4月26日火曜日

特殊日本的多神教の不寛容

特殊日本的多神教の不寛容
【PJニュース 2011年4月25日】日本人の信仰は神道や仏教など多神教が主流である。特に神道は「八百万の神々」と称されるように多神教の中でも多くの神々を擁する。そして多くの日本人にはクリスマスを祝い、神社に初詣に行き、葬式は仏教で行うというように一つの信仰にこだわらない傾向が見られるが、そこには多神教の影響が指摘される。

このような日本人の宗教観を寛容とし、キリスト教やイスラム教などの一神教を不寛容とする意識が日本社会に見られる。たとえば民主党の小沢一郎幹事長(当時)の2009年11月10日の発言である。小沢氏は和歌山県高野町の金剛峰寺で松長有慶・高野山真言宗管長(全日本仏教会会長)と会談し、直後に記者団に自らの宗教観を披露した。小沢氏は「高野山は日本人の原点」と日本社会における仏教が及ぼした影響を評価した。また、キリスト教やイスラム教を排他的・独善的とし、仏教を度量の大きい宗教とした。

明治初期には廃仏毀釈が行われ、神道を事実上の国教化した。そこでは仏教を排除することが日本文化・精神を純化することと捉えられた。その点で小沢発言は日本の歴史における仏教の位置付けを正当に評価したものとして妥当である。一方でキリスト教やイスラム教を貶める発言は、それが発言の主目的ではないとしても批判された。

小沢発言の問題は「一神教は排他的で多神教は寛容」という虚構が日本社会に広く受け入れられていることである。従って表面的に「他宗教を貶める発言をすることは怪しからん」と非難するだけでは済まない奥深い問題がある。小沢氏への個人攻撃ではなく、日本社会に根付いた虚構を批判する必要がある。
http://www.pjnews.net/news/794/20110422_2
そもそも「多神教だから寛容」という理屈は成り立たない。それは八百万の神々を有する国家神道が天皇崇拝を強制し、他宗教を禁圧・排除した戦前の歴史が示している。そこでは宮城遥拝、靖国神社参拝、御真影の奉戴などが強制され、信教の自由は存在しなかった。

これに対し、戦前の国家神道は天皇を現人神として絶対化した点で伝統的な神道を歪曲したものであり、一神教的であったとする反論が考えられる。実際、国家神道にキリスト教の影響を指摘する見解は少なくない。これは一神教か多神教かは寛容であるかの判断基準にならないことを意味している。

一神教を排他的とする発想は、唯一神のみを信仰する人は他の価値を受け入れられないと考えるためである。しかし、多数の神々を信仰していたとしても、他者の価値観に寛容であることにならない。多数の神々も一つの宗教体系の中での話であり、その世界観とは別次元の価値観には偏狭である場合もある。反対に一神教であっても、「汝の敵を愛せ」とするキリスト教は他者の存在を認めている。
http://hayariki.jakou.com/1ad/book.htm

本人が絶対的な信仰を抱くことと、他者に寛容であることは別問題であり、両立可能な要素である。クリスマスを祝い、神社に初詣に行き、葬式は仏教で行うことが寛容ではない。信仰に無節操・無頓着であることを寛容と勘違いし、それを他人に強制することは不寛容の極みである。反対に強固な信仰を有している人がいたならば、その信仰を尊重することが寛容である。一神教と多神教で区別するところから不寛容の罠が始まっている。【了】

市民団体併存の是非

【PJニュース 2011年4月22日】同じ分野で複数の市民団体が活動することがある。核兵器廃絶運動における原水協(原水爆禁止日本協議会)や原水禁(原水爆禁止日本国民会議)が典型である。ここでは同一目標を掲げる市民団体が併存することの是非を論じる。

最初に結社の自由は前提であり、誰がどのような団体を作ろうと自由である。1つの分野には1団体しか存在してはならないという制約はない。特定団体の構成員が脱退して別の団体を結成することも、同じ目的を有していながら別の団体で活動することも自由である。

同じ目的なのだから単一の団体にまとまるべきだ、という主張があるならば、それは戦時中の軍国主義体制に行き着いてしまう。まさに大政翼賛会や大日本産業報国会になってしまう。

次に市民団体の目的である運動を広げるという観点から、単一の団体にまとまることと複数団体が併存することの是非を考える。同じ目的を掲げていても細部には相違が生まれるものである。
http://www.pjnews.net/news/794/20110421_9/
例えば核廃絶運動では最終ゴールが核兵器廃絶という点では同じである。その上で当面の課題として以下の主張が対立した。

「全ての国の核実験を批判すべき」
「アメリカ帝国主義こそ平和への最大の脅威であり、まずアメリカの核保有こそ批判すべき」

両者の対立は市民運動自体に批判的な勢力によって「きれいな核」という表現で歪曲・戯画化された面が多分にある。しかし、最終ゴールの核兵器廃絶は一朝一夕に実現できるものではない。一歩ずつ進めていかなければならない。その第一歩をどうするかという対立である。

このような対立が生まれた場合、日本では「小異を捨てて大同につく」ことを是と考える傾向がある。古くは自由民権運動の大同団結運動がある。しかし、皆が一つの団体の傘下に入って、上位下達で進められる運動では活力が失われてしまう。大同団結運動が後藤象二郎の入閣という幹部の一本釣りで霧散したように、単一団体への集中は意外な脆さを内包する。
http://hayariki.zero-yen.com/inherit.htm

これに対して、複数の団体が併存することは、お互いが相互の制約から解放され、自主的に運動を展開できるというメリットがある。それぞれの領域で活動することで、運動の裾野が広がる。実際、最も労働組合活動が盛んな業界の一つが、社内に複数の組合を持つ航空業界であるという点は興味深い。結論として、複数の団体が活動することは、それだけ社会が多様で豊かなものであることとポジティブに捉えることができる。

但し、複数団体がマイナスになることもある。相互に非難しあい、足を引っ張る場合である。そこまで行かなくても指導者が権力欲や名誉欲を満足させるため、自分の思い通りに動かせる組織にするために別団体を作るならば、運動の広がりにはマイナスである。原水協と原水禁の分裂がネガティブに語られる理由も共産党と旧社会党の対立という核廃絶運動とは無関係な要素が背後に見え隠れするためである。市民団体をどうするかは運動にとっては手段であり、運動を広めるという目的が重要である。【了】
asin:4904350138:detail

『江〜姫たちの戦国〜』第15回、戦が嫌いな戦国時代劇

 NHK大河ドラマ『江〜姫たちの戦国〜』の第15回「猿の正体」が、4月24日に放送された。今回は佐治一成(平岳大)と離縁させられた江(上野樹里)が羽柴秀吉(岸谷五朗)に復讐するため、秀吉の弱点と正体を調べて回る。紀州攻めや四国攻めが行われた時期であるが、合戦シーンはなく、既存の時代劇的な価値観を覆す戦国現代ドラマになった。

 この戦国現代ドラマでは才人・石田三成(萩原聖人)も江の前では形無しである。三成は人を見る目の確かさを称賛するために、自分の出世話を披露する。茶を所望した秀吉に対し、飲みやすいように最初は温めの茶を出したというエピソードである。これは三成の才覚を示す話であるが、本人の口から語らせると効果半減である。江に「全部そなたの自慢話ではないか」と一喝される。

 このように有名な歴史的エピソードを登場させつつも、定説とは異なる文脈で利用する点が『江』の特色である。過去にも市が小豆を織田信長に送るエピソードや、信長が敵将の頭蓋骨を盃にするエピソードで新鮮な解釈が提示された。

 その中でも今後の展開に影響する見どころは竹千代(嘉数一星)が聡明であるという設定である。竹千代は徳川家康の三男で、後の徳川秀忠である。一般に秀忠は凡庸で、武将としての才覚は兄の信康や結城秀康、弟の松平忠輝にも劣るというイメージがある。関ヶ原の合戦への遅参が好例である。ところが、『江』では徳川家康(北大路欣也)や本多正信(草刈正雄)に「類稀なる何かがある」と言わせている。
http://npn.co.jp/article/detail/93681338/
 これに対して竹千代の兄の羽柴秀康(前田健)は冴えない。前回登場時は竹千代と剣術の稽古をしていたが、竹千代の一本を取られて、内心立腹していた。大人が演じる秀康が子役の竹千代に腹を立てることは、秀康の小人ぶりを示すことになる。今回も事実上の人質でありながら、秀吉になついてしまうという軽さを見せた。これは秀吉の「人たらし」ぶりを示す演出であるが、具体的な「人たらし」ぶりが描かれないため、安易に敵方の秀吉になびく秀康が小物に見えてしまう。

 歴史上の秀康(後の結城秀康)は才能を持ちながらも、父親である家康に疎まれた悲劇の武将として語られる。ところが、『江』では秀忠を持ち上げて、秀康を下げている。これは直接的には秀忠が主人公・江の将来の夫であることによる逆ヒロイン補正になるが、「戦は嫌にござります」という江の価値観とも合致している。戦上手な秀康は貶められ、戦下手の秀忠は評価される。
http://hayariki.zero-yen.com/mobile.htm
 『江』は江らが戦国武将に対して「戦は嫌にござります」と明言する点で突き抜けているが、「戦は嫌」という価値観自体は過去の女性視点の大河ドラマでも見られた。しかし、現代人にとっては自然な感覚でも、戦争で勝ち上がってきた武将が名を残しているという戦国時代の現実がある。従って、戦国時代劇では「戦は嫌」という価値観は現実の前に脆くも崩れ去る。主人公サイドは「やむを得ず戦争になった」と言い訳しつつも、戦で勝利し、勝利の恩恵を味わうことになる。

 姉妹で敵味方に分かれる大阪の陣を描く以上、これは『江』も免れない。それでも戦下手の秀忠に類稀なる価値を見出そうとすることで、『江』では「戦は嫌」という価値観に無力な願望以上の意味を付与することができる。戦が嫌いな戦国時代劇の今後に注目である。
(林田力「『江〜姫たちの戦国〜』第15回、戦が嫌いな戦国時代劇」リアルライブ2011年4月25日)

2011年4月25日月曜日

東急不動産だまし売り被害者への陰険な工作

悪徳不動産業者は他人の心臓の傷口から流れ出す血を舐めて生きる輩であった。東急不動産だまし売り裁判原告は市民としての義務を果たすにあたって、権利を行使する時と同様に積極的であった。東急不動産だまし売り裁判原告が自らの存在を悪徳不動業者に誇示した理由は、子どもっぽい虚栄心ではなく、間違いなく心理戦を仕掛けた一面が存在するであろう。
怒りや憎悪が理性を圧倒し、悪徳不動産業者の関心が東急不動産だまし売り裁判原告に集中する。その結果、東急不動産工作員の工作活動は、しばしば戦略的課題を蔑ろにする傾向に陥る。東急不動産だまし売り裁判原告への誹謗中傷で悪徳不動産業者や東急不動産工作員が世間から白い目で見られることは確実である。
http://akiba.geocities.jp/uchuubaka/sport.html

保坂のぶとさんが世田谷区長に

保坂展人さんが世田谷区長に
世田谷区長選挙で元国会議員の保坂のぶとさんが当選した。脱原発を前面に出しての選挙戦で、有権者の原発不信の根強さを示した。保坂氏を支持した木下区議のWebによると、保坂氏擁立の動きは二子玉川の住民らによって始まったという。

保坂展人氏が世田谷区長に当選

保坂展人氏が世田谷区長に当選
4月24日に投開票の世田谷区長選挙では脱原発を訴える保坂展人氏が当選しました。当選おめでとうございます。ご活躍を楽しみにしております。花輪氏の当選を阻止できて、ホッとしたとの声も聞かれます。保坂氏は元衆議院議員で、国会の質問王との異名があります。「選挙に弱い」というイメージを覆す勝利です。
http://akiba.geocities.jp/uchuubaka/sport.html

浜岡原発もちろん超反対!!

孫正義さんの呟きからですが、放射線量の観測を高い場所で行っているために、低めの数値になっているとのことです。
masason 孫正義
だからかぁ? 新宿は、私が都内で毎日計測してる線量計数値の半分くらいしかない? RT @NaotoFuruhashi 各県の放射線量観測場所。この高さでの数値を公表されても意味ない。 栃木県20m 群馬県20m 埼玉県18m 新宿18m 横浜23m
> 政府の出しているデータなんて、多分インチキ。
昨日投開票の世田谷区長選挙では脱原発を訴える保坂展人氏が当選しました。要注目です。
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『東急不動産だまし売り裁判 こうして勝った』
http://hayariki.webnode.com/
http://book.geocities.jp/hedomura/

東急不動産だまし売り裁判 : こうして勝った

東急不動産だまし売り裁判 : こうして勝った
トウキュウ フドウサン ダマシウリ サイバン : コウシテ カッタ -- (BA91734995)
東京 : ロゴス, 2009.7
110p ; 19cm
ISBN: 9784904350133
著者標目: 東急不動産消費者契約法違反訴訟原告
分類: NDC9 : 324.2 ; NDLC : AZ-821
件名: 東急不動産株式会社 ; 消費者契約法 ; 不動産 -- 判例 -- 日本
所蔵図書館
関東院大法 310902811
西南院 図 324.2||196B 1006640229
専大神 図 10905455
帝京大 0001143217
http://hayariki.jakou.com/1ad/l.htm

2011年4月24日日曜日

『義風堂々 前田慶次酒語り』第1巻、『花の慶次』を大胆に再構成

 武村勇治が『月刊コミックゼノン』で連載中の歴史漫画『義風堂々!! 直江兼続 前田慶次酒語り』第1巻が、4月20日に発売された。『義風堂々』は原哲夫の人気漫画『花の慶次 雲のかなたに』のスピンアウト作品で、原作者に原と堀江信彦が名を連ねる。前田慶次の莫逆の友・直江兼続の人生を描く。

 もともとは『義風堂々!! 直江兼続 前田慶次月語り』と題して『週刊コミックバンチ』で連載されていた。晩年の慶次が若い頃の兼続の人生を語るという形式で、新発田重家の乱の鎮圧までを扱った。兼続は前田慶次に会う前であり、基本的に本編で慶次は登場しない。

 掲載誌を『月刊コミックゼノン』に移した『酒語り』では、慶次と兼続が酒を飲みながら、二人が出会った後の出来事を昔語りする。『花の慶次』の出来事を、兼続を主人公として再構成する。『花の慶次』ファンにとっては懐かしさもある内容である。

 前田慶次は原哲夫作品において最も成功したヒーローである。圧倒的な強さだけでなく、清々しい性格が周囲を魅了する。原哲夫の代表作と言えば『北斗の拳』であるが、キャラクターのインパクトは主人公のケンシロウよりも、ラオウを筆頭とする脇役陣が強い。『北斗の拳』の世界観を継承した『蒼天の拳』の主人公・霞拳志郎の性格は、ケンシロウよりも慶次の影響を受けたものになっている。
http://npn.co.jp/article/detail/89898217/
 そのような慶次を『義風堂々』の本編に登場させることは作品の魅力を向上させるが、難しさもある。『花の慶次』の兼続は慶次の莫逆の友であり、理解者であったが、対照的な存在でもあった。傾奇者の慶次に対し、兼続は常識人であり、慶次と比べると優しさや甘さがあった。それ故に『花の慶次』では慶次が主人公として引き立てられた。一方、『義風堂々』では兼続自身が慶次の存在に近い。そこに慶次を登場させるならば、二人の傾奇者が存在するようなものになり、両者を共に輝かせるという技量が求められる。

 この巻では兼続と慶次の最初の出会いと「佐渡攻め」のエピソードが収録されている。最初の出会いは『花の慶次』とは全く別の話である。共に上杉家家臣の揉め事を発端とするが、登場人物も設定も異なる。『花の慶次』では対立する側も最後には「いくさびと」の心意気を理解して大団円となるが、『義風堂々』では義のない人間を冷たく切り捨てた。
http://www51.tok2.com/home/hayariki/ha/mobile.htm
 兼続には兜の前立ての文字「愛」を現代的に解釈して優しいイメージが付されがちである。しかし、兼続には「死者を生き返らせろ」と要求する人の首をはねて閻魔大王への死者としたというトンチが効いているが残酷なエピソードも伝えられている。『義風堂々』の兼続も自らがモットーとした「義」の苛烈さを描いている。
http://www12.atpages.jp/hayariki/ha/mobile.htm

 次巻に続く「佐渡攻め」は『花の慶次』を踏襲するものの、佐渡の国人の背後には豊臣秀吉や前田利家の陰謀があるという設定が加えられた。『花の慶次』では慶次にやりこめられる小人として描かれた利家も、上杉家の視点では越後や佐渡を狙う有力大名という脅威になっている。そのような利家の存在が、上杉家の佐渡攻めに慶次が参戦する意味を強める。『花の慶次』を大胆に再構成した『前田慶次酒語り』の展開に注目である。
(林田力「『義風堂々 前田慶次酒語り』第1巻、『花の慶次』を大胆に再構成」リアルライブ2011年4月23日)

『グッドライフ』あどけなさだけではない子役・加部亜門

 テレビドラマ『グッドライフ〜ありがとう、パパ。さよなら〜』が、フジテレビ系列で4月20日から放送開始された。家庭を顧みなかった父親による、白血病の息子への愛を描いた感動作であるが、第1話「パパはとっても悲しい生き物です」は、息子の羽雲(わく)を演じる加部亜門が主役のような存在感を発揮していた。

 『グッドライフ』は、韓国で200万部のベストセラーとなった趙昌仁の小説『カシコギ』が原作である。カシコギは韓国語で魚のトミヨを指す。トミヨのオスは、メスの産卵後は自身は食べ物を摂らず、ひたすら巣を守り続ける。このトミヨのような父親の無償の愛がテーマになるが、第1話では息子の病気は分かっておらず、仕事優先で傲慢な父親の孤独と息子の悲しみを描いている。

 新聞記者の澤本大地(反町隆史)はスクープを連発する敏腕記者であったが、他人の話には耳を貸さず、自分の主張だけを押し通す傲慢な人格であった。職場ではパワハラで部下が自殺未遂を起こし、家庭では妻の華織(井川遥)に離婚を求められる。そして家を出て行った香織に代わり、大地が羽雲の世話をしなければならなくなった。
http://npn.co.jp/article/detail/56153346/
 前半の羽雲は忙しい大人から見れば手のかかる等身大の子どもを演じていた。親から見れば「もっとしっかりして欲しい」となるが、子どもの立場では母親が出て行ったショックから「無理もない」となる。

 しかし、後半に入ると何とか両親に仲直りして欲しいという羽雲の健気なまでの思いが明らかになる。両親の仲が上手くいっていないと、子どもは親の顔色をうかがい、気を惹こうと変な嘘をつくようになる。そのような悲しい子どもを加部が好演した。
http://akiba.geocities.jp/uchuubaka/mao.html

 演技の世界では「子どもと動物には勝てない」と言われる。ベテラン役者の計算された演技も、感情を素直に表現する子役の魅力の前に霞んでしまう。しかし、あどけなさだけで子役に感動するほど視聴者は単純ではない。子どもなりの悩みや苦しみを表現した演技だからこそ感動する。
http://sky.geocities.jp/hayariki4/mobile.htm

