2011年3月31日木曜日

エンジェル・ハート・セカンド

エンジェル・ハート・セカンドシーズン
エンジェル・ハート・セカンドシーズン第一巻のレビュー記事がリアルライブに掲載された。エンジェル・ハートはシティーハンターのパラレルワールドにおける続編である。
セカンド・シーズンは掲載誌の変更という事情によるもので、登場人物や時間軸など物語は連続している。この巻では女優の動かない時計の話と傭兵の過去の悲恋の二本を収録している。

武蔵野市の計画停電対象外に不満爆発:林田力

 都心部を除外するなど不公平感が漂う東京電力の計画停電であるが、24日に新たな問題が発覚した。菅直人首相の地元で自宅のある東京都武蔵野市が計画停電の対象から除外されていた。しかも、菅首相の随行秘書であった松本清治・武蔵野市会議員が東京電力に停電対象からの除外を要請していたことも明らかになった。

 松本市議は地域住民に配布したビラ「市政報告レポート」で「松本清治の要請が実現しました」と書いている。そこには以下のように記されている。
 「東京電力武蔵野支社から3月16日21時30分に、武蔵野市内地域、病院等と<第一グループ>は当面(3/17 9時20分実施分より)、計画停電の対象地域から除外するとの連絡がありました」

 これに対し、インターネット上では利益誘導と批判の声が出ている。松本市議はツイッターで全国的な問題として計画停電対象からの除外を提起していたと釈明した。合わせてビラの全文や東京電力への要請文を画像共有サイトで公開した。ところが、要請文には「国民は混乱しています」と書くべきところ、「混乱」を「困らん」とする誤字があり、漢字も正しく書けない議員であると批判者を一層勢い付かせる結果となった。
http://npn.co.jp/article/detail/80400869/

 一方で東京電力は武蔵野市の除外決定に政治的圧力があったことを否定する。武蔵野市にはJR中央線や京王線、西武線が乗り入れており、管轄する変電所を止めると、鉄道の運行に大きな影響が生じるためと説明する。
 しかし、この理由にも疑問の声が出されている。何故ならば東日本旅客鉄道武蔵境交流変電所(小金井市)も東京電力武蔵野変電所(西東京市)も武蔵野市にないためである。また、JR相模線のように計画停電で不通が続く路線もあり、それらの沿線地域と比べると不公平であることは変わらない。

 計画停電は単に不便なだけでなく、生命に直結する問題になっている。信号も消灯する計画停電中の交通事故が多発している。交通事故の負傷者が病院で検査できずに重傷になった例もある。
 ある地域を計画停電の対象外とすることは、他の地域を犠牲にすることになる。それを成果のようにアピールした松本市議の感覚に呆れる人も多い。被災地のことを考えて計画停電に我慢し、節電に協力していた人々もバカらしくなったと憤っている。
(林田力)

2011年3月29日火曜日

中学生アイドル藤波心の主張が話題に:林田力

 中学生アイドルの藤波心がブログで痛烈に原子力発電所と原発事故報道を批判し、話題になっている。セクシー写真集を出すジュニア・アイドルと社会派的な主張のギャップが注目される。

 藤波心は3月23日に公式ブログ『ここっぴーの★へそっぴー』で「批難覚悟で…」と題する記事を掲載した。そこでは安全を強調するマスメディアの報道を疑問視する。個別の数値は低く、直ちに健康を害することはない量であっても、「微量とはいえ空気中の放射性物質を吸い続け、微量とはいえ、汚染された野菜を食べ続け、微量とはいえ、汚染された水を採り続ければ…影響があることくらい、バカな厨房2年の私でも分かる」と指摘した。

 その上で「原発の危険性を言う人は、危険をあおっていると、世の中は叩く傾向にあるようで、これは何かおかしい流れだと思う」と述べる。藤波は3月17日付記事「出血は止まるのか…」でも「電気が足らなくなるから、原子力が必要なんだじゃなく、火力と水力だけで、やっていける生活を一人ひとりが、やればいいんです」と原発を批判した。この記事に対し、ブログのコメント欄だけでなく、事務所にまで抗議・意見のメールが来たという。藤波は「どんだけ、原発をかばうんだよぉ」と嘆いている。
http://npn.co.jp/article/detail/05817106/
 記事にはテレビで「そのうち、『放射能を跳ね返す!! スーパー健康法』とか『放射能にも負けない!! 体質改善・げんき体力づくり』特集とかやりだすんじゃないでスカ」と芸能活動でメディアの体質を知っている人物ならではの皮肉もある。原発推進派を「少量の麻薬は能率を上げるための必要悪」と正当化する麻薬中毒者に重ねるなど比喩も鋭い。
 しかも、藤波の優れたところは自分のポジションを理解した上で原発を批判していることである。「ラブ&ピース がんばろう日本! みたいなことだけ言ってた方が、アイドルとしては活動しやすいのかもしれない」と書いている。それでも「人にどう言われようが、叩かれようが、はっきりと、自分はこう思っているんだって言うことを言いたい」と断言する。

 この記事はツイッターなどで拡散され、「反原発のジャンヌ・ダルク」などと称賛されている。「官房長官やら東大出の御用学者なんかより、アイドルのほうが的確な意見をのべている」とのツイートにソフトバンクグループ創業者の孫正義が「同意」を表明してリツイートした。『ソフィーの世界』の翻訳者として知られる池田香代子も「なんとクールな頭脳とあたたかい心」とツイートした。(林田力「中学生アイドル藤波心の主張が話題に」リアルライブ2011年3月29日)

武蔵野市の計画停電除外に批判

武蔵野市の計画停電対象外に批判
東京都武蔵野市が計画停電の対象外となったことに反発の声が出ている。管直人首相の元随行秘書の松本清治・武蔵野市会議員が自分の要請で計画停電の対象外となったと自賛するビラを配布して批判されている。武蔵野市には首相の自宅もあり、停電対象外となった理由について推測されている。

2011年3月28日月曜日

『エンジェル・ハート2ndシーズン』第1巻、心温まるハードボイルド:林田力

 北条司が月刊コミックゼノンで連載中の漫画『エンジェル・ハート2ndシーズン』第1巻が、3月22日に発売された。『エンジェル・ハート』は北条司の代表作『シティーハンター』のアナザーワールドにおける続編を描いたハードボイルドである。

 最初は週刊コミックバンチで連載され、単行本も33巻まで発刊されたが、コミックバンチの休刊により、2010年8月6日発売の週刊コミックバンチ36・37合併号で連載を終了した。その後、2ndシーズンと銘打って、コミックゼノンで連載を再開した。このように2ndシーズンは掲載誌の変更という事情によるもので、物語は連続しており、主要キャラクターにも変化はない。

 『エンジェル・ハート』では冴羽獠や海坊主(ファルコン)、野上冴子ら『シティーハンター』で馴染みのキャラクターが登場する。一方で海坊主が黒人であるように『シティーハンター』とは全く異なる設定もある。『エンジェル・ハート』でも『シティーハンター』にあるようなコメディーは健在である。しかし、それ以上に交通事故死した槇村香の心臓を移植された香瑩(シャンイン)と獠を中心とした家族愛が主題になっている。

 『エンジェル・ハート』は獠と香瑩がシティーハンターとして依頼人から請けた仕事を解決していく物語である。数話に渡って一つの事件が展開される。伏線を引き継ぐことはあるものの、基本的に事件毎のオムニバス形式である。この巻では動かない時計の話と、次巻に続く楊芳玉のエピソードの二本が収録されている。
 冒頭を飾る時計の話では、大人気女優・如月玲奈の持つ運命の相手と出逢った時にだけ時を刻むという不思議な時計が登場する。派手なアクションはないが、心の底では愛し合っている二人を結びつける心温まるストーリーである。この不思議な時計は『エンジェル・ハート』そのものに重なる。槇村香を交通事故で失った獠は、抜け殻のような生活を送っていた。それが香瑩と出会うことで新たな時を刻み始めた。その意味で2ndシーズンの冒頭にふさわしい内容になっている。
http://npn.co.jp/article/detail/19984268/
 一方でアクションシーンは乏しい。主人公サイドにはマフィアの秘密部隊出身の香瑩や劉信宏、傭兵の楊芳玉ら百戦錬磨の猛者が加わり、本気の戦いになれば『シティーハンター』以上の過激なアクションを展開できる。しかし、反対に強力な主人公サイドに立ち向かえる存在が少なくなってしまったことも事実である。ライバル的に存在にカメレオンがいるが、お笑いキャラ化してしまった。この巻は『エンジェル・ハート』のハートフル路線を象徴する。
(林田力「『エンジェル・ハート2ndシーズン』第1巻、心温まるハードボイルド」リアルライブ2011年3月28日)

チバリーヒルズが地震で廃虚報道

東日本大震災でチバリーヒルズが廃虚に
東日本大震災でチバリーヒルズが廃虚になったと読売新聞で報道された。住民は液状化や断水、ガス供給停止に苦しむ。チバリーヒルズと呼ばれた高級住宅街を自慢していた住民は地価が下がると落胆している。

2011年3月27日日曜日

チェルノブイリ原発被災地支援の経験から

チェルノブイリ被ばく者支援から学ぶ3・31緊急シンポジウム
〜地震・津波・原発被災者救援のために、集まって話し合おう!〜
●討論・意見交換         16:00〜17:45
●講演&ディスカッション  18:00〜21:00頃まで
振津かつみさん(医博・チェルノブイリ・ヒバクシャ救援関西)
「チェルノブイリ原発被災地支援の経験から」
ほかに、防災専門家、阪神大震災救援ボランティア経験者にも参加を打診中
京都市教育委員会からも御来賓をいただくことは決定済み
http://sky.geocities.jp/hayariki4/h/tokyu/toyocho.htm
■想像を絶する大震災と津波災害、加えて、未曾有の原発ドミノ爆発・・・。
茫然とするばかりですが、被災者の救援に力を貸したい、という思いにかられる人たちも大勢いるに違いありません。
わたしたちは、当面、子どもたちを中心に被災者の疎開先、受入先を準備することが重要だ、と考えています(京都市・府内の廃校の利用を検討・打診
中)。
もちろん、被災現地での救援ボランティア も必要です。
HOME(京都・関西圏)とAWAY(被災現地)の双方で有効な支援を行うために、ぜひ、みんなで知恵を出し合いましょう!

と き: 3月31日(木)16:00〜(講演は18:00〜)途中参加大歓迎!
ところ: 京都大学農学部W100教室
主催:京都から東日本大地震被災者を支援する会(仮称)
発起人 林 剛平(農学部自治会)
    橘 英希(文学部学友会)
    滝澤 寛(劣化ウラン弾の禁止を求める京都の会)

『大切なことはすべて君が教えてくれた』第9話:林田力

 フジテレビの月9ドラマ『大切なことはすべて君が教えてくれた』第9話「最後の授業」が、3月21日に放送された。高校教師の柏木修二(三浦春馬)と上村夏実(戸田恵梨香)、生徒の佐伯ひかり(武井咲)の三角関係が主軸のドラマであるが、今回は夏実がヒロインとして前面に出た。

 過去の修二と夏実のカップルは夏実がリードしていた。ひかりを助けたいという修二の思いを尊重するなど、夏実は恋人というよりも修二の母親のような存在にもなっていた。これが恋愛ドラマのヒロインとしての感情移入を難しくしていた。しかし、夏実は別の男性との交際などを経て、修二への思いを再確認する。修二と会う前にウキウキするなど、今回は等身大の恋する女性になっていた。
http://npn.co.jp/article/detail/78836628/
 吹っ切れた夏実と比べると修二には揺れが見られる。部屋を引き払う際に夏実の写真を処分するが、一枚だけポケットにしまう。クライマックスは寝台特急・北斗星の出発のシーンである。ひかりは事故死した姉と向かい合うために旅行に出かける。ホームで見送る修二であったが、話が続いて中々別れられない。夏実と元の鞘に納まることを予想していた視聴者は修二がひかりと一緒に旅行に行ってしまうのではないかヤキモキさせられる。
 ひかりは「さよなら」と別れを告げるが、修二はドアが閉まる直前に列車に乗り込む。これは相手から見れば「僕は、あなたが好きだ」と告白するような行為である。実際、次の駅で下車しようとする修二に、ひかりは「もう少し一緒にいてくれない」と頼む。ところが、修二は「夏実と会う約束がある」と答えた。修二は、ひかりに対して優しいが、中途半端な優しさは逆に残酷である。過去にも修二は「女として見ることはできない」と、ひかりを突き放している。

 一方で修二は夏実に電話で状況を説明し、夏美も「分かった」と理解を示した。かつて修二は夏実と約束していながら、ひかりを探しに行き、夏実を不安にさせた。それに比べると今回の修二は学習している。ホウレンソウ(報告・連絡・相談)によって人間関係を潤滑にする好例である。
 修二の元カノで夏実の親友の東堂さやか(篠田麻里子)も、実体験からマメなコミュニケーションの重要性を夏実にアドバイスした。「明日言おう、そのうち言おうと思っているうちに会えなくなってしまった」と。「大切なこと」が何かはドラマの大きな謎であるが、今回の大切なことはホウレンソウであった。
(林田力「『大切なことはすべて君が教えてくれた』第9話、ホウレンソウが大切」リアルライブ2011年3月27日)

震災復興における アメリカの係わり

既に18日に米国西海岸カリフォルニア州でも、通常より僅かに数値の高い放射線量が観測されたとCNNが報道されており、米国も他人事ではないという状況があります。
このまま事態が悪化すると、米国以上に日本に近接しているロシアや中国が乗り出してくる可能性もあります。日本政府には問題解決能力がないとして、国際管理すべきというような話になりかねません。それを米国は避けたいのでしょう。インターネット掲示板でも日本政府の対応に絶望して、外国に任せた方がマシという声が出ています。
> アメリカがやけに 張り切っているというか、そんな姿に見えてしまうのは気のせいかな。
『東急不動産だまし売り裁判 こうして勝った』著者 林田力
http://hayariki.webnode.com/
http://book.geocities.jp/hedomura/

2011年3月26日土曜日

ハイロアクション福島原発40年実行委員会の緊急声明

ハイロアクション福島原発40年実行委員会の緊急声明

 1971年3月、東京電力は、首都圏へ送る電気を作るため、福島の地で、原子力発電を開始しました。以来40年間、私たちは、巨大な事故発生のリスク、放出され続ける放射能が環境と生物に与える影響、そして残される核のゴミなどについて、不安を抱えながら暮らしてきました。
 これまでたくさんの福島県民・国民が、原発の危険性について警鐘を鳴らし、事故へのより根本的な対策と、情報の公開、県民への説明会の開催などを求め、プルサーマルをはじめ、設計寿命を超えた老朽原発の酷使など、危険を増大することに対して反対してきました。
 3月11日、危惧されていた原発の大事故が、現実のものとなってしまいました。
 原発震災発生から2週間、私たちは混乱と恐怖、故郷と生活を失いつつあることへの悲しみと憤りの中で、生き延びる道を探しています。この危機的状況において、以下のことを緊急に実現することを、国、自治体、および東京電力に対し要望し、皆様のご協力を呼びかけます。

1、子どもと妊婦の一刻も早い避難を実現してください。

 放射能の影響を最も深刻に受けるのは、胎児と成長期の子どもたちです。未来を担う世代の健康と生命を守るため、政府は、被爆の危険の高い地域から、一刻も早く遠方へ安全に避難できるようにしてください。屋内退避を余儀なくされている30キロ圏内および、すでに高い空間線量が計測されている地域、風下になりうる地域などを優先して、避難を実施してください。

2、一層の被曝を避けるため、避難区域を拡大してください。

 現在、避難区域は20キロ圏内に限定されていますが、すでに50キロ離れた福島市内でも通常の400倍の線量が確認されるなど、放射能汚染は大きく広がっています。しかし、政府からの避難指示がないため、多くの県民は学校や職場から離れることができず、被曝の危険にさらされています。
 政府および自治体は、実際の放射能汚染の状況、気象条件、今後のより深刻な放射能汚染のリスクなどを十分考慮し、抜本的に避難区域を拡大するよう求めます。
3、安全圏への移動ができない住民の生活を支え、放射能の危険から身を守るための正しい情報と物資の提供を早急に実施してください。
 避難するかとどまるかを選択するために必要な情報が十分にない、高齢や健康上の理由で移動できない、移動できない家族を置いていけない、避難区域ではないため職場を離れられない、そして愛する故郷とこれまで築き上げた生活のすべてを置いていけない、等々の理由で、今も福島県内には、たくさんの県民が不安を抱えながら暮らしています。
 今、私たちが必要としているのは、パニックを起こさないための不正確な情報に基づいた「偽の安心」ではありません。正確かつ詳細な情報が必要です。まず、外部被爆と内部被曝を明確に区別し、内部被曝の危険性についての正確な情報を提供してください。水・大気・食物の放射能汚染に関して現在流されている情報は、急性障害と晩発性障害、内部被曝と外部被曝を混同していることが多く、これでは、私たちが自分の状況を適切に判断し行動選択することができません。また福島原発の状況のリアルタイムの情報、特にドライベントなど大規模な放射性物質の拡散がある場合の予告、爆発のリスクに関する現実的な予測、そして詳細な気象情報とそれに基づく放射性物質の拡散のシミュレーションなどを、県民および国民に伝えてください。
 また、遠方への避難ができない住民は今、正しい情報と生活に必要な物資が届かず、孤立しています。こうした人々の安全が守られるよう、生活に必要な物資と放射能被曝から最大限身を守るための正確な情報と防護用品を政府、県、東京電力の責任において、確実に届けてください。

4、福島原発10基は廃炉にしてください。

 国と東京電力には、未来の世代も含めた県民と国民の健康と安全、そして国土の保全を最優先に、この原発事故終息へ向けての全力の対応をお願いします。
 私たちは、このような悲劇を生み出す原子力発電所と共存することはできません。国と東京電力は、福島原発10基全てを、これ以上放射能汚染を拡散させない方法で廃炉にし、永年にわたり責任をもって安全に管理することをお願いします。
5、全国の原子力発電所および核関連施設の停止、国の原子力政策の抜本的見直しをしてください。
 次の巨大地震がいつどこにくるのかは分かりません。しかし、その日は確実にやってきます。3月11日、私たちが経験した恐怖と「間に合わなかった」という無念の想いを、他の地域の人々が再び経験することがあってはなりません。国と電力会社、各自治体は、最新の知見と予防原則に基づき、一刻も早く今稼動中の原子力発電所を停止し、最大限の原発震災防災対策を講じてください。
 国策として原子力発電、核燃サイクル政策を推進してきた国と東京電力ほか関連事業者は、このような過酷事故を引き起こしたことに対し深く反省し、国民に謝罪し、原子力政策の脱原子力への転換をもってその巨大な責任を少しでも果たすことを望みます。

 今回の震災・津波・原発事故において、全国と世界の皆様からの温かいご支援に心から感謝いたします。また現在も続く福島原発事故の鎮静化のために、生命の危険を冒しながら必死の活動をされている方々へ最大の感謝を申し上げます。
 この原発震災によって払わされる多大な犠牲を無にしないために、全ての人々がさらに何らかの行動を起こしてくださることをお願いします。
 全国のみなさん、私たちの故郷福島に起きている現実を、どうぞ注視し続けてください。放射能に県境も国境もありません。私たちと未来の世代の健康と生命を第一に考えた選択をするために、正しい情報の公開と、必要な国・自治体の対策を求める声をあげてください。
 核が引き起こす現実、この悲劇を引き起こした私たち社会の現実に、全ての人々が直面することからしか、未来への希望は生まれません。
 震災・津波の被害を受けた東北各地の人々、そして放射能被爆の危険を共有する全国民、全世界の人々とともに、この厳しい現実から逃げることなく、被害を最小限にとどめ、今後同様の過ちを犯すことのないよう、人類の勇気と叡智を結集することを呼びかけます。