 たとえば2009年の大河ドラマ『天地人』では、樋口与六(直江兼続の子ども時代)を演じた加藤清四郎がブレイクしたが、その出発点は母親と引き裂かれた与六の「わしは、こんなとこ、来とうはなかった」という魂から絞り出すようなセリフであった。その意味で両親のすれ違いや難病を描く『グッドライフ』には、子役の見せ場が揃っている。新たな子役スターが誕生するか、『グッドライフ』の今後に注目である。
(林田力)

井上真央NHK連続テレビ小説「おひさま」

井上真央NHK連続テレビ小説「おひさま」
井上真央(いのうえ まお)は、NHK連続テレビ小説「おひさま」でヒロインを務める。実年齢より若い10代の設定だが、制服におさげ髪がよく似合う。「おひさま」は月〜土曜の午前8時から放送され、2011年4月4日に放送を開始した。初回視聴率は関東地区で18・4%(関西地区15・6%)を記録した。ビデオリサーチの調べで4月5日に判明した。
http://akiba.geocities.jp/uchuubaka/mao.html

お雇い右翼と非お雇い右翼

鈴木邦夫さんは「雇われ右翼ではない」本来的な意味での右派として注目しています。
鈴木邦男『愛国と米国』左翼に愛国を見る柔軟さ
http://www.janjanblog.com/archives/1272
本来は右派の人々が民族の独立というものを真剣に考えているならば、何よりも現在の対米従属状態を問題視しなければ筋が通りません。
> 一水会はずっと反原発ですね。
> 鈴木邦夫さんは4.10高円寺デモにいらしてました。

『東急不動産だまし売り裁判 こうして勝った』
http://hayariki.yolasite.com/
http://webcatplus.nii.ac.jp/webcatplus/details/book/7199958.html

私たちは騙(だま)されていました3訂版

私たちは騙(だま)されていました

1 原発は安全ではありませんでした。
 今回の事故で「絶対安全」説は崩れ、日本だけでなく世界中に多大な放射能を撒きちらし、被爆国日本は加害国になりました。
長期に渡り、国民・市民の健康と生活は破壊され、現在それが進行しています。地震と津波国日本では安全の為の想定そのものが不可能であることが分かりました。
2 電力は不足していませんでした。
  現在も水力、火力、太陽光、自家発電等でまかなえます。
火力発電が一部停止していた為に原発に頼っていたことが分かりました。今後は太陽光、風力、地熱、バイオマス発電、燃料電池等の更なる開発で、電力はまかなえます。
3 原発はクリーンではありませんでした。
  今でもウラン原石の発掘現場では放射能がまき散らされています。
  発電の循環蒸気を冷やすために海水が使われ、海水温度を7℃もあげ地球温暖化を進めています。また原発を稼働するまで原石の採掘、燃料の加工、運送、運転中の管理、使用済み
燃料の管理に多量の石油を消費していることが分かりました。
  廃棄処理の使用済み燃料は放射能を出し続けています。
セシウム137ストロンチウム90は半減期30年プルトニウム239は半減期24000年で、これは核兵器同様人類生存の危機につながることがわかりました。 
4 原発は低コストではありませんでした。
  原発は低コストと言われていましたが、使用済み燃料の処理コスト、「安全」管理コストが加算されていないことがわかりました。
  また今回のように事故が起こればその補償に莫大な費用がかかり電力会社が負担できないときは国が補償することになります。これには結局私たちの税金が使われるということが分かりました。

資料 エネルギー政策の転換に向けて(2011.4.22ソフトバンク:孫正義)
原発全廃でも困らない( AERA2011.4.11長谷川熙)
火力発電所の低稼働率(小出裕章氏:京大原子力実験所)
未来に続くいのちのために原発はいらない(PKO)「雑則」を広める会

★私たちは被爆地域の人々の健康と生活の補償を求めます
★私たちは浜岡原発の停止と全原発の点検を求めます
★私たちは東京電力社長清水政孝氏の加害責任と行政の加害責任を求めます
●私たちはエネルギー政策の転換(脱原発)を求めます
                市民が求め創るマニフェストの会
http://jugem.jp/mono/amazon/4904350138

Re: 「20mSvは健康によい有り難く頂戴せよ」=自民党愛国議員たちへの盲信

これまで反原発運動は左派の専売特許でした。しかし、福島第一原発事故は電力会社の利益のために国土と国民を著しく損なう結果となったという点で、本来は右派の人からも大きな怒りが生じるべき問題です。実際に右派の人々からも原発反対の声が出てきています。
一方で、御提示の自民党右派愛国議員たちの回覧版や、在特会の原発擁護デモ「原発の火を消させない」などを見ると、日本の右派の主流は「雇われ右翼」であると実感します。
『東急不動産だまし売り裁判 こうして勝った』
http://webcatplus.nii.ac.jp/webcatplus/details/creator/10110549.html

浜岡原発反対!!

浜岡原発は堤防を作るといっています。しかし、堤防が完成するまでには何年もかかります。そのために、少なくとも堤防が完成するまでは浜岡原発を停止すべきと原発反対運動側は主張しています。
> 国土交通省は既存の原発を津波から守る潮力発電23メーターの防波堤建設を即刻実施しょう、福島もちろん東南海地震は、起きないとは言えない。
浜岡原発の停止を求める集会とデモ開催=東京・港
http://www.pjnews.net/news/794/20110411_1/
> 浜岡原発は砂丘を津波対策の堤防としているが、津波が襲えば砂を積み上げた砂丘は簡単に壊れてしまう。中部電力は福島第一原発事故後に新たな津波対策として防波壁の設置を打ち出したが、これは現状が不十分であることを認めたからにほかならない。それならば浜岡原発は即刻停止すべきである。

東急不動産だまし売り裁判 : こうして勝った

東急不動産だまし売り裁判 : こうして勝った
トウキュウ フドウサン ダマシウリ サイバン : コウシテ カッタ -- (BA91734995)
東京 : ロゴス, 2009.7
110p ; 19cm
ISBN: 9784904350133
著者標目: 東急不動産消費者契約法違反訴訟原告
分類: NDC9 : 324.2 ; NDLC : AZ-821
件名: 東急不動産株式会社 ; 消費者契約法 ; 不動産 -- 判例 -- 日本
所蔵図書館
関東院大法 310902811
西南院 図 324.2||196B 1006640229
専大神 図 10905455
帝京大 0001143217
http://booklog.jp/asin/4904350138
asin:4904350138:detail

2011年4月23日土曜日

『史上最強の弟子ケンイチ』第42巻、師弟関係重視の格闘漫画

 松江名俊が『週刊少年サンデー』(小学館)で連載中の格闘漫画『史上最強の弟子ケンイチ』第42巻が、4月18日に発売された。『史上最強の弟子ケンイチ』は、いじめられっ子の白浜兼一が道場・梁山泊での修行や様々な武術家との戦いで成長していくバトル漫画である。少年漫画の王道であるバトルを中心に、お色気やギャグ、感動ドラマなどなど少年漫画の要素が盛り込まれている。

 この巻では、梁山泊の面々が沖縄米軍基地にある秘密組織「闇」の拠点に潜入し、闇の勢力と激突する。岬越寺秋雨と馬剣星は「闇」の武器組と戦う。激しい戦いの中でも、お色気あり、ギャグありと達人クラスの安定した実力を見せつけた。そして兼一とアパチャイ・ホパチャイは最上階に進み、それぞれの因縁の相手と対決する。この戦いの中でアパチャイの過去編に突入する。
http://npn.co.jp/article/detail/39708674/

 少年マンガの王道を歩む『史上最強の弟子ケンイチ』であるが、主人公の兼一が「史上最強」と銘打っていても、弟子である点が大きな特徴である。鳥山明の『DRAGON BALL』で孫悟空が亀仙人の下で修業をするなど、主人公が弟子入りすることは王道漫画の定番である。しかし、あくまでヒーローは主人公であって、いつまでも主人公が弟子に甘んじることはない。主人公は師匠を乗り越えていく存在である。
http://www.fukkan.com/fk/user?no=1465149d4d8639ab

 これに対し、『史上最強の弟子ケンイチ』は弟子であることに価値を置いている。これは敵側の「闇」も同じである。今回は活人拳のアパチャイの弟子である兼一と、殺人拳のクルー・アーガードの弟子であるティーラウィット・コーキンが対決する。自らの育てた弟子の優劣によって武術家の優劣も定まる。しかも、アパチャイは、かつてアーガードの弟子であったという深い関係にある。師弟関係が物語に深みを与えている。(林田力「『史上最強の弟子ケンイチ』第42巻、師弟関係重視の格闘漫画」リアルライブ2011年4月21日)

江東区議会議員選挙と原発事故

江東区議会議員選挙と原発事故
原子力発電所の問題は江東区議会議員選挙の一つの争点です。福島第一原発事故はレベル7となり、チェルノブイリと並びました。事故後1ヶ月経ても収束しない点でチェルノブイリを越えています。FRIDAYは「東電も政府も知っている!収束工程表の大ウソ」と報道しています。複数の原子炉で事故が起きた点や広範な海洋汚染を引き起こしつつある点でもチェルノブイリを越える。
江東区にも福島第一原発周辺住民が避難している。また、江東区の大気や水も放射性物質で汚染された。福島第一原発事故は江東区の問題であり、有権者は原発推進・容認候補と脱原発の候補を見極める必要がある。

2011年4月22日金曜日

江東区の統一地方選挙

江東区の統一地方選挙
仙台堀川公園をきれいにしたい。清掃回数が増えた。防災無線を聞こえるようにする。原子力発電所の危険性は昔から指摘されていた。国民の力でエネルギー政策を転換しよう。
都立墨東病院を直営で維持する。不採算の医療を提供する。公立病院が医療の中心になるべき。
東陽町駅のエレベーター、エスカレーター設置。深川第八中学校に横断歩道を作る。これまで交通事故が多かった。自分達の未来をどうするかという選挙である。

『JIN-仁-完結編』時空を超えた愛と命の物語

初回放送の特色は、悩める人間に別の人間が答えを出すという人間ドラマが重なった内容であった。仁の悩みは尽きない。咲の言葉で象山の治療を決意したものの、仁はタイムスリップした自分の存在意義について悩み続ける。迫力ある象山に励まされたが、禁門の変では無力さを人命を救えない自らの無力に絶望する。失意の中で江戸に戻るが、丁稚小僧の喜市(伊澤柾樹)の一途な気持ちに勇気をもらう。悩める人物だからこそ、他の人々を救うこともでき、それが自分にも返ってくる。自らも悩みを抱える人物の等身大の言葉だからこそ、相手を救い、自分も救われる。
http://bookweb.kinokuniya.co.jp/htm/4904350138.html
「聞いたか。東急リバブル・東急不動産には本当に腹が立つ」
「大企業でありながら、大企業の信用を武器に、消費者に屑物件をだまし売りしてボロ儲けする。許せないな」
「最近では、地上げブローカーを使って良からぬ噂を流しては、だまし売り被害者に圧力をかけているらしい」
「ゴキブリ以下の豚野郎とは、このことだよな」
「大企業が財力にモノを言わせて消費者を黙らせようという考えに至ると、ロクなことはない。昔から同じさ。最後には革命などで叩き出され、惨殺される。だから、悪いことは言わない。それだけは止めといた方が身のためだぜ。」
「本当に呪われた企業だ」

東急不動産だまし売り裁判原告を中傷する工作員

悪徳不動産業者は驚くほど冷酷で、マンションだまし売りで搾取した挙句、消費者を自殺に追い込むような連中であった。表面だけはいい子ぶりっこすることが悪徳不動産業者の取り柄である。悪徳不動産業者は図々しさでは群を抜いている。
東急不動産工作員は、どうしても東急不動産だまし売り裁判原告に敵わないからと言って、あの手この手で執拗に誹謗中傷を繰り返した。それによって、東急不動産だまし売り裁判原告を自殺に追い込もうとした。
しかも、東急不動産工作員は、自分達の無能さを誤魔化すために、自分よりも有能な人々に犯罪の濡れ衣を着せて陥れようとさえするから性質が悪い。偽者と本物と偽り、本物を替え玉と偽って殺害したり、自殺に追い込んだりする。しかし、東急不動産だまし売り裁判原告への誹謗中傷で世間様から白い目で見られることは確実である。
http://hayariki.cocolog-nifty.com/
東急不動産だまし売りの悪質さ
東急リバブル東急不動産の新築マンション・アルス東陽町301号室だまし売りは巧妙に仕組まれた悪質な詐欺的商法である。東急リバブル東急不動産は日照や眺望をセールスポイントとしながら、不利益事実(隣地建て替え、騒音など)を隠して、問題物件をだまし売りした。東京地裁平成18年8月30日判決(平成17年(ワ)3018号)は東急不動産の消費者契約法違反(不利益事実不告知)を認定し、売買代金全額返還を命じた。
アルス東陽町301号室をだまし売りした東急リバブル東急不動産の販売手法が卑劣であったことは東急不動産消費者契約法違反訴訟の原告本人尋問で明らかになっている。東急リバブルは作業所隣接地の建て替えを隠しただけでなく、駐車場になっている東側の危険性を強調することで購入者を誤認させた(『東急不動産だまし売り裁判 こうして勝った』ロゴス社、2009年、67頁)。このだまし売り手法はアルス横浜台町と共通する。アルス横浜台町でも購入者が裁判を起こした。
企業工作員と指摘される人物から即日契約したと購入者を中傷するネット工作がなされているが、事実無根の虚偽である。原告本人尋問(2006年2月6日)において、現地を3回見たと証言している(原告本人調書12頁)。東急不動産代理人の井口寛二弁護士も反対尋問で「3回ほど現場を見られて」と発言している(原告本人調書13頁)。これは東急不動産も否定していない既定の事実である。 企業工作員はネットゴキブリである。
http://hayariki.wordpress.com/

2011年4月21日木曜日

江東区議会議員選挙

江東区議会議員選挙
多数激戦の選挙。東陽町の駅頭の場所取りも激しい。都知事選は自粛ムードだった。
実績や公約を示す中で反応が出てきた。東陽町駅ホーム拡張、都バス、深川発注前の歩道橋撤去。耐震補強工事。
大地震の被災地の復興と救援。防災計画の抜本的な見直し。公共施設や橋の耐震補強工事。備蓄物資が足りない。毛布や水が足りない。
原発が危険であると判明した。福島第一原発事故は人災である。原発の総点検。エネルギー政策の転換。
福祉に強い街づくり。認可保育園を増やす。安かろう悪かろうの保育園はしかたない。特養老人ホームを増やす。都立病院の存続。
昭和大学病院、有明までのバス路線の実現。
東陽町駅はあふれている。危険。江東区は職員を減らしてきた。職員を減らしてはダメと言った。

2011年4月20日水曜日

『FAIRY TAIL』第26巻、キャラクターの過去が物語に厚み

 真島ヒロが『週刊少年マガジン』(講談社)で連載中の漫画『FAIRY TAIL』第26巻が、4月15日に発売された。『FAIRY TAIL』、は魔導士ギルド「妖精の尻尾(フェアリーテイル)」に加入した新人魔導士の少女・ルーシィ・ハートフィリアと、ナツ・ドラグニルらギルドの仲間達の活躍を描くファンタジー作品である。テレビアニメも2009年10月12日からテレビ東京系列で放送中である。

 物語の舞台は魔法が使える架空の世界で、魔導士達に仕事の仲介等をする組合「魔導士ギルド」が各地に存在する世界が舞台である。ギルドは人々の困った問題を解決する何でも屋のようなもので、ルーシィ達は受けた依頼を解決するために奮闘する。これら依頼の解決や闇ギルドとの戦いがストーリーの基本である。
http://npn.co.jp/article/detail/39659444/
 タイトルの通り、ギルド「妖精の尻尾」が物語の中心に位置している。悪の魔王を倒すために主人公一行が旅を続けるという冒険物ではない。外部に冒険に行っても、それが終われば主人公達はギルドに戻る。毎回独立した依頼やイベントを繰り返す点が長期連載の要因である。

 一方で、単発の依頼やイベントの繰り返しにはマンネリ化の危険がある。それを『FAIRY TAIL』では物語を主人公達の過去のエピソードに絡ませることで回避している。第三者が持ち込んだ依頼であっても、依頼内容が主人公達の過去のエピソードに何らかの形で関わってくることが多い。破天荒な「妖精の尻尾」の魔導士達も実は重たい過去を抱えている。依頼を解決していくことが、彼ら自身が過去と向きあうことになる。これによって物語に厚みを持たせた。
http://hayachikara.dtiblog.com/

 この巻では「妖精の尻尾」の聖地・天狼島で、「妖精の尻尾」が闇ギルド最強を誇る「悪魔の心臓(グリモアハート)」の攻撃を受ける。そこではナツと関係がありそうなゼレフや、マスター・マカロフと先代マスター、師匠ウルの死の原因となったグレイ・フルバスターとウルの娘・ウルティアと因縁の関係が目白押しである。同時並行するキャラクターの因縁に注目である。
(林田力「『FAIRY TAIL』第26巻、キャラクターの過去が物語に厚み」リアルライブ2011年4月20日)

INAX=?iso-2022-jp?B?GyRCJWElcyVGJUolcyU5SVRFdk8rRi85VDBZGyhC?=

INAXメンテナンス不当労働行為
INAXメンテナンスで働く労働者と会社側との裁判の最高裁判所判決で、会社側の不当労働行為が認定された。労働者側は団体交渉を求めていた。判決は業務委託のカスタマーエンジニアも労働法上の労働者であり、団体交渉の拒否は不当労働行為になるとする。

2011年4月19日火曜日

江東区議会議員選挙が告示

区議会議員選挙が告示=東京・江東
統一地方選挙の後半戦が2011年4月17日に告示された。東京都江東区では区長選挙と区議会議員選挙が告示され、各候補が選挙戦を開始した。投票日は24日である。
東日本大震災直後のために自粛ムードが強かった前半戦に比べて、今回は選挙カーが走り回り、従来に近い選挙活動が展開された。江東区には多くの鉄道路線が走っているものの、人の流れのコアになるターミナル駅が乏しい。そのために他の地区以上に駅頭での演説よりも選挙カーの比重が大きくなる傾向がある。
http://www.pjnews.net/news/794/20101004_5
asin:4904350138:detail

『JIN-仁-完結編』気弱そうな大沢たかおが悩める意思を熱演

 TBS開局60周年記念ドラマ『JIN-仁-完結編』が、4月17日から放送開始された。初回「時空を超えた愛と命の物語」は2時間5分の拡大スペシャルで放送され、初回平均視聴率が23.7%と好発進した。

 『JIN-仁-』は、大学病院の脳外科医だった南方仁(大沢たかお)が、幕末の江戸時代にタイムスリップし、治療を行いながら幕末の動乱に巻き込まれていくドラマである。村上もとかの同名の漫画が原作で、2009年にドラマ化された。その続編が『完結編』で、仁がタイムスリップしてから2年後の1864年(元治元年)が舞台である。

 初回は江戸を舞台とする橘栄(麻生祐未)の脚気の治療と、京都を舞台とする禁門の変の二つを軸に話が進む。栄は縁談を破談にして橘家に泥を塗った娘の咲(綾瀬はるか)を許さず、生きる気力を失っていた。脚気を患っていたが、仁の勧める食事療法も拒否してしまった。仁は菓子を作って、甘いものが好きな栄に食べてもらおうとする。

 また、坂本龍馬(内野聖陽)からは、何者かに襲われて瀕死の重傷を負った佐久間象山(市村正親)の治療を依頼される。治療のために上洛した仁は禁門の変に巻き込まれ、戦災者を手当てし、虫垂炎を患った西郷吉之助(藤本隆宏)を手術する。
http://npn.co.jp/article/detail/58322049/
 タイムトラベル物というSFの定番であるが、主人公が歴史音痴の医者という点がユニークである。主人公は歴史音痴のために未来を予言する知識は乏しい。それが逆に歴史的事件や歴史上の人物を新鮮に描くことに成功した。

 また、主人公が取り組む医療は人々の生活に密着した分野である。優れた医療技術を有する点で主人公の特異性を際立たせながらも、その時代に溶け込ませることに成功した。これが半村良の小説『戦国自衛隊』や、かわぐちかいじの漫画『ジパング』のように軍隊をタイムスリップさせたならば、過去の政治に大きな影響を与えなければ物語は成り立たない。

 そして人の生死に直結した医療をテーマとすることで、登場人物の人間ドラマを丁寧に描いた。ドラマ冒頭の咲は元気がなかった。死を望む母親を黙って受け入れるしかないと言う咲に、仁は「咲さんは医者でもあるのだから、黙って見ているだけというのは違うのではないでしょうか」と諭す。これは決して上から目線でも、高圧的でもない。軽く背中を押すような自然さである。
http://hayachikara.blog38.fc2.com/

 一方で仁は歴史を変えてしまうことを恐れ、佐久間象山という重要人物の治療を躊躇する。それに対し、今度は咲が仁に「黙って見ているだけというのは違う」と同じ言葉を返す。他人を励ますために発した言葉が逆に自分を励ますことになった。一見すると、ひ弱で線が細いという印象を与える大沢たかおが、悩みながらも人を助け、それに自らも救われる仁を好演している。
(林田力「『JIN-仁-完結編』気弱そうな大沢たかおが悩める意思を熱演」リアルライブ2011年4月19日)

企業工作員はネットゴキブリ

企業工作員はネットゴキブリ
インターネットで消費者を誹謗中傷する東急不動産工作員はネットゴキブリとも言うべき醜い存在である。不利益事実を隠して新築マンションをだまし売りし、裁判で売買代金全額返還を命じられたにも関わらず、嘘デタラメで東急不動産だまし売り被害者を中傷する。

2011年4月18日月曜日

『江〜姫たちの戦国〜』第14回、バカ殿を突き抜けた岸谷五朗の秀吉

 NHK大河ドラマ『江〜姫たちの戦国〜』の第14回「離縁せよ」が、4月17日に放送された。今回は江(上野樹里)が最初の夫・佐治一成(平岳大)と祝言をあげ、離縁させられるまでである。最初の夫との短い結婚生活を一話で語らせるダイジェクト的な展開であるが、羽柴秀吉(岸谷五朗)の腹黒さが際立った。

 これまで『江』の秀吉はバカ殿のようであると酷評されていた。千利休(石坂浩二)からは下心を見透かされ、おね(大竹しのぶ)からは呆れられ、石田光成(萩原聖人)の前で醜態をさらす。百姓の身から織田信長に抜擢された才覚や「人たらし」としての魅力が根本的に欠けていた。朝鮮出兵などの負の側面がある豊臣秀吉は戦国三英傑の中で悪く描かれることが定番であるとしても、ここまで天下を掌握する前の秀吉を貶める作品も珍しい。
http://hayachikara.dtiblog.com/

 『江』の秀吉の問題は、傍からは秀吉が間抜けに見えることである。秀吉は市(鈴木保奈美)や茶々(宮沢りえ)を自分のものにしたいと邪心を抱いている。ドラマで描かれる秀吉は、そのことで頭がいっぱいである。表向きは否定し取り繕っているものの、秀吉の邪心は周囲の登場人物に丸分かりである。このような秀吉に光成のような切れ者が忠義を尽くすことは、ドラマの説得力を欠けたものにしてしまう。

 ところが、今回の秀吉は一皮むけた。秀吉は江を離縁させるが、卑劣な策略を用いた。そして江や茶々、初(水川あさみ)、おね、光成らの前で自分の策略であると悪びれずに白状する。江の怒りを自分に向けさせ、怒りを爆発させる江を見て歓喜する。この秀吉は擁護する余地がない悪役である。しかし、見え透いた嘘で取り繕うことをしない点では正直である。これは「織田信雄との戦を避けるため」という虚偽の名目で江を嫁がせた時とは対照的である。
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 この「やりたいことをやる」「欲しいものを獲得する」というストレートさは、悪の魅力とでも言うべきものである。残忍な独裁者であった秀吉が「太閤さん」人気を有する一因でもある。その意味で今回は秀吉が周囲に遠慮せず、本音を通す転換点とも言える。ちょうど今回は秀吉の趣味が反映したキンキラキンの大阪城も完成した。自らの欲望に正直になった秀吉に注目である。
(林田力「『江〜姫たちの戦国〜』第14回、バカ殿を突き抜けた岸谷五朗の秀吉」リアルライブ2011年4月18日)

震災復興基礎所得保障と生活再建のための現物支給:転載

震災復興基礎所得保障と生活再建のための現物支給を政府に要求する院内集会
3・11の震災は、地球規模で多くの人々にショックを与えました。
今回はユニオンの被災者の生の声をもとに有志による「基礎所得保障と生活再建
のための現物支給を政府に要求する院内集会」を開催します。
 要旨は、被災者に早急に無条件・個人単位による基礎所得保障を支給し医療保
障、住宅、被災孤児、児童、高齢者、障がい者、ひとり親、性、セクシャルマイ
ノリティ、在日外国人に迅速・適切な支援を求めます。
また原発で働く労働者への補償と被災者の雇用政策。最終的には日本全域に基
礎所得、社会保障の充実を求める集会です。

日時:4月27日(水)11:30〜13:30 参議院会館B109
 ※14:30〜16:30 フリートーキング&交流会の予定
Ust中継予定あり

《発言者》
・佐々木淑子(福島県・郡山市被災者、ケアマネジャー・看護師・認知症グループホーム建設中に被災)
・岸本聡(全建労連・釧路建設ユニオン書記長)
・白崎朝子(安全な労働と所得保障を求める女性介護労働者の会)
・山森亮(同志社大学)
・佐藤昌子さんからのメッセージ(パナソニック派遣切り裁判元原告、郡山市被
災者)
・司会と発言 白崎一裕(反貧困ネットワーク栃木・共同代表、栃木県北にて被
災)
他、他の地域の被災当事者からのアピール、海外からのメッセージ、与党、野党
議員からの発言
★主催:震災復興基礎所得保障等を政府に要求する実行委員会
http://hayachikara.dtiblog.com/
『東急不動産だまし売り裁判』東急不動産の遅過ぎたお詫び
「聞いたか。東急リバブル・東急不動産には本当に腹が立つ」
「大企業でありながら、大企業の信用を武器に、消費者に屑物件をだまし売りしてボロ儲けする。許せないな」
「最近では、地上げブローカーを使って良からぬ噂を流しては、だまし売り被害者に圧力をかけているらしい」
「ゴキブリ以下の豚野郎とは、このことだよな」
「大企業が財力にモノを言わせて消費者を黙らせようという考えに至ると、ロクなことはない。昔から同じさ。最後には革命などで叩き出され、惨殺される。だから、悪いことは言わない。それだけは止めといた方が身のためだぜ。」
「本当に呪われた企業だ」
tennsai

2011年4月17日日曜日

二子玉川ライズ取消訴訟第1回口頭弁論

二子玉川ライズ取消訴訟第1回口頭弁論が2011年4月19日午前11時30分から東京地裁522号法廷で開催される。原告2人と弁護士が陳述する予定である。また、二子玉川ライズ公金支出差し止め住民訴訟控訴審の第三回口頭弁論が5月19日午前10時30分から東京高裁808号法廷で開催される。
http://book.geocities.jp/hedomura/109rise.html

『新 仮面ライダーSPIRITS』第4巻、往年のファンも納得のエピソード

 村枝賢一が『月刊少年マガジン』(講談社)で連載中の漫画『新 仮面ライダーSPIRITS』第4巻が、4月15日に発売された。通常版と特装版の同時発売で、特装版には過去エピソードを完全オールカラー化した別冊が同梱されている。

 仮面ライダーは石森章太郎が原作のヒーロー・アクションで、ウルトラマンや戦隊モノと並ぶ代表的な作品である。これまでに『仮面ライダーV3』や『仮面ライダーアマゾン』など数多くのシリーズが作られた。村枝が『月刊マガジンZ』で連載した『仮面ライダーSPIRITS』は、『仮面ライダーZX』の世界観を継承した作品である。『月刊マガジンZ』の休刊後は『月刊少年マガジン』で『新 仮面ライダーSPIRITS』として連載を再開した。
http://npn.co.jp/article/detail/20072786/

 他の作品と異なり、仮面ライダーSPIRITSという名前の仮面ライダーは存在しない。その代わりに仮面ライダー1号(本郷猛)から仮面ライダーZX(村雨良)まで数多くの仮面ライダーが登場し、悪の組織BADANと戦う。自身も熱烈なファンという村枝による、原作やテレビ放送を踏まえたエピソードは往年のファンからも評価が高い。

 この巻では、仮面ライダースーパー1(沖一也)が北陸の医王山でジンドグマの四幹部と交戦する。『仮面ライダースーパー1』では、ジンドグマの四幹部(魔女参謀、幽霊博士、鬼火司令、妖怪王女)が互いに罵り合う展開が多かった。しかし、ここでは一致団結して長期戦に持ち込み、チェックマシンのメンテナンスを受けられなくなったスーパー1は窮地に陥った。一方で沖をかばって死亡した玄海老師や弁慶のエピソードが登場するなど『仮面ライダースーパー1』のファンには懐かしい展開になった。

 仮面ライダー・シリーズは悪の組織に改造人間にされた仮面ライダーの痛みや怒りを描く点で、他のヒーロー・アクションには存在しない生々しさがある。この点は『仮面ライダーSPIRITS』も引き継いでいるが、仮面ライダー以外のキャラクターにも拡大している。
http://hayachikara.blog38.fc2.com/
 悪の組織BADANはショッカーなどの秘密結社と異なり、大々的に世界征服に乗り出し、日本の自衛隊を壊滅させる。このBADANの攻撃で大切な仲間を失ったキャラクターも多く、彼らの苦しみにも目を向ける。さらにBADANが神話の神々に通じる存在であることが明らかになり、物語は人類全体への因縁と風呂敷が大きく広がった。
(林田力「『新 仮面ライダーSPIRITS』第4巻、往年のファンも納得のエピソード」リアルライブ2011年4月16日)

Re: 城南信用金庫の宣言を支持します

私も城南信用金庫の宣言を支持します。
合理的な経済人ならば原子力発電が割に合わないことは一目瞭然であり、経済人として合理的な思考です。ソフトバンクの孫正義氏も原発に批判的です。
孫正義社長が東日本大震災で100億円を寄付
http://npn.co.jp/article/detail/14402517/
孫正義と田原総一郎と原発設計者が対談
http://www.pjnews.net/news/794/20110404_4/
むしろ問題は日本の支配層に合理的な判断能力が欠けている点です。原発推進派は「原発周辺住民がどうなろうと、自分達さえ安全ならば関係ない」という姿勢であると批判されますが、内部被曝など正確な知識を有していれば東京でさえ無害とは言えません。日本の支配層は目先の利益しか考えられず、自分達の安全さえ判断できないのではないかと思えます。この点を踏まえると、「政治家や東京電力の役員が東京を離れないうちは大丈夫だ」みたいな話もありますが、それに頼ることは危険です。
十五年戦争の敗戦後も、国民の立場から見れば、日本の支配体制は温存されたと批判できます。一方で戦前から戦後への転換は支配層にとっては受け入れがたい変化であった筈です。日本の支配層の立場でも十五年戦争は愚かな選択でしたが、彼らは止めらませんでした。
『東急不動産だまし売り裁判 こうして勝った』
http://book.geocities.jp/hedomura/poli/eco.html

元厚生事務次官宅連続襲撃事件の先を行く警察小説『感染遊戯』

 推理作家・誉田哲也の新作『感染遊戯』(3月25日発行)が、2008年に起きた元厚生事務次官宅連続襲撃事件を予見し、その先を行く内容になっていると注目されている。

 『感染遊戯』は、『ストロベリーナイト』や『シンメトリー』などの姫川玲子シリーズのスピンオフ作品である。姫川玲子自身も登場するものの、今回は脇役である。「感染遊戯/インフェクションゲイム」「連鎖誘導/チェイントラップ」「沈黙怨嗟/サイレントマーダー」「推定有罪/プロバブリィギルティ」の4章から構成されるが、「感染遊戯」「連鎖誘導」「沈黙怨嗟」は、主人公も事件も異なる独立した話である。

 「感染遊戯」では、姫川のライバル的存在の勝俣健作が、製薬会社従業員の殺害事件の顛末を語る。

 「連鎖誘導」では、『シンメトリー』所収の短編「過ぎた正義」に登場した倉田修二が、二人の男女を襲った路上殺傷事件を捜査する。

 「沈黙怨嗟」では、所轄に異動した姫川班最若手の葉山則之が、世田谷の老人同士のケンカの背景を調査する。

 これだけでは短編集の趣があるが、最終章の「推定有罪」でキャラクターも事件も結びつく。
http://npn.co.jp/article/detail/67925117/
 全体の骨格となっているものは、「感染遊戯」の最後の勝俣のセリフ「国民の、お上に対する逆襲」である。年金問題や天下りなど公共性を名目に税金を浪費して私腹を肥やす官僚に対する国民の怒りは大きい。官僚は政治家と異なり、表に出ることもない。そのため、国民のフラストレーションは蓄積する一方である。

 最初の章の「感染遊戯」は、『小説宝石』2008年7月号に掲載されたものである。その数か月後の2008年11月に元厚生事務次官宅が相次いで襲撃される事件が起きた。年金記録問題で年金制度への信頼が失墜した後であったため、この連続襲撃事件は年金テロと騒がれた。官僚に対する国民の恨みが殺意となって具体化した点で、「感染遊戯」は連続襲撃事件を予見したものであった。
http://akiba.geocities.jp/uchuubaka/kakuritsu.html

 また、連続襲撃事件では事件当初、犯人が歴代の厚生事務次官の住所を把握していたことに疑問の声が出ていた。犯人は図書館で古い名簿を閲覧して住所を入手したとされるが、『感染遊戯』では一歩先を進む展開を描いた。そこではインターネットの活用によって殺意がウイルスのように伝播していく。
http://hayachikara.blogspot.com/

 これは連続襲撃事件と大きく異なるところである。連続襲撃事件は単独犯による一過性の事件であったが、『感染遊戯』は複数人により同時多発的に事件が発生する。インターネットの特性を盛り込むことで、現実を超えた展開を描き出した。(林田力「元厚生事務次官宅連続襲撃事件の先を行く警察小説『感染遊戯』」リアルライブ2011年4月14日)

2011年4月16日土曜日

世田谷区長選挙予定候補集会

世田谷区長選挙予定候補集会
黙祷で始まった。
中村重美。会からの問題提起。一月前の東日本大震災を踏まえて自治体の役割を考える。区議会で予算案に明確に反対した会派は日本共産党と無党派市民。厳しいのは区民の暮らしである。暮らしの再建が求められている。
景気は持ち直しに転じており、企業業績の改善と厳しい暮らしのギャップがある。
北風を吹き込む姿勢が見られる。ガン検診の有料化。福祉予算の削減。
道路や再開発などの土木費は減少しているが、二子玉川ライズの遅延などによるもので、開発優先の姿勢は捨てていない。土木費は23区で突出。防災予算は安心・安全な町づくりを掲げながらも、削減され、東日本大震災後も何ら組み替えされなかった。福祉部門は外部委託が進められた。
保坂のぶと、すがややすこ、けいの靖幸、黒木実の予定候補が話す。

野球を愛する『もしドラ』作者の処女作『エースの系譜』

 大ベストセラー『もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら』(略称:もしドラ)の作者・岩崎夏海の新作『エースの系譜』(3月17日発売)が好調である。表紙イラストを漫画家の久米田康治が担当したことも話題で、栗田あぐりによる漫画化(コミカライズ)も決定している。

 『エースの系譜』は、私立高校の野球同好会の顧問となった教師が甲子園出場を目指して奮闘する小説である。『もしドラ』は高校野球とドラッカーの『マネジメント』という組み合わせの斬新さがヒット要因となった。これに対し、『エースの系譜』は純粋な高校野球小説である。
http://npn.co.jp/article/detail/15528700/

 監督や選手が実在の理論や技術を適用する点は『もしドラ』と共通する。『もしドラ』が物語中で『マネジメント』本文を多数参照したように、『エースの系譜』もページ下部に多数の注釈がある。『もしドラ』との相違点は、基本的に解説は野球に関する内容であることである。一部にプロ雀士・桜井章一の思想を野球に当てはめている箇所もあるものの、ほとんどが高校野球やプロ野球、大リーグの一流選手の実話に基づいており、野球のウンチクを楽しめる。

 『エースの系譜』は『もしドラ』より後に出版されたが、執筆は『もしドラ』よりも早い。著者が1989年に書き上げた処女作である。『もしドラ』は、イメージしやすい高校の部活動を題材に難解な『マネジメント』を解説するというビジネス書的な意味合いでヒットした。しかし、『エースの系譜』では単なる素材としてではなく、野球そのものへの著者の愛が前面に押し出されている。

 『エースの系譜』の特徴は、野球部監督が主人公であることである。それによって、弱小野球同好会が強豪野球部に成長するまでの長いドラマが可能になった。そこには10年もの期間があり、10人ものエースが登場する。エースが交代していく点は、ちばあきおの『キャプテン』に類似するが、『エースの系譜』では監督を主人公とすることで、敗北を繰り返しながらも成長するチームの物語に一貫性を与えた。
http://www.pjnews.net/news/794/20100520_9/

 一方、監督目線でエースの系譜をたどるというテーマを徹底しているため、特に前半では具体的な登場人物が監督とエースのピッチャーしか登場せずに話が進む。これは野球というチームスポーツの小説としては異様である。物語が進むとエースを支えるメンバーやマネージャーなどの描写も深まり、野球小説らしくなる。この流れ自体がエースを育てること自体が大変であった初期からの成長を物語っている。
(林田力「野球を愛する『もしドラ』作者の処女作『エースの系譜』」リアルライブ2011年4月13日)

Re: 続報「素直に喜べない」

「パレスチナに対してイスラエルが何をしているかを考えずに。」との御指摘は重要と思います。右派からはトルコやインドなどでは欧米列強と戦った日本に感謝しているとの指摘がなされます。それを日本の侵略戦争を美化・正当化する根拠に利用しています。しかし、それらの国々の日本評価も「中国や朝鮮に対して日本が何をしているかを考えずに」なされたものに過ぎません。
『東急不動産だまし売り裁判 こうして勝った』
http://www.mybookle.com/indiv/bookler/733

『進撃の巨人』第4巻、訓練兵時代の過去編で脇役をキャラ立ち

『進撃の巨人』第4巻、訓練兵時代の過去編で脇役をキャラ立ち
 諌山創が『別冊少年マガジン』(講談社)で連載中の人気マンガ『進撃の巨人』の第4巻が、4月8日に発売された。『進撃の巨人』は、人類が存亡を賭けて巨人と戦うサバイバル作品で、単行本の各巻が各々100万部、累計400万部を突破する話題作である。この巻はトロスト区奪還作戦の続き、訓練編時代の過去編、新たな方向性と盛りだくさんの内容であった。