 2011年3月25日 ハイロアクション福島原発40年実行委員会
http://hairoaction.com
asin:4904350138:detail

乳幼児について

水は大丈夫なのでしょうか?
東京ですら乳幼児に飲ませると問題と公式に発表されています。これまで原発事故を過小評価してきた日本政府ですが、水については飲料メーカーにミネラルウォーター増産を求める意向を示しました。それほど水の汚染は深刻です。
ちなみに暫定基準値は3月17日から適用された災害時用の基準値で、暫定基準値を下回れば安全ということにはなりません。暫定基準値で判断されること自体が関東地方が原発事故の災害地域であると宣言するもので、在日外国人が関東地方から脱出することは当然です。これが外国の事態ならば日本の外務省も渡航禁止にするでしょう。
政府の発表では、大気中の放射線量、水道水中の放射線量、ホウレンソウなど食品の放射線量と個別に評価しています。それらが「直ちに健康に影響を及ぼすものではない」かは疑問がありますが、仮に一つ一つは健康に影響を及ぼさないとしても、それら全てを摂取したならばどうなるかという点については誰も述べていません。
最後に本題から外れますが、水に関して政府が比較的迅速にミネラルウォーター増産を求めたことは、陰謀論的な見地では水を民間から購入するように転換する新自由主義・構造改革路線の陰謀と疑うこともできます。外国では水道事業の民営化が貧困を生じさせた事例がありますが、それと同じような効果をもたらしかねません。安心・安全な水を供給することが公共の責任という点を確認する必要はあります。
陰謀論的な推測を進めると、現状はTPP推進派の思う壺になっています。福島原発事故によって国内農業は大打撃を受けることは確実です。「中国産ホウレンソウを使用しています」と表示するスーパーまで現れています。西日本の農産物も日本産というだけで輸出は難しくなります。農家というTPPへの最大の反対勢力が打撃を受け、消費者も海外産を安全性から輸入食品を求めるならば、頼み込んででもTPPに入れてもらわないという論調になってしまいます。
http://sky.geocities.jp/hayariki4/h/poli/eco.html

松本清治・武蔵野市会議員の辞職勧告に賛成

松本清治・武蔵野市会議員の追放・議員辞職勧告には大賛成です。東日本大震災に対する政治家の不謹慎発言や失言は幾つかありましたが、これは他の地域を犠牲にして自分達だけが快適な生活を享受しようとする点で最も悪質です。買い占めにも通じる心理であり、政治家として最も避けなければならないことです。
松本市議は公式サイトのプロフィールによると、1970年生まれで、「國學院久我山高校(野球部、入学時甲子園出場)卒」とあります。國學院久我山高校は1985年春の甲子園に出場しています。15歳で入学したならば確かに「入学時甲子園出場」となります。春の選抜などで彼が入学する前のメンバーの成果であって、彼とは関係ないものです。このようなことを記す点も彼の人間性判断の一助になります。
一方で一介の市議というだけで、武蔵野市の計画停電の除外が可能かも疑問があります。菅直人首相の元秘書という関係があってのものと推測できます。その点では松本市議一人の問題だけでなく、もっと体質的なところも追及する必要があります。インターネット掲示板などでは怒りの矛先を自分達の不便と混乱を犠牲に電気を享受する武蔵野市民に向ける動きも出ています。問題の根を明らかにすることは大切なことです。
http://book.geocities.jp/hedomura/

『境界のRINNE』第7巻、サツマイモにマンドラゴラの呪い:林田力

『境界のRINNE』第7巻、サツマイモにマンドラゴラの呪い:林田力
 高橋留美子が週刊少年サンデーに連載中の漫画『境界のRINNE』第7巻が、3月18日に発売された。『境界のRINNE』は幽霊が見える少女・真宮桜と成仏できない霊を輪廻の輪に導く仕事をしている少年・六道りんねの学園心霊コメディである。

 心霊問題の解決が物語の主軸になるが、登場人物間の複雑な恋愛感情によってドタバタ劇になる。この点で高橋の過去の作品『らんま1/2』と類似する。自分の気持ちに素直ではない主人公カップルは、つかず離れずを繰り返す。ツンデレという言葉が生まれる前から高橋作品に見られたツンデレぶりである。脇役は逆に自分の気持ちにストレートで、それがドタバタを拡大する。

 同じオカルト系でも週刊少年ジャンプ作品の『地獄先生ぬ〜べ〜』や『ぬらりひょんの孫』では霊や妖怪がリアルである。これに対し、『境界のRINNE』に登場する霊や妖怪は絵柄も性格もユーモラスで間が抜けているものが多い。そのため、オカルト系が苦手な人でも楽しめる内容になっている。
http://npn.co.jp/article/detail/31672282/

 『境界のRINNE』は基本的に1話または数話で話が完結するオムニバス形式となっている。この巻では縁日、海の家、霊道石、化け猫、真宮家の秘密、サツマイモ畑の呪いの話が収録されている。中でもサツマイモ畑の呪いに注目である。園芸部が育てていたサツマイモにマンドラゴラの呪いがかけられたことが事件の発端である。
 マンドラゴラ(マンドレイク)は実在するナス科の植物であるが、伝承では人の足のような根っこを持つとされる。引き抜く時に悲鳴を上げ、それを聞いた人は発狂または死亡してしまう。この伝承は『ロミオとジュリエット』や『ハリー・ポッター』でも言及された。恐ろしい伝承であるが、『境界のRINNE』では呪われたイモに目や口が現れ、「アバラ折れたな」「治療費出せやコラ」などと悪態をつく。気持ち悪いが、コメディらしくユーモラスな呪いに描かれている。

 サツマイモ畑が呪われた理由についても、高橋作品の頻出パターンながら、話の運び方が巧妙で読者を裏切らせてくれる。この巻では物語全体に関係しそうな大きな伏線は登場しないものの、日常ドタバタを楽しませる安定感が存在する。
(林田力「『境界のRINNE』第7巻、サツマイモにマンドラゴラの呪い」リアルライブ2011年3月23日)

2011年3月25日金曜日

トップリーダーが震災地に行こうとすると

本当に政権は救いがたいです。菅直人首相の自宅のある武蔵野市が計画停電の対象外となっていることが明らかになりました。菅直人首相の随行秘書であった松本清治・武蔵野市会議員は地元住民に配布したビラに「(武蔵野市を除外する)松本清治の要請が実現しました」と記載しています。計画停電に我慢し、節電に協力する人々を裏切る行為です。
http://hayariki.tumblr.com/post/4083763869/hummer
> 避難所に確保された方が、低温症とか・精神的に参ってしまって自殺なんかもあるらしいです。これは、行政・政権の責任に帰すべき人災ですよね。
> 利己主義者・管なんぞを首相にしてしまったのは民主党による人災です。

『江〜姫たちの戦国〜』第10回、凛とした鈴木保奈美の市:林田力

 NHK大河ドラマ『江〜姫たちの戦国〜』の第10回「わかれ」が、3月20日に放送された。今回は賤ヶ岳の合戦から北庄城落城までで、江(上野樹里)ら浅井三姉妹にとっては母親・市(鈴木保奈美)との別れという悲劇的な展開となった。

 女性が主人公のドラマらしく合戦の描写は少ない。史実では賤ヶ岳の敗因は柴田勝家本人よりも、功を焦った佐久間盛政や撤退した前田利家など配下の武将に負うところが大きい。盛政も利家も与力として付けられた武将であって、勝家の直臣ではない。勝家にとっては配下の武将を思い通りに動かせないという制約があった。この点が自らを次の天下人と位置付けた羽柴秀吉と、織田家の筆頭家老としての分を守った勝家の相違であった。
 しかし、その種の政治的な背景は『江』では省略している。盛政(山田純大)が急襲を進言した程度であるが、全ての家臣が勝家に攻撃を求めており、柴田の本隊と佐久間勢の対立という視点はない。勝家は盛政に深追いは無用と命じるが、盛政が深追いした描写はない。逆に北庄城に敗走した勝家(大地康雄)は秀吉(岸谷五朗)を甘く見て無謀な攻撃を行った自らを反省する。
 あくまで『江』は市と三姉妹の物語であって、勝家は市の夫、三姉妹の父として存在意義を有する。配下武将との関係など物語にとって余計な内容は切り捨てる潔いほどの徹底ぶりである。
http://npn.co.jp/article/detail/91056897/

 その今回のクライマックスは三姉妹の市との壮絶な別れである。運命に翻弄された市という女性を鈴木保奈美が好演した。ドラマ冒頭で市は三人の各々の好みの帯を当て、娘のことを理解している母親であることを示した。そして死を覚悟した市は各々の娘の好きな帯を切り裂いて形見を作る。このシーンの鈴木の表情には鬼気迫るものがある。
 戦国一の美女と謳われた享年37歳の市を40代の鈴木が演じることに違和感を抱いた視聴者も少なくない。しかし、『江』の市は単なる美しいだけの姫君ではない。織田信長の政策の理解者でありながら、浅井長政との夫婦愛に生き、長政への愛を抱きながらも秀吉から織田家を守るために勝家と再婚した。そして勝家と一緒に死ぬ時も最後に思い浮かべた人物は長政だったという複雑な心理の持ち主である。そのような難しい役を凛とした立ち居振る舞いで演じていた。
 市が最後に長政を思い浮かべることは、勝家から見れば立場がない。女性ならではの視点である。江も佐治一成、羽柴秀勝、徳川秀忠と結婚を繰り返しており、前夫への複雑な感情を描く序章となった。市が三姉妹に遺した言葉も、三姉妹の今後を暗示する。茶々(宮沢りえ)には浅井の誇り、初(水川あさみ)には姉妹の絆、江には織田の誇りを託した。今後は市の思いを受け継ぎ、成長する三姉妹に注目である。
(林田力「『江〜姫たちの戦国〜』第10回、凛とした鈴木保奈美の市」リアルライブ2011年3月22日)

原子力発電所事故の恐ろしさ

原子力発電所事故の恐ろしさ
原子力発電所事故で恐ろしいことは爆発ではない。放射性物質や放射線を放出し続けることである。福島第一原発ではチェルノブイリのような爆発はないという主張はピントがずれている。

2011年3月24日木曜日

飲食物摂取制限に関する指標について

第39回原子力発電所等周辺防災対策専門部会(平成12年4月14日)
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飲食物摂取制限に関する指標について
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「5−3 防護のための指標」の表3に示した値の算出についての考え方を以下に示す。
(1) 放射性ヨウ素について
ICRP Publication 63 等の国際的動向を踏まえ、甲状腺(等価)線量50mSv/年を基礎として、飲料水、牛乳・乳製品及び野菜類(根菜、芋類を除く。)の3つの食品カテゴリーについて指標を策定した。なお、3つの食品カテゴリー以外の穀類、肉類等を除いたのは、放射性ヨウ素は半減期が短く、これらの食品においては、食品中への蓄積や人体への移行の程度が小さいからである。
3つの食品カテゴリーに関する摂取制限指標を算定するに当たっては、まず、3つの食品カテゴリー以外の食品の摂取を考慮して、50mSv/年の2/3を基準とし、これを3つの食品カテゴリーに均等に1/3ずつ割り当てた。次に我が国における食品の摂取量を考慮して、それぞれの甲状腺(等価)線量に相当する各食品カテゴリー毎の摂取制限指標(単位摂取量当たりの放射能)を算出した。
(2) 放射性セシウムについて
放射性セシウム及びストロンチウムについても飲食物摂取制限の指標導入の必要性が認識されたことを踏まえ、全食品を飲料水、牛乳・乳製品、野菜類、穀類及び肉・卵・魚・その他の5つのカテゴリーに分けて指標を算定した。
指標を算定するに当たっては、セシウムの環境への放出には89Sr及び90Sr(137Csと90Srの放射能比を0.1と仮定)が伴うことから、これら放射性セシウム及びストロンチウムからの寄与の合計の線量をもとに算定するが、指標値としては放射能分析の迅速性の観点から134Cs及び137Csの合計放射能値を用いた。
具体的には、実効線量5mSv/年を各食品カテゴリーに均等に1/5ずつ割り当て、さらに我が国におけるこれら食品の摂取量及び放射性セシウム及びストロンチウムの寄与を考慮して、各食品カテゴリー毎に134Cs及び137Csについての摂取制限指標を算出した。
(3) ウラン元素について
核燃料施設の防災対策をより実効性あるものとするため、ウランについて我が国の食生活等を考慮して指標を定めるとの方針のもとに、実効線量5mSv/年を基礎に、全食品を飲料水、牛乳・乳製品、野菜類、穀類及び肉・卵・魚・その他の5つのカテゴリーに分けて指標を算定した。
指標を算定するに当たっては、5%濃縮度の235Uが全食品に含まれ、これが5mSv/年に相当すると仮定し、さらに我が国における食品の摂取量を考慮して、各食品カテゴリー毎に飲食物摂取制限に関する指標を算出した。
(4) プルトニウム及び超ウラン元素のアルファ核種について
再処理施設の防災対策をより実効性あるものとするため、IAEAの「電離放射線に対する防護及び放射線源の安全に関する国際基本」(BSS)に記載されているアルファ核種(アメリシウム、プルトニウム等)について我が国の食生活等を考慮して指標を定めるとの方針のもとに、実効線量5mSv/年を基礎に、全食品を飲料水、牛乳・乳製品、野菜類、穀類及び肉・卵・魚・その他の5つのカテゴリーに分けて指標を算定した。
指標を算定するに当たっては、多種類のアルファ核種が共存して放出される可能性があるので、核種毎に指標を作成することはせず、アルファ核種が全食品に含まれ、これが5mSv/年に相当すると仮定し、さらに我が国における食品の摂取量を考慮して、各食品カテゴリー毎に飲食物摂取制限に関する指標を算出した。

原子力施設等の防災対策表3 飲食物摂取制限に関する指標

■対象:放射性ヨウ素(混合核種の代表核種:131 I)
飲料水、牛乳・乳製品 3×10の2乗Bq/kg 以上
野菜類(根菜、芋類を除く。) 2×10の3乗Bq/kg 以上

■対象:放射性セシウム
飲料水、牛乳・乳製品 2×10の2乗Bq/kg 以上
野菜類、穀類、肉・卵・魚・その他 5×10の2乗Bq/kg 以上

■対象:ウラン
飲料水、牛乳・乳製品 20Bq/kg 以上
野菜類、穀類、肉・卵・魚・その他 1×10の2乗Bq/kg 以上

■対 象:プルトニウム及び超ウラン元素のアルファ核種( 238Pu、239Pu、240Pu、242Pu、241Am、242Cm、243Cm、244Cmの放射能濃度の合計)
飲料水、牛乳・乳製品 1Bq/kg 以上
野菜類、穀類、肉・卵・魚・その他 10Bq/kg 以上
(注) 乳児用として市販される食品の摂取制限の指標としては、ウランについては20Bq/kgを、プルトニウム及び超ウラン元素のアルファ核種については1Bq/kgを適用するものとする。ただしこの基準は、調理され食事に供される形のものに適用されるものとする。
なお、上記の対象物中の放射能濃度の定量に当たっては、以下の文部科学省放射能測定法シリーズを参照することを提案する。
・放射性ヨウ素 :15「緊急時における放射性ヨウ素測定法」
・放射性セシウム: 7「ゲルマニウム半導体検出器によるガンマ線スペクトロメトリー」
24「緊急時におけるガンマ線スペクトロメトリーのための試料前処理法」
29「緊急時におけるガンマ線スペクトル解析法」
・ウラン :14「ウラン分析法」
・プルトニウム及び超ウラン元素のアルファ核種:
12「プルトニウム分析法」
21「アメリシウム分析法」
22「プルトニウム・アメリシウム逐次分析法」
28「環境試料中プルトニウム迅速分析法」
30「環境試料中アメリシウム241、キュリウム迅速分析法」
また、上記濃度の算出についての考え方を付属資料14に示す。

原子力施設等の防災対策について

原子力安全委員会

5−2 防護対策(抜粋)
放射性物質又は放射線の異常な放出が発生した場合に、心理的負担や経済的負担も考慮しつつ、周辺住民等の被ばくをできるだけ低減するために講ずる措置を防護対策という。

防護対策には、屋内退避、コンクリート屋内退避、避難、安定ヨウ素剤予防服用、食物摂取制限等が考えられるが、ここでは、主な防護対策についての基本的な考え方を示す。
防護対策の指標について参考とした資料を、付属資料7に示す。

(中略)

� 飲食物摂取制限について
汚染された飲食物を摂取するまでには時間がかかり、通常、対策までに時間的余裕があると考えられるので、緊急時モニタリングの結果を参照して、摂取制限を決定する。
なお、摂取制限措置を実施する際には、代替飲食物の供給等について対策を講じておく必要がある。

(中略)

5−3 防護対策のための指標(抜粋)
防護対策をとるための指標は、なんらかの対策を講じなければ個人が受けると予想される線量(予測線量)又は実測値としての飲食物中の放射性物質の濃度として表される。

予測線量は、異常事態の態様、放射性物質又は放射線の予想される又は実際の放出状況、緊急時モニタリング情報、気象情報、SPEEDIネットワークシステム等から推定されることとなる。※4なお、SPEEDIネットワークシステムを用いた予測線量の算定についての参考資料を、付属資料10に示す。

(中略)

(3) 飲食物の摂取制限に関する指標
飲食物摂取制限に関する放射性元素として、放射性プルームに起因するヨウ素、ウラン及びプルトニウムを選定するとともに、旧ソ連チェルノブイル事故時の経験を踏まえてセシウムを選定した。そして、これらの核種による被ばくを低減するとの観点から実測による放射性物質の濃度として表3のとおり飲食物摂取制限に関する指標を提案する。
なお、この指標は災害対策本部等が飲食物の摂取制限措置を講ずることが適切であるか否かの検討を開始するめやすを示すものである。

福島第一原発事故で世界中に脱原発の動き

【PJニュース 2011年3月23日】2011年3月11日14時46分に発生した三陸沖を震源地とする東日本大震災(東北地方太平洋沖地震)は福島第一原子力発電所の放射性物質の放出という深刻な原発事故を引き起こした。この事故によって世界各国で原子力発電の見直しの動きが広がっている。ここには環境や人命という価値だけでなく、防衛上の判断もあると考える。

ドイツではメルケル首相が3月14日、原発の稼働延長計画を3カ月凍結し、原発を総点検する方針を発表した。メルケル政権はシュレーダー前政権の脱原発政策を修正し、原発の稼働延長を予定していた。

スイスも14日に既存の原発の改修と新規建設を一時中止すると発表した。ロイトハルト環境・エネルギー相は「安全が絶対的に優先される」と表明した。タイではアピシット首相が13日に「日本で起きたことは、タイに原発を建設すべきかどうかという決定に影響する」と表明した。タイでは日本などの協力で原発を建設する計画があった。

フィリピンでは議会のエネルギー委員会が14日にバターン原発の再開決議案を審議対象から外すと決定した。バターン原発は安全性の問題で閉鎖中であった。アキノ大統領は「原発に代わる安全性に問題がない代替エネルギーを検討する」と表明した。オーストラリアではギラード首相が14日にオーストラリアに原発は不要とテレビ番組で表明した。ベネズエラではチャベス大統領が15日に原発開発計画の凍結を表明した。

中国では国務院常務会議が16日に新たな原発の建設計画の審査と承認を一時的に停止すると決定した。中国では食塩に添加されたヨウ素が被曝を防ぐとのデマから食塩の買い占めが起きるなど、日本の原発事故が大きな社会不安をもたらした。

イスラエルではネタニヤフ首相が17日に同国初の商業用原発の建設計画を停止する方針を表明した。イスラエルでは原発をネゲブ砂漠に建設予定であった。原発大国のフランスでもコシウスコモリゼ・エコロジー相が20日に耐用年数の迫った原発の使用延長を禁止するなどのエネルギー政策の見直しを表明した。
http://www.pjnews.net/news/794/20110322_6
各国の脱原発の動きは人々の不安に応えたものであるが、福島第一原発の事故は原発の防衛上のリスクも明らかにした。米国同時多発テロ事件(911事件)後には航空機を原発に突入させる攻撃が行われるのではないかとの懸念が指摘された。これに対する回答は「原子炉は頑丈にできており、飛行機が突入しても容易には壊れない」であった。

その当否については見解が分かれるが、福島原発事故でも格納容器の強度に信頼を寄せる専門家は多い。現実に原子炉建屋で爆発が起き、建屋が崩壊しても格納容器は損傷していないなどと説明されている。それが事実かは別問題であるが、少なくとも他の原発施設と比べて格納容器が相対的に頑健であることは福島原発事故で実証できた。

問題は原子炉を破壊しなくても、電源設備や周辺設備にダメージを与えれば危機的状況を起こせることが判明したことである。孫子は「兵は詭道なり」と言っている。敵のガードの弱い場所を突くことは兵法の常道である。原子炉本体は頑丈でも他に弱点があるならば、それが攻撃目標になる。

勿論、福島原発事故の背景は、東日本大震災による広範囲のインフラの損壊で外部電源が得られなかった点にある。それ故に単に原発の設備を破壊しただけでは外部から電源や設備の持ち込むことで回復させることは可能である。しかし、原発周辺に化学テロやバイオテロを起こすことで立ち入りできない状態にするなど、攻撃する側が本気になれば方法を考え出すことは不可能ではない。環境や健康面だけでなく、パワー・ポリティックスの観点からも脱原発が正当化される。【了】

2011年3月23日水曜日

フリーターらが東京電力本社前で原発抗議活動:林田力

【PJニュース 2011年3月22日】フリーターの園良太氏の呼びかけで、2011年3月20日に東京都千代田区内幸町の東京電力本店前で原子力発電に対する抗議活動が行われた。東京電力本店には福島第一原発事故の統合対策本部(本部長・菅直人首相)が設置されており、連日抗議活動が行われている。議の模様は動画サイト「ユーストリーム」で中継された。

最初にマイクを握った園氏は日本政府と東京電力に対し、痛烈に批判した。これまで原発は安全であると私達一人一人を欺いておきながら、事故が起きたら「国民一丸となって頑張りましょう」と言う資格はない。政府は「冷静になって下さい」と呼びかけるが、冷静になれるわけがない。放射能は確実に東京を汚染している。日本政府と東京電力が原発を止めないことが問題である。反対の声に耳を傾けてこなかった。原発事故は一人一人の人生をズタズタに切り裂いていくものであると主張した。

抗議活動に対しては、多数の警察官が配備された。13時半頃には横断歩道を渡ろうとした女性が多数の警察官によって強制的に排除される一幕もあった。抗議者達は警察の排除に抗議した。被災者への金銭的な保障や住む場所の保証をせずに節電を呼びかけ、警察を使って抗議行動を抑え込むことは許されない。「東京電力は責任をとれ」「日本政府は責任をとれ」「今すぐ原発を止めろ」などのシュプレヒコールもなされた。警察の対応には「警察は何を守っているのか」「警察官である前に人間だろう」という感想が寄せられた。
http://www.pjnews.net/news/794/20110320_3
警察間に排除された女性は福島市に家族がいると話す。福島市では放射線量が10マイクロシーベルト/時になっている。その中で生活していることが大問題であるとした。その上で、「多くの市民が被曝している状況で、日本の警察官が行っていることしていることは何なのか」「他の人が普通に通っている道路を私達が通行できないことはおかしい」と問いかけた。

会場には「人・海・動物の命を奪う原発いらない」などと書かれたプラカードも複数掲示された。戦争や女性への暴力に反対するWomen in Blackの活動家は「時間は巻き戻せない 失った命は戻らない 核・原子力はいらない」と書かれたプラカードを掲示した。RCサクセション「サマータイムブルース」など反原発の曲も流された。別の抗議者は「上からの指示に唯々諾々と従うだけの無責任体制が今回の事故を引き起こした」と述べた。【了】
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『東急不動産だまし売り裁判 こうして勝った』著者 林田力
http://book.geocities.jp/hedomura/
http://hayariki.webnode.com/

2011年3月22日火曜日

福島第一原発事故の予備電源の故障

福島第一原発事故の原因となった予備電源の故障については、予備電源設備そのもの故障か、津波で海水をかぶったための故障か両説があります。
> 津波による施設の破壊は、自衛隊の映像、東電の映像をみても、殆ど見られないそうです。
この点については細部を観れば破壊の跡が確認できるとの見解もあります。
一方で後藤政志氏(東芝・元原子炉格納容器設計者)は早い段階から非常用設備が非常時に機能しなかったと前者の立場で説明していました。
原子力資料情報室が福島原発に関する緊急記者会見開催
http://www.pjnews.net/news/794/20110312_4/
> 予備電源であるジーゼル発電機13台がどうして全部故障してしまったのか、
> その原因に大きな疑問があり、周到なる検証が必要だということです。
一つの解として以下の報道にあるような杜撰な機器管理が挙げられます。

福島第1原発で新たに33機器点検漏れ
 保守管理の規定の期間を超えても点検を実施していない点検漏れの機器が見つかった問題で、東京電力は28日、経済産業省原子力・安全保安院に調査結果を最終報告した。報告では福島第1原発で新たに33機器で点検漏れが見つかった。県は「信頼性の根本に関わる問題」と東電に再発防止策の徹底を求めた。
 東電によると、福島第1原発で見つかった点検漏れは定期検査で行われる機器ではなく、東電の自主点検で定期点検が行われている機器。しかし、最長で11年間にわたり点検していない機器があったほか、簡易点検しか実施していないにもかかわらず、本格点検を実施したと点検簿に記入していた事例もあった。
(2011年3月1日 福島民友ニュース)

但し、最近では原発推進派側の一部からも予防線的に福島第一原発固有の問題(老朽化など)から、福島第一原発事故を福島第一原発に限定した問題として位置づけようとする論調が出ており、注意が必要です。「反対派が原子炉の新設に反対したために古い福島第一原発を使用し続けなければならなかった」と反対派に責任転嫁する論調もあります。残念なことに、これが原発推進派のメンタリティです。過去に原発事故の隠蔽が批判された際も、あるMLで原発推進派が「反対派が過剰に避難するから、事実を発表できない」と主張していました。

『東急不動産だまし売り裁判 こうして勝った』著者 林田力
http://sky.geocities.jp/hayariki4/h/poli/

福島第一原発事故の被曝と医療被曝の比較はナンセンス:林田力

東日本震災による福島第1原発の事故について、原子力安全保安院は2010年3月18日、国際原子力機関(IAEA)の評価基準でレベル5に相当すると発表した。1979年のスリーマイル島原発事故と同レベルになった。一方、フランス原子力安全局は15日の時点でレベル6に相当すると発表した。

評価基準のレベル5は「施設外へのリスクを伴う事故」「放射性物質の限られた外部放出」、レベル6は「大事故」「放射性物質のかなりの外部放出」を意味する。環境や人体への影響を評価しなければ、最終的なレベル判断はできない。

既に東日本各地では通常よりも高い放射線量が観測され、多数の住民に多大な恐怖を与えた。18日には米国西海岸カリフォルニア州でも、通常より僅かに数値の高い放射線量が観測されたとCNNが報道した。これらの放射線量は「人体に影響がないレベル」と説明されている。そこではレントゲンやCTスキャンなどの医療被曝と対比して安全性を云々する傾向が見られるが、これはナンセンスである。以下に理由を述べる。

第一に医療被曝の放射線総量と、恒常的に浴び続ける時間当たりの放射線量を同列に並べることはできない。医療被曝では検査時に一回浴びるだけである。しかし、1時間当たり0.1マイクロシーベルトの環境に1日滞留したならば、2.4マイクロシーベルト被曝することになる。1時間当たりの放射線量が小さくても、長期的スパンで考えれば影響は無視できない。

放射線量の単位についても混同が見られる。人体への影響などでは主に「シーベルト/年」が使われる。これに対し、観測結果は「シーベルト/時間」である。「シーベルト/時間」を「シーベルト/年」に換算するならば24時間365日を乗じて8760倍にしなければならない。測定値が時間当たり1マイクロシーベルトならば、年間約8.8ミリシーベルト被曝する計算になる。

第二に放射線と放射性物質の相違である。医療被曝は放射線だけが問題である。これに対し、福島第一原発の事故では放射性物質が飛散している。既に神奈川県は16日に茅ケ崎市の県衛生研究所の分析で、大気中の粉塵から放射性物質のヨウ素とセシウムが検出されたと発表した。

関東地方の放射線量は15日に急上昇した後に低下したため、安心ムードが漂っているが、放射性物質は容易に消滅しない。他所に吹き飛ばされたのでなければ、土壌や河川を汚染していることになる。
http://www.pjnews.net/news/794/20110319_2
第三に内部被曝と外部被曝の相違である。医療被曝は外部被曝だけが問題である。これに対し、福島第一原発の事故では放射性物質の飛散によって、呼吸や食事で放射性物質の微粒子を体内に取り込む内部被曝の危険がある。放射性物質が体内に取り込まれれば遺伝子などに損傷を与え、ガンなどの様々な障害を引き起こすリスクを高める。

最後に比較の前提となっている医療被曝についても安全性を当然視できない。ようやく第一から第三の点まではメディアでも指摘されるようになったが、最後の点は軽視されている。僅かに3月14日の日本外国特派員協会主催の「第4回福島原発に関する原子力資料情報室記者会見」で後藤政志氏(東芝・元原子炉格納容器設計者)が触れている。

後藤氏は平等党報道部の田中昭氏の質問に対し、「被曝の専門家ではない」と留保しながらも、レントゲンとの比較は慎重にしなければならないと主張した。放射線を浴びることと、放射性物質が付着することは全く異なる。瞬間値ではなく、どれだけの時間浴びているかが問題である。レントゲンにはリスクがあり、やむを得ず行うものである。たとえ少ない量の放射線でも無意味に浴びることはガンなどのリスクを高めることになるとする。

医療被曝が決して安全でないことは書籍『増補新版 受ける? 受けない? エックス線 CT検査 医療被ばくのリスク』(高木学校医療被ばく問題研究グループ著、高木学校、2008年)で指摘済みである。本書の主張は明確である。医療被ばくにはリスクが伴う。たとえ一回一回は微量であっても、被ばくの障害は蓄積される。そして自覚症状のない健康な人にとって、エックス線検査を受けることで得られる利益がリスクを上回ることは証明されていないと主張する。

本書を読むと暗澹たる気持ちにさせられる。我々は健康になるために病院に行き、健康を維持するために検査を受ける。しかし、実はエックス線検査を受けることで健康を害している可能性がある。これほど馬鹿らしいことはない。

今日、エックス線を利用した検査は頻繁に行われている。それらに対しては一般に「微量だから人体に害はない」と説明される。それが科学的根拠に基づかないものであると本書は主張する。

「微量だから安全」という主張が成り立つためには、特定の値以上の放射線を浴びると有害であるが、それ以下ならば問題ないという閾値の存在が前提となる。しかし、本書では放射線の影響には閾値が存在しないことが国際的な常識であるとする(80頁)。たとえ微量であっても、全く浴びないことと比べれば、ガンになるリスクは高まる。従って検査の必要性とリスクを考量した上で、真に必要な場合にのみ限定すべきである。

私も子どもの頃にエックス線検査の安全性について質問したことがある。数ヶ月前に別の病院で検査を受けたばかりで、改めて受けることに懸念があったためである。それに対する医師の回答は「自然界に存在する放射線と同等だから問題ない」というものであった。問題ないと言いつつ、患者のみを残して扉を締め、隔離された状態で撮影することに不満があった。自然界にあるのと同等程度の線量ならば、そのように厳重に隔離して撮影することがおかしいのではないかと子ども心に思ったものである。

そもそも有害なものは少量でも、その分だけ有害と考える方が常識に適合する。一定量以上ならば有害であるが、一定量以下ならば無害という発想自体が本来は不自然である。不自然な主張が正当化されるためには、それなりの根拠が必要であるが、現実には閾値が一人歩きしている。

ここにはエックス線検査を推進したい側のニーズに適合させるための論理がある。本書が主張するとおり、「学問的な関心よりむしろ社会・経済的要素から」閾値は産み出されている(81頁)。現実に福島第一原発の事故対応のために、原発作業員の一年間に受ける放射線量の限度を現在の100ミリシーベルトから250ミリシーベルトに引き上げる特例措置が採られた。

本書では医療従事者自体が医療被曝の危険性について十分な知識を有していないとの指摘もあり、問題の根は深い。医療被曝を主題とした本書であるが、それ以外にも考えさせられる内容である。本記事では二点ほど指摘する。

第一に自覚症状のない健康な人を検査することの意義である。被ばくの問題以前に、そもそも健康な人を早期発見のために何時間も検査に費やすことに意味があるのか、再検討する必要がある。本書では健康診断には軽微な変化を見つけて治療する結果を招きやすく、不必要な手術や過剰な服薬となる可能性が主張される(53頁)。

一般論としては病状が進行してからよりも、早期に治療した方が治癒の可能性が高い。それが医療費削減にも結びつくとされ、早期発見が推進されている。しかし、中には治療する必要のない問題もある。早期発見による早期治療に効果があるのか、科学的な考察を深める必要がある。

第二に行政の役割である。本書では主張の根拠に欧米諸国の行政が発表した文書を引用することが多い。国民の健康を守ることを使命とする保健衛生当局が放射能の害を研究し、警告を発することは当然である。しかし、寂しいことに日本の行政の文書は引用されていない。日本の行政は国民の健康を守る役割を果たしていないことになる。

日本の行政は消費者行政をはじめ、あらゆる分野で業者の側を向き、国民のための行政となっていないと批判されている。その行政批判が、ここでも当てはまる。医療被曝だけでも十分に重たい話題であるが、過剰な検診や行政のあり方など広く考えさせられる一冊である。

特に後者については現在進行形の問題である。日本政府は福島第1原発の半径20キロ圏内に避難、20〜30キロ圏内には屋内退避を指示した。これに対し、米国は3月16日に同原発から半径80キロ以内に住む米国人に避難勧告した。これに韓国や英国、オーストラリア、ニュージーランドも追随している。このため、「日本政府は国民の健康第一で動いていないのではないか」と疑問視する声が出ている。【了】
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『東急不動産だまし売り裁判 こうして勝った』著者 林田力
http://book.geocities.jp/hedomura/
http://hayariki.webnode.com/

2011年3月21日月曜日

Re: 緊急の呼びかけです「石原都知事の「震災は天罰」発言への抗議アピール」賛同のお願い

賛同致しました。それにしても石原慎太郎という人物は卑怯なくらい攻撃の矛先を他へ転嫁することが上手です。「震災は天罰」発言も年金詐取という無関係な問題に対する攻撃でした。21日には「東京消防庁の隊員が長時間連続の放水を強制され『実施しなければ処分する』と言われた」と菅直人首相に抗議しました。石原氏への風当たりは大きく変わると懸念されます。そのためにも抗議アピールを広げることが重要です。

女川放出放射能測定等していた施設津波全壊

3月21日付の報告では、女川原子力発電所は冷温停止しています。
1号機(52万4千kW)(自動停止、12日0:58冷温停止)
2号機(82万5千kW)(自動停止、地震時点で冷温停止)
3号機(82万5千kW)(自動停止、12日1:17冷温停止)
報道では1号機タービン建屋から出火、1〜3号機の燃料プールの水が床に溢れるなどの被害がありました。一方で現在では原発敷地内の体育館に地元住民が避難しているとのことです。しかし、県原子力センターで裏付けられないとなると、不安が生じます。
> 津波に襲われ廃墟と化した県原子力センター
> 女川原発周辺の放射線監視システムは壊滅状態

Re: 「0.73μSV/h」のビックリ テレ朝スーパーモーニングによる「風評被害」

御指摘の通りです。デマゴギー汚染もしくは虚偽報道津波は深刻です。
但し、一つだけ正しいことを言っています。「暫定基準値なんて非科学的なもの」という点は主張者とは正反対の意味で正しいと考えます。暫定基準を超過したホウレンソウや牛乳について報道されていますが、現行の暫定基準に合理性があるのか、国際的な基準や諸外国の基準との比較については不明です。暫定基準以下ならば問題なしということで報道されずに流通されていることになります。
> モニタリング値の正しい読みかたを国民に教示せずに、マスコミが「だいじょぶだ〜あ」を繰り返すならば、 次に起こる危機に対応できずに、この国は自壊するでしょう。

原子炉実験所今中さんから資料提供

京都大学原子炉実験所の今中哲二さんからのメールを転送します。
重複申し訳ありません。転送はご自由にとのことです。

福島はまだ『進行形』のようで、放出源でおきている事態がどうなるのやら、もう個人的な予測はできるだけ考えないようにすることにしました。
ただ、まだ『事態はスルーマイル事故の範囲』と本気で思っている原子力関係者がいらっしゃるようなので、まだまだ情報を発信する必要を感じています。

◎先日の海老沢さんのPowerPoint
  http://www.rri.kyoto-u.ac.jp/NSRG/seminar/No110/20110318ebisawa.pdf

◇原子力安全ゼミ100回分のレジュメ
  http://www.rri.kyoto-u.ac.jp/NSRG/seminar/100/NSRG_ZEMI.htm

◇スリーマイル島事故に関する資料
  http://www.rri.kyoto-u.ac.jp/NSRG/seminar/No110/TMIKagaku1979.pdf
  http://www.rri.kyoto-u.ac.jp/NSRG/seminar/No110/TMIgas1982.pdf
  http://www.rri.kyoto-u.ac.jp/NSRG/seminar/No110/TMIiod1980.pdf

◇チェルノブイリ事故に関する資料
  http://www.rri.kyoto-u.ac.jp/NSRG/seminar/No110/ChernobylKagaku1988.pdf

山本定明さん(2003年逝去)が書かれた、『原発防災を考える』の抜粋をアップしておきました。
http://www.rri.kyoto-u.ac.jp/NSRG/seminar/No110/Bousai-1.pdf
チェルノブイリに20年以上関わってきた私としては、先週の火曜日から、日本も『放射能汚染に向き合い、耐える時代』に入ったと判断しています。
山本さんの残されたものが何かの参考になれば、と思っています。

Fwd: 福島原発の廃炉を求める署名

緊急署名を呼びかけます
郡山市長の要請を積極的に受けとめ、ただちに福島原発10基の「廃炉」を決めてください。

3月19日の午後、原正夫郡山市長が「廃炉」を訴えたことを、重要な契機として生かさなければ、と思います。
もう一つは、刻々、ヒバクの恐怖が、私たち市民にも襲ってくるかもしれないとき、今までヒバクを前提として動かされていた原発に、多くの関心を寄せなければ、と思います。

ぜひぜひ、この署名を広めるために、ご協力下さい。

●署名用紙はウェブからダウンロードできます。
http://fukushimahairo.web.fc2.com/

●送付先は署名用紙をご参照ください

●メール署名
送り先: fukshima.hairo@gmail.com
署名方法:上記アドレスに氏名(ハンドルネームは不可)、住所を書いて送信して下さい。識別のためメールのタイトルを「署名賛同」として下さい。

●署名での個人情報の取り扱い
本署名、メール署名での個人情報は本署名行動のため以外には使用しないことを約束いたします。メール署名でのメールアドレス等個人情報は署名行動終了後廃棄します。

●締め切り:第1次集約 3月末日、第2次集約 4月末日

福島原発の「廃炉」を求める有志の会
連絡先:fukshima.hairo@gmail.com
asin:4904350138:detail

Fwd: 3/21PM4 Ustream 内部被曝 矢ケ崎克馬先生に聞く

Fwd: 3/21PM4 Ustream 内部被曝 矢ケ崎克馬先生に聞く
環境市民からのお知らせです。
───────────────────────────────────────
 ★ 〜全世界で聴けます&放送後も聴けます〜 ★

 〜内部被爆の専門家 琉球大学名誉教授
                    矢ケ崎克馬先生に聞く〜

      3月21日(月)午後4:00から5:00ごろ

    * 京都三条ラジオカフェ Ustreamから配信 *
───────────────────────────────────────
*被災地の皆様心よりお見舞い申し上げます。
福島原発が一刻でも早く事態がおさまるよう願っています*

東北地方太平洋沖地震による、福島原発事故の影響で放射性物質が日々放出され、不安が高まっています。

テレビや新聞の報道では、相変わらず身体の表面(外側)からの被爆ばかりが伝えられ、放射能物質が体内に入ってしまった場合の内部被爆については報道されていません。
そこで、内部被爆の専門家である琉球大学名誉教授の矢ケ崎克馬先生に、その影響と私たちが今とるべき行動について、お話しを伺います。

※この他にも状況に応じて震災の情報をお伝えします。


【時間】3月21日(月)午後4:00から5:00ごろ
【出演】琉球大学名誉教授 矢ケ崎 克馬 氏 他
■参考著書『隠された被曝』(新日本出版) 2010年7月出版

■番組の聴き方
————————————————————————————
■京都三条ラジオカフェ 地震関連番組Ustream
遠隔地でもリアルタイムできけます。放送後も、音源、画像を
こちらから聴いたり、みたりできます。
http://www.ustream.tv/channel/fm797-radiocafe-live-program-from-kyoto

■ポッドキャスト:放送後、このサイトにも音源をUPします。
http://797podcast2.seesaa.net/category/9876027-1.html

■周波数:79.7Mhz

★これまでに放送した音源はこちら★
http://www.kankyoshimin.org/modules/blog/index.php?content_id=66

■番組について
————————————————————————————
本日の番組は京都三条ラジオカフェとNPO法人環境市民が企画し、京都三条ラジオカフェから放送しています。