 冒頭は前巻の続きのトロスト区奪還作戦である。巨人化した主人公エレン・イェーガーが巨人の破壊した壁の穴を岩で塞ぐ作戦であったが、巨人になったエレンは自我を失い、暴走する。人類は絶望的な戦いを強いられ、アルミン・アルレルトは必死でエレンに呼びかける。何故、危険な外の世界に出るのかというエレンの内面の葛藤がポイントとなるが、エレンの精神的成長よりも、諦めることなくエレンの心に響くように工夫して呼びかけ続けたアルミンの努力に負うところが大きい。

 前巻までで、エレンには巨人化という他の人間にはない圧倒的な能力を持っていることが確認された。主人公が圧倒的な能力を有することは漫画の定番設定であるが、主人公だけが活躍して他のキャラクターが空気となってしまう危険がある。

 しかし、『進撃の巨人』では巨人化したエレンは暴走し、エレンに呼びかけ続けたアルミンや、巨人を引き付けて犠牲になった多数の兵士が存在しなければ窮地を脱することができなかった。現時点のエレンは完全無欠なカッコいいヒーローではないが、主人公一人で何もかも解決するよりも物語としては精緻である。
http://npn.co.jp/article/detail/55530958/
 壁の穴を岩で塞ぐ作戦の終了後、物語は小休止して訓練兵時代にさかのぼる。この過去編ではジャン・キルシュタインやアニ・レオンハートら同期兵士の性格を掘り下げている。たとえば過去に食糧庫から肉を盗んだサシャ・ブラウスは、訓練中にも芋を食べる食いしん坊キャラで、殺伐した物語の中で貴重なギャグ担当になっている。

 この訓練兵時代の過去編ではエレンの非凡さも明らかになるが、その演出が巧みである。上位の成績で訓練兵団を卒業するエレンも、立体機動装置の最初の訓練では劣等生で、兵士としての適性がないと酷評されるほどであった。しかし、努力して上達したというような王道パターンではなく、意外な理由が明らかになる。

 過去編からの切り替えも巧妙である。「内地で安全な生活を送りたい」という小市民的な理由から憲兵団を志願していたジャンであったが、同期の兵士から自らの適性について冷静な意見を聞かされる。話が巨人の襲撃後に戻り、その兵士の変わり果てた姿を見たジャンは、巨人と直接戦う危険な調査兵団入りを決意した。

 最後は『週刊少年マガジン』に掲載された特別編『リヴァイ兵士長』の主役・リヴァイ兵士長が本編に絡む方向性を示して終わる。「人類最強の戦士」と呼ばれるリヴァイ兵士長と共に巨人への反撃が進むのか、展開が注目される。
(林田力「『進撃の巨人』第4巻、訓練兵時代の過去編で脇役をキャラ立ち」リアルライブ2011年4月12日)

2011年4月15日金曜日

2011年世田谷区長選挙の争点

新しいせたがやをめざす会のウェブから転載します。

集会には約50人の方と立候補予定者3人が出席しました。いろいろな立場の方から、何としても一本化してほしいという「悲鳴」のような声が上がりました。当日参加されていない方々にも知っていただき、その思いを受け止めてほしいと思います。
立候補予定者の動画を以下で公開しています。
http://shinsetagaya.web.fc2.com/movie.html

2011年世田谷区長選挙の争点
http://shinsetagaya.web.fc2.com/issue.html
築地市場移転問題
豊洲の築地市場移転先(石原慎太郎・花輪智史両氏が推進しようとする事業)では液状化現象が起きています。浦安市と同じ状況です。そのことをオープンにしない都政とは? 
移転問題はそういうことをチェックして、再検討してほしい。都議会議員時代に裏切った形で移転に賛成し始めた花輪さんの意見を問いたい。
TVも新聞も この予定地の液状化問題は一切触れません。都や政府の隠す方針に従っているセイでしょうか?
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『東急不動産だまし売り裁判 こうして勝った』

『白竜LEGEND』第17巻、原発だけでなく大相撲の八百長も予見

 天王寺大原作、渡辺みちお画で『週刊漫画ゴラク』に連載中のヤクザ漫画『白竜LEGEND』第17巻が、4月8日に発売された。原子力発電所の闇に迫る「原子力マフィア」編が連載開始後に発生した東日本大震災を理由に打ち切りになることで話題になった作品であるが、この巻にも社会問題を予見する内容が含まれている。

 それは大相撲の八百長である。冒頭の「土俵に賭けろ」編は、力士の野球賭博がテーマである。前巻では白竜が野球賭博をネタに力士を恐喝していたヤクザを脅して手を引かせる。この巻では、力士に恩を売った白竜が星を売買する力士の慣行を悪用してシノギのネタにする。

 野球賭博の捜査によって大相撲の八百長が発覚したことは周知のとおりである。「土俵に賭けろ」編の恐るべき点は、大相撲の八百長が公式に発表される前から、野球賭博と八百長を結び付けていたことである。『白竜』では、現実に起きた事件を下敷きにすることが多い。「土俵に賭けろ」編も、力士の野球賭博という既に起きた事件を題材にしたものだが、そこに追加した八百長相撲というフィクションが、現実を予見する結果になった。
http://npn.co.jp/article/detail/86022698/
 これは「原子力マフィア」編も同じである。福島第一原発事故を連想する生々しさが連載打ち切りの背景だが、題材は過去の日本の原発事故である。作中では原発の配管の問題を指摘するが、静岡県の浜岡原発では、2001年に緊急炉心冷却装置の作動試験中に配管が爆発・破断する事故が起きている。

 また、福井県の美浜原発でも、点検不足が原因で、配管からの蒸気漏れで作業員が死亡する事故が2004年に起きた。新潟県の柏崎刈羽原発は、2007年の中越沖地震で放射性物質が流出する事故が起きたが、そこでも消火系配管が損傷し、放射性物質を含む水が溜まった。「原子力マフィア」編は、過去の原発事故で指摘済みの内容をまとめたつもりが、福島第一原発事故とリンクしてしまった。

 次の「漂流チルドレン」編では、白竜の人間味が描かれる。保育園が地上げの対象になり、黒須組の事務所が一時的な託児所になった。白竜は組事務所で騒ぐ子ども達を見て驚く。冷静沈着で感情を表に出さない白竜としては珍しいシーンである。この「漂流チルドレン」編は、白竜が誰よりも子どもを大切に考えていたという人情味あふれる好エピソードになっている。
http://android.appinfo.jp/search/%E6%9E%97%E7%94%B0%E5%8A%9B/

白竜・土俵に賭けろ

白竜・大相撲八百長と原発
力士による野球賭博の捜査から大相撲の八百長が発覚したことは周知の通りである。土俵に賭けろ編の恐るべき点は、八百長が公式に発表される前から、野球賭博と八百長を結び付けていたことである。
白竜は現実に起きた事件を下敷きにすることが多い。過去には暴力団による東急電鉄の株式買い占め事件などをネタにしている。土俵に賭けろ編も力士の野球賭博という既に起きた事件を題材にしたものだが、そこに追加した八百長相撲というフィクションが現実を予見する結果になった。これは原子力マフィア編も同じである。福島第一原発事故を連想する生々しさが連載打ち切りの背景だが、題材は中越地震で損壊した柏崎原発である。柏崎原発について原発反対派から指摘された内容をまとめたつもりが、福島第一原発事故とリンクしてしまった。この趣旨の記事がリアルライブに掲載された。

2011年4月14日木曜日

転載【4・5釜ヶ崎大弾圧】再度、NDSメンバーが逮捕されました。

転載【4・5釜ヶ崎大弾圧】再度、NDSメンバーが逮捕されました。
4・5釜ヶ崎大弾圧を許さない!
レオを返せ!!釜ヶ崎の仲間たちを返せ!!

 4月10日(日)19時、大阪市西成区の選挙会場・萩之茶屋小学校投票所で、ドキュメンタリー作家である佐藤零郎(以下レオ)が不当逮捕されました。事態は以下のようになります。

 10日の18時ごろからレオは仲間たち数十人と一緒に西成区の釜ヶ崎を歩きながら、住民票を削除された人たちにたいして、投票に行くことを呼びかけていました。その後、萩之茶屋小学校内に入り、自分自身の投票を済ませた後、突然6、7人の警察官につかみかかられ逮捕されました。

 2007年、大阪市は釜ヶ崎解放会館、ふるさとの家、NPO釜ヶ崎に置かれていた2088人分の住民票を本来の住所と違うという見解によりいっせいに削除しました。住民票の削除は、運転免許証や各種資格をとることもできなくなり、生活全般に支障がきたされます。さらに選挙権も奪われてしまう状況に置かれてしまいます。
 よって、住民票の奪還のために、2007年以来、選挙があるたびに釜ヶ崎の労働者と一緒に選挙会場へ出向き、投票所での選挙権の復活を応援するという運動が取り組まれてきましたが、レオもこの運動にかかわると同時にカメラを回し、運動の記録を続けてきました。しかし、レオの逮捕に先立ち、4月5日(火)にこの運動に関わっていた5名が家宅捜査と同時に一斉逮捕され、6日(水)にもう1名逮捕されました。レオが運動に寄り添いながら撮りためてきたDVテープは250数本になりますが、5日に家宅捜査を受けたとき(たまたまレオは不在でした)、すべて押収されてしまいました。

 明らかに、この一斉逮捕すなわち4・5釜ヶ崎大弾圧は住民票の奪還を目指してきた人たちに対する弾圧であり、言論抑圧であることは間違いありません。

 わたしたちは7人にたいする不当逮捕にたいして強く抗議すると同時に、表現の自由にたいする抑圧にたいしても抗議を表明します。

 何よりレオは西成区の住民なので投票会場に入るのは違法行為でも何でもありません。また、街の人たちに投票を呼びかけることの何が悪いのでしょうか?選挙期間の間、市の職員も選挙カーやら街のポスターやらで毎日毎日うるさいほど選挙に行こうと謳っているというのに!!
人間の生きる権利を求めてきた釜の仲間7人を逮捕した権力を私たちは決して許しません。7人全員を取り戻すまでたたかい続けます。そして7人全員が帰ってきた後もこの弾圧やこれまで市・警察がしてきたことは絶対忘れないし、声をあげ続けます。
http://books.yahoo.co.jp/book_detail/AAY46226/
仲間たちを返せ!
釜の住民票を返せ!!

 わたしたちは7人の即時釈放を求めます。さらに、今すぐ押収されたDVテープを返還することを求めます。

みなさまへ幅広い注目と連帯を呼びかけます!
また、7人への連帯のメッセージと救援カンパをお願いします。

2011年4月12日 4・5釜ヶ崎大弾圧に怒る仲間の会

石原慎太郎都知事再選の絶望と希望

【PJニュース 2011年4月13日】東京都知事選挙が2011年4月10日に投開票され、現職の石原慎太郎氏が再選した。インターネット上では小池晃前参議院議員の人気が高まっていたが、石原氏の圧勝という選挙結果に一部ネチズンからは失望の声が出ている。

小池氏は以下の理由から共産党支持とは限らないネチズンからも支持された。第一に脱原発を明確に打ち出した点である。原発の新規建設計画を中止し、東海地震の震源想定域にある浜岡原発を停止し、自然エネルギーへの転換を訴えた。これが福島第一原発事故を政府発表やマスメディア報道以上に深刻な問題と考える人々に支持された。これまで原子力の平和利用も必ずしも否定しなかった日本共産党にとっては民意に応じた方針転換であり、教条的という共産党への悪印象の解消にもつながった。

第二に改正青少年健全育成条例の廃止である。改正条例は創作活動を委縮させ、表現の自由を脅かし、マンガ文化やアニメ産業の発展にも、民主主義にも反すると主張した。漫画やアニメ好きな若年層に支持を広げることになった。

第三にナイトクラブ営業に関する公開質問状への回答である。東京では数多くのクラブが警察の取り締まりによって営業停止に追い込まれている。この現実に対し、クラブカルチャー育成協議会は都知事選候補者に「客を踊らせる営業を深夜行うことが、風紀の乱れにつながるとお考えでしょうか」などの質問を行った。

石原氏以外の多くの候補が回答を寄せ、「風紀の乱れにつながらない」と回答したが、特に小池氏の回答が丁寧でクラブ文化を理解していると評判になった。小池氏は以下のように回答する。

「クラブカルチャーは、アートや音楽で活動している人々や、アートや音楽をクラブの現場で楽しみながら学びたい、そして多くの出会いを得たいという人々が集まって文化を生み出す場として、正当に評価されるべきと考えます」

また、「都内のナイトクラブが深夜1時以降も営業可能な条例を作って頂けますか」との質問に対して、肯定する候補者もいる中で以下のように条例と法律の相違を踏まえて回答した。

「営業時間は、国の法律である風俗営業法で制限されていますので、現行法のもとでは、1時以降も営業可能とする条例を、都が定めることはできません。しかし、関係者や都民のみなさんから強い要望があれば、都知事として国に働きかけることを含め、積極的に取り組みます」

この回答によって小池氏が制度についても正確に理解しているとして、クラブ文化に関係するアーティストの支持も広がった。これらの要因によって、インターネット上では小池氏が人気候補となった。ウェブサイト「リアルタイム世論調査」のアンケート「2011年東京都知事選挙、誰に投票しますか?」では小池氏が5割近くの票を集めた。また、ツイッターなどでも小池氏支持の呟きが多く見られた。

小池氏支持者の中には石原氏の再選だけは阻止したいという消極的支持も多い。石原氏は原発推進論者と公言してはばからず、青少年健全育成条例を進め、クラブの取り締まりの背後にも「浄化」を唱える石原氏の政策がある。石原氏の対極に位置するために小池氏が支持された格好であるが、反石原の対立候補として事実上の共産党候補である小池氏が認識された点がポイントである。

前回の都知事選挙は反石原候補が分裂した点が反石原陣営にとって失敗であった。今回も投票結果を見れば前回と同じように見えるが、渡辺美樹氏も東国原英夫氏も反石原を明確に打ち出していた訳ではない。一方で共産党公認の国会議員であった小池氏は一般の共産党系無所属の首長候補以上に共産党色が強く、これまでの発想では幅広い支持は難しいが、少なくともネットでは反石原の本命候補と評価された。
http://www.pjnews.net/news/794/20110411_3/
ここには市民派にとって絶望の中の希望がある。これまで市民派の協同と言えば社会党や民主党を軸に考えられてきた。当時の野党第一党であった社会党や民主党を軸とすることには一応の合理性がある。そこでは非妥協的な共産党は協同を破壊する印象が強かった。唯我独尊的な共産党は結果として自民党を利していると批判されたほどであった。

しかし、社会党の後継の社民党は縮小した。民主党は政権交代を果たしたものの、多くの市民派を失望させる結果となった。ここにおいて市民派協同の軸として最有力の政党は好むと好まざるとにかかわらず共産党になる。

一方で共産党には拒否感や抵抗感があることも事実であり、それが共産党にとってはネックとなっていた。共産党候補が唯一の市民派候補でも、市民派から支持されるとは限らなかった。このネックは現実世界では依然として問題であるものの、ネットの世界では小池氏は乗り越えた感がある。【了】

2011年4月13日水曜日

区長選挙候補予定者が市民集会で意見表明=東京・世田谷

【PJニュース】市民団体「新しいせたがやをめざす会」が2011年4月11日、集会「私たちがめざす世田谷区政—大震災・いのちとくらしをささえる道すじ—」を東京土建世田谷支部会館で開催した。世田谷区長選挙の候補者から慶野靖幸氏、菅谷康子氏、保坂展人氏が発言した。

「新しいせたがやをめざす会」は世田谷区長選挙に向けて市民派区長の実現を目指して結成された(林田力「区長選に向け新たな会が始動=東京・世田谷」PJニュース2011年1月8日)。
http://www.pjnews.net/news/794/20110108_1

建築家の黒木実氏が「めざす会」推薦候補として立候補意思を表明したが、会内でコンセンサスが得られず、候補者擁立ができなかった。その間に黒木氏、花輪智史・東京都議、川上和彦・世田谷区議会議長、慶野氏、保坂氏、菅谷氏が区長選挙への出馬を表明し、かつてない大混戦となった。

その中で行われた集会である。夕方に起きた地震の影響で時間を遅らせて開始され、冒頭では東日本大震災の犠牲者への黙祷が捧げられた。共同代表の志村徹麿氏が挨拶し、これまでの経過を報告した。今日は熊本哲之区長の政治を継承する人以外の予定候補者に話していただくと述べた。

続いて事務局の中村重美氏が「めざす会からの問題提起」を行った。中村氏は、ちょうど一か月前の東日本大震災を踏まえて自治体の役割を考えたいと述べた。世田谷区議会では熊本区政の総仕上げとなる2011年度予算が成立した。この予算案に反対した会派は日本共産党と一人会派の無党派市民だけであった。その上で中村氏は世田谷区の予算を批判する。

世田谷区は財政の厳しさを強調するが、区民の暮らしこそが厳しい。何よりも暮らしの再建が求められている。実は景気は持ち直しに転じており、大企業の業績は改ざんしている。企業業績の改善と厳しい暮らしには大きなギャップがある。ところが、世田谷区には厳しい区民の暮らしに北風を吹き込むような姿勢が見られる。ガン検診などの有料化や福祉予算の削減である。

2011年度予算では道路や再開発などの土木費は減少した。しかし、二子玉川ライズ(二子玉川東地区再開発)の遅延などによるもので、開発優先の姿勢は捨てていない。土木費は2000年から2008年までの累計額で2925億8千万円と東京23区で突出している。防災予算は「安全安心まちづくり」を掲げながらも、前年度比3億7993万円も削減され、東日本大震災後も何ら組み替えされなかったという。

続いて立候補予定者の話である。最初は民主党推薦で立候補した菅谷氏である。世田谷区区議会議員として務めていく中で、様々な問題があることに気付いた。保育園の数が不足している。昨年は待機児童数が東京都内でワースト1位であった。東京一子育てしにくい街である。特別養護老人ホームの待機者も2500人いる。

区民のニーズに対応した十分な福祉施設が確保されていない。これが世田谷区の現状である。これは熊本区政が道路整備を進めてきたツケが福祉に回ってきている。福祉行政を立て直すことが重要である。二子玉川や下北沢などの大型開発が財政をひっ迫される要因であり、しっかりと見直していきたいと述べた。

参加者から菅谷氏に「熊本区政に反対と述べているが、区議として予算案に賛成した。これは矛盾ではないか」との質問がなされた。これに対し、菅谷氏は「福祉面の予算などを支持した。開発予算に対しては予算委員会で見直すべきと意見を申し上げている。意見を付けての賛成である」と述べた。

二番手は黒木氏である。世田谷区長選挙に多くの立候補者が出たことは大きな疑問を述べた。出発点は市民派候補の一本化だった筈である。候補者の一本化を声高に言いたい。私は自己の政策をアピールするために本日の集会に来た訳ではない。選挙に勝たなければ矛盾を含んだ区政は変わらない。区政を変えよう。変えるために候補者を一本化しよう。

今日の午後、私は立候補を取り下げた。何故かと言えば、一本化して欲しいからである。是非、皆さんで一本化する道を探して欲しい。そうでなければ区政は変わらない。それぞれの党が、それぞれの党利党略で選挙をしたら、同じ結果を生むだけである。各政党が候補者を立てたならば票が割れることは自明の理である。向こうは組織票を持っている。それに対抗するには、皆さんが団結し、勝利した暁には各々の政策をすり合わせるなり、協定を結ぶなりすることができないものか。

三番手は慶野氏である。慶野氏は世田谷民主商工会事務局長で、「めざす会」の一員でもあった。熊本区政の転換のために全力をあげたいと述べた。どのように熊本区政を転換するかが問われている。日本共産党と民商の友好団体から要請を受けて立候補を決意した。

一番肝心なことは熊本区政の何をどのように変えるかである。熊本区政は「区の財政は破綻する」として、区民に我慢を強いる政策を進めた。しかし、区の財政危機の前に庶民の生活が危機である。区民の生活が苦しいために区の税収が減少している。それなのに区民犠牲の方針を出したから、熊本区政は批判される。防災予算削減やガン検診有料化など命の問題で区民を犠牲する。区民の収入が減っている時に「区民は我慢しろ、命を脅かされても我慢しろ」という区政を変えなければならない。

地域循環型経済を目指したい。たとえば住宅リフォーム助成制度を実施することで、区内の工務店や建設職人に仕事が回る。建設職人は儲かったならば地元で消費する。そのようにして経済が循環するような仕組みを作ることが世田谷区の目指すべき姿である。それによってしか区の財政再建はできない。

区の財政が厳しいからと言って、区民向けサービスを削れば景気は一層冷え込み、税収が下がる。これは悪循環である。地域循環型経済で区民の命や暮らしが花開く街を作りたいと考える。

最後は元衆議院議員の保坂氏である。保坂氏は自ら主催しているシンポジウムを中座しての参加である。福島第一原発事故が危機的状況である中で、原発推進を公言する石原慎太郎のような人物が東京都知事選挙に当選したことは極めて危機的で残念である。

これまで各地の原発に行ってきた。2007年の中越沖地震で柏崎刈羽原発が炎上した直後も現地入りした。原発の問題を取り上げようとしたが、原発推進派の壁に阻まれてきた。福島第一原発事故が世界中で問題視されている現在においても、暮らしや政治、電力システムを変えようとしていない日本社会に危機感を抱いている。

南相馬市の大部分など福島原発の30km圏が屋内待機となった時に交通封鎖された。避難しようとした人が「家に戻りなさい」と止められたという。チェルノブイリで住民に真実が伝えられなかったことと同じようなことが日本でも起きている。杉並区では南相馬市と災害協定を締結しており、杉並区のトラックが南相馬市入りした。
http://www.pjnews.net/news/794/20110413_1

本来ならば選挙ではなく、原発事故の終息と被災者救済に全力を尽くすべきである。これは世田谷区政の問題である。杉並区は動いた。南相馬市に救援のトラックを送った。国のいい加減な30km圏規制を突破し、外に出たいという人々を迎えに行った。そして500人の避難者を受け入れている。どこまで世田谷区がやっているか。

世田谷区にしかない災害対策を打ち出す。新エネルギーを研究開発する拠点にしたい。「東京湾に原発を造ってもいい」と言う石原慎太郎のような人物が余裕綽々で当選する時代を世田谷から変えたいと述べた。

参加者からは市民派候補者の一本化を希望する意見が出された。民主党が反対してきた築地市場移転関連予算案に賛成するという裏切りを行った花輪氏の区長当選だけは避けなければならないという意見も紹介された。政治家という以前に普通の人間として花輪氏が許せないと憤る。【了】

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3月のライオン林田先生の魅力
人気マンガ「3月のライオン」の脇役ながら根強い人気を誇るキャラクターに林田先生がいる。林田先生は主人公の通う高校の教師であるが、その名言に感動する読者も多い。

『江〜姫たちの戦国〜』第13回、穏やかな大竹しのぶのおねの怒り

 NHK大河ドラマ『江〜姫たちの戦国〜』の第13回「花嫁の決意」が、4月10日に放送された。今回は羽柴秀吉(岸谷五朗)の政略で江(上野樹里)が最初の夫・佐治一成(平岳大)に輿入れし、三姉妹の末娘から妻という新たな立場に変わる節目の回である。

 時代的には小牧・長久手の戦い前夜である。この頃は秀吉と徳川家康・織田信雄の両陣営によって上杉景勝や佐々成政ら各地の大名を巻き込んでの政治的な駆け引きが繰り広げられていた。しかし、ドラマでは「姫たちの戦国」のタイトル通り、浅井三姉妹に集中する。

 今回の見どころは秀吉の正妻・おね(大竹しのぶ)の迫力である。これまで、おねは秀吉のだらしなさに呆れながらも陰で支える穏やかな人柄を演じていた。それ故に父の仇として秀吉を憎む江も、おねには好意を抱く。
http://npn.co.jp/article/detail/68637699/
 ところが、今回のおねは秀吉に対して激烈である。おねは市から託された三姉妹を政略結婚の道具にしようとする秀吉に猛反対する。おねは秀吉に耳元で大声を出し、パンチを繰り出し、離縁を宣言する。戦国時代の妻の夫への言動としては違和感があるが、物語としては意味がある。

 江も秀吉に対しては「猿」と呼び捨てにし、つかみかかり、ひっかくなど無礼な言動を繰り返していた。これは幼い少女であり、敗軍の将の娘の武将への言動として現実味に欠けると批判された。しかも、江が秀吉に高圧的になれる根拠は主筋という家柄だからに過ぎない。秀吉が江に思わず平伏する理由も織田信長(豊川悦司)の亡霊を見たからであって、まるで虎の威を借る狐である。

 しかし、穏やかな人柄で秀吉の理解者であるはずのおねでさえ、秀吉に激怒するほどであった。これによってストレートな江が秀吉に怒りをぶつけることを自然に見せることができる。

 高台院(おね)が登場する作品では、晩年になって豊臣家から心が離れ、徳川家康の天下を容認したと描かれることが多い。この路線を『江』も継承するならば、江の政略結婚に怒ることで、主人公と絡めたエピソードで豊臣家への愛想尽かしの発端を描くことに成功した。一方、江の覚悟を打ち明けることで、おねは茶々と打ち解ける。おねと茶々を対立関係と描く作品が多い中で、『江』の描き方が注目される。(リアルライブ)

2011年4月12日火曜日

『ゴルゴ13』第160巻、デューク東郷の両親の謎

「『ゴルゴ13』第160巻、デューク東郷の両親の謎」リアルライブ2011年4月8日
 さいとう・たかをがビッグコミックで連載中の漫画『ゴルゴ13』第160巻が、4月5日に発売された。

 『ゴルゴ13』は、一流のスナイパー・ゴルゴ13(デューク東郷)による超人的な暗殺ミッションを描く劇画である。1968年から連載を続けている長寿劇画で、ゴルゴ13はスナイパーの代名詞になっているほど有名な存在である。

 この巻ではサブタイトルになった「亜細亜の遺産」に加え、「亜細亜の遺産 その後」「カメレオン部隊」の3編を収録する。『ゴルゴ13』は基本的にオムニバス形式であるが、「亜細亜の遺産」と「亜細亜の遺産 その後」は連続した話で、父と兄を殺された女性の復讐がテーマである。

 ゴルゴ13は正体不明の人物である。正体不明の人物に対しては、その正体を探りたくなるものである。『ゴルゴ13』にも、主人公のルーツに迫る話が数多く存在する。そこでは日本軍の工作員やユダヤ人、ロシアのロマノフ王朝の末裔、ジンギスカンの末裔など、様々な人物がゴルゴ13の両親として推測されている。しかし、ルーツ探究モノの推測は最後に否定されるか、真偽不明のまま終わるかのいずれかで、ゴルゴ13の素性は依然として不明のままである。
http://npn.co.jp/article/detail/82575386/
 「亜細亜の遺産」もゴルゴ13のルーツが背景となっているが、異色である。ルーツ探究モノはジャーナリストなどの執念の追及によって、謎が少しずつ明らかになるパターンが定番であるが、「亜細亜の遺産」では比較的あっさりとゴルゴ13の両親が明かされる。しかも、DNA鑑定という信頼性の高い証拠まで登場する。

 「亜細亜の遺産」では、ゴルゴ13が日本の古武術を身に着けた暗殺者に狙われる。暗殺者は周到に計画して攻撃するが、ゴルゴ13は冷静に反応する。相手の行動からその意図を見抜き、自分の動きに対する相手の反応から推測の正しさを裏付ける。優れた直観力を持つだけでなく、直感の正しさを確認する冷静さも持ち合わせている。ゴルゴ13が一流のプロフェッショナルとされる所以である。

浜岡原発の停止を求める集会とデモ開催=東京・港

【PJニュース 2011年4月11日】中部電力浜岡原発(静岡県御前崎市)の運転停止を求める市民集会とデモ「浜岡原発すぐ止めて! 4・10東京」が2011年4月10日に東京都港区の芝公園で開催され、約2500人が参加した。主催は浜岡原発すぐ止めて!実行委員会で、浜岡原発を考える静岡ネットワークら多くの団体が呼びかけ団体になっている。

芝公園では集会開始の13時前から多くの人が集まり、斉藤和義の「ずっとウソだった」やRCサクセションの「サマータイムブルース」という反原発の楽曲が演奏され、熱気を帯びていた。集会では最初に主催者からの注意事項として「今日のデモは非暴力でいきたい」と説明された。「警察官の挑発には決して乗らないで下さい」と述べた。もしデモ参加者と警察官の間でトラブルが発生した場合、携帯電話やカメラを警察官に向けて撮影するように要請した。

続いてチェルノブイリ子ども基金の向井雪子氏から趣旨説明がなされた。全ての原発停止がゴールであるが、本日のデモは危険性の高い浜岡原発を即刻停止することに集中するという。福島第一原発の放射能汚染では政府が検査して数値を管理するのではなく、市民が管理して何が安全かを確認できるようにすることが重要と述べた。

福島老朽原発を考える会(フクロウの会)の阪上武氏からは福島第一原発事故被害と浜岡原発の危険性について指摘された。福島原発周辺には未だに取り残されている人が多い。専門家は放射能汚染された野菜も洗えば放射性物質が落ちるなどの嘘デタラメを言い続けている。海への放射能汚染水放出は漁業に大打撃を与え、漁業者の脱原発の声を強めた。

浜岡原発は砂丘を津波対策の堤防としているが、津波が襲えば砂を積み上げた砂丘は簡単に壊れてしまう。中部電力は福島第一原発事故後に新たな津波対策として防波壁の設置を打ち出したが、これは現状が不十分であることを認めたからにほかならない。それならば浜岡原発は即刻停止すべきである。

浜岡原発の運転差し止め訴訟では、福島原発事故の原因となった非常用ディーゼル発電機が全て稼働しないケースの危険性が指摘されていた。これに対し、被告中部電力の証人となった原子力安全委員会の斑目春樹委員長は「可能性を挙げたら切りがない。設計には割り切りが必要」と言い放った。福島原発事故後は「割り切り方を間違えた」と答弁した。国の「安全」のお墨付きは、無責任かつ無根拠である。

浜岡原発を考える静岡ネットワークの塚本千代子氏は東海地震に浜岡原発は耐えられないと述べた。福島原発では主張したとおりの事故が起きた。これなら安全というラインは原発には存在しない。東海巨大地震は繰り返されてきた。明日にでも起こる可能性がある。震源の真上にある浜岡原発は福島原発以上に深刻である。緊急自動停止さえ失敗する恐れがある。浜岡原発で事故が起きれば関東も放射性物質で汚染される。中部電力管内は電気が余っており、原発を運転し続ける理由にはならない。
http://www.pjnews.net/news/794/20110411_1
『ソフィーの世界』の翻訳者として知られる池田香代子氏と大学生の関口詩織氏が菜の花を持った「菜の花シスターズ」として登場した。池田氏は「311以降、私達の命は軽くなった」と述べる。これは若い人ほど影響を受ける不公正なものである。日本人は戦争に負けた時に民主主義を手に入れたと思ったが、エネルギー・デモクラシーは手に入れなかったという。

関口氏は高校生時代に菜の花を持って中部電力で浜岡原発を止めるよう訴え、「菜の花革命」と注目された人物である。菜の花とする理由は、セシウムやストロンチウムの吸収能力が高いためである。現実にチェルノブイリ原発事故の汚染地域で菜の花による土壌浄化プロジェクトが行われている。

関口氏は「誰かを傷つけるエネルギーはおかしい」と話す。自身も電気を使うが、原発で発電するならば電気を使う度に誰かを傷つけているかもしれない。ハートのあるエネルギーが欲しいとした。

デモは芝公園から出発し、経済産業省別館前や中部電力東京支社前、東電本社前を通り、常磐橋公園で流れ解散となった。参加者は「原発はいらない」「エネルギー政策転換を」などのプラカードを掲げ、シュプレヒコールをあげた。黄色いインド風の僧衣を着て、団扇太鼓を叩きながら南無妙法蓮華経を唱える日本山妙法寺の僧侶などユニークな参加者もいた。【了】

2011年4月11日月曜日

林田会長が福島原発被害を力説

林田会長が福島原発被害を力説
日本鉄鋼連盟の林田英治会長が福島第一原発事故による輸出業者の被害を力説した。輸出した鉄鋼から通常より高い放射線量が検出されたことを理由に受け取りを拒否されたという。また、輸出に使う船が日本への寄港を避けるケースもある。林田会長は風評被害と位置づけるが、海外の立場では正常な反応であり、原発が社会にとって許容できないリスクであることを示している。

芝公園の反原発集会デモ

芝公園の反原発集会デモ
女性から。非暴力でいきたい。警察官の挑発に乗らないでください。警察官に向けて写真撮影してください。
チェルノブイリ子ども基金の向井。浜岡をとにかく止めてほしい。今日の集会。市民の手で数値を管理して何が安全かを知ってほしい。
福島老朽原発。フクロウの会。原発周辺に取り残された人が多い。専門家がデタラメを言っている。野菜は洗えば落ちるなど。海への汚染水大量放出が漁業に打撃を与えた。浜岡原発に津波が襲えば砂を積み上げた砂丘は簡単に壊れてしまう。浜岡原発は即刻停止すべき。斑目委員長は可能性をあげたらきりがない、設計には割り切りが必要と言い放った。震源の真上の浜岡は地震の最初の一撃で大きな揺れがくる。
ツカモトチヨコ。東海地震に浜岡原発は耐えられない。福島で主張したとおりのことが起きた。原発に、これなら安全というラインはない。東海巨大地震は繰り返されてきた。明日にでも起こるとされている。浜岡原発が、ただで済まないことは素人でも分かる。緊急自動停止できない恐れがある。関東にも到達する。中部電力管内では電気は余っている。
イケダカヨコとシオリ。シオリは菜の花を持って中部電力で浜岡原発を止めるよう訴えた。311以降、私達の命は軽くなった。しかも、若い人ほど影響が出る不公正なものである。
戦争に負けた時に民主主義を手に入れたと思ったが、エネルギーデモクラシーは手に入れなかった。
関口シオリ。菜の花革命と池田さんが名付けた。名古屋の高校生で、東京の大学に進学した。誰かを傷つけるエネルギーはおかしい。電力を使う度に誰かを傷つけているかもしれない。ハートのあるエネルギーが欲しい。
プルトニウムなんかいらない。高木。脱原発以外の道はない。今日は浜岡、次は全ての原発を止める。
注意事項。柔らかい感じのデモにしたい。
二千人以上が集まった。

2011年4月10日日曜日

ノンフィクション「不当逮捕」

ノンフィクション「不当逮捕」
「不当逮捕」は新聞記者の不当逮捕を描いたノンフィクションである。「東急不動産だまし売り裁判・こうして勝った」は東急不動産消費者契約法違反訴訟を描いたノンフィクションである。悪徳不動産業者は人語を解さない爬虫類のように見える。石の上の雨蛙とか。その目は岩場に打ち上げられた半ば腐った魚の目に似ていた。

東日本大震災 福島第一原発元モニターからの証言

東日本大震災 福島第一原発元モニターからの証言 Reported by MIKE-T (1時間6分35秒)
福島の東京原発近く20Km圏内の個人保育所で働き原子力の事もモニターとして学んでいた女性が、大阪まで逃げ、今回の原発事故の事を細かく語っている。
収録日2011年4月2日(土)
http://www.youtube.com/watch?v=EcF_75slgwk
7:25〜 原発工事は地元の孫請け会社に登録した地元農家の人間が高額の報酬を貰い従事。鉄骨の溶接なども見よう見まねで何の資格も持たない全くの素人が行った
作っている途中で作業に使用した工具は現場がいりくんでいて、拾うのがめんどくさく落としたら放置。
18:10〜 東電社員の家族は地震・津波が起きた日に栃木まで逃げていた。
19:50〜 安心安全と思い込まされてきた原発。嘘であった事に腹が立った。
21:45〜 適切な報道がなされていない(避難指示も伝わっていない)。不信感。憤慨。
22:30〜 小学生と中学生の孫を連れ会津若松へ向かう、ガイガーカウンターで人体の放射能をチェックしないと、会津若松のホテルでは受け入れてもらえない。
23:15〜 (知り合いの)東電の奥様から、危ないから90キロ離れたところまで逃げろと教えてもらった。
24:10〜 14日の時点で東電社員が90キロ以上逃げていた。テレビの報道では健全な4号機ばかり撮影してどこも壊れていない、と嘘。おかしいと思った。
24:50〜 テレビの報道を信じていたので、その時は(放射能の)害がそれほどあるわけでないと思っていた。
25:20〜 社員の奥様情報で爆発したと言ってもTVでは映らない。煙が出たと言っても映らない。綺麗な4号機しか映らない。求めている映像が全く映らなかった。
27:20〜 会津若松では会津大学でスクリーニング検査を終えてない人間はバイキン扱い、ホテルでは泊めるのを拒否するか、早く出てほしいが為に定額より高額の宿泊費を要求された。
33:30〜 国の報道の詰めが甘い、色々な情報が錯綜し信用出来ない、だがなぜか会津のホテル内ではNH○だけが正しい報道をしている、との情報が流れた。
34:29〜 主に経済的理由で子供達の家がある郡山市内に戻った、報道で数値は沈静化していたが、まだまだ危機が続くと思い対策を立てる為と、孫の学校の為にも一度戻った。電話し確かめると自分の周りに居た人達は、どんどん遠くに逃げていた。
36:00〜 原発の知識をそれなりに勉強していたので放射能漏れの際はマスクを2枚重ね、雨、雪の時は絶対外に出てはいけないという事で家に閉じ籠っていた。(この時TVで見た、大阪で被災者受け入れがあるとのことで、逃げる事を決心。)
37:20〜 避難所の人達には原発関連の情報は何も入っていない、ただの火事だと思っているお年寄りが大勢いると証言。
43:05〜 周辺住民達が原発放射能のせいで行方不明者を捜しに行けない苦悩。波に流され死んだ孫がカラスに突かれているのではないか?と嘆くお年寄りもいる。
避難所では窃盗団が家を荒しまわっているとの噂が流れた。ガソリンを調達する為町中を車で走った時、警察官に窃盗団がいると注意しても30�圏内へ行く住民の安全には責任を持たないと言われた。
47:10〜 東電情報の遅れと、不眠不休で放射能に侵され作業する現地作業者達への心配、それなのに現地に行きもしない東電社員と安全な離れた東京から原子力保安院達が頭を下げていることにたいする怒り。
55:20〜 着いた当初大阪府の行政は受け入れ態勢がまだ出来ているとは言えなかった。お金が無い状態だし(特に風呂無しがキツイ)だが大阪のボランティアの人達が手助けしてくれて助かっている。(後に大阪府から4月1日に支給された冷蔵庫、洗濯機、炊飯器、テレビ)
1:05:27 〜大阪のタウン誌にこの女性の大阪の連絡先を載せてもらっている。困っている方に救援の物資を届けたいから連絡してほしい。
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『東急不動産だまし売り裁判 こうして勝った』
http://sky.geocities.jp/hayariki4/h/poli/eco.html