▼番組全般の問い合わせ
京都三条ラジオカフェ
〒604−8071 京都市中京区寺町三条下ル永楽町224 とーべぇビル303
代表E-mail: info@radiocafe.jp   URL: http://www.radiocafe.jp
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▼原発事故、環境問題からみた震災情報の問い合わせ
誰もが参加できる環境NGO NPO法人環境市民
〒604-0932 京都市中京区寺町通り二条下る 呉波ビル3階
E-mail:kouhou@kankyoshimin.org
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Twitter: @kankyoshimin
会員募集中:http://www.kankyoshimin.org/modules/member
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●環境市民 東日本大震災情報〜原発事故・ボランティア等〜
http://www.kankyoshimin.org/modules/blog/index.php?cat_id=7

2011年3月20日日曜日

(案)国民・市民の叡智(えいち)で原発危機を乗り越えましょう3訂版

              2011.3.21 3訂版
(案)国民・市民の叡智(えいち)で原発危機を乗り越えましょう

  連絡先:市民が求め創るマニフェストの会 

「原発は安全である」という電力会社・歴代日本政府の見解は崩れました。
私たちは今原発危機の最中にいます。私たちはあわてず、冷静に事実を見極めて行動しましょう。
具体的行動を提起しましょう
1 放射能から身を守りましょう
 事態は推移しており、政府の屋内退避指示原発から30キロ圏内を他国政府指示(80キロ)を参考に早急に改めるべきです。
2 放射能測定値を毎日見て、急上昇していないかを確認しましょう。
(文科省:ホームページ発表)外出をできるだけ避け(風下を避ける)、帽子、マスク、手袋、肌を外気に晒(さら)さず、洗濯物は室内、うがいをしましょう。特に乳幼児は安全な場所に移動させましょう。
3 みんなで生活を守りましょう
 電力の確保(停電対策)お互い困っています。
 1)スポーツ・文化公演は原則として関西電力エリアで行ないましょう。関西電力は余裕があります
2)自動販売機は例外を除いて停止させましょう。
 3)イルミネーションも例外を除いて消灯させましょう。
 4)公共施設・企業・家庭で節電を励行しましょう。
5)各テレビ局に放映時間の短縮、割愛を実施させましょう。
 6)安全な場所に簡易トイレを増設させましょう。(水が出ない為) 
4 原発事故の解決を電力会社・政府に要求しましょう。
1)放射能の情報、各地の測定結果、食糧・牛乳・水質
(水道・海水・河川含む)・土壌の汚染状況を逐次ラジオ・
テレビ等で放映し国民に対応を具体的に明らかにさせましょう。
特に水道が汚染されたとき、否汚染地区から移送ができるようにすること。
 「放射能汚染農作物の出荷停止(国による買い上げ、事後的に東京電力に求償)」
2)最悪の場合の避難場所と誘導担当部署を市民が知っておくこと。
3)チェルノブイリ・スリーマイル島等各国の被爆体験の教訓を生かす様、
各国関係者に至急指導・援助を要請すること。
4)すべての原発を見直し、特に危険な浜岡原発等は直ちに停止させること。
5)今後の予測できる事態を明らかにして、国民の不安を解消させること。
6)これまで「安全」を宣伝してきた、電力会社の経営者・日本政府原発推進者の責任を明らかにし、被害者に対する補償を明確にすること。「想定外」という見解は命に関わることであり、認められない。情報開示を行い、国際原子力機関(IAEA)への協力要請のほか近隣諸国に対し、放射性物質の流出被害等実態調査の協力をお願いすること。

★原子力保安院長宛  槌田敦さんの提起(物理学者) 
たんぽぽ舎発行資料2011.3.16
1)原子炉に真水を入れ海水を入れてはいけない。
(炉心が蒸発し、食塩が残り、炉心の中を水が流れなくなる。)
2)主蒸気弁を開閉して原子炉を減圧し、給水する。
3)使用済み燃料に鉛を投入液体窒素で冷却する。(放水は燃料が崩れる心配がある)

● 弱者優先、自助・共助・公助で危機を乗り越えましょう
asin:4904350138:detail

Fwd: イラク開戦から8年、ファールジャの病院で今起きていること

 今日3月20日で、イラク戦争開始8年となりました。福島原発では、依然危機的な状態が続いており、放射能汚染の影響が大変心配されますが、ご存じのように、イラクでは、湾岸戦争・イラク戦争で大量に投入された劣化ウラン弾による人体や環境への深刻な影響が憂慮されています。
 この3月5日、広島では、医療研修のためイラクから日本にやってきていた医師3人が、「ファルージャの病院は、今どのような状態にあるのか」、その深刻きわまりない現実を報告してくれました。2004年の米軍による猛攻の際、白燐弾に加え、劣化ウラン弾なども使用され、深刻な汚染に曝されていると懸念されるファルージャの医療現場からの訴えです。下記サイトに、集会の様子がアップされております。
 「内部被曝」の危険性という問題が、広島・長崎、イラク、それに福島に共通する、国境を越えた焦眉の問題として、改めて前面に出てきています。
福島原発震災が依然予断を許さない状態にある中、お知らせさせていただく所以です。

嘉指信雄
     NO DUヒロシマ・プロジェクト/ICBUWヒロシマ・オフィス
     http://icbuw-hiroshima.org/
:動画記録(パワーポイント資料とともに)
 http://icbuw-hiroshima.org/?p=957
:動画リストページ(YouTube)
 http://goo.gl/x0m6G
asin:4904350138:detail

ドライベントの危険性

> 弁を開け、放射性物質を含む内部の蒸気を外に放出して圧力を下げることを一時検討したが、その後圧力が安定してきたため、放出は当面見送る。
放出見送りは一安心ですが、今後を考えれば格納容器内のガスを直接大気中に放出するドライベントの危険性を強調し、無暗に行わせないようにしないとならないと思います。既に何度も爆発・放出しているため、多くの人々は不感症になっているように感じられます。これまでのウェットベントとは質的に異なる危険性の高い作業であることを周知させる必要があります。
それから格納容器内の圧力の上下に一喜一憂していますが、理由なく上下することも不審です。そもそも正確に計測できているのかという疑問がありますが、計測できているならば少しずつ漏れているのではないかとも疑われます。(『東急不動産だまし売り裁判』林田力)

首相官邸が関東地方住民に降雨時の注意

3月20日時点では「より誤解の起きにくい形に差し替えた」文面が掲載されています。
> ●東北、関東にお住まいの方へ——降雨時の注意
> 東北、関東で雨が降った場合、雨水には微量の放射性物質が含まれる可能性があります。
> もし雨に濡れても、健康に影響はありませんが、ご心配な方は、以下の点にご留意ください。
>  (1)雨が降っている間は、急ぎの用事がなければ外出を避けましょう。
>  (2)頭髪や皮膚が雨で濡れないようにしてください。
>  (3)もし頭髪や皮膚が濡れた場合は、流水でよく洗ってください。
http://www.kantei.go.jp/saigai/

Re: 王の早逃げ 八手の得?

> こんな未確認情報もあります。この国ではテレビやラジオより 「兄ちゃん寝る」 のほうがよっぽど真実を伝えるようです。
最近では2chはツイッターやSNSに押され気味でした。
2ちゃんねるkamomeサーバダウンでデータ復旧なしか
http://npn.co.jp/article/detail/05946896/
特に東日本大震災ではツイッターが威力を発揮しました。しかし、原発情報などではツイッターは安全信者の勢力が強いように感じます。ここでは匿名掲示板のアングラ性に期待できます。

市川海老蔵夫婦が関西に避難

関西に避難した市川海老蔵夫婦は賢いと思います。一方で、これまで海老蔵をバッシングした連中は、関西への避難についても臆病者とバッシング材料にしています。
管見は、海老蔵をバッシングする連中の胡散臭さ、反社会性を認識しており、バッシングには組しません。
市川海老蔵暴行事件は反社会的勢力との戦い(下)
http://www.pjnews.net/news/794/20101217_2
チキンレースに耐えることには何の意味もなく、その意味で東京に留まるならば匹夫の勇でしかありません。従って、バッシングを無視して一目散に逃げることは合理的です。海老蔵夫婦は、地震そのものよりも、警察力の低下による反社会的な暴走族グループの襲撃という脅威も抱えています。暴走族は約束を守らない連中ですから。
市川海老蔵暴行の伊藤リオン実刑判決は痛み分け
http://www.pjnews.net/news/794/20110315_4/
しかし、バッシングする立場に立ったならば、避難した人物を逃げたチキンと叩くことは十分合理的です。その意味で京都御所の厳戒態勢という未確認情報に対し、天皇制廃止論者ならば「今すぐ皇居を囲んで皇居から出ないようにお願いせなあかん」という行動にはならないと思います。
様々な点で状況は異なりますが、当初は穏健な立憲君主制を志向していたフランス革命が、急進的な共和制に転換する契機はヴァレンヌ逃亡事件でした。これによって王室への信頼が完全に失墜しました。

特攻隊員のような人間を出す原子力発電

特攻隊員のような人間を必然的に出すことになりかねないという点は、原子力発電に反対する大きな理由になります。
> よ、日本一!
> サムライニッポン!
> かっこいいねー。
> こういうの、好きだよねー、日本人は。
> まるでこれから出撃する特攻隊員だ。
> でもね、それこそ、ちょっと結論出すのが早すぎるんじゃね?
> わいは呑百姓の息子やし、骨の髄まで呑百姓でありたい。
> だから最後の最後まで悪あがきする。
http://sky.geocities.jp/hayariki4/h/poli/eco.html

RE: 京都の御所が警戒態勢めっちゃすごいんだが

京都御所の警備が厳重になっているという未確認情報がありました。
歴史的には、東京には一時的に滞在しているだけという名目ですので、京都に戻ることの言い訳は成り立ちます。
既に市川海老蔵が関西に逃げたことで、多くの人から失笑されました。妊婦がおり、謹慎中で仕事もない海老蔵夫婦が関西に行くことは合理的な行動であり、擁護意見もありますが、大勢は軽蔑・失笑しています。
------2chより抜粋------
> 308 ☆(関西地方) 2011/03/16(水) 16:49:20.02 ID:y/7FlQYD0
> 京都の御所が警戒態勢めっちゃすごいんだが・
> 警察が交通規制してる。なにこれ?
>
> 310 名前:名無しさん@十一周年[] 投稿日:2011/03/14(月) 10:22:38.48 ID:jnHRFk2y0 [2/5]
> 御所前にて警察に何事かと聞いたが教えてもらえない。
>
> 362 名前:名無しさん@十一周年[] 投稿日:2011/03/14(月) 10:25:49.17 ID:jnHRFk2y0 [3/5]
> 京都御所
> リムジンが数台連なってきたけど誰が乗ってるかわからない
>
> 456 名前: ツール・ド・名無しさん [sage] 投稿日: 2011/03/14(月) 10:37:07.81 ID:???
> 京都の人真偽教えて
> 京都の御所が警戒態勢めっちゃすごいんだが・
> 警察が交通規制してる。なにこれ?

矢ヶ崎克馬「福島原発放射能漏れについて」転載

矢ヶ崎克馬「福島原発放射能漏れについて」転載
●最大の住民プロテクトは放射能の埃を体内に入れないこと。
●マスクをすること。屋外での食糧配布はやめて屋内での配布とすること。
●雨には当たらないこと、
●子どもの屋外での遊びは極力避けること、等々。
1.1.身体についた埃は洗えば除去できるが、身体内部に入って内部被曝を起す埃除去できない。
基本的には環境が汚染された時には、いかに内部被曝を避けるか、外部被曝・付着被曝を最小にするか、が問われる。内部被曝とは、外気を吸い込むことで何年後かに癌になるのが特徴です。だから、徹頭徹尾外気を無防備で吸わないめ、必ず、命を守るために、マスクをしなくてはならない。映像で除染しているところが映されたが、作業員は完全防毒マスクをしていて、除染される住民はマスクもせず無防備だったことは、許されることではない。

2.ガイガーカウンターで、放射線のほこりのガンマー線だけを拾っても駄目
なのはなぜか。それは、外部被曝では主としてガンマ線であるが、内部被曝はベータ線が主でガンマ線とアルファ線もあるので、被曝量は内部被曝の方がはるかに多く被害が深刻になるからだ。(崩壊した原子によるベータ線とウランによるアルファ線が含まれる。)

3.放射能の埃は多原子からなる微粒子を形成するもので、崩壊は、核分裂で生成した原子はベータ崩壊(ベータ線を出す)であり、燃料のウランはアルファ崩壊が主である。セシウムや沃素はモニターされる原子であって、放射能の埃の正体である放射性微粒子からは多種の原子からの放射線が出ている。すなわち沃素だけプロテクトして済むものではない。放射能の埃:放射性微粒子は放射性原子が一個一個別々 の状態ではないので内部被曝は余計に怖いものである。

4.ちなみに沃素-1は甲状腺に集中するので、非放射性の沃素であらかじめ甲状腺を飽和させておけば新たな放射性沃素は定着しないものであるが、沃素だけのプ ロテクトを強調するのは誤りである。

5.内部被曝では長期間体内に保持される。この被曝量は無視するべきでない。矢ヶ崎克馬の試算では百万分の1グラム程度の摂取量で1シーベルト程度の被爆
になる。マイクロシーベルトどころの話ではない。少量の吸入でも確率的に発がんに
結びつくものであり、十万人当たり数十人のがん死亡者を上昇させる。これは10年規模で判明する被曝被害であり、放射性の埃を吸引したことによるのが原因であるとい
うことは、患者からの解明では決して追跡できない。ごまかしが効く被曝形態である が、数としては膨大な被害者群を形成する。

6.原子力発電は「内部被曝」による犠牲者を無視することによって、初めて成り立つ商売である。欧州放射線リスク委員会の放射線による犠牲者は戦後6500万人に上るという試算を留意すべきである。この中には原発による犠牲者が数百万人に及ぶと考えられる。

7.ちなみに日本の放射性科学陣は内部被曝について世界一鈍感であると言え る。

8.住民の内部被曝を極力避けるような指示、方針を出すべきである。

2011年3月19日土曜日

子ども基金からの福島原発50キロ圏までの避難範囲拡大声明

福島原発50キロ圏までの避難範囲拡大と浜岡原発の即時停止を求めます
恐れていた「原発震災」が起きました。

3月11日午後2時46分、東北地方 を中心に巨大地震が発生、大津波によって多くの犠牲者を出すとともに、東京電力福島原子力発電所は制御不能の事態に陥り最悪の事態に向かっ
て進んでいます。すでに環境には大量の放射能が放出され、周辺の人々への影響が心配されています。

政府は20キロ圏内に対して避難指示を出しました。しかし、30キロ、40キロの人の自主的避難は始まっています。特に妊産婦・子どもは率先して逃がすように政府・自治体の方にお願いします。爆発してしまったら、パニックになります。各地では避難してくる人々のために公共施設を開放し受け入れを始めています。東京も、公共施設などの受け入れをはじめました。さらに避難場所を拡大してください。

私たち「チェルノブイリ子ども基金」は、フォトジャーナリストの広河隆一がチェルノブイリ原発事故の被災地で母親たちの訴えを聞いたことにより1991年に発足し、 募金活動を開始しました。20年間、さまざ まな救援活動をウクライナ・ベラルーシの被害者、特に子どもたちに対して行ってきました。事故後25年が経過しようとしている今でも、事故後に生まれた子どもたちさえもが、重い病気になり、命を落としています。

「最悪の場合でも、チェルノブイリ事故ほどにはならない」との報道もあります。もちろん、私たちもチェルノブイリのような事態にならないことを強く願っています。しかし万が一の事態が起きてからでは遅いのです。日本国内のすべての原発を止めてください。特に、東海地震による「原発震災」が心配されている浜岡原発は即時停止すべきです。

原子力災害は 一地域、一国の問題にとどまらない世界的かつ事実上無期限の問題であることを、チェルノブイリ事故被害者の救援を長年続けてきた私たちは強く認識しています。政府、電力会社は、すべての情報を即時公開し、国際的支援と協力を早急に要請すべきです。

初めに被害を受けるのは子どもたちです。チェルノブイリで起きたことが繰り返されてはならないのです。
                         2011年3月18日
                        チェルノブイリ子ども基金
               理事長/鈴村稔 事務局長/佐々木真理 
             顧問/広河隆一・黒部信一 理事・監事一同 

東京の水道水から放射性ヨウ素検出

東京都健康安全研究センター(新宿区百人町)では3月18日に水道水から放射性ヨウ素を検出したと発表しました。ヨウ素131が1.47 Bq/L検出されました。
http://monitoring.tokyo-eiken.go.jp/monitoring/w-past_data.html
都水道局は17日に都内に水を供給している金町浄水場、朝霞浄水場、小作浄水場の水道水について、放射能の臨時測定を行い、健康への影響がないレベルだったと発表し、こちらが報道されています。健康に影響あるか否かはともかく、微量でも検出されていることが実態です。
『東急不動産だまし売り裁判 こうして勝った』著者 林田力

Re: [meiguoriben:4150] Re: 米国の支援を断る

横から失礼します。御指摘の方法では放射性物質の飛散は免れません。それにもかかわらず、そのような提案をしたとしたら、それをしない方が被害が深刻であると米国が想定していることになります。一般にリスク評価では日本政府よりも米国政府の方が信頼できると考えられますが、かなり深刻な状況となります。
> 東日本大震災における福島原発の処置で、わたしはアメリカの提案とは、福島原発を限定核兵器を使って「焼却処置」することではないかと思っているのですがどう思われますか?
『東急不動産だまし売り裁判 こうして勝った』著者 林田力
http://hayariki.webnode.com/
http://book.geocities.jp/hedomura/

『エア・ギア』第31巻、ゴスロリ女装男子の絆:林田力

林田力「『エア・ギア』第31巻、ゴスロリ女装男子の絆」リアルライブ2011年3月18日
 大暮維人が週刊少年マガジンで連載中の漫画『エア・ギア』第31巻が3月17日に発売された。オリジナルアニメ「エア・ギア 黒の羽と眠りの森 -Break on the sky- Trick2」を収録した限定版も発売されている。

 『エア・ギア』は空を飛ぶことも可能な特殊なシューズ「エア・トレック」を装着したライダー達の戦いを描く作品である。この巻では捕らえられた野山野梨花を救出するため、主人公の南樹(イッキ)率いるチーム小烏丸が米軍空母内で暴風族連合・ジェネシスと戦う。そこではイッキと雷の王・鵺、オニギリと武内宙など様々な戦いが繰り広げられる。
 注目はシャーロットとアーサーのコンビの戦いである。シャーロットはゴスロリ少女の風貌で、口調や性格がサディスティックというツンデレ萌え層に大人気のキャラクターであった。アーサーはマゾヒストで、シャーロットから「うじ虫」呼ばわりされるなど外道な女王様に虐げられる役回りである。
 このような関係は尾田栄一郎の人気漫画『ONE PIECE』のスリラーバーク編に登場したペローナとクマシーにも見られるが、シャーロットの場合は実は男性というヒネリまで加えられている。この点で女装男子・男の娘の観点からも注目されていた。
http://npn.co.jp/article/detail/81957581/

 人気急上昇中の二人であったが、アギトとの戦いはマル風Gメン・鰐島海人の乱入によって劣勢を強いられる。ピンチに直面したシャーロットは轟の王のアーサーだけは生かそうとする。しかし、アーサーは「僕はね、王である前に君を守る騎士なんだ」と言い、身を挺してシャーロットを守ろうとした。シャーロットも自らダメージを負って、アーサー一人が犠牲になることを阻止した。単なる変態SMコンビではなく、二人の深い絆が明らかになった。

 その後、物語は海人の回想シーンに突入する。若い頃の海人や初代荊の王・ガゼルとの関係などが明らかになる。回想シーンは次巻に続いており、シャーロットとアーサーがどうなったかと共にガゼルの謎も次巻に持ち越しとなった。
(林田力)
asin:4904350138:detail

Re: 海水はどうなるか

原発では正常運転時も排水として恒常的に海に流していましたので、その疑問は最も隠したいものと思います。
直近の疑問としては大量の海水が注入されたにもかかわらず、水位が上がっていません。注入された海水は、どこに行ったかです。
第一に水蒸気となって大気中に飛散した。その際に微量ですが、放射性物質も一緒に拡散します。
第二に、そもそも注入されていない。この場合は制御棒は露出したままで放射性物質が拡散し続けたことになります。
第三に注入されたが、底から漏れている。この場合は土壌汚染が進行中になります。
http://book.geocities.jp/hedomura/poli/eco.html

RE: 放射能、計測データは危惧すべき状況を示している!

フランスの反原発団体(CRIIRAD)の声明は参考になりました。
> 平常の大気で検出が予想されるのはセシウム137のみである。軍事的核実験およびチェルノブイリ事故による放射性物質の残留は幸いにして非常に微量で、μBq/?の単位でしかない(1Bq/?=10のマイナス6乗)。であるから平均値が3.4 Bq/?というのは100万倍に上昇した数値である。

上記は重要な指摘です。「福島第一原発事故はチェルノブイリとは異なる」「都内での放射線量上昇は、核実験時の上昇値よりも少ない」という類の安全宣伝が繰り返されているためです。

> Tokyo Metropolitan Industrial Technology Institute の世田谷区における3月15日朝0時から16日18時まで(日本時間)42時間の計測データを入手した。

文中の「Tokyo Metropolitan Industrial Technology Institute」は東京都立産業技術研究センター駒沢支所と思います。
> 駒沢支所には管理係と放射線安全係の2つの係があります。管理係は建物・施設・設備の維持管理と庶務・経理事務を、放射線安全係は放射線の安全管理に関する業務を担当しています。
> 当支所はコバルト照射施設、イオン加速器等の放射線発生装置、放射性物質取扱施設等の放射線施設を保有しています。これらの放射線施設の安全を確保するため、放射線安全係では各種法令等の規定に基づいて、厳格な安全管理を行っています。また、X線やガンマ線等の放射線源を利用した機器の開発研究も行っています。
--
『東急不動産だまし売り裁判 こうして勝った』著者 林田力
http://book.geocities.jp/hedomura/
http://hayariki.webnode.com/

東海地震が起きる前に浜岡原子力発電所の運転停止を求めます

中部電力株式会社
代表取締役社長 水野明久様

 東海地震が起きる前に浜岡原子力発電所の運転停止を求めます
                         
            浜岡原発の運転停止を求める市民有志
              代表  西光之輔  西英子
 
 私たちは、東海地震を前にした浜岡原発に重大な関心を抱いている東海地域の住民です。今回の東日本大震災を他の地域のこととは思えない深刻な問題として受けとめています。マグニチュード9.0、津波の高さは10数メートルに達しました。これに伴って福島原発で起こった電源喪失に起因する住民の被害は日を追って拡大しています。放射性物質は広範囲に飛散して住民は被曝の脅威にさらされています。これは、あすの私たちの姿であると感じています。
 3月15日には、静岡県東部で東日本大地震に誘発したと思われる震度6強の地震が発生して、住民は不安におち入っています。東海、東南海、南海の三つの地震が連動して起きる
可能性もあります。東海地震は明日おきてもおかしくないと言われて久しいです。想定震源域の真ん中に貴社の浜岡原発があります。地震災害と原発事故災害が同時に発生した場合、この地域に甚大な被害をもたらすことは、東日本の状況が如実に示しています。
 しかし、貴社は浜岡原発の運転を続ける方針を変えていません。地震を止めることはできませんが、原発を止めることはできます。東海地震において原発を原因とする被害をなくすことは、貴社に課せられた社会的責任です。
 私たちは、貴社がそのことを自覚して、浜岡原子力発電所の運転をすみやかに停止されることを要請いたします。
 以下、賛同者の連名をもって申し入れをいたします。
                 2011年3月22日

チェルノブイリとの比較

何で答えなかったかは分かりませんが、順当に考えれば二つの質問があることを認識しなかったとなります。回答者は質問者が考えるほど質問を理解しないものです。
もし、意図的に回答しなかったならば、チェルノブイリと重ね合わせることの拒否感と考えます。御指摘のように政府や東京電力の情報隠しを批判する立場にも、冷静病は蔓延しており、チェルノブイリとの同一視をタブーとする傾向も感じられます。その意味で痛いところを突いた質問と思います。
管見は冷却が先ですが、最終的には石棺にするしかないと考えます。冷却に成功したか燃え尽きた後に格納容器に損傷はなく、安全ですというような論調が出ることを危惧しています。それ故にチェルノブイリの対処策を引き合いに出したことに注目しました。

『美しい隣人』最終回は謎を残す結末:林田力

『美しい隣人』最終回は謎を残す結末:林田力
 フジテレビ系ドラマ『美しい隣人』最終回「勝つ女」が3月15日に放送された。『美しい隣人』は平凡な主婦・絵里子(壇れい)の幸福な生活が美しい隣人・沙希(仲間由紀恵)によって崩壊させられるサスペンスで、沙希の狂気が話題となっていた。

 最終回前半では沙希の夫・筧雅彦(高知東生)によって沙希の異常性が説明される。この説明によって沙希はミステリアスな存在から、頭が良くて美人だがヒステリックな女性という、ありふれた存在のようになってしまった。ところが、後半に進むにつれ、物語は急展開する。
 前回放送から引き続いて、絵里子は狂気を増していく。まるで沙希とポジションが入れ替わったようである。この沙希と絵里子の類似性についてはラスト近くで興味深い説明がなされた。沙希を追う絵里子の視点でドラマは進み、遂に絵里子は沙希を見つける。
 ミステリアスな笑みを浮かべる沙希に視聴者は引き込まれる。そして絵里子は沙希と対決する。「幸せな人って無神経なのかもしれないわね」「あまり不幸ぶらないで欲しいわ」と二人が本音をぶつけ合うクライマックスであるが、幕切れはあっけなかった。そして日常生活に戻る。
http://npn.co.jp/article/detail/47572209/
 ここでエンディングになれば物語として区切られるが、ドラマには続きがあったために謎を残す結末となった。果たして沙希は生きているのか、誰が転居後の絵里子の家にDVDを送付したのかなどの点について説明されずに終わっている。そしてラストに登場した現実世界か夢の世界か区別できない沙希の妖艶さは視聴者の脳に焼付く。謎を残すラストに対する賛否は分かれるだろうが、謎を視聴者に考えさせることで強く記憶に残るエンターテイメントとなった。
(『東急不動産だまし売り裁判 こうして勝った』著者 林田力「『美しい隣人』最終回は謎を残す結末」リアルライブ2011年3月16日)

2011年3月18日金曜日

フリーター全般労働組合の福島原発事故に関する声明

福島原発事故に関する声明---グスコーブドリのいないイーハトーヴはいらない

「想定外の事態」。このひとことで、数万におよび人々の死が合理化されている。数十万の人々を放射能被害にさらし、なお数百万の人の暮らしを破壊し続けている人災、そう、繰り返し言うが最悪の人災が僅かこのひとことで合理化されている。

いま生じている事態は、なんら想定外のことではなかったはずだ。幾人もが、この事態を繰り返し予測し警告してきた。地震や津波被害にともなう原子力発電所の激甚事故、水素爆発も炉心溶融も放射性物質の大規模な飛散も、反原発運動や原子力の専門家のみならず、多くの人々が指摘してきたことである。

被害は折り込まれていたのである。

東京をはじめとする大都市のエネルギー消費を支えるために、地方に住む数百万の人々は放射性物質の前に曝し出されている。地方の人々の暮らしを壊すことで、沖縄電力をのぞくすべての電力会社は安定した利益を確保し続けてきた。このビジネスを成立させるために、地域独占を許し原発建設に有利な法制度をつくりあげ、各電力会社を支援してきた日本政府も当然の責を問われる。電力各社と日本政府はいまそのつけを支払わなければならない。

日本政府と東京電力は、まず何よりもいま、福島原発で取り組まれつつ隠されている労働のすべてを子細に公開すべきだ。たとえば冷却水注入作業のために、誰がどこをどのように走り、管をつなぎ、バルブを開けたのか。放射能に汚染された飛沫を誰がふき取り、ふき取ることを誰が命じているのか。これは英雄譚を作り出すためではなく、そこで働く人々をグスコーブドリにして褒め称える醜悪さを私たちが克服するための要求だ。「数千万の命を救う」ために自らは決してしない仕事を、原発労働者に求めるおぞましいまでの冷酷さから私たちは遠ざからなければならない。死を強制される労働の拒否こそ私たちは支えるべきである。

いま私たちは「原子力被災者」になろうとしている。各地の原発で生命を危険にさらして働いてきた人々、爆発事故に伴う被曝で今後長期間にわたる健康リスクに向き合わなければならない人々の被災がまずある。だが原子力被災はこれにとどまらない。福島原発の爆発は、今後長期にわたって東北地方の農業に打撃を与え、安全な食料の価格を高騰させるだろう。都市貧困層は確実に食の安全から排除される。原発の停止によって電力供給が不足し、輪番停電が実施されているが、それに伴う事業所の閉鎖や休業が相次いでいる。都市貧困層はこれによる失職と賃金カットに見舞われ購買力を低下させるだろう。私たちは被災者なのである。

日本政府と全電力会社はすべての原子力発電所を直ちに停止せよ。人の生命を貪るビジネスから撤退しろ。
東京電力はすべての原子力被災者に補償せよ。被曝したすべての人々に今後の全健康被害を回復するまでの医療費と生活費を補償せよ。
原発事故のために閉鎖や休業を余儀なくされたすべての事業者の売り上げを補填せよ。
失業や休業、賃金カットに追い込まれた人々の損害を補償せよ。

直接の被害を受けずにいるすべての人々に私たちは呼びかける。圧倒的な津波や火災のスペクタクル、圧力容器内の水位を伝える字幕の数々、御用学者の言う「直ちに健康被害はないレベルです」というコメント、これらの無限ループ映像に曝される日々から抜け出そう。この「情報被曝」は私たちに「祈るしかない」という無力感を作り出し、今回の事態に責任を負うべき者や制度をあいまいにする政府・電力会社の言いわけへの同意を作り出している。いっときも早く、この「情報被曝」による被災から回復し、責任者を名指し追求することが必要であると私たちは考える。

2011年3月17日
フリーター全般労働組合
http://www51.tok2.com/home/hayariki/poli/eco.html
asin:4904350138:detail

権力者を守る“冷静病”

>たしかにそうかも。でも、であれば、なぜそう言わないのだろう。
何で答えなかったかは分かりませんが、順当に考えれば二つの質問があることを認識しなかったとなります。回答者は質問者が考えるほど質問を理解しないものです。
もし、意図的に回答しなかったならば、チェルノブイリと重ね合わせることの拒否感と考えます。御指摘のように政府や東京電力の情報隠しを批判する立場にも、冷静病は蔓延しており、チェルノブイリとの同一視をタブーとする傾向も感じられます。その意味で痛いところを突いた質問と思います。
管見は冷却が先ですが、最終的には石棺にするしかないと考えます。冷却に成功したか燃え尽きた後に格納容器に損傷はなく、安全ですというような論調が出ることを危惧しています。それ故にチェルノブイリの対処策を引き合いに出したことに注目しました。
http://www12.atpages.jp/~hayariki/haya/poli/eco.html
>「最終決断、たとえばチェルノブイリのようにセメントで施設を封じ込めるといった最終手段を講じる段階に入っていると思うが、どうか」
現時点で放射性物質が漏えいしており、もはや格納容器で封じ込めることはできません。それ故に最終的な解決策が、チェルノブイリの石棺のように封じ込めることになると思います。ただ、現時点で上記は技術的に可能なものでしょうか?
原発は「止める」「冷やす」「閉じ込める」の三つが必要で、そのうちの冷却ができていない状態では石棺による閉じ込め作業もできないと思うのですが、どうでしょうか?爆発を遅らせるだけの焼け石に水的なものであっても、現状では冷却作業を続けるしかないように思います。

AKB48プロジェクト義援金にAKB商法への期待高まる:林田力

【PJニュース 2011年3月18日】AKB48プロジェクトは3月14日、未曽有の被害を出した東北地方太平洋沖地震の被災者への義援金受付口座を開設したと発表した。翌15日には日本赤十字社を通じて5億円の義援金を寄付すると発表した。あこぎなビジネス手法と批判・揶揄されることもあるAKB48であるが、ここでは被災者救済のために良い意味でAKB商法の発揮が期待されている。

国民的アイドルグループと呼ばれ、東京都知事選挙のイメージキャラクターになるなど社会的な存在感も増しているAKB48であるが、地震時はメンバーの多くがグアムにおり、状況を十分に把握できていなかった。大島優子は公式ブログの3月11日付記事「心配」で、「日本で大きい地震があったみたいだけど、みんな大丈夫?」と尋ねている。

柏木由紀に至っては公式ブログの3月11日付記事「ゆっき」で自分のニックネームについての話題を書いた後で、「あっ そうそう 皆さん 地震大丈夫ですか?(>_<)」と尋ねた。この軽さはインターネット掲示板では不謹慎やKY(空気が読めない)と批判された。柏木は12日付記事「あらためて」で「本当にたくさんの被害が出てしまっている大地震。そんな非常事態とすぐにわからなかった自分に、苛立ちを隠せません。」と反省した。
http://www.pjnews.net/news/794/20110317_4
プチ浦島太郎状態であった彼女達にとって、帰国後に知った地震被害は大きな衝撃であった。前田敦子は13日付記事「帰りました」で「大変なことになっているのは聞いていましたがここまでとは…改めて現実を知りました。」と記している。北原里英は13日付記事「帰宅」で「こんなにも揺れたんだ、と思うくらい部屋の中が乱れていて…怖くなりました。」と記した。

そのような彼女達が自分達にできることを考えた結果が義援金である。日本赤十字社に相談したところ、義援金受付口座を開設することになったという。義援金はAKB48だけでなく、姉妹グループのSKE48、SDN48、NMB48、総合プロデューサー秋元康氏の個人事務所「秋元康事務所」、AKB48劇場の運営会社AKSからも集まっている。ファンにも「被災地の方々にファンの皆さまの気持ちもお届けしたい」と募金を呼びかけている。

このAKB48の義援金受け付けにインターネット上では、募金者に握手券などの特典を付す、メンバー個々人の名前を冠した口座を開設して額を競わせるなどのアイデアが提案されている。また、女性アイドルグループが一体になったチャリティーソングを期待する声もある。

石原慎太郎が大震災を天罰と暴言

石原慎太郎が大震災を天罰と暴言
石原慎太郎・東京都知事が津波などで未曾有の被害をもたらしている東日本大震災を天罰と発言した。被災者の感情を逆なでする暴言である。批判殺到により撤回したが、石原慎太郎の人間性が分かる発言である。

2011年3月17日木曜日

市川海老蔵暴行の伊藤リオン実刑判決は痛み分け:林田力

【PJニュース 2011年3月17日】未曽有の被害をもたらしている東日本大震災によって、すっかり霞んでしまったが、市川海老蔵暴行事件の刑事事件判決が2011年3月14日に東京地裁で言い渡された。加害者の伊藤リオン被告人と被害者の歌舞伎役者・市川海老蔵の双方にとって痛み分けとなる判決であった。

伊藤被告人は東京都港区で海老蔵に重傷を負わせたとして、傷害罪で逮捕・起訴された。板野俊哉裁判官は、伊藤被告人の暴行を被害者が死亡する可能性がある危険な犯行と結論付けた。被害者は相当量の出血があり、死亡の可能性もあった。腕のしびれなど後遺症の可能性もあり結果は重大である。従って、被告人の刑事責任は重いとして、懲役2年の求刑に対し、懲役1年4カ月の実刑判決を言い渡した。傷害事件の再犯者で粗暴癖のある伊藤被告人は重ねての再犯も否定できないとして、執行猶予を付さなかった。

伊藤被告人は判決を不服として控訴したが、この判決は被害者の海老蔵にとっても厳しい面を有している。判決では被害者側の行動が事件を誘引したと、海老蔵側の問題点が認定されたためである。

海老蔵は2010年末に暴走族の元リーダー及び伊藤被告人の各々と示談した。そこでは「元リーダーの(主張する)傷害の原因究明は行わない」「相互に誹謗中傷を行わない」と約された。ところが、公判では伊藤被告人の弁護側も、証人として証言した元リーダーも海老蔵の酒癖の悪さが事件の原因であると攻撃した。海老蔵が灰皿に酒を入れて飲めと強要した、元リーダーに頭突きしたなどである。

これには海老蔵の父の市川團十郎が激怒した。「あちらから示談の話があって示談が成立したのに、一方的な見解を述べられた」と憤る。暴走族側の主張を垂れ流すようなマスメディアの姿勢に対しても、團十郎は「あちらの元暴走族の方の人権は重くて、我々の人権は軽いのか」と疑問視する。記者も暴走族の反社会性を棚に上げて海老蔵をバッシングするマスメディアの報道姿勢は不正義と考える(林田力「市川海老蔵暴行事件は反社会的勢力との戦い(下)」PJニュース2010年12月17日)。
http://www.pjnews.net/news/794/20101217_2

一方で暴走族と歌舞伎役者の人権を比較する團十郎の論理に、海老蔵が非難されるべき理由が隠されている。善良な市民の静穏な生活を妨げ、社会に迷惑を及ぼす暴走族に対し、伝統文化の担い手である市川宗家の人間が矜持を持つことは当然である。その御曹司が元暴走族グループと一緒に酒を飲んでいた。このような元暴走族との関係こそ海老蔵が非難されるべき点である。【了】
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『東急不動産だまし売り裁判 こうして勝った』著者 林田力
http://hayariki.webnode.com/
http://book.geocities.jp/hedomura/

福島第一原発で再臨界の恐れ

福島第一原発で再臨界の恐れ
福島第一原発周辺から白煙が上っていると報道された。4号機では使用済み核燃料プールで火災が起き、再臨界の危険も指摘されている。
住民には半径20kmしか避難指示しないのにも関わらず、保安院職員は半径50kmまで退避した。半径30km圏内は飛行禁止、立ち入り禁止となった。イスラエルのテレビ局員は日本国外に避難した。自衛官が携帯メールで、メルトダウンが進行中で爆発を遅らせることしかできないと連絡したと伝えられている。

2011年3月16日水曜日

転載:福島原発に関する原子力資料情報室記者会見(田中昭)

田中昭(平等党・新型労組平等・記者会見あーだこーだML世話人、自由報道協会会員)は、原子力資料情報室による「福島原発に関する原子力資料情報室記者会見(第4回)」(日本外国特派員協会主催)に出席し、質問に割り当てられた時間の冒頭、メインスピーカーである後藤政志氏(東芝・元原子炉格納容器設計者)に対し、以下のような意味の質問を行った。
「福島原発に関して政府は、地元民の被曝は1ミリシーベルトを超え、除染が必要なレベルであるとしている。これに対して御用学者や評論家は、レントゲン撮影数回分に過ぎないレベルであると楽観論を述べている。
しかし、放射線が一瞬、体を通り抜けるだけのレントゲン撮影と、除染して体に付着したセシウムやヨウ素といった放射性物質を取り除く必要があるということとは、まったくレベルの違う話である。なぜなら、後者の場合、除染しない限り、いつまでも被曝が続くからである。
これが地元民から発見されたということは空中に放射性物質が飛散していることを物語るものであり、原因は福島原発事故にほかならない。
このままの事態が続けば、その間、放射性物質は拡散し続けるのであり、いたずらに"対処"を続けている時期は過ぎた。
もう最終決断、たとえばチェルノブイリのようにセメントで施設を封じ込めるといった最終手段を講じる段階に入っていると思うが、どうか」
発言中に不規則発言などあり、内容は一部割愛されているが、大意は上記の通りである。この日の田中は得意の関西弁は使わず、外国人が多いことに留意して流暢な関東弁に終始した。田中に続いて岩上安身、気仙沼出身でフリーランサーの生島治郎、朝日新聞編集委員の山田厚史氏らが質問に立った。
田中の質問に対して、後藤氏はレントゲン撮影に関する発言には同意したものの、「最終段階ではないか」との質問には答えなかった。これは、彼が「単なる技術者」をもって任じていることから、自らの分を超えた領域という判断がはたらいたためと思われる。むろん、その態度が正しいか否かは別問題だが。
メルトダウンが進行していることは、あらゆる状況から類推してもはや疑いのない事実のように見える。このうえ水素爆発やヴェント(有害物質を含んだガスを空中に放出する行為)を繰り返すことは有害物質を無益に拡散させることであり、より破滅的なメルトダウンを誘うことになり、文字通り、地球規模の破滅を招来させる。
われわれは、今すぐ"最終手段"を講じるよう、声を上げるべきではないだろうか。
ちなみに今日は関東・東北の各地で降雨が予想されている。この雨は放射性物質を含んでいる可能性がある。十分に注意する必要があろう。
質問の様子は下記ユーストで。
田中の質問は40分ごろから始まる。
http://www.ustream.tv/recorded/13320454
私は上の記事に示したように、14日に開かれた外国特派員協会での記者会見で、「福島原発は最終決断の段階に入ったのではないか」との質問を突き付けたが、ゲストスピーカーはこれに答えなかった。また、左翼席からさえ"時期尚早"とか"冷静に"といった有形無形の反応があった。
しかし私はそのような人々に問いたい。では、いつになったら最終決断をするのか、と。
政府や東電は情報を出さない。自由報道協会暫定代表の上杉隆氏がラジオで言っていたが、「政府は確認できた情報しか出さないと言うが、原発は最悪の情況になってからでは遅い。常に最悪の事態を想定して先回りしないといけない」と。
そもそも、それをしなかったから今回の原発事故が起きた。もっと言えば、原発という施設そのものが簡単な想定を許さない、制御困難な施設なのだ。それを正視せず、世界が自然再生エネルギーに向かう中、原発を過信し、固執してきたこと自体が問題なのだ。
この期に及んで冷静になってどうするのか。
たしかに、震災による物不足に慌てて買い溜めに走る人間には「冷静に」と言うべきだ。しかし、意味もなく反射的に「冷静に」と言うのは、天皇制的隷制に馴らされた本能的現状維持であり、ことなかれ主義に過ぎない。普段、反体制的なことを言うとっても、こういう時に化けの皮が剥がれる。そのような人物こそ冷静に自己分析をする必要がある。そして、自分の"冷静病"が権力者を守る盾になっていることに気付かねばならない。
われわれが"冷静に"なっているいまも、福島原発を回復どころか破滅への道をひたはしり"死の灰"を撒き散らし続けている。原子力関係者のメンツのためだけに。
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平等党報道部・田中昭
http://byodo.jp

Fwd: 自衛官が「福島原発は爆発を遅らせることしかできない」

フリーライターの島田健弘さんが、被災地入りしている自衛官と携帯メールでやり取りした中で、福島第一原発は14日からメルトダウンが始まっており、爆発を遅らせることしかできないとの書き込みあったことを知らせてくれました。
なるべく多くに知らせて欲しいということなので、転送いたします。
ちなみに、福島第一原発の燃料は、使用済み燃料を含めるとチェルノブイリの5〜6倍あり、しかも3号機はプルトニウムなので爆発するとかなり大変なことになります。
ちなみに私は月曜日に既に、子どもを岡山に送っております。それぞれ冷静に判断していただければと思います。
<転送ここから>
(私=島田健弘さんです)
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3/14 20:10
(私)救助活動中か。原発はどうなってる?
(自衛官)逃げろ。出来るなら今すぐに。

3/14 22:28
(自衛官)嫁さんだけでも西日本に避難させとけ。逃げ遅れた被災者は悲惨だぞ。

3/15 1:30
(私)メルトダウンするってこと?スマン。もう少しくわしくきけるか?いま被災地?