林田先生:お前が力をかしてやればいい

林田先生:お前が力をかしてやればいい
林田先生は『3月のライオン』に登場する主人公・桐山零くんが通う高校の先生である。
「今日みたいにさ 一人ではどーにもならん事でもさ 誰かと一緒にがんばればクリアできる問題ってけっこうあるんだ そうやって力をかりたら 次は相手が困ってる時 お前が力をかしてやればいい 世界ってそうやってまわってるんだ」
http://6013.teacup.com/hayariki/bbs

2011年4月9日土曜日

保坂展人氏が世田谷区長選挙出馬

保坂展人氏が世田谷区長選に出馬
保坂展人氏が世田谷区長選挙に出馬を表明した。保坂氏は元社民党の国会議員であった。世田谷区長選挙は大混戦になる。

水棺について

水は液体ですので、チェルノブイリの石棺とは異なり、壁にはなりません。それ故に水で冷却するとしても、その外側に何らかの壁が必要です。さもないと、これまで行われている放水と変わらず、放水し続けなければなりません。しかも冷却に使われた水は水蒸気となって大気中に飛散するか、土壌や海水に流れて、たとえ微量でも周囲を汚染し続けます。
もし冷却に使用した水を外部に出さずに循環して、再び冷却に再利用するシステムを構築できるならば、上記の汚染の問題を一応解決できます。これは原子力発電の仕組みそのものになり、現在のような状況で構築することは困難と考えます。また、東北地方太平洋沖地震と同じような地震や津波が起きれば再び問題になります。
『東急不動産だまし売り裁判 こうして勝った』
http://book.geocities.jp/hedomura/
http://store.tsutaya.co.jp/item/sell_book/9784904350133.html

製造所固有記号と工場の関係

2011年3月30日版。インターネット上の情報を収集しました。正確さは保障できません。
・アサヒ
H 福島工場   B 茨城工場  Y 神奈川工場

・伊藤園、天然ミネラルむぎ茶
賞味期間は製造日から12ヵ月。高知県室戸沖で取水した海洋深層水を使用する。但し、工場の地下水を浄水器に通した純水を使用し、使用割合は非公表との情報あり。
A11, A50:沖縄
A66:福島県酪農業協同組合郡山工場
P13:群馬県前橋市
記号不明:福島工場
http://www12.atpages.jp/~hayariki/chiro/ma/
・大塚製薬、ポカリスエット
OBF:袋井工場
OJT:群馬県高崎工場
OPT:高崎工場
OPS:佐賀工場
OSG:群馬工場

・コカコーラ、爽健美茶など
CNA:名古屋工場
EEB:神奈川県海老名工場
EIB:茨城工場
EIW:埼玉県岩槻工場
ESA:埼玉工場
ETA:東京都多摩工場
MAO:青森工場
MAK:秋田工場
MAS:埼玉県 三国アセプティック
MHA:岩手県花巻工場
SZA:宮城県蔵王工場

・カゴメ
KGMT 栃木県 那須工場 不明 茨城工場 不明 東京都 上野工場

・キリン、アルカリイオンの水
KSG :静岡県御殿場市(原水は富士山の伏流水)
K88 :石川県白山市(原水は白山の伏流水)
NF :静岡県焼津市
N 仙台工場  A 埼玉工場  L 千葉工場
http://akiba.geocities.jp/uchuubaka/

・サッポロ
N 仙台工場 L 千葉工場 不明 栃木県 那須工場
http://shop.tsutaya.co.jp/book/product/9784904350133/

・サントリー  TF 静岡工場
asin:4904350138:detail

2011年4月8日金曜日

[ビラ転載]統一地方選挙への予防拘禁を許すな!

[ビラ転載]統一地方選挙への予防拘禁を許すな!
6名逮捕・家宅捜査14ヶ所の大弾圧に反撃しよう!
 釜ヶ崎の仲間たち!
 一昨日のビラでも報告したように、去る4月5日、大阪府警は医療連の大谷さんや行動する会働き人の南さんなど6名の仲間を「公務執行妨害」の容疑で逮捕し、医療連や人民食堂、ふるさとの家などの事務所のほか個人宅を含む14ヶ所の家宅捜査を行うという前代未聞の大弾圧を行った。
  
 大阪府警は、昨年7月11日の参議院選挙のさい萩之茶屋投票所において、大谷さんや南さんたちが住民票を奪われた労働者に「投票に行こう!」と呼びかけたことが「公務執行妨害」だとしている。なぜ、「投票に行こう!」と呼びかけることが罪になるのか。それが公務執行妨害になるとしたらなぜ9ヶ月間も放置していたのか。そして統一地方選挙の投票日直前の今になってなぜ逮捕・家宅捜査を行ったのか。これらのことからはっきりしているのは、統一地方選挙にむけた予防拘禁であり、報復弾圧であるということだ!このような弾圧を絶対に許してはならない!
http://astore.amazon.co.jp/hayariki-22/detail/4872903382
 そもそも昨年7月11日、萩之茶屋投票所での事態の責任は大阪市にある。安定した住所がなく釜ヶ崎解放会館などにあった2千名以上の住民票を強制消除したのは大阪市ではないか!日雇労働者や野宿の仲間の権利を奪うだけ奪い、「貧乏人には選挙権もない」と言わんばかりに、投票所から排除したのは大阪市選管ではないのか!

 釜ヶ崎で生活する仲間たちは、全国各地の現場や飯場を飛び回り働いてきて、この国の経済を根底から支えてきたのだ。あるときはドヤに泊まり、全国各地の飯場で働く労働者にどこに住民票を置けと言うのか。また行政や資本もそのような「自由な労働力」を必要としてきたのではないのか。都合のいいときだけ雇われ、必要とされなくなれば簡単に首を切られる。昨今派遣労働者の大量解雇が問題になったことからも、その構造はなんら変わっていない。そしてその結果、失業や貧困を理由に野宿を強いられている仲間は、どこに住民票を置けばいいのか。住民票を置く場所がないという理由だけで、選挙権まで奪われなければならないのか。2007年の住民票強制消除に抗議する闘いの中で大阪市は「野宿者は選挙権を行使できない」とまで言い放った。そしてそれから4年の中で大阪市は、選管はいったい何をしてきたと言うのか。対策は何一つ行わず、ただただ投票所から排除してきただけではないか。

 おりしも関東・東北大震災、そして福島原発の大事故という未曾有の天災・人災のなか20万人もの人々が住む家を失い、被災地での統一地方選挙の延期や混乱が報じられている。安定した住居を持たない者、住民票を置く場所のない者の選挙権をどう確保するのか、これは今国家的な課題となっていると言っても過言ではない。そうした中での大阪府警による弾圧は決して6名の仲間にのみ向けられた攻撃ではない。これは安定した住居を失ったすべての人々に向けられた攻撃なのだ。
http://astore.amazon.co.jp/hayariki-22/detail/4330052091
 失業、貧困などで住む場所を追われた仲間への攻撃を絶対に許してならない!住む場所が無いからといって選挙権を剥奪する行為は許されない!そして奪われた権利を取り戻そうと闘ってきた6名の仲間を孤立させてはならない!大阪市、大阪府警の大弾圧には仲間たちの団結でやり返そう!
4・5釜ヶ崎大弾圧救援会

福島第一原発の放出水の放射能濃度

福島第一原発から放水された水の核種ごとの内訳を記載した東京電力の資料「集中環境施設、福島第一5号機、6号機からの水の放出放射能濃度」が平等党報道部のウェブに公開されています。
http://byodo.jp/hodo/gazo/touki-utiwake.jpg
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『東急不動産だまし売り裁判 こうして勝った』
http://book.geocities.jp/hedomura/
http://hayariki.webnode.com/

4・10脱原発 緊急行動 in とやま 「やっぱり原発なしで暮らしたい!」

4・10脱原発 緊急行動 in とやま 「やっぱり原発なしで暮らしたい!」
地震・津波は天災ですが、福島原発の事故は人災です。
この悲劇は「想定外」ではありません。
多くの予見、警告、訴えがありました。
にもかかわらず、電力会社はもちろん、国も県も、マスメディアさえ、見ぬふり聞こえぬふりをしました。

私たちのすぐ近くにも原発はあります。いつも故障ばかりしています。
少し離れたところには、次の地震では壊滅的破壊に見舞われるかもしれない原発もあります。
私たちは、決して「原発震災の被災者」になるつもりはありません。

私たちははっきりと主張します。
浜岡原発は直ちに停止すべきです。
志賀原発は永遠に停止し続けるべきです。

やっぱり原発なしで暮らしたい!
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4・10 脱原発 緊急行動 in とやま
「やっぱり原発なしで暮らしたい!」

●日時: 4月10日(日) 集合10:45/集会11:00/デモ12:00〜13:00

●会場: 富山駅前CICビル前

●デモコース: CICビル前・電車通り南へ・丸の内交差点を東へ・城祉公園横・城祉大通り北へ・県民会館前・CICビル前

●主催: 原子力政策の見直しを求める富山行動実行委員会
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私たちは街頭に出る理由があります。
3月11日以降、大地震と津波の後に起きた福島第一原子力発電所大惨事の情報をただひたすら受け続け、疑問、心配、不安、悲壮、絶望、怒りなどに悶々とした日々を過ごしてきました。
あれから一ヶ月になろうとしています。
今、私たちは情報の受け手から情報の発信者になるときです。
「いったい何が起きているの?」
「原発で復旧作業している人のことを思うと悲しい」
「見えない放射能におびえて暮らすのはイヤだ」
「食べ物が心配」
「富山は大丈夫なの?」
「核と人類の共存はない」
「未来の子どもたちにもうしわけない」
「私たちは何をすればいいの?」
「・・・・・」
4月10日には、あなたの今の気持ちをそのまま抱いて集まり、共有しましょう。
街を歩くことで、あなたの思いをすなおに表してください。
緊急の集会とデモですが、日本国内・世界各地の動きとつながっています。
多くの人の参加を呼びかけます。
4月7日発信 
「原子力政策の見直しを求める富山行動実行委員会」
呼びかけ人(50音順):
伊藤厚志、塚本協子、中川美由紀、野上明人、藤岡彰弘、美谷克己、宮崎さゆり、山口和子

千葉リーヒルズが大震災で廃虚の街並み

千葉リーヒルズが東日本大震災で廃虚の街並みになったと報道された。東日本巨大地震で液状化被害を受け、波打つ道路、傾いた住宅と電柱、数え切れない地割れや陥没と、痛々しい姿をさらけ出している。ライフラインの途絶も続き、住民は断水と下水道使用制限、ガス供給停止の三重苦を抱えている。
給水所には連日、長蛇の列が作られている。住民は「給水所を往復するのは重労働。夜間に仮設トイレへ行くのも怖いし、寒い。毎日、水と食料の心配ばかり」と話す。下水道の復旧が特に難航している。損傷箇所には、余震によって新たに泥土や水が流れ込むため、未だに被害の全容がつかめない。全ての下水管をチェックした上での完全復旧には長期化が予想される。
街中に積み上げられている泥土の山も、重く、硬く、粘る。際限がない」と頭の痛い問題である。ある住民はは「水分を含むとヘドロ臭く、乾くと黄砂のように飛び、室内にも入り込む。マスクがないと生活できない」と顔をしかめる。生活環境の悪化で、親類宅などに避難する住民が増え、留守中の空き巣対策など治安の維持も重要課題となった。
約50坪の洋風住宅を14年前に9000万円で購入した会社経営男性は「自慢じゃないが、千葉リーヒルズと言われた高級住宅街。それが今では廃虚の街並み。地価の暴落は避けられない」と肩を落としていた(大須賀軒一「湾岸の人気タウン・浦安、液状化の三重苦」読売新聞2011年3月22日)。
http://astore.amazon.co.jp/hayariki-22/detail/4093103887
いま、マンションを買うのはやめなさい—「家賃を払い続けるくらいなら…」という価値観を見直せ!
http://astore.amazon.co.jp/hayariki-22/detail/4756907997

原発推進で日本は核の墓場か

原発推進で日本列島は核の墓場か
原発推進の正体は日本列島を核の墓場とすることであるとブログで指摘された。地震国の日本で福島第一原発のような原発事故は予期されたことで、放射能汚染された日本列島に世界中の放射性物質を押し付ける計画とする。

2011年4月7日木曜日

コロラド州で未確認飛行物体

コロラド州で未確認飛行物体
米国西部のコロラド州ラファイエットで未確認飛行物体の目撃情報が寄せられた。夜中に三つの赤い光がはっきりと見えた。人工衛星や飛行機、ヘリコプターの光とは異なるという。これは複数の目撃者に確認され、動画サイトのユーチューブにも投稿された。メディアでも報道されている。米国の航空当局はコメントしていない。この事件の記事はリアルライブにも掲載された。

『静かなるドン』第98巻、関西ヤクザとマフィアの大抗争

 新田たつおが『週刊漫画サンデー』で連載中の漫画『静かなるドン』第98巻が、3月29日に発売された。下着デザイナーと広域暴力団・新鮮組の三代目総長という二つの顔を持つ近藤静也を主人公とする長編漫画である。関西ヤクザとマフィアの大抗争を傍目に主人公は下着デザインに精を出すという、この漫画でなければ考えられない展開になった。

 前巻までは鬼州組の白藤龍馬と世界皇帝の戦いが物語の主軸であった。しかし、世界皇帝のリチャード・ドレイク5世は鬼州組潰しを米国マフィアのアレキサンダーに委ねたため、この巻ではアレキサンダー率いる世界各国のマフィアと鬼州組の抗争が展開する。市街地で戦車が投入されるなど壮絶な抗争劇であるが、奇人変人揃いのヤクザやマフィアによるギャグも健在である。

 一方、両者の争いを静観する新鮮組は相対的に平和である。周囲を呆れさせる静也の下着デザインや新鮮組の不良幹部・生倉新八の陰謀などバカバカしい騒動に紙数が割かれている。世界皇帝との対決という本筋がお預けとなった反面、従前の『静かなるドン』らしい内容になっている。

 静也と秋野明美のロマンスも相変わらずである。秋野は下着デザイナーの静也と新鮮組総長の静也が同一人物であることを以前から気付いている。そして静也も秋野が同一人物であることに気付いていることを勘付いている。その上で秋野が気付いていることに勘付いていないふりをするという複雑な関係になっている。この巻では、静也が気付かないふりをしていることに秋野が気付くという複雑さが一段加わった。

 この巻は物語の流れからは小休止に見えるものの、並行する各キャラクターの伏線が本筋に向かって集約されていく。近藤は自らデザインした下着のマーケティングのために秋野と英国に出張する。その英国では、生倉が自己の野望のために留学させた息子の虎太郎と付き添いのバロン乳栗(乳栗一角)がドレイク5世に近付く準備を整える。どのような形で彼らが交わっていくのか、次巻に注目である。
(『東急不動産だまし売り裁判 こうして勝った』著者 林田力)

2011年4月6日水曜日

『大切なことはすべて君が教えてくれた』最終回、面倒臭いキャラの大団円

「『大切なことはすべて君が教えてくれた』最終回、面倒臭いキャラの大団円」リアルライブ2011年4月5日
 フジテレビの月9ドラマ『大切なことはすべて君が教えてくれた』の最終回である第10話「結婚」が、3月28日に放送された。別れる必要のないカップルが別れてしまうなど面倒臭い展開が続いたドラマであったが、最後は驚くほど爽やかなハッピーエンドであった。

 佐伯ひかり(武井咲)が柏木修二(三浦春馬)に「私達って面倒臭いね」と語ったように主要登場人物達は面倒臭かった。修二は、ひかりに「君を愛していない」と言う。上村夏実(戸田恵梨香)は「私は修二の隣に居る私が好き」と言う。この言葉が最初から出ていたならば、もっと早くドラマは終わることができただろう。
 最終回の前半は夜行列車内での柏木修二(三浦春馬)と佐伯ひかり(武井咲)も会話が中心である。ヒロインの夏実抜きで展開する異様な最終回であるが、たまたま同じ個室となった酔っ払いの乗客(尾藤イサオ)が心に響く話をする点でも意表を突かされた。「大切なことは酔っ払いが教えてくれた」状態である。

 後半は、ひかりと両親、水谷亜弥(内田有紀)と娘の関係、加川涼子(広瀬アリス)や児玉賢太郎(中島健人)の恋など脇役の物語にも駆け足で光が当てられる。登場人物が皆各々の幸せに向かって歩いていく大団円となった。
 中でも、ひかりに思いを寄せる児玉が爽やかである。児玉は旅先のひかりから鉄道の写真付きメールを受け取り、嬉しそうに園田望未(剛力彩芽)に見せる。彼が嬉しい理由は珍しい鉄道の画像が送られたからでも、ひかりからメールを受け取ったからでもなかった。ひかりが行きたかった場所に無事に到着したことを確認できたからであった。ここには相手の喜びを自分の喜びとする純粋な愛情がある。
http://npn.co.jp/article/detail/84218746/
 『大切なことはすべて君が教えてくれた』の特徴は登場人物が皆善人で、悪人がいないことである。当初は、ひかりがカップルの幸せを破壊する悪女に演出されたが、親の愛も十分に受けられない不幸な少女であった。修二の兄の柏木孝一(新井浩文)も最初は裏がありそうな役であったが、その後は良い兄貴になった。同僚の教師達は主人公の理解者であり、生徒達も真っ直ぐであった。
http://www12.atpages.jp/~hayariki/chiro/ma/
 ドラマを作る上では悪役がいた方が簡単である。悪役が悪事を働けば物語に起伏が生まれ、主人公の立ち位置も明確になる。そのような安易な道を選ばなかったために、主人公の揺れ動きがドラマになり、面倒臭い展開になったが、登場人物の皆が収まるべきところに収まることで爽やかな感動をもたらした。

孫正義と田原総一郎と原発設計者が対談

【PJニュース 2011年4月5日】ソフトバンクグループ創業者の孫正義氏と田原総一郎氏と原子力発電所設計者の対談が2011年4月2日、動画サイト・ユーストリームやニコニコ生放送で生中継された。原発設計者は田中三彦氏と後藤政志氏である。番組では安心・安全を強調する政府や東京電力、マスメディアの姿勢が批判された。

孫氏「(テレビに登場する学者からは)安心させられるような話ばかり聞かされる」

田原氏「国民の危機感を煽りたくないという意識がある。今日の放送にも反対意見があった」

田中氏「流言飛語は許せないというが、『大丈夫だ、大丈夫だ』というのも流言飛語になる」

孫氏「安全と危険の両方の可能性を吟味することが必要。それを判断するために情報を提供することが重要」

後藤氏「ドライベントをすれば大量の放射性物質が放出されるということは分かっているが、政府や東京電力の発表では予告はなく、全てが過去形になっている。これは説明責任を果たしたとは言えない」

田中氏「我々が正しいとは限らない。なぜなら情報がなさすぎるから」

後藤氏「パニックを避ける為に安全だと言い続けて、いざ最悪な事態に陥った時こそ最悪のパニックになるのではないか」

田原氏「既に炉心は大丈夫と言って、実は炉心が溶けていた」

孫氏「リスクがグレーゾーンだったら、過剰でも一旦避難させるべき。今もガイガーカウンターを持ち歩いている。放射能は痛みも臭いもないから、危険性を認識できない点が怖い」

後藤氏「今後は原子力発電に頼ることは不可能である。子どもにマスクをさせて、放射能に気を付けろという生活をさせたくない。自分でメリットとリスクを判断して、個人でリスクを負担するならば問題ないが、原発は異なる」

田中氏「飛行機などのリスクと原子力のリスクは次元が異なる。人類全体の生存にかかわる。広島の原爆以後は人類の存続を考えなければならなくなった」

孫氏「トータルコストを考えれば原発が一番高い。今回の事故で再認識した」

後藤氏「電力は安定供給がポイントで、これまで原発が一番安定していると言われていた。しかし、柏崎原発は地震で停止したままで、福島第一原発も廃炉になる。安定供給が出来ていない」
http://www.pjnews.net/news/794/20110404_4
田中氏「原発は次世代に負担をかける。原発が電力の三割を負担している問題は原発を推進してきた結果であり、その解決策を原発反対派に求めることは誤りである。原発を頑丈にして増設しようという主張が最も問題。反省がない」

孫氏「原子炉の設計者が原発に反対していることは一般の原発反対意見と異なる。私は原発容認派であった。福島原発事故で反省している。半減期が2万4千年もある放射性物質には責任が負えない。多数の人命をリスクに晒して行う事業ではない」

田中氏「会社人は社会人ではない」

孫氏「原発村の人々は仲がいい。チェック・アンド・バランスが機能しない。経済産業省は原発を推進する側で、その下に保安院があるならば取り締まれないのではないか。原発の電気供給量は3割とされるが、これほど怖い思いをするならば3割くらいは我慢する。政府が市民の人命を守るということを真剣に考えていたか。自分の娘がいたら自主避難なんて言えるか。今は独居老人ら弱い人が残されている。人命尊重主義で意思決定しなければならない。本当の人災になってしまう」

後藤氏「自ら先頭に立たなければ、原子力に関わる資格はない」

孫氏「自主避難でいいというならば、その場所に首相官邸や保安院の事務所を移すべき」

田中氏「情報が与えられていないため、判断する自由が奪われている」

後藤氏「放射能障害は確率的な影響を及ぼすものであるため、ここまでは安全というようなことは言えない」

孫氏「言うべきことを言う人がいないと問題である。損得ではなくて、本当の事を言う人がいないのはまずい」

田中氏「我々も責任はあった」

孫氏「ここからどうするかが問題。今のこの状況になったからには、明日からどうするかを考えなければならない。原爆が落とされた国は日本だけで、複数の原子炉で事故が起きた国も日本だけである。この番組によって日本が楽観論だけでないことを世界に知ってもらうことも意味がある。停止中の原発は再開すべきはない」

田中氏「厳しい条件で再点検することは難しい。原子力村の審議会は原発を認める筋書きで動いている」

孫氏「自民党は長年原発を推進してきた。民主党は原発を推進する電力会社の労働組合が票田になっている。原発の問題は国民投票で決めないと、国民の本当の意見は表せないという気がしてきた」

田中氏と後藤氏は既に特定非営利活動法人原子力資料情報室の記者会見などで福島第一原発事故の危機的状況を訴えてきた(林田力「原子力資料情報室が福島原発に関する緊急記者会見開催」PJニュース2011年3月13日)。
http://www.pjnews.net/news/794/20110312_4/

今回の放送内容には従前の繰り返しになる内容も含まれていたものの、孫氏と田原氏という影響力のある人物の番組に登場することで、より多くの人が原発事故の深刻さを認識することになった。【了】


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『東急不動産だまし売り裁判 こうして勝った』著者 林田力
http://book.geocities.jp/hedomura/
http://hayariki.webnode.com/

2011年4月5日火曜日

AKB48前田敦子が高熱を押してMステで熱唱

 (リアルライブ)AKB48の前田敦子が、4月1日のテレビ朝日系『ミュージックステーション』で、38度の高熱を押して熱唱していたことが明らかになった。この日の『ミュージックステーション』は、元気になれる名曲をテーマに放送したが、前田の歌手魂に元気をもらったとの声も出ている。

 今回はAKB48にとって盛り上がった放送であった。元気の出る名曲ランキングに「ポニーテールとシュシュ」「会いたかった」など複数曲がランキングし、ステージでも「誰かのために」と「ヘビーローテーション」の2曲を披露した。また、トークでもメンバーとEXILEや嵐との過去の接点が明らかにされた。

 ところが、不動のセンターと称される前田の扱いは通常とは異なっていた。トークシーンには全く登場せず、最初に披露した曲「誰かのために」でも後列の目立たない場所で登場した。このためにインターネットの実況掲示板では「遂にセンター陥落か」「衣装が隠されてギリギリまで探していたために出演が遅れたのではないか」と心配する声が出た。
http://npn.co.jp/article/detail/68004422/
 その後、曲の後半では前田にセンター的な見せ場があり、2曲目の「ヘビーローテーション」では通常のポジションで披露した。そのために今度は「意表を突いて目立たせる演出ではないか」「大物ぶって後から登場した」と批判された。一方で歌っている前田は精彩が欠けていたために、体調を心配する声も出た。

 このように疑問のあった前田の出演であったが、放送後に更新された前田のブログ記事によって氷解した。そこでは前田のマネージャーが「スタッフより」と題する記事で、前田の病状を説明している。前田は38度の熱があり、点滴をするほどであった。マネージャーは休ませることを考えたが、番組のテーマに貢献したいという前田の気持ちから歌唱のみの出演になったという。

麻生太郎的特殊日本的精神論の問題性

麻生太郎元首相は2011年3月24日に福島県相馬市で地元産野菜を味わうパフォーマンスを行った。福島第一原発事故の影響で、地元産野菜から放射性物質が検出されたが、麻生氏は「健康に影響はない。過剰反応は慎んで」と訴えた。このパフォーマンスは一部で支持されているが、特殊日本的精神論の悪い面を体現している。

放射性物質が検出された食品は避けられるならば食べない方が良い。健康への危険性は放射性物質の含まれる量に比例して上昇するものであって、一定限度ならば含まれない場合と変わらないというものではない。放射性物質に対し、「微量だから安全」という主張には科学的根拠がない(林田力「福島第一原発事故の被曝と医療被曝の比較はナンセンス」PJニュース2011年3月22日)。
http://www.pjnews.net/news/794/20110319_2

放射能の害は確定的な影響の他に確率的な障害もある。例えば青酸カリを飲めば死に至るということと同じようなレベルで、大量の放射線を浴びると健康に害を及ぼすと説明されることがある。このような観点ならば「これ以上は危険」という線引きをすることは不可能ではない。

しかし、それだけが放射能の害ではない。癌や白血病などは少量の被曝でもリスクを高めてしまう。確率的な問題であるため、大量に被曝しても癌にならない人も存在する。放射能の害を過小評価する側から、「広島の原爆で被爆し、黒い雨に打たれ、その後も広島産の水や食品を食べ続けたが、天寿を全うした人がいる」と主張されることがある。それでも癌になる確率が高まることは事実である。天寿を全うした稀な人が存在するとしても、その一方で多数の被爆者が苦しみながら死んでいった。

そして日本社会には天寿を全うした稀な人を基準とし、苦しみながら死亡した人々を運が悪かったと切り捨ててしまう傾向があるように感じられてならない。その象徴が麻生氏的なパフォーマンスであり、それを歓迎するメンタリティである。

もともと麻生氏は首相時代に多くの失言で知られた人物であった。「踏襲」を「ふしゅう」と読んでしまうようなKY(漢字が読めない)と合わせて麻生首相個人の見識を問う傾向にある。しかし、麻生氏の失言には悪しき特殊日本的精神論を反映したものが多い。

麻生首相(当時)は2008年11月19日、首相官邸での全国都道府県知事会議で「社会的常識がかなり欠落している人(医師)が多い」と発言した。20日の経済財政諮問会議では「たらたら飲んで、食べて、何もしない人(病人)の分の金(医療費)を何で私が払うんだ」と述べた。両発言は強く批判され、麻生首相は釈明を余儀なくされた。
http://www.pjnews.net/news/794/20110403_2
麻生首相発言の問題点は医者や病人を傷つけ、不快にしただけではない。制度的な課題への対応を個人の問題に矮小化している点が総理大臣の発言として心得違いである。地方の医師不足や社会保障費抑制は制度的な問題である。

それに対して、「医者が社会常識を身につけるべき」「高齢者は病気の予防に努めるべき」というだけでは、制度を改善することにはならない。「各人が善人となって最善を尽くして頑張れば社会が良くなる」と主張しているに過ぎない。これで上手くいくならば政策を立案することも制度を改善していく必要もない。社会にとって政治家は不要である。

麻生首相の失言は政治家としての無能さを自白するに等しい。恐ろしいことに制度的な問題を個人の頑張りで乗り切ろうとする精神論は麻生首相だけの話ではない。特殊日本的精神論と呼べるほど日本社会に根付いている。根本原因を明らかにするための地道な責任追及を「後ろ向き」と否定し、過ぎたことは過ぎたこととして、これから頑張ることを「前向き」と評価するような輩は旧態依然とした日本の組織に腐るほど存在する。

記者自身にも思い当たる経験がある。記者は東急不動産(販売代理:東急リバブル)から不利益事実(隣地建て替え)を説明されずに新築マンションを購入してしまった。真相を知って東急不動産に抗議したが、東急不動産の課長は不誠実極まりないことに「隣地が新しく建替えられれば建物が綺麗になる」「建て替えをプラスに見るかマイナスに見るかの問題だ」と被害者をプラス思考に誘導させることで正当化しようとした。

戦後の日本社会自体が焼け野原になってしまった原因を追及することよりも、焼け野原から経済大国にしてしまうことを誇るようなメンタリティの上に成り立っている。仮に焼け野原から経済大国にするほどの才覚があるならば焼け野原にならなければ、もっと発展していた筈である。失ったものの大きさを考えれば、焼け野原にしてしまったことを恥ずべきであって、焼け野原から経済大国にすることは誇れるようなことでは決してない。

失言を重ねる麻生首相は大いに批判されるべきである。しかし、表面的な言葉尻の批判に終始するのではなく、麻生首相の失言の背景になっている特殊日本的精神論にまで切り込むべきであった。それが頑張ることを強制する日本社会を少しでも人間的なものに近づけることになる。

麻生首相の問題性は麻生首相をモデルとした自民党のマスコット・キャラクター「タロビ」にも表れている。タロビはニコニコ動画の公式チャンネル「麻生自民党チャンネル」で生まれたキャラクターで、ぬいぐるみなどニコニコ動画外でも活躍する。「ひこにゃん」などの「ゆるキャラ」ブームに乗っかったキャラクターである。

タロビはニコニコ動画のキャラクター「テレビちゃん」の口元を麻生太郎首相に似て作られたキャラクターである。麻生太郎首相の名前「タロウ」と「テレビ」をかけ合わせてタロビとなった。外観はテレビで画面部分に顔があり、麻生首相の口の曲がりを三角形で表現している。
タロビの問題は口の曲がりという人によっては気にする容姿上の特徴を強調している点にある。これはセンシティブな問題である。独眼竜で名高い戦国武将・伊達政宗も自分の絵や彫像には両目を入れさせている。

また、2003年の教科書検定では黒人の唇を過度に厚く描いた英語教科書の挿絵が差し替えられた。唇が厚い黒人を写実的に厚く描く分には問題は起こらない。全体をデフォルメし、唇の厚さだけを強調するから問題になる。自民党の「タロビ」も同じである。タロビをマスコットとする自民党は公的性格を持つ政党として無神経過ぎる。

麻生首相自身は自分に似たキャラクターを見て喜んでいるとされる。そのため、本人が傷ついている訳ではない。反対に麻生首相はネタにされて怒るようでは大物にはなれないくらい思っている可能性がある。それでもタロビの活用は無神経である。

麻生首相と同じように口が曲がっており、麻生首相と異なり、それを気にしている人の存在を考えていないためである。自分が傷つかないとしても、その基準を他者に押し付けるのは傲慢である。そして自分とは異なる考えを持った他者への想像力という点が麻生首相に欠落している点である。

同じような問題を抱えていたとしても、麻生首相のように何とも思わない人や跳ね返せる人がいる一方で、苦しむ人が存在することは事実である。前者ではなく、後者への共感や想像力を持つことが人間として尊敬に値する。勿論、前者であることは決して悪いことではない。しかし、前者を称賛しがちな特殊日本的メンタリティは後者の人々を一層苦しめる結果となる。

これまで麻生首相は数々の失言を繰り返し、その度に大きく批判されたが、本人が真摯に反省しているとは感じられない。それは自分の発言が相手をどれほど傷つけるものであるのかについての想像力が乏しいためである。この視点が欠けているためにタロビにも問題を感じない。キャラクターからも人権感覚との隔たりを分析できる。

日本社会には苦しい立場にある人々にまで、前を向いて頑張らせることを強制する傾向がある。不合理な目に遭い、これ以上頑張らなくてよいような人々に「頑張れ」と激励することを善行と勘違いする無神経さがある。この鈍感さに一石を投じることが本記事の問題意識である。【了】

2011年4月4日月曜日

孫正義社長が東日本大震災で100億円を寄付

 ソフトバンクグループ創業者の孫正義氏が、東日本大震災の義援金として100億円を寄付すると発表した。併せて2011年度から引退するまでの報酬も寄付する。この発表は4月2日に動画サイト・ユーストリームやニコニコ生放送で生中継された「田原総一郎×孫正義 対談 〜東日本大震災について〜」で行われた。

 この番組では評論家の田原総一朗氏や原子力発電所の設計者を交え、福島第一原発事故についての深い議論がなされた。番組の冒頭ではソフトバンクの復旧への取り組みなどを説明した。被災地入りしたソフトバンクの社員からは、小学生が避難した屋上まで津波が襲ったと生々しい被害状況が語られた。孫氏は「一日も早く通信設備を復旧させたい」と述べた上で、寄付を発表した。

 本題は孫氏と田原氏、原子炉圧力容器の設計技師の田中三彦氏(サイエンスライター)、格納容器の設計技師の後藤政志氏の4人により、福島第一原発事故について議論された。田中氏は福島原発4号炉の設計者であったが、反原発の立場に変わったという。

 反原発に変わった理由を田原氏に尋ねられた田中氏は「原発事故は人々の暮らしを変えてしまう」と答えた。一方、会社で設計していた頃は「事故が起きたら、どうなるかということは中々考えない」と述べた。

 後藤氏は福島第一原発が「冷やす、閉じ込める」に失敗したと断言した。格納容器の本来の圧力は1気圧であり、事故後に9気圧になったのは極めて異常という。田原氏は政府や東京電力が炉心溶融を発表することが遅れたことに激しく憤っていた。

 田中氏は政府のデータ隠しと判断誤りの可能性を指摘した。首相官邸は原子炉内の水位や圧力などのデータを公開しているが、そのデータの更新時刻は地震発生から約12時間後の3月12日2時以降になっている。1号機は津波による電源喪失ではなく、地震を原因とする典型的な冷却材喪失事故の可能性が高い。それは地震直後の原子炉のデータで判断できるが、それが公開されていない。

 また、公開データを分析すると、1号機の水位が低下して燃料棒が露出しそうになっているが、政府の文書などでは2号機に注目していた。判断誤りの可能性があると指摘した。その結果、1号機の水素爆発を予想できなかったという。

 対談では、安全を強調する政府の発表やマスメディアの報道姿勢も批判対象となった。震災に乗じたデマが問題になっているが、根拠なく安心を強調することも流言飛語という点で見解が一致した。
http://npn.co.jp/article/detail/14402517/
 放射線量が低下していると報道されているが、後藤氏は楽観ムードを戒めた。放射線量が低下しても、放射性物質がなくなったり、薄まったりするわけではない。また、気象条件によって特定地域に放射線量が高いホットスポットが生じることもあるという。

 前半では設計者の二人による原発の説明が中心で、孫氏は聞き役になっていた。説明が一通り終了し、田原氏の退席後は三人により産業構造や政治を含む様々な話題が取り上げられた。孫氏は原発問題についてツイッターで積極的に発言してきたが、この番組でも孫氏の原発への高い危機感が浮き彫りになった。孫氏は福島原発周辺の住民に避難を説得したというエピソードを紹介した。また、孫氏が高速増殖原型炉「もんじゅ」の炉内中継装置落下事故の影響を尋ね、設計者が二人とも沈黙してしまう場面もあった。
(リアルライブ)

松本清治・武蔵野市議が離党

松本清治・武蔵野市議が離党
松本清治・武蔵野市議が民主党を離党した。松本市議は自らの要請で武蔵野市が計画停電から除外されたとする旨のビラを配布して、利益誘導と批判された。計画停電に苦しむ他の地域住民からは武蔵野市民への反感も生じている。
松本議員は離党したものの議員辞職は拒否している。不人気の民主党離党ではペナルティにならないと、ネットの視線は依然として冷たい。

2011年4月3日日曜日

ブログ人気のAKB48柏木由紀は神7を超えるか:林田力

【PJニュース 2011年4月2日】AKB48の柏木由紀の公式ブログ「ゆきりんblog〜晴れのちゆき〜」が安定した人気を保っている。2011年4月7日からアメブロに移転したばかりであるが、芸能人・有名人ブログ上位にランクインし、一時は前田敦子のブログを抜いて2位に躍り出た。初期メンバーが引っ張っている印象の強いAKB48の後継世代の注目株である。

柏木は2006年12月の「第3期AKB48追加メンバーオーディション」に合格し、現在ではチームBのキャプテンである。柏木は高城亜樹や倉持明日香、佐藤夏希、大家志津香と共にワタナベエンターテインメント傘下事務所に所属している。柏木らナベプロ傘下事務所所属のメンバーは「ワタナベガールズ」として、ナベプロのサイトでブログを開設していたが、3月7日から「ワタナベガールズ」のブログがアメブロに移転した。

アメブロではアメブロ上の芸能人・有名人ブログのランキングを公表しており、柏木ブログのランキング急上昇を確認できる。3月7日の総合ランキングは306位であったが、3月8日は14位になり、3月9日は2位になった。この3月9日の1位は大島優子、3位は前田敦子で、AKB48メンバーで上位3位までを独占した。翌10日は3位に落ちたものの、前田1位、大島2位で依然としてAKB48メンバーが占めた。

柏木ブログの強みはコメントの多さである。アメブロに移転した3月7日から10日までの記事では6000件から13000件のコメントが寄せられている。同時期の大島ブログでは2000件から8000件、前田ブログでは4000件から6000件である。

柏木ブログではコメントを書きたくなるように記事を工夫している。3月8日付記事「柏木カメラマン」では柏木が撮影したメンバーの写真を掲載する。ここでは峯岸みなみと宮澤佐江の写真を掲載したが、他のメンバーのリクエストも募集する。他メン推しのファンもコメントしたくなる記事である。
http://www.pjnews.net/news/794/20110330_3