(自衛官)
メルトダウンは昨日からしてる。化学防護の部隊が踏み留まって頑張ってるが、爆発を遅らせることしかできないらしい。
もう現場の一人は死んでるという噂。被災地は酷い。死体だらけで酷い匂いだ。2日寝てないのでもう眠らせてくれ。とっとと避難しとけ。

福島原発とレントゲンとの比較はナンセンス

レントゲンやCTスキャンとの比較は御指摘の通り、欺瞞的な議論です。一回の放射線総量と、福島原発付近で恒常的に放射線発生していそうなシーベルト/時を同列に並べることはできません。また、内部被曝と外部被曝の相違も無視しています。
そもそも医療被曝のレベルだから安全という前提も当然視できません(林田力「エックス線検査乱用は再考を 『増補新版 受ける? 受けない? エックス線 CT検査 医療被ばくのリスク』を読んで」JANJAN 2008年10月15日)。
http://book.geocities.jp/hedomura/
本書『増補新版 受ける? 受けない? エックス線 CT検査 医療被ばくのリスク』はエックス線検査による医療被ばくの危険性を訴えた書籍である。本書の主張は明確である。医療被ばくにはリスクが伴う。たとえ一回一回は微量であっても、被ばくの障害は蓄積される。そして自覚症状のない健康な人にとって、エックス線検査を受けることで得られる利益がリスクを上回ることは証明されていないと主張する。
本書を読むと暗澹たる気持ちにさせられる。我々は健康になるために病院に行き、健康を維持するために検査を受ける。しかし、実はエックス線検査を受けることで健康を害している可能性がある。これほど馬鹿らしいことはない。
今日、エックス線を利用した検査は頻繁に行われている。それらに対しては一般に「微量だから人体に害はない」と説明される。それが科学的根拠に基づかないものであると本書は主張する。
「微量だから安全」という主張が成り立つためには、特定の値以上の放射線を浴びると有害であるが、それ以下ならば問題ないという閾値の存在が前提となる。しかし、本書では放射線の影響には閾値が存在しないことが国際的な常識であるとする(80頁)。たとえ微量であっても、全く浴びないことと比べれば、ガンになるリスクは高まる。従って検査の必要性とリスクを考量した上で、真に必要な場合にのみ限定すべきである。
私も子どもの頃にエックス線検査の安全性について質問したことがある。数ヶ月前に別の病院で検査を受けたばかりで、改めて受けることに懸念があったためである。それに対する医師の回答は「自然界に存在する放射線と同等だから問題ない」というものであった。問題ないと言いつつ、患者のみを残して扉を締め、隔離された状態で撮影することに不満があった。自然界にあるのと同等程度の線量ならば、そのように厳重に隔離して撮影することがおかしいのではないかと子ども心に思ったものである。
そもそも有害なものは少量でも、その分だけ有害と考える方が常識に適合する。一定量以上ならば有害であるが、一定量以下ならば無害という発想自体が本来は不自然である。不自然な主張が正当化されるためには、それなりの根拠が必要であるが、現実には閾値が一人歩きしている。
ここにはエックス線検査を推進したい側のニーズに適合させるための論理がある。本書が主張するとおり、「学問的な関心よりむしろ社会・経済的要素から」閾値は産み出されている(81頁)。本書には医療従事者自体がエックス線の危険性について十分な知識を有していないとの指摘もあり、問題の根は深い。
本書は医療被ばくのリスクが主題であるが、それ以外にも考えさせられる内容である。本記事では二点ほど指摘する。
第一に自覚症状のない健康な人を検査することの意義である。被ばくの問題以前に、そもそも健康な人を早期発見のために何時間も検査に費やすことに意味があるのか、再検討する必要がある。本書では健康診断には軽微な変化を見つけて治療する結果を招きやすく、不必要な手術や過剰な服薬となる可能性が主張される(53頁)。
一般論としては病状が進行してからよりも、早期に治療した方が治癒の可能性が高い。それが医療費削減にも結びつくとされ、早期発見が推進されている。しかし、中には治療する必要のない問題もある。早期発見による早期治療に効果があるのか、科学的な考察を深める必要がある。
第二に行政の役割である。本書では主張の根拠に欧米諸国の行政が発表した文書を引用することが多い。国民の健康を守ることを使命とする保健衛生当局が放射能の害を研究し、警告を発することは当然である。しかし、寂しいことに日本の行政の文書は引用されていない。日本の行政は国民の健康を守る役割を果たしていないことになる。
日本の行政は消費者行政をはじめ、あらゆる分野で業者の側を向き、国民のための行政となっていないと批判されている。その行政批判が、ここでも当てはまる。医療被ばくだけでも十分に重たい話題であるが、過剰な検診や行政のあり方など広く考えさせられる一冊である。

国民を欺く計画停電

国民を欺く計画停電・輪番停電
計画停電は国民を混乱させるだけである。そもそも家庭用電力よりも事業所向けの電力の方が圧倒的に消費量が大きい。大口の需要者を調整する方が効果的である。都心部を停電対象から除外する点も不公平感を増大させる。
原発の必要性をアピールするためのパフォーマンスと指摘されている。計画停電の報道で福島原発の話題そらしをしているとも指摘される。

2011年3月15日火曜日

Re: 「たずねびと」欄をラジオ・テレビにぜひ設けて

実際の被災地では窃盗が横行していると報道されています。また、首都圏では食料品やトイレットペーパーの買い溜めが起きています。このような日本人の一面を直視しなければ、「日本人が悪いことをする筈がない」「悪いことをする奴は外国人に決まっている」という没論理に行き着きます。
百歩譲って震災時の日本人の行動に評価できる点があったとして、それを個人の尊厳を尊重する近代的な教育の成果として誇るならば理解できます。より深刻な問題は今後日本が放射能の漏出源として国際社会の鼻つまみ者になりかねないということです。自民族を美化して慰めている場合ではありません。
『東急不動産だまし売り裁判 こうして勝った』著者 林田力
http://sky.geocities.jp/hayariki4/h/poli/eco.html
> テレビが無いためニコニコ動画のストリーミングなどでニュースを視ていますが、民族差別を煽る書き込みや、障害者差別を肯定する書き込み、増税などを肯定する書き込み、反原発デモや真相究明を求める動きを罵倒したり制止しようとしたりするなど、「プロ奴隷」の悪質な発言に満ち溢れています。
> 輪番停電の混乱事態収拾のために、自衛隊や警察などが街頭を制圧して監視する「戒厳令」の状況に対しても「協力しないものは『非国民』」なる空気も醸成されつつあります。
> 排外主義的な物言いにつながる「自民族優位」の論調を賛美する言説を積極的に紹介されても嬉しくはありません。
> 「いざ」となった時に「狩られる」のはニューカマーの、そして在日の外国人、そして左派的な言論を持っている者、「非常事態」に非協力的な者、国家による戒厳令方針に逆らう者、野宿者など「市民」として認定されない者、でありましょう。

Re: 茨城 通常より高い放射線量 「防災牛久」による躍起

インターネット掲示板に福島原発の作業員と思われる書き込みがありました。それによると海水注入の結果、大量の塩がこびりつき、作業が進まないとのことです。人力で弁を開ける作業をしています。本当に作業員の書き込みか真偽は不明ですが、書き込み後に報道された爆発や自衛隊の撤退は裏付けられています。
> 現時点での福島第一原発の問題は、
> 危険回避の作業が殆ど出来ないような放射線量に、
> 現場が達していることだと思います。
『東急不動産だまし売り裁判 こうして勝った』著者 林田力
http://sky.geocities.jp/hayariki4/h/poli/

東京や神奈川で放射線量急上昇

東京や神奈川で放射線量急上昇
関東地方で放射線量が急上昇している。福島原発の影響と見られている。東京では大気中からヨウ素やセシウムという放射性物質が検出された。
レントゲンの例を出して、過小評価キャンペーンが行われているが、体内被曝と体外被曝を混同した欺瞞である。原発周辺は健康に悪影響を及ぼすレベルである。

Re: 放射能漏れました。冷静に行動しましょう。

原発周辺では秒速2.3メートルの北寄りの風が吹いています。
共同通信では「茨城で放射線が上昇」と報じています。 
茨城県内の放射線量が、最大で通常の100倍程度に達したことが、同県の観測で分かった。 2011/03/15 08:27 【共同通信】
http://book.geocities.jp/hedomura/poli/eco.html

2011年3月14日月曜日

原子力資料情報室が2回目の福島原発に関する記者会見開催:林田力

【PJニュース 2011年3月14日】特定非営利活動法人原子力資料情報室が2011年3月13日17時から2回目の福島原発に関する記者会見を開催した。今回も「ユーストリーム」などの動画サイトで中継された。冒頭で原子力資料情報室からショッキングな放射能測定結果が報告された。ジャーナリストの広河氏らが福島原発周辺の双葉町役場や双葉厚生病院で放射能を測定したところ、両地点とも1000マイクロSV(1mSv)まで測定できる放射能測定機の針が振り切れたという。

会見では首相官邸ウェブサイトに掲載されている時系列資料に基づき、主に後藤政志氏(東芝・元原子炉格納容器設計者)が技術的内容を説明し、会場からの質問に答えた。また、「柏崎刈羽原発の閉鎖を訴える科学者・技術者の会」の井野博満代表が、新潟県中越沖地震で被災した柏崎刈羽原発の閉鎖を求める活動について説明した。

後藤氏は福島第一原発1号機の対応が危機的なものであったと分析する。格納容器の爆発は決してオーバーなものではない。圧力が高まれば爆発するから、逃がさなければならない。格納容器には圧力を逃がすという思想は正常時にはない。放射能を封じ込めなければならないためである。しかし、格納容器の爆発という最悪の事態を避けるために放射能が多少漏れても、圧力を避けることを選択した。海水注入も冷却を優先した非常措置である。不純物の多い海水を注入した場合はプラントが使えなくなる。

福島第一原発1号機はマスメディアの報道では危機を脱したとの論調が主流であるが、後藤氏は完全に冷却が成功するまでは安心できないと主張した。新たに問題がクローズアップされた3号機についても1号機よりも厳しい状態と指摘する。全く給水できないためである。

枝野幸男官房長官は13日15時半の会見で3号機でも水素爆発の可能性を指摘したが、爆発しても原子炉本体には問題ないと説明した。これに対し、後藤氏は安全と断言できないと否定した。1号機では建屋を吹き飛ばす方向に働いたが、それは運が良かっただけである。但し、爆発自体を過度に危険視する必要はない。問題は炉心が冷やせなくなること、格納容器が損傷することの2点である。
http://www.pjnews.net/news/794/20110313_11

放射能が放出されたならば手の打ちようがない。風や雨という気象条件に左右される。一部の放射性物質は水の噴射で落とすことはできるが、放射性物質にも色々あり、一部減らすことができるというレベルである。チェルノブリイではシミュレーション通り拡散しなかった。雨雲の関係で距離的に離れた場所が高濃度に汚染されるホットスポットが出現している。そのため、何キロメートル離れていれば安全という話にはならない。

福島原発で問題が発生した理由については、地震や津波など設計時に想定していた条件を超過したためとした。炉心が冷却できるかが今後のポイントであるが、冷却にもリスクがある。圧力が加わっているところに温度が急激に低下すると容器が割れる危険もある。責任論については、これまで本音で議論しなかったことが問題とする。「これ以上の地震は起きない」などのバイアスをかけた条件設定が今日の危機を招いたと主張した。【了】

『大切なことはすべて君が教えてくれた』第8話:林田力

林田力「『大切なことはすべて君が教えてくれた』第8話、生徒達の爽やかさ」リアルライブ2011年3月12日
 フジテレビの月9ドラマ『大切なことはすべて君が教えてくれた』第8話「辞職」が、3月7日に放送された。月9なのに昼ドラのようなドロドロ展開が話題のドラマであるが、生徒達が爽やかな感動を与えてくれる。

 戸田恵梨香と三浦春馬のダブル主演ドラマであるが、気持ちはあるのに変な理屈でくっつかない二人にイライラさせられる視聴者も多い。今回は周囲の期待に応えるだけだった優等生的な教師・柏木修二(三浦)が自分で考えて発言するという精神的成長が見られる大切なシーンであった。しかし、それまでの佐伯ひかり (武井咲)への言動の一貫性が欠け、感情移入し難い。上村夏実(戸田恵梨香)と別れてまで、ひかりを支えると言った割には、ひかりは何も救われていない。
 むしろ、ひかりは事故死した姉と向かい合うための旅行を計画するなど、自分一人で乗り越えようとしている。まるで大切なことは他人から教えてもらうことではないというメッセージが込められているようである。実際、優柔不断な大人達と比べ、このドラマの生徒達は賢い。
 ひかりの親友の園田望未(剛力彩芽)は「辛い時に、悲しい顔して何か変わった? 私は笑ってきた。そしたら何とかなった」と、ひかりを励ます。それを聞いた児玉賢太郎(中島健人)や平岡直輝(菅田将暉)ら同級生も元気を出す。
 また、川本万里(石橋菜津美)は修二を軽蔑する母親に対し、「ダメな大人がいるから私たちは前に進める。信頼出来るダメな大人が必要なの」と反論する。大人以上に人生を悟っている高校生である。
http://npn.co.jp/article/detail/96153774/
 このドラマで最も株を上げた役者は主演の二人ではなく、武井咲である。特徴的な声やメジカラを印象に残した視聴者も多い。修二と夏美の幸せを壊した、ひかりという役柄に対するバッシングはあるが、憎まれることは役を演じきった証拠である。一方で、望未役の剛力彩芽は大変な家庭環境にありながら、明るさを忘れない役柄を爽やかに演じている。かつての広末涼子や上戸彩を想起させるピュアさがある。
 夏実が好きな生徒役の菅田将暉も、お調子者の雰囲気を出しながら夏美のことを真剣に考えている生徒を好演している。夏実は修二ではなく、彼と結ばれた方が幸せになるのではないかとの視聴者の声もあるほどである。今回のドラマは華のある役者がないと言われるが、若手俳優のアピールの場になった。

 今回の内容で修二と夏美の二人が相思相愛であることが改めて確認された。夏美の親友・東堂さやか役の篠田麻里子(AKB48)は自らの公式ブログ『篠田 麻里子 Diary』の3月9日付記事「大切なこと」で、ドラマの撮影がオールアップしたと報告している。そこに掲載された撮影現場の写真は結婚式を連想させるものである。最後には二人の結婚を予想したくなるが、どのような形で結ばれるか予想できない。
(林田力)

東日本大震災のチェーンメールと関東大震災の流言飛語

総務省は2011年3月13日にチェーンメールへの注意喚起を呼びかけた。災害時の混乱を利用した流言飛語に警戒することは正しいが、同時に不都合な事実を隠す政府や企業の情報統制にも注意する必要がある。
総務省の「東北地方太平洋沖地震に関するチェーンメール等にご注意ください。」と題する文書では「地震に関連して、チェーンメール、電子掲示板、ミニブログ等で誤った情報が流れています。」とし、「報道や行政機関のウェブサイト等の信頼できる情報源で真偽を確かめ、これらのチェーンメール等に惑わされないようにしましょう。」と述べる。
関東大震災では「朝鮮人が井戸に毒を投げた」などの事実無根のデマが流され、多数の朝鮮人が軍隊や警察、住民が組織した自警団などによって虐殺された。この歴史を踏まえれば無責任なデマを警戒することは正しい。しかし、関東大震災の朝鮮人虐殺は混乱した群衆の自然発生的な暴挙ではなく、官憲の意図、少なくとも容認があったとの見解が主流である。
内務省警保局長は震災後の1923年9月3日に「東京附近の震災を利用し、朝鮮人は各地に放火し、不逞の目的を遂行せん」と各地に打電している。日本政府が率先してデマを流布していたことが実態である。関東大震災の朝鮮人虐殺という不幸な歴史から正しい教訓を導き出すならば「政府の情報宣伝に注意せよ」ということになる。
無責任なチェーンメールとしてマスメディアが槍玉に挙げたものはコスモ石油千葉製油所の炎上についてのものである。チェーンメールでは「千葉の製油所、製鉄所の火災の影響で、千葉・首都圏では化学薬品の含まれた雨が降ることが予想されます。傘やレインコートの使用をお願いします」などの内容が書かれている。
これに対し、コスモ石油では12日付で「千葉製油所関連のメールにご注意ください」と題する文書を掲載し、「このような事実はありません」と否定した。そこでは以下のように説明する。
「タンクに貯蔵されていたのは『LPガス』であり、燃焼により発生した大気が人体へ及ぼす影響は非常に少ないと考えております。」
コスモ石油の発表を受け、マスメディア各社は「有害物質の雨」をデマ情報として大々的に報道した。しかし、その後も同種のメールは出回っている。記者は、千葉のコスモ石油で働いている方から3月12日18時に警告を受けたというメールを受け取った。3月12日18時となると、デマ情報と報道された後であり、新たに確認された情報と考える人も出るだろう。
チェーンメールはコスモ石油の従業員の話とされているものも多く、それが騙りであるならば、コスモ石油が迅速に否定したことは適切である。一方で政府やマスメディアがデマ情報として過度に敵視することは疑問である。
コスモ石油の発表では「人体へ及ぼす影響は非常に少ない」としており、皆無ではないことになる。仮にLPガスの燃焼で発生する成分が無害であるとしても、それらの成分が大気中に漂う他の成分と化学反応して有害な物質にならないとは誰も保証できない。現実に酸性雨という問題が起きている。雨に注意して、雨に触れないようにすることは酸性雨対策でも主張されている。チェーンメールがコスモ石油などを騙っているならば、その限りでは悪質であるが、内容は誰に迷惑をかけものではない。この点で「朝鮮人が井戸に毒を投げた」のデマとは決定的に異なる。
政府が誠実に危険情報を開示しているかは批判されているところであるが、政府には危険が確認されて初めて危険と発表するという限界がある。それ故に政府が危険としていないということは、危険ではないことを意味しない。各人が自己責任の範囲で予防策を講じることは非難されるべきことでもないし、それを他人に推奨することも否定されることではない。
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『東急不動産だまし売り裁判 こうして勝った』著者 林田力
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福島第一原発三号機で水素爆発

福島第一原発三号機で水素爆発
福島第一原発三号機で水素爆発。三号機は猛毒のプルトニウムを使用しており、一号機の爆発以上の被曝被害が懸念される。
百キロ離れた上空を飛翔中の米軍ヘリコプターが被曝したとの報道もある。既にフランス大使館は自国民に関東地方からの退去を求めている。