また、3月10日付記事「豊富*」では自分のニックネームについて論じる。様々なニックネームを紹介した後で、「あなたは私のことを、なんて呼んでますか」と呼びかける。気軽にコメントを書きやすい記事になっている。

その後はアクセス数及びコメント数共に減少し、移転当初の御祝儀アクセスの限界を露呈した。しかも、東日本大震災にしては「あっ そうそう 皆さん 地震大丈夫ですか」と地震被害を軽く語る失言もなされた(林田力「AKB48プロジェクト義援金にAKB商法への期待高まる」PJニュース2011年3月18日)。
http://www.pjnews.net/news/794/20110317_4

前田ブログや大島ブログとは依然として大きな差があるものの、現在でも総合ランキング10位圏にランクしており、AKB48メンバーのアメブロ開設者では前田、大島、指原莉乃に次ぐポジションにいる。

柏木は2010年の「AKB48 17thシングル選抜総選挙『母さんに誓って、ガチです』」で8位となった。この総選挙での1位から7位までの大島優子、前田敦子、篠田麻里子、板野友美、渡辺麻友、高橋みなみ、小嶋陽菜は前回の総選挙でも1位から7位までにランクインし、「神7」と呼ばれる。ブログのランキングでは神7の板野を抜いているが、次期総選挙「AKB48 22ndシングル選抜総選挙」で神7の壁を超えられるか注目される。【了】
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米国コロラド州で赤い光点のUFO目撃情報:林田力

米国コロラド州で赤い光点のUFO目撃情報:林田力
 米国コロラド州のラファイエットで、複数の住民により三つの赤い光が不自然な動きをする未確認飛行物体(UFO)が目撃された。この映像は動画サイトにも投稿され、宇宙人の乗り物ではないかと話題になっていた。

 ラファイエットでは、3月20日の夜中に三つの赤い光が三角形の頂点を示すように浮かび、三角形の頂点の間隔を維持しつつも不自然に前後左右に移動するという現象が複数の目撃者に確認された。目撃者は「人工衛星や飛行機、ヘリコプターの光とは全く異なる」と語っている。また、飛行物体から音は発しなかったという。

 コロラド州は米国西部にある山岳地帯の州で、ラファイエットは州都デンバーの北方にある人口2万5千人程度の都市である。コロラドはUFOと縁のある土地である。過去にはコロラド大学でUFOに対する公的な研究・コロラドプロジェクトが行われた。コロラドプロジェクトはUFOに対して否定的な結論を下して終了したものの、その後もコロラドではUFO目撃情報が寄せられている。2009年11月19日の夜間には円形の発光体、2010年1月6日の昼間には金属のような直方体の飛行が撮影された。
http://npn.co.jp/article/detail/31818278/

 赤い光のUFO映像が米国で大きな話題になった背景には、福島第一原発事故による不安感も影響している。米国でも福島原発事故は大きな関心事で、米国西海岸ではヨウ素剤が品薄になるなどパニック状態となった。情報を小出しにする日本政府への不信感も出ており、「日本政府がUFOを用いて放射性物質を米国に送りつけている」とのデマ情報まで登場した。

 そのような中での具体的なUFOの映像であることもあって反響も大きく、ニュースサイトでも取り上げられるようになった。否定意見としてはリビア攻撃直後であることからステルス戦闘機とする指摘や、道路の照明や気球の照明ではないかとの指摘がある。
(林田力「米国コロラド州で赤い光点のUFO目撃情報」リアルライブ2011年4月1日)

2011年4月2日土曜日

松本清治・武蔵野市議が公認取り消し

松本清治・武蔵野市議に対し、民主党武蔵野支部は議員辞職を勧告し、公認を取り消しました。松本市議は民主党を離党しましたが、議員辞職は否定し、次期選挙への出馬にも沈黙しています。民主党の不人気を考えれば、公認取り消しが松本議員に対する制裁になるかは疑問です。

一方で民主党の対応は意外にも迅速だったと評価できます。あれだけ被災者の気持ちが通じない政権でも、自己の評判に影響しそうなところでは素早くトカゲのしっぽ切りをします。
武蔵野市の計画停電除外には不審点が多いです。もともと東京電力は計画停電除外の理由として、鉄道の運行を挙げていました。しかし、すでに指摘された通り、鉄道会社は自家発電設備を有しています。全てを自家発電でまかなっている訳ではないですが、問題になりそうな変電所は武蔵野市になく、吉祥寺中心街を停電させない理由にはなりません。
http://www.pjnews.net/news/794/20110327_2
> 東日本旅客鉄道武蔵境交流変電所は小金井市にあり、東京電力武蔵野変電所は西東京市にある。

因みに計画停電初日の14日だけ鉄道の運休が続発した理由は、自家発で対応する範囲の見極めが出来なかったためで、これは「政治主導」を掲げた菅直人政権が公式に発表するまでは情報を伏せたためです。そのために鉄道会社への連絡が遅れ、鉄道会社の対応も遅れました。

政治主導は民主主義国家において当然の原理ですが、菅政権は政治主導を勘違いしています。計画停電は需要が減少した結果、残された選択肢に過ぎず、それを決定し発表することは政治主導でも何でもありません。避けられない選択肢を事前調整なく発表することは、パフォーマンスに過ぎません。それに現場から不平不満が上がることは当然です。むしろ政治主導を主張するならば、少数で大部分の電力を消費する大口需要家と事前に調整して計画停電を回避することを考えるべきです。

Re: 東北と沖縄の結合を!

その後の歴史を踏まえると、下記御指摘の通りです。本土の米軍基地を撤去できない日本に沖縄の米軍基地撤去を期待することは誤りです。反基地闘争も本土の社会党や共産党に組織化された側面があります。日本国憲法への憧れがあったとされますが、自ら同内容の憲法を作り、きちんと適用するという選択肢もあった筈です。
日本では単一民族幻想を批判する市民派も知らず知らず単一民族幻想に浸かっている傾向があります。リビア問題でも東部のキレナイカと西部のトリポリタニアの地域対立という側面は、あまり日本では報道されておらず、市民派の論調にも出てきません。東部の石油で国全体を潤わせることは、視点によっては富の公正な再配分とも搾取とも評価できます。
『東急不動産だまし売り裁判 こうして勝った』著者 林田力
http://book.geocities.jp/hedomura/
http://hayariki.webnode.com/
> 「沖縄返還」のときこそ、「復帰粉砕」をかかげてたたかうべきときだったのでしょう。
> 結局のところ、「復帰」は、米軍政にくわえて日帝の重圧をあたえたものにすぎませんでした。
> 「祖国復帰運動」に賛成したものは、すべて反省すべきときがきているのでしょう。

Re2: 原発反対!!

下記御指摘は考えさせられます。
> しかし、相手は東京電力。人ではなく、組織。システム。感情などない記号の存在。(気分次第での粛清もないけど。)
> 目先の利益を手当たり次第にむさぼるだけの機械。道具。涙も流さず、反省もしない。
> 林田さんが、「東急」という記号システムと戦うのに、裁判という手段を選択したように、(記号やシステムに、直接殴りかかるわけにもいかないから。)
> 原発を廃止したり、電力会社に改善を求める方法は、たぶん、法律しかない。
> (システムを倒すには、システムしかない)
実際のところ、原発が事業として成り立っている背景には制度があります。純粋に事業として考えれば原発は成り立ちません。電力事業は地域独占事業とされ、法制度によって利益は規制されています。原価と比べて膨大な利益を上げないように規制されていますが、その結果、原価が大きくなれば利益も大きくなるという結果になります。
建設費の高い高コストの原発を建設すれば、それを電気代に上乗せでき、利益を大きくできます。逆に建設費が相対的に低く、原料費もかからない自然エネルギーは利益が小さくなるため、電力会社のインセンティブになりません。経済原理からすれば原発推進が不自然であり、制度を変更すれば脱原発は容易に進みます。

> 「子供に安心してミルクを飲ませられない!」だの、なんだのって、
> デモって感情に訴えても、これは、無意味だと考え始めています。
本来ならば長年活動していた原発反対の専門家諸氏が「それ見たことか」と声を大きくしなければならない時です。そのような人々がドイツなど世界各国では反原発運動を推進し、盛り上げております。ところが、日本では「福島原発の問題解決が先」「福島原発で作業している人々に感謝しろ」「この時点で浜岡原発の危険性を云々することは不謹慎」的な論調に原発反対派までもが遠慮してしまっている状況です。
本来批判すべき人々が遠慮しているために、中学生アイドルの主張が注目されるような結果になっています。
中学生アイドル藤波心の主張が話題に
http://npn.co.jp/article/detail/05817106/

福島原発第一事故の解決を優先させるべきか

今回の問題の発端は浜岡原発の危険性の指摘に対し、福島第一原発を優先させるべきとの反論がなされたことです。この論理は否定されるべきもので、批判されたことは当然です。もし浜岡原発その他の原発が危険でないと主張したいならば、危険でないと反論すべきです。それをせずに福島原発事故を持ち出して圧殺することは卑怯極まりない論法です。
現実問題として、原発推進派や東電工作員が好んで使用する論法です。ここで同じ論理が出されたことは驚きでした。批判された側は忍耐強く誠実に向かい合っておりましたが、現実世界の悪意を踏まえると、そこまでされる必要は疑問です。
これは原発問題に限らず、日本で繰り返されてきた悪癖です。目の前の火を消すことを最優先とし、本質的な問題から目を背けさせます。被害者も加害者も共に手を取り合って協力することを是とし、焼け野原から経済大国にしてしまう前に進むことしかできないことを美徳とするような恥ずべきメンタリティです。
本気で福島原発事故の解決を考えるならば、原発肯定派から日本中の原発の一時停止が出てもおかしくはありません。福島事故では人手が絶対的に不足しています。大量の被曝をしないように交代で作業しなければなりません。非人道的な人海戦術は許されず、熟練労働力が求められています。福島原発の関係者で足りないならば他所の原発の作業員しかいません。他所の原発を停止することで不要になった原発作業員を事故対応に配置するくらいの案が出ないことが不思議です。「福島原発事故の解決が先決」という論法は原発反対派を黙らせるための手段に過ぎません。
「市民運動、労働組合の分裂は感情的なことでの分裂が多いです。支配者・権力者は喜んでいます。」との御指摘は正当です。しかし、今回の「福島原発事故の解決が先決」という論理は市民運動間の差異というよりも、支配者・権力者側の論理そのものです。それ故に激しい批判が起きたことは市民運動の健全性を示しています。
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『東急不動産だまし売り裁判 こうして勝った』著者 林田力
http://book.geocities.jp/hedomura/
http://hayariki.webnode.com/

原発事故てんでんこ

福島原発周辺で放射線量が高い地域の乳幼児を含む人々が避難しないことについて、「一時的という提案は困難かと思われます。ましてや個人的な提案には、ほぼ乗らないのではないでしょうか」との指摘がありました。私も非難は先行きの「丸ごとの生活」を受け容れる体制を公共セクターが構築することが筋と考えます。自己責任の名の下に公が責任を放棄することは許されません。
一方で周辺地域の人々が「他の人々も生活しているから大丈夫だ」という心理でとどまっているならば危険です。現在問題になっている放射能は文字通り「直ちには健康に影響を及ぼすものではない」ためです。
三陸沖では津波に対する教訓として「津波てんでんこ」という言葉があります。「てんでんこ」とは「てんでんばらばらに」という意味で「他人に構わず一人で逃げろ」という意味です。東日本大震災の被害は確定していませんが、津波の物的被害に比べれば、相対的には人的被害は少ないと見られています。それは「津波てんでんこ」の教訓を活かしたためとも指摘されています。この「てんでんこ」の精神は津波だけでなく、原発事故に対しても必要なように感じました。
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『東急不動産だまし売り裁判 こうして勝った』著者 林田力
http://book.geocities.jp/hedomura/
http://hayariki.webnode.com/

『デッドマン・ワンダーランド』第9巻、現実の先を行く絶望的な展開:林田力

 片岡人生と近藤一馬が月刊少年エースで連載中の漫画『デッドマン・ワンダーランド』第9巻が3月26日に発売された。『デッドマン・ワンダーランド』は東京大震災で崩壊した近未来の東京の完全民営化刑務所「デッドマン・ワンダーランド」を舞台とした監獄サバイバル・アクションである。4月16日からテレビ神奈川などでアニメも放送される。

 主人公は中学生の五十嵐丸太である。震災で大部分が水没した東京から地方に疎開して平凡な生活を送っていたが、無実の罪で「デッドマン・ワンダーランド」に収監される。監獄内では囚人同士に強制される決闘・死肉祭(カーニバル・コープス)など理不尽な出来事が連続する。

 しかし、囚人達も虐げられるだけではない。良識派の看守らを巻き込み、刑務所長の玉木常長を追い詰めていく。この巻は満身創痍となりながらも、主人公側の反撃という希望を抱ける展開を受けたものだが、新たな絶望と混乱を提示した。玉木との戦いには決着がつけられるが、玉木も踊らされた一人に過ぎなかった。

 『デッドマン・ワンダーランド』は漫画版『交響詩篇エウレカセブン』を手掛けた二人によって2007年から連載が開始されたが、大震災による社会の荒廃という現実の先を行く設定で注目度が急上昇している。
http://npn.co.jp/article/detail/36264526/

 震災のリアリティを追求した作品ならば他にも『太陽の黙示録』などがある。それらに比べると、『デッドマン・ワンダーランド』は血液を操って戦うなどファンタジー色が強い。それでも細部に不気味なリアリティがある。たとえばネット依存症の引き籠りが震災時の停電でパソコンが使えなくなり、自分の世界が壊れたと絶望するシーンがある。これは伝統的な災害被害の視点では出てこないものである。

 一方で東日本大震災直後の時期に地震を描写した作品を刊行することに対し、作者には躊躇があった。片岡のブログ「片岡商店 人生支店」の3月23日付記事「デッドマン・ワンダーランド9巻について」では「揺れに対して恐怖等感じている方は買い控えていただければと思います」と述べている。

 編集担当者に地震の描写を9巻から削除し、10巻に回すことができないか提案したが、印刷も完了しており、無理との回答であったという。ブログ記事では「マンガは逃げませんし、いつでも手にとることができます」として、「気が向いたときにでも手にとっていただければ幸いです」と結んでいる。
(林田力「『デッドマン・ワンダーランド』第9巻、現実の先を行く絶望的な展開」リアルライブ2011年4月1日)

林田力ブログに東急社員逮捕記事

林田力ブログに東急不動産社員逮捕記事
「東急不動産だまし売り裁判・こうして勝った」著者の林田力ブログに東急不動産社員の逮捕記事が掲載された。東急不動産のソリューション営業は顧客に脅迫電話を繰り返し、逮捕された。東急不動産と顧客の間の不動産コンサルティング契約のトラブルが発端である。
逮捕された社員は東急不動産のコンサルサービス・クレディールの広告記事にも登場していたが、顧客に対する犯罪者になるという恐ろしい結果になった。東急不動産だまし売り裁判でも、マンションだまし売り被害者は個人情報暴露攻撃など様々な嫌がらせや工作活動を受けている。

2011年4月1日金曜日

4月11日「私たちがめざす世田谷区政」

「新しいせたがやをめざす会」からのメールを転載します。

皆さま

震災後、被災地の様子を祈るような気持ちで見ています。
被災された方々が、どうか一日も早く、元気を取り戻されることを願っています。
また、原発によりふるさとを奪われ、避難生活を余儀なくされている方々が東京にもたくさん来ています。まさに難民」状態をつくりだした東電の責任は重大であり、政府の原子力政策にも根本的な転換を求めていかなくてはなりません。
世田谷区内でも直接・間接に被害にあわれた方も多いと思います。心からお見舞い申し上げます。

さて、そんな中でも、選挙は予定通り行われることになっています。
世田谷も、自然災害と無縁ではなく、安心して暮らせる街づくりが今まで以上に求められる選挙になります。
新しいせたがやをめざす会では、区長予定候補が出そろう時期に下記のような会を開催いたします。是非ご参加のうえ、今後の世田谷区政に対する皆さまのご意見もお聞かせください。
**************
「私たちがめざす世田谷区政—大震災・いのちとくらしをささえる道すじ—」
★問題提起と区政をめぐるディスカッション
★日時=4月11日(月)午後6時半開始
★会場=東京土建世田谷支部会館
**************
http://shinsetagaya.web.fc2.com/

『江〜姫たちの戦国〜』第11回、アンチを笑うオカルト演出

林田力「『江〜姫たちの戦国〜』第11回、アンチを笑うオカルト演出」リアルライブ2011年3月31日
 NHK大河ドラマ『江〜姫たちの戦国〜』の第11回「猿の人質」が、3月27日に放送された。前回までは市(鈴木保奈美)の物語という側面が強かったが、今回から名実ともに江(上野樹里)ら三姉妹の物語になる。

 非現実的な脚本が週刊誌などでもバッシングされている『江』であるが、それを今回も貫き、アンチを嘲笑するかのような展開となった。江ら三姉妹は両親を死に至らしめた羽柴秀吉(岸谷五朗)を許せないと食って掛る。秀吉を「猿」と呼び捨てにし、命令口調で話をする。激高する江に秀吉は対抗しようとするが、信長 (豊川悦司)の亡霊を見て怯む。さらに死後も引き続きナレーターを務める市が幽霊となって登場する。

 『江』へのバッシングには大きく二つの要素がある。第一に史実や時代考証の軽視である。幼い江が明智光秀(市村正親)に「なぜ謀反を起こしたのか」と問い詰めるシーンが典型である。今回も勝者側の秀吉に対し、敗者側の江らが高圧的な態度をとる。時代劇のリアリティを重視するならば、あり得ないシーンである。
http://npn.co.jp/article/detail/51508079/
 しかし、登場人物を現代人の感覚で動かすことは制作側の意図したことである。戦国時代の現実を踏まえて大人しくするのではなく、怒りの感情をストレートに出してこそ人間ドラマになる。従って、この点を批判したところで、平行線になる。そもそも史実や時代考証軽視は近年の大河ドラマに共通する傾向であり、『江』だけが批判されるものではない。
 第二にオカルト的演出である。本能寺の変において信長は江の生霊を見た。伊賀越え中の江には信長の霊が現れて、江に力を与えた。そして今回も信長と市が亡霊として登場した。大河ドラマでは過去にもナレーターが物語の途中で死亡し、幽霊として登場したことがある。『八代将軍吉宗』の近松門左衛門 (江守徹)である。一目で作り話と分かるコメディー的な近松の幽霊に対し、市の幽霊は幻想的で、CGまで使用された凝ったものである。このオカルト演出と史実軽視が重なって『江』は「あり得ない」の大合唱になった。

 現代科学の立場から幽霊などは存在しないと主張することは一つの考えである。しかし、過去の人々が幽霊の存在を信じていたという事実は別次元の問題である。当時の人々が幽霊を信じていたならば、それを前提に物語を描くことは時代劇にマッチすることになる。時代考証軽視を理由に『江』を否定しながら、オカルト的演出を理由に『江』を批判することは矛盾する。バッシングに負けず、薄っぺらな科学信奉者を嘲笑うようなオカルト演出を貫く『江』に今後も注目である。
(林田力)