福島第一原発吹き飛ぶ

福島第一原発吹き飛ぶ
福島第一原発の建物が吹き飛んでいることが明らかになった。放射能が広範囲に拡散している可能性が高い。関東地方の安全性について全く言及されていない政府の姿勢は問題である。爆発ではなく、爆発的事象と表現する点も姑息である。避難中の住民に被爆者が出ており、避難指示のタイミングが適切であったか、疑問である。

あらゆる元気を失わないで

私も下記の感性への共感を表明します。戦時中に政府批判する奴は「非国民」という思想と同じです。日本人は非常時ということで思考停止してしまう傾向が強いです。関東大震災は日本の全体主義(ファシズム)の促進剤となりました。同じ愚を繰り返してはなりません。
> > 「今更マスコミや政府、原発の批判をしないでください」
> > ゲロゲロ〜。
> > プロ奴隷養成の美辞麗句ですね。
> > なんで批判しちゃいけないんだろうね。
> > 批判する奴は「非国民」だからですかね。
『東急不動産だまし売り裁判 こうして勝った』著者 林田力
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2011年3月13日日曜日

記者会見第2回目の情報

発言者同士が対立関係といっても、見解(政府の避難指示は遅すぎたか、やむを得ないか)の対立です。両者とも原子力行政には携わっていないので、「原子力行政の矛盾の一端」ということにはならないと思います。「発言者同士の関係性も貴重なニュースになる」という点は否定しませんが、あの場だけから判断するならば主観的憶測に踏み込むことになります。
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自治体のガイガーカウンタ

幾つかの自治体ではガイガーカウンタの測定結果をネットで公開しています。
北海道 http://www.genshi.pref.hokkaido.jp/
青森県 http://gensiryoku.pref.aomori.lg.jp/atom/index.html
茨城 http://www.houshasen-pref-ibaraki.jp/present/result01.html
新潟県 http://www.k4.dion.ne.jp/~ngtl-rad/
江東区 http://www.ustream.tv/channel/geiger-counter-tokyo
日野市 http://park18.wakwak.com/~weather/geiger_index.html
静岡 http://www.hoshasen.pref.shizuoka.jp/rr-condition/index.html
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放射能を防ぐこと

BBCが福島原発周辺の警察の写真を掲載しています。日本では報道されていませんが、尋常でない事態であることが分かります。
Japan fears second reactor blast
http://www.bbc.co.uk/news/world-12723092
米軍も救助を中止しています。
米空母、宮城沖に到着 原発懸念か、ヘリ救助活動は中止
http://www.asahi.com/special/10005/TKY201103130191.html
米軍ヘリ8機による岩手県陸前高田市の孤立住民約600人の救助も予定されていたが、中止になった。ヘリは同日午後、米海軍厚木基地を離陸したが、引き返した。理由は明らかになっていないが、関係者によると、福島原発事故による救援活動への影響を、米軍側が見極めている可能性がある。

福島第一原発は既に大きく壊れている可能性(追補あり)
http://news.livedoor.com/article/detail/5410871/

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Re: 放射能測定器

> 各県庁、市町村には防災対策用として放射能測定器が用意されている、とのことです。
原子力発電所のある自治体に限定されるのではないでしょうか?
福島原発が放出した放射性物質の影響で宮城県の女川原発の放射線量が上がったように近隣の原子力施設の値を監視することが有効と思います。関東地方への影響は、東海村で確認できます。
また、茨城県災害対策本部が13日に福島県境に近い北茨城市役所に放射線監視装置(モニタリングポスト)を設置したと報道されています。「今のところ影響はない」としています。

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『美しい隣人』第9話、ダメ夫の渡部篤郎と壊れる妻の檀れい:林田力

林田力「『美しい隣人』第9話、ダメ夫の渡部篤郎と壊れる妻の檀れい」リアルライブ2011年3月11日
 フジテレビ系ドラマ『美しい隣人』第9話「零れたミルク」が3月8日に放送された。『美しい隣人』は幸せな家庭が美しい隣人によって崩壊させられるサスペンスであるが、今回は沙希(仲間由紀恵)が駿(青山和也)を連れ去るという一線を越えた行動で幕を開けた。このまま沙希の暴走が予想されたものの、意外にもあっさりと解決した。しかし、沙希が暗躍を止めても、家族は自壊していく。「覆水盆に返らず」を連想させるタイトル通りの展開であった。

 まず夫の慎二(渡部篤郎)がダメ人間である。「やり直そう、何でもするから」と言いながら、妻が受け入れなければ切れてしまう。子どもの誘拐の警察への訴えを妻に一人で行かせている。会社では海外赴任の話が白紙になる。それも慕われていた部下・真下亜美(藤井美菜)に密告されたような描写になっている。

 渡部篤郎はテレビドラマ『白夜行』ではヒモ的なクズ男・松浦勇を演じていた。映画『重力ピエロ』では病的で自己中心主義的な犯罪者・葛城由紀夫を演じた。『美しい隣人』では冒頭の優しいパパのメッキがはがれたダメ夫を好演している。
http://npn.co.jp/article/detail/09588340/

 息子の駿も不気味である。タイトルの「零れたミルク」は直接的には駿が何度もコップに入れられた牛乳をこぼしてしまうことを指している。沙希は連れ去った駿に「ママは本当のママじゃない」と吹き込む。普通の子どもは「嘘だ」と反論しそうであるが、駿は「そうなの」と平常心で応じている。この息子の反応が絵里子(檀れい)の崩壊のトリガーになった。

 一番の注目は妻の絵里子(檀れい)の崩壊である。穏やかで幸福そうな主婦が様変わりした。沙希への恐怖と怒りに常に支配され、慎二を激しく責め立てる。夫は許せないが、沙希の思うツボになりたくないとの意地から表面的には幸せな家族を演じ続ける。そして息子の言葉に発狂した絵里子は物凄い形相で醤油瓶を投げつけ、家を飛び出す。

 これまで『美しい隣人』は仲間由紀恵のミステリアスな演技に支えられてきたと言っても過言ではない。ところが、その仲間の登場シーンは今回、減少してしまった。その穴を檀れいが見事に埋めた。「自分と絵里子が同じ」という沙希の言葉を裏付けるような壊れ方である。次回は遂に最終回「勝つ女」である。どちらが勝つのか、結末に目が離せない。
(林田力)

日の丸・君が代は国旗・国歌にふさわしいか改訂版

日の丸(日章旗)・君が代は日本国の国旗や国歌にふさわしくない。国旗や国歌は国家の象徴(シンボル)である。日本国のあり方を定めているものは日本国憲法である。日本国憲法の原理は基本的人権の尊重、主権在民、平和主義である。従って、日本国の国旗・国歌は、それらの原理を象徴するものでなければならない。
問題にしていることは日の丸や君が代の象徴としての意味であって、日の丸のデザインや君が代の音楽性の良否ではない。日の丸や君が代に反対する人々は基本的に、その歴史的に付与された意味合いに対して、反対している。もともとの日の丸には侵略戦争のイメージはなく、君が代には天皇崇拝のイメージはなかったかもしれない。しかし、そのようなイメージが付与されたものであることが問題である。
アメリカ合衆国の国旗「星条旗」、国歌「星条旗」は必然的に独立戦争を連想させる。フランス共和国の国旗「トリコロール」、国歌「ラ・マルセイエーズ」はフランス革命を連想させる。そこから独立宣言や人権宣言につながる。アメリカ国民やフランス国民にとって国旗や国歌は自由や民主主義の象徴になっている。それ故に国旗や国歌の尊重が正当化される。
これは他の国々でも同じである。多くの発展途上国において近代化の歴史は反植民地主義闘争で始まった。独立を求める闘いが自由や民主主義を求める闘いであった。独裁権力に対する反政府デモが国旗を振りかざしているシーンを目にする。彼らにとって国旗は国家権力の象徴ではなく、民族の独立や自由・民主主義の象徴だからである。
ところが、日の丸や君が代は日本国憲法が否定した天皇専制政府の象徴であった。それを戦後も国旗や国歌としたために矛盾が生じる。日本で自由や民主主義を求めるデモが日の丸を振りかざすことは考えられない。日本国憲法の目指す日本国の象徴としてふさわしくないからである。
星条旗やトリコロールが象徴する米国やフランスの実態から、その偽善や欺瞞を批判することは容易である。しかし、米国やフランスの実態への批判は、アメリカ独立戦争やフランス革命の理想から逸脱したための批判であって、理想の輝きは失われない。これは日の丸や君が代とは決定的に異なる。
日の丸や君が代は侵略戦争や天皇崇拝という否定すべき理念のシンボルになっていることが問題である。この点で日本は、第三帝国のシンボルであったハーケンクロイツを徹底的に否定したドイツとは決定的に異なる。それ故に日本人が自由と民主主義のシンボルとしてふさわしくない国旗や国歌を有していることを恥じることは正当である。
否定すべき体制のシンボルであっても、新しい意味を付与して再生させることもできる。トリコロールの白も元々はフランス王家を象徴していた。パリ市民と王家の和解を示すトリコロールは後のフランス革命の経過からすれば否定すべき中途半端さを有していたが、今では自由・平等・博愛のシンボルになっている。
後から付されたイメージならば後から変更することも不可能ではない。それ故に戦前の国旗・国歌というだけで否定すべきではないという見解にも三分程度の理はある。日の丸や君が代を日本国憲法の価値観に相応しいシンボルに再定義していくことは理論的には不可能ではない。しかし、そのような努力がなされていない以上、歴史的に付与されたイメージから日の丸や君が代を批判することは正当である。
日の丸や君が代を国旗・国歌として推進する側の論拠は「伝統」であって、その「伝統」は日本国憲法が否定したものである。結局のところ、日の丸・君が代推進は戦前的価値観を復活させる反動的な運動になる。基本的人権の尊重や主権在民、平和主義を重視する市民は日の丸や君が代に否定的になることは当然である。
しかし、日本国憲法も矛盾を抱えている。日本国憲法自身が天皇を日本国の象徴と定めている。日本国憲法が否定した天皇専制政府の元首を、そのまま象徴にしてしまった。世襲制の天皇の存在は日本国憲法の定める法の下の平等に反する上、歴史的に天皇が基本的人権の尊重や主権在民、平和主義の体現者として役割を果たした訳でもない。
日本国憲法は日本の歴史において画期的な存在であり、現代の日本人でも十分に消化できていないが、当然のことながら歴史的制約は免れない。日の丸・君が代に反対する側も護憲を旗印とするために天皇制の問題を深められていないという限界がある(林田力「中井洽の非礼発言と天皇制の対立軸化(下)」PJニュース2010年12月5日)。
http://www.pjnews.net/news/794/20101202_5
日本国憲法自身が否定すべき前体制との連続性を完全に断ち切れていないならば、前体制のシンボルである日の丸・君が代を国旗・国歌としても不都合ではないとの論理も成り立ってしまう。結局のところ、日本国そのものが前体制を断罪できない中途半端さを抱えている。この現実を踏まえ、少なくとも日の丸・君が代を強制されない自由を諸外国以上に広範に認めることが必要である。
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『東急不動産だまし売り裁判 こうして勝った』著者 林田力
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Fw:できるだけ転送お願いしますm( __)m

節電はいいことですが、関西電力からの節電の呼びかけはチェーンメールのようです。
善意を装ったチェーンメールは無視すべし!
http://minkara.carview.co.jp/userid/267137/blog/21759863/
> ・本当の話なら個人ではなく代表者がマスメディアやHPで協力をお願いするはず。
> 無責任な"自称一勤務者のたわごと"を携帯メールでだす意味は、イタズラだろう。
> ・周波数が静岡の西60Hzと静岡の東50Hzで異なるので、周波数変換が必要。
>  静岡の佐久間周波数変換所の能力は最大30万キロワット
>  新信濃変電所の変換能力が60万キロワット
>  東清水変電所はまだ10万キロワットらしい。
>  →合計で100万キロワットしか融通できない。
>  交流の周波数が僅かでもずれたら、波が打ち消しあって電力が落ちるから電気の融通は難しい。
>  もし60Hzに対し1Hzもずれたなら1分間で1秒ほど電圧がゼロになるだろう。
>  だから厳密に周波数を合わせる必要がある。

『東急不動産だまし売り裁判 こうして勝った』著者 林田力
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原子力資料情報室が福島原発に関する緊急記者会見開催:林田力

【PJニュース 2011年3月13日】特定非営利活動法人原子力資料情報室が2011年3月12日20時から福島原発に関する緊急記者会見を開催した。原子力発電所の設計者を含む5名から政府の発表やマスメディアの報道では触れられない福島第一、第二原子力発電所の深刻な状況について説明がなされた。

会見内容は動画サイト「ユーストリーム」でも中継された。当初は自由報道協会との共催という形で計画されたが、通信状態が悪く、自由報道協会内部のコンセンサスが得られなかったために上記の形になった。

最初の発言者は上澤千尋氏(原子力資料情報室・原子力安全問題担当)である。上澤氏は政府の発表が実態とは異なり、もっと深刻であると批判した。

第二の発言者は後藤政志氏(東芝・元原子炉格納容器設計者)である。今回は冷却用の非常用ディーゼル発電機が使用できなくなったことが原因である。非常用ディーゼル発電機は文字通り、非常用に使用するもので普段使用していないものである。普段使用していない機械を稼働させる場合は稼働に失敗しやすい。そのために非常時を想定して定期的に稼働確認をするなどの対策をすると説明した。

後藤氏は15時半ごろに起きた福島第一原発の爆発が数時間後に発表されたことが信じられないと、政府や東京電力の隠蔽体質を批判した。これまで後藤氏は柴田宏行というペンネームで活動したが、今回初めて実名で会見した。それだけ福島原発の問題に怒りを抱き、重大な覚悟で会見に臨んでいるという。
http://www.pjnews.net/news/794/20110312_4

第三の発言者は田中三彦氏(日立バブコック・元原子力圧力容器設計者・サイエンスライター)である。よく地震時に原発が自動停止したと報道されるが、これは安全ということを意味しない。制御棒を入れて連鎖反応を止めているだけであり、熱発生は止まらないと説明した。

第四の発言者は海渡雄一・弁護士(浜岡原子力発電所運転差止弁護団)である。海渡氏が訴訟代理人になっている浜岡原発運転差止訴訟では東海地震の発生で浜岡原発が重大な事故を起こし、日本国民の生命身体に甚大な被害が発生すると主張している。地震時の電源不足による事故発生の危険性は浜岡原発所運転差止訴訟で指摘済みであると主張した。

福島県は12日の18時半頃になって避難指示を半径20キロメートル圏内に拡大したが、これを遅過ぎると海渡氏は批判した。「念のため」ではなく、当然しなければならない避難であった。この点について最後の発言者の伴英幸氏(原子力資料情報室・共同代表)は先例のない中では迅速であったと政府に理解を示した。しかし、海渡氏は炉心が冷却できなくなっていることは前日に判明しているはずであり、その時点で対処すべきと反論した。
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感情失禁の描写

感情失禁の描写
林田力がマイブックルから電子出版した小説「歌手」には感情失禁のエピソードが掲載されている。何気ない出来事の中から感情失禁に至る心情を描写する。
ここで一句。
悪東急 すべてが悪徳不動産 だまし売りして消費者いたぶる
だまし売り 無駄に宣伝 無駄に売り 東急リバブル そのものが無駄
悪東急 問題マンションだまし売り 消費者運動 正義の鉄槌
悪東急 だまし売りして 赤っ恥
悪東急 悪徳地上げ屋 瓜二つ

2011年3月12日土曜日

Re: 福島第1原発周辺住民、少なくとも3人被曝 県が発表

15時半頃に爆発が起きたとされますが、マスメディアでの放送は16時半頃からで、半径20キロ圏に避難域に拡大したのは18時半頃ですので、周辺住民には15時半以降に何も知らずに被爆した人も多いのではないかと推測します。直後に屋内への避難呼びかけなどで被爆を多少は防げた人もいたかもしれません。政府発表は完全に後手に回りました。パニックを恐れているならば悪質です。

『相棒season9』過去の事件やキャラと連動した最終回:林田力

林田力「『相棒season9』過去の事件やキャラと連動した最終回」リアルライブ2011年3月10日
 テレビドラマ『相棒season9』最終回「亡霊」が、3月9日に放送された。人気シリーズの最終回にふさわしく、過去の事件やキャラクターと連動する重厚なストーリーであった。
 最終回では死刑囚・本多篤人(古谷一行)の秘密裏の釈放にまつわる国家の陰謀に迫る。本多は数多くのテロ事件に関与した左翼過激派・赤いカナリア幹部で、その娘の早瀬茉莉(内山理名)と共にSeason8の第1話「カナリアの娘」に登場した。
 他にも瀬戸内米蔵・元法務大臣(津川雅彦)や片山雛子・衆議院議員(木村佳乃)が登場し、初代相棒である亀山薫(寺脇康文)の名前も言及された。さらに『劇場版II-警視庁占拠! 特命係の一番長い夜』で死亡した小野田公顕・警察庁官房室長(岸部一徳)も登場し、その思いが明かされる。

 単純に過去のエピソードやキャラクターと関係させるだけでなく、レギュラー陣の成長が見られる点が興味深い。「カナリアの娘」では杉下右京(水谷豊)と神戸尊(及川光博)は相棒になり始めた当初であり、二人の関係はギスギスしていた。神戸の質問「今どちらにいらっしゃいます」に対し、右京が「言いたくありません。いちいち君に指図されるのは不愉快ですから」と答えるやり取りもあった。それが今回は右京が神戸に小野田官房室長の墓参りに誘っている。二人が文字通り相棒になったことを象徴する。

 根強いファンがいる割には活躍が少なくなっているトリオ・ザ・捜一も今回は上層部と対立するなど見せ場があった。但し、上層部の決定に納得のいかない伊丹憲一(川原和久)は独自に調査するものの、調べた情報を特命係に教えるだけで、「俺は死にたくないので」と自らは手を引く。保身に走るのは伊丹刑事らしくない。もし亀山が存在していたならば、亀山への対抗心から上記のような発言は絶対になかったであろう。一方で特命係と役割分担し、特命係を操縦するようになったと見ることも可能である。
http://npn.co.jp/article/detail/24490452/

 小野田官房室長の遺言とも言うべき思いは「私の目の黒いうちは、誰一人殺させません」であった。もともと小野田は外務省公邸人質監禁・篭城事件で強行突入を命じ、人質と警察官に死者を出してしまう。これが粘り強い交渉で解決を目指した右京との確執の原因であり、左遷部署「特命係」誕生の背景であった。人命よりも迅速な解決を目指して右京と対立した小野田が最終回は死者を出さないことを目指していた。劇場版では右京との価値観の相違が強調されていたが、ここでは右京と同じ立場になっている。

 その小野田の死亡は恐らく今後制作されるであろう『相棒season10』にとって、大きな損失である。最終回で小野田の仕事を引き継いだ片山議員がseason10での巨悪的存在になりそうである。しかし、片山議員は現時点では小野田のように愛憎半ばするキャラクターとは言えない。『相棒season10』が放送されるならば、小野田の代わりになるようなキャラクターが登場するかにも注目である。
(林田力)

Re: 福島第1原発、1号機炉心溶融はじまる

今回の問題は冷却作業用の電源不足が原因です。地震時に運転を停止すれば後は誰かが何とかしてくれるという無責任体質です。広範囲な災害を想定していなかった人災です。原発事故の事例として並べることが恥ずかしくなるほど、みっともない事故と思います。もっともチェルノブイリ事故も、バケツ作業のJCO事故も原因は唖然とするほど杜撰なものでした。真実を隠すことによって成り立つ原子力発電の体質を反映しているように感じられます。
在日米軍による冷却材輸送を日本政府が断ったとの報道があります。もはや冷却材でどうにかできる状況ではないのでしょうか?
> かつて、原発建設に対し、大地震、大津波のときに、冷却中断に対してどうするのだと質問しつづけてきました。
> しかし、電力会社は、「大丈夫、大丈夫、絶対大丈夫だ」、と言い続けてきましたが、今回、炉心溶融事故をおこしてくれました。
『東急不動産だまし売り裁判 こうして勝った』著者 林田力
http://www12.atpages.jp/~hayariki/haya/

Re: 地震に負けるな、自報協の事務所開き

> その心は、決して自粛ムードに流されたらあかん、ちゅーこっちゃ。
同感です。市民団体の集会も延期するところが多いです。会場の都合(被災箇所の点検)という仕方ない理由はありますが、日本人は非常時ということで思考停止してしまう傾向が強いです。関東大震災は日本の全体主義(ファシズム)の促進剤となりました。同じ愚を繰り返してはなりません。
また、今回の地震は大きな被害をもたらしたことは事実ですが、西日本では状況が異なることも事実です。日本全国を対象とする団体は東京中心主義に陥らないようにする必要があります。
『東急不動産だまし売り裁判 こうして勝った』著者 林田力

Re: 在日米軍が出動する可能性も

原子力空母「ロナルド・レーガン」を三陸沖に向かわせているとのことです。救助を行う自衛隊のヘリコプターの被災者収容や給油の拠点とする目的です。この空母「ロナルド・レーガン」は米韓合同演習「フォール・イーグル」に参加しています。
一方で、米国務省は米国民に日本への渡航を自粛するように要請しています。「強い余震が数週間続く恐れが強い」としています。
『東急不動産だまし売り裁判 こうして勝った』著者 林田力
http://book.geocities.jp/hedomura/
http://hayariki.webnode.com/

日の丸・君が代問題

日の丸・君が代問題
問題にしていることは日の丸や君が代の象徴としての意味であって、日の丸のデザインや君が代の音楽性の良否ではない。日の丸や君が代に反対する人々は基本的に、その歴史的に付与された意味合いに対して、反対している。もともとの日の丸には侵略戦争のイメージはなく、君が代には天皇崇拝のイメージはなかったかもしれない。しかし、そのようなイメージが付与されたものであることが問題である。
後から付されたイメージならば後から変更することも不可能ではない。従って、日の丸や君が代を日本国憲法の価値観に相応しいシンボルに再定義していくことも理論的には不可能ではない。しかし、そのような努力がなされていない以上、歴史的に付与されたイメージから日の丸や君が代を批判することは正当である。

2011年3月11日金曜日

Re: 3月12日,13日『原発いらん」他 JR 三ノ宮駅前情宣

藤田祐幸氏がテレビに電話出演し、既にメルトダウンが起きている可能性を示唆していました。
この件で原発が災害に弱く、リスクが高いものであることが改めて裏付けられました。
http://hayariki.jakou.com/a/e.htm

悪徳不動産対策マニフェスト採用

悪徳不動産対策マニフェスト採用
市民のマニフェストに悪徳不動産業者対策が採用された。グリーンウッドの宅地建物取引業違反などを受けて、宅建業法違反業者の迅速な処分と周知公表の徹底が盛り込まれた。グリーンウッド新宿店では賃貸借契約書に記載なく、退室立会費を受領したなどとして業務停止処分を受けたが、被害者への謝罪がないなどの理由で市民団体から批判されている。

『トリコ』第13巻、足手まといキャラを冒険に参加させる必然性:林田力

林田力「『トリコ』第13巻、足手まといキャラを冒険に参加させる必然性」リアルライブ2011年3月10日
 島袋光年が週刊少年ジャンプで連載中のグルメ・アクション漫画『トリコ』第13巻が、3月4日に発売された。この巻では前巻からの続きであるオゾン草編から始まり、主人公トリコがシェフ・小松と正式にコンビを組み、未知の世界・グルメ界の奥深さを知る。トリコと小松がグルメ界を冒険するという今後予想される本筋の出発点となった。

 『トリコ』はバトルを軸とする少年ジャンプの王道マンガであるが、小松の存在が良い味を出している。優れた王道マンガはバトル中心であっても、主人公の周囲にはバトル向きではないキャラクターを登場させることが多い。たとえば鳥山明『ドラゴンボール』のブルマである。

 強いキャラクターしか登場しない弱肉強食の世界は少年マンガの世界観として味気ない。それ故にバトルや冒険に足手まといになったとしても、バトル向きではないキャラクターを主人公と一緒に行動させる。そのようなキャラクターが足手まといになるエピソードを加えることが物語に起伏を与えることになる。
 一方でバトル向きでないキャラクターを危険な冒険に参加させることはリアリティに欠ける。そのためにバトル向きではないキャラクターを登場させない作品も多い。岸本斉史『NARUTO -ナルト-』はヒロインのサクラも戦闘員である。尾田栄一郎『ONE PIECE』ではナミやウソップがバトル向きではないキャラクターに近かったが、今はかなり強くなった。それでも主人公や強敵との相対的な力の差によって、バトル向きではないキャラクターに近い役回りを果たすことになる。
http://npn.co.jp/article/detail/02005374/

 あくまでバトル向きではないキャラクターを冒険に参加させるならば、何らかの理由付けが望まれる。たとえばブルマにはドラゴンボールを探すドラゴンレーダーの開発者という設定があった。一方で理由付けを深めずに、物語の成り行きや主人公との腐れ縁で足手まといキャラを冒険に参加させる作品も多い。
 『トリコ』の小松も成り行きという面が強かったが、この巻では食材の声を聞くというトリコには欠ける能力を発揮した。これまでも小松はシェフとして食材を調理する能力を発揮していた。しかし、今回のエピソードはトリコを拒絶したオゾン草の声を小松が聞いたという点で相互補完するコンビとして象徴的な意味を有している。
(林田力)

2011年3月10日木曜日

Re: 裁判どうでした?

お疲れ様です。ガソリン代の急速な値上げで大変と思います。
相続裁判では興味深い証言がありました。平成19年9月7日の臨終間際に、母親は喉に痰を絡めてしばらくの間ゼエゼエしていました。その時にナースコールのブザーを持っていたのは被告ですが、原告は被告がナースコールのブザーをすぐには押さなかったと主張しています(原告第5準備書面9頁、原告第3準備書面7頁、原告第2準備書面6頁)。
これに対して、被告申請証人の次女は看護師が来るのが遅かったために痰の吸引が間に合わなかったと証言しました。病院に責任を求めるような口ぶりでした。次回は5月19日10時半から712号法廷で口頭弁論が行われます。

日の丸・君が代は国旗・国歌にふさわしいか

日の丸(日章旗)・君が代は日本国の国旗や国歌にふさわしくない。国旗や国歌は国家の象徴(シンボル)である。日本国のあり方を定めているものは日本国憲法である。日本国憲法の原理は基本的人権の尊重、主権在民、平和主義である。従って、日本国の国旗・国歌は、それらの原理を象徴するものでなければならない。
アメリカ合衆国の国旗「星条旗」、国歌「星条旗」は必然的に独立戦争を連想させる。フランス共和国の国旗「トリコロール」、国歌「ラ・マルセイエーズ」はフランス革命を連想させる。そこから独立宣言や人権宣言につながる。アメリカ国民やフランス国民にとって国旗や国歌は自由や民主主義の象徴になっている。それ故に国旗や国歌の尊重が正当化される。
これは他の国々でも同じである。多くの発展途上国において近代化の歴史は反植民地主義闘争で始まった。独立を求める闘いが自由や民主主義を求める闘いであった。独裁権力に対する反政府デモが国旗を振りかざしているシーンを目にする。彼らにとって国旗は国家権力の象徴ではなく、民族の独立や自由・民主主義の象徴だからである。
ところが、日の丸や君が代は日本国憲法が否定した天皇専制政府の象徴であった。それを戦後も国旗や国歌としたために矛盾が生じる。日本で自由や民主主義を求めるデモが日の丸を振りかざすことは考えられない。日本国憲法の目指す日本国の象徴としてふさわしくないからである。
否定すべき体制のシンボルであっても、新しい意味を付与して再生させることもできる。トリコロールの白も元々はフランス王家を象徴していた。パリ市民と王家の和解を示すトリコロールは後のフランス革命の経過からすれば否定すべき中途半端さを有していたが、今では自由・平等・博愛のシンボルになっている。
それ故に戦前の国旗・国歌というだけで否定すべきではないという見解にも三分程度の理はある。しかし、問題は日の丸や君が代を日本国憲法体制の象徴として再定義する努力がなされていないことである。
日の丸や君が代を国旗・国歌として推進する側の論拠は「伝統」であって、その「伝統」は日本国憲法が否定したものである。結局のところ、日の丸・君が代推進は戦前的価値観を復活させる反動的な運動になる。基本的人権の尊重や主権在民、平和主義を重視する市民は日の丸や君が代に否定的になることは当然である。
しかし、日本国憲法も矛盾を抱えている。日本国憲法自身が天皇を日本国の象徴と定めている。日本国憲法が否定した天皇専制政府の元首を、そのまま象徴にしてしまった。世襲制の天皇の存在は日本国憲法の定める法の下の平等に反する上、歴史的に天皇が基本的人権の尊重や主権在民、平和主義の体現者として役割を果たした訳でもない。
日本国憲法は日本の歴史において画期的な存在であり、現代の日本人でも十分に消化できていないが、当然のことながら歴史的制約は免れない。日の丸・君が代に反対する側も護憲を旗印とするために天皇制の問題を深められていないという限界がある(林田力「中井洽の非礼発言と天皇制の対立軸化(下)」PJニュース2010年12月5日)。
http://www.pjnews.net/news/794/20101202_5
日本国憲法自身が否定すべき前体制との連続性を完全に断ち切れていないならば、前体制のシンボルである日の丸・君が代を国旗・国歌としても不都合ではないとの論理も成り立ってしまう。結局のところ、日本国そのものが前体制を断罪できない中途半端さを抱えている。この現実を踏まえ、少なくとも日の丸・君が代を強制されない自由を諸外国以上に広範に認めることが必要である。
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『東急不動産だまし売り裁判 こうして勝った』著者 林田力
http://book.geocities.jp/hedomura/
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叶姉妹にパフパフしてもらう大島優子

「叶姉妹にパフパフしてもらう大島優子」リアルライブ2011年3月9日
 3月7日のフジテレビ系音楽番組『HEY!HEY!HEY!』において、AKB48の大島優子が叶姉妹の胸の谷間に顔をうずめる衝撃のシーンが放送された。

 大島はAKB48の派生ユニット「Not yet」として出演し、トークコーナーで叶姉妹と会った時の動画を流した。「Not yet」は大島と北原里英、指原莉乃、横山由依の「超最強ユニット」で、3月16日リリースの新曲「週末Not yet」も披露した。

 大島は昔から叶姉妹に憧れており、会いたかったという。念願かなった大島は叶姉妹の美しさに感嘆する。叶姉妹は緊張する大島にフランクに接し、大島の以下のような大胆なお願いにも笑顔で応じた。
 「胸の谷間に手を入れてみたい」
 「胸の谷間に、顔をうずめてみたい」
 「キスをしてほしい」
 大島の願望は変態エロオヤジ的である。同じAKB48の篠田麻里子は大島がオヤジくさいと指摘する。大島はメンバーの二の腕や尻、太モモを触ることが好きなためである。公式ブログ「ゆうらり ゆうこ」でも大島は2011年1月29日の記事「ノットイェット」で衣装担当の女性の胸をわしづかみした写真を掲載し、「癒されます」と記している。この点で叶姉妹とのやり取りは大島らしさが前面に出た映像であった。
http://npn.co.jp/article/detail/37429859/
http://news.livedoor.com/article/detail/5400682/

 叶姉妹に願望を満たしてもらった大島は満面の笑みを浮かべていた。観ている視聴者が楽しくなるほど幸せそうであった。「Not yet」メンバーからもAKB48でも見せない笑顔と指摘されていた。
 他の人が同じことをすれば下品になるが、大島優子という特異なキャラクターによって成立する映像である。アイドルが好きな人だけでなく、アイドルが苦手な人でも好感度がアップしそうなシーンであった。

男女平等と夫婦別姓PJニュース

夫婦別姓問題がPJニュース記事に
男女同権には夫婦別姓が必要である。日本の現行制度は日本国憲法の両性の本質的平等に基づいたものであるが、日本人の意識が追い付いていない。
現行制度は結婚すると新しい家が作られる建前である。吉野さんと山田さんが結婚して山田さんが吉野に改姓したとしても、その吉野とは二人の姓であって、山田さんが吉野家に入ることではない。二人が離婚しても、結婚で改姓した吉野さんは吉野のままである。
このように現行制度そのものは両性の平等を貫いている。夫の姓に改正する妻が圧倒的に多いという現実があるとしても、制度としては新たな家であって、夫の家ではない。
問題は入籍という表現が示すように、日本人の意識が戦前の家制度を引きずっていることである。この現実を踏まえれば、次善の策として夫婦別姓とするしかない。
中国や韓国は伝統的に夫婦別姓であるが、妻は夫の家に入れないという封建的思想に基づくものであった。しかし、由来は封建的でも制度的には女性の自立につながる。特に核家族化が進めば夫の家に入れないという観念は無意味になる。この点で日本の方が後進的である。

2011年3月9日水曜日

Re: 前原外相辞任について、一番、問題なのは?

マスメディアも御指摘の通りですが、社民党・共産党も自民党と一緒になって、前原氏を批判する翼賛体制になっています。
このマスメディア・全政党の大合唱は、尖閣諸島の時と同じです。
『東急不動産だまし売り裁判 こうして勝った』著者 林田力
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『江〜姫たちの戦国〜』第9回、軽妙酒脱な石坂浩二の千利休:林田力

 NHK大河ドラマ『江〜姫たちの戦国〜』の第9回「義父の涙」が、3月6日に放送された。今回は柴田勝家(大地康雄)一家のホームドラマ、羽柴秀吉(岸谷五朗)と千利休(石坂浩二)の茶席漫才、高みの見物をする徳川家康(北大路欣也)と前回と変わらない展開が続いた。

 前回の放送で真心や誠実さという新たなイメージを打ち立てた勝家であったが、今回は軟弱過ぎる。江(上野樹里)ら三姉妹が「戦は嫌にござります」と口を揃えて秀吉との戦争に反対し、勝家も「戦はしない」と約束する。伝統的な時代劇ならば「女子供は口をはさむな」と一喝されるシーンであり、時代考証重視の大河ファンには突っ込みどころである。

 一方で、石坂浩二演じる利休(この時点では宗易)の演技は軽妙酒脱である。  『江』の利休は飄々としていながら、利休の実態に迫っている。利休は茶道の大成者であり、重々しい人物として描かれることが多かった。
 これに対し、『江』の利休は伝統文化の確立者というよりも新しい文化を発展させた人物としての軽やかさがある。茶道は今でこそ伝統文化であるが、当時はルソンの壺など南蛮渡来の文物も取り入れた最先端の文化であった。『江』は利休のイメージを一新する。
 この利休が物語に影響を及ぼしている。茶席での利休の何気なさそうな言葉によって、明智光秀(市村正親)は天下取りを意識し、秀吉は三法師擁立を思い立った。今回も利休は市(鈴木保奈美)が勝家と戦う目的ではないかと秀吉の本音を見透かしている。
http://npn.co.jp/article/detail/18906498/
http://news.livedoor.com/article/detail/5399933/

 『江』の脚本家の田淵久美子氏は史実軽視と批判されることが多いものの、茶道の描き方には定評がある。大河ドラマ『篤姫』では主人公の篤姫(宮崎あおい)と井伊直弼(中村梅雀)は政治的に対立していたが、茶の湯を通じて心を通わせる。
 篤姫は直弼の点てた茶を飲み、「悔しいが、これほど美味しい茶は初めてじゃ」と率直に褒める。それに対し、直弼は「天璋院様は正直な方ですな。忌み嫌っている相手が点てた茶をうまい、とは意地でも言えぬものでしょうに」と応じる。直弼が茶道に精通していたという史実と、人の心をつかむ篤姫の率直さを組み合わせた好シーンである。このシーンを収録した第32回「桜田門外の変」は平成20年度文化庁芸術祭参加作品にもなった。

 利休の大きな見どころは切腹である。利休は権力者・秀吉に対しても自らの美意識を貫いて切腹したとされる。『江』では清州会議直前の茶席では秀吉と利休の対立を予見するような会話がなされた。
 秀吉は信長没後に秀吉の茶頭になった利休の変わり身の早さをなじる。利休が 「茶の湯のため」と答えると、秀吉は「茶の湯のためなら心を売るのか」と問う。ここで間が入る。後の利休と秀吉の対立を知っている視聴者は利休が激怒すると予想する。ところが、利休は「茶の湯のためならば命も売る」と、さらりと返す。『江』が利休切腹に対し、どのような解釈を提示するのか楽しみになる会話である。脚本家の描く茶の湯にも注目である。
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司法試験の受験回数制限で日弁連が対立:林田力

林田力「司法試験の受験回数制限で日弁連が対立」リアルライブ2011年3月9日
 司法試験の受験回数制限をめぐり、日本弁護士連合会で対立が起きている。日弁連では「法曹養成制度の改善に関する緊急提言」を3月中に開催される理事会で決定して政府に提出する予定である。しかし、提言内容に批判的な弁護士もおり、波乱が予想される。

 発端は宇都宮健児・日弁連会長が1月11日付で法曹養成検討会議(栃木敏明座長)に緊急提言案を諮問したことである。「法曹養成制度の改善に関する緊急提言(案)」2月4日版では法科大学院の定員数大幅削減や司法修習生の給費制の維持などを提言する。表面的には会長選挙で主流派閥の山本剛嗣氏を破って歴史的な当選を果たした宇都宮会長の改革に沿うものである。

 しかし、細部には異論がある。最大の批判は司法試験の受験回数制限についてである。現在の司法試験は法科大学院終了後、5年以内に3回までという受験回数制限が存在する。この受験回数制限について提言案では5年5回への緩和を求めるものの、制度自体は以下のように合理的と評価する。
 「受験回数制限制度自体は、司法試験がプロセスとしての法曹養成の理念の下、法科大学院教育の成果を確認する試験として位置づけられていることからも、合理性を有するものであり、今後も維持されるべきものである」(「緊急提言(案)」4頁)
 これに対し、逆に受験回数撤廃を主張する弁護士も多い。千葉県弁護士会では受験回数制限の撤廃を求める決議を採択した。そこでは以下のように批判する。
 「受験回数制限はいわゆる受け控えを生み、法曹志願者にとっての不安材料の一つになっているが、学習進度は人それぞれであり、そもそも回数等により一律に受験制限を行うことに合理的根拠は見出し難い」(「司法試験合格者を1000人以下に減員すること等を求める決議」2011年2月11日)
http://npn.co.jp/article/detail/50867660/
 「緊急提言(案)」は「未確定版につき、会内限り」「取扱注意」と印字されているが、自らのブログで批判する弁護士も現れた。坂野智憲弁護士は以下のように批判する。
 「受験回数制限の撤廃は、受験生は当然のこととして、おそらく9割方の会員が支持すると思う。それと真っ向から反する緊急提言を行うようでは日弁連に明日はないというべきだろう」(仙台 坂野智憲の弁護士日誌「日弁連法曹養成制度の改善に関する緊急提言(案) 『受験回数制限は今後も維持されるべき』だって」2011年3月3日)

 緊急提言は内容だけでなく、手続きも批判されている。一般会員が知らない内容が単位弁護士会にも照会なく決定されてしまうことを非民主的とする。
 緊急提言の眼目は司法修習生の給費制の維持と見られている。ある司法修習費用給費制維持緊急対策本部メンバーによると、提言案には給費制本部の要請があったという。給費制の維持を最優先課題とし、それ以外の問題を犠牲にする政治的打算が働いたとする。
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『東急不動産だまし売り裁判 こうして勝った』著者 林田力
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篠田麻里子の怒りはガチか逆ドッキリか:林田力

 「魅惑のポーカーフェイス」をキャッチフレーズとするAKB48の篠田麻里子の激怒映像が彼女の本性か演技かで話題になっている。篠田はフジテレビの月9ドラマ『大切なことはすべて君が教えてくれた』にも出演中で、ルームシェアする親友の元婚約者が元彼という複雑な感情がありそうな役どころを文字通り「魅惑のポーカーフェイス」で演じている。

 しかし、3月4日放送のテレビ東京系バラエティ『週刊AKB』では周囲が凍りつく怒りを見せた。問題のシーンはドッキリ企画「ドッキリ女学園」で起きた。
 仁藤萌乃が篠田を「年増のロリコンか、気持ち悪いんだよ」などと挑発し、宮澤佐江と一緒に「謝れ」コールを始めた。困惑しつつも笑顔を見せていた篠田は突然、立ち上がり、「何で謝らなければいけないんだよ」と激怒した。篠田は仁藤の持っていた竹刀を奪い取り、「お前が謝れよ」と反撃した。
 執拗に仁藤を脅す篠田に周囲のAKB48メンバーも驚愕した。それまでのドッキリ企画につまらなそうな顔をしていた前田敦子が隣の大島優子と止める相談を始めたほどであった。普段ならば「AKBの良心」と言われる高橋みなみが仲裁役になるが、この場にはいなかった。最後は「先生止めてよ」というメンバーの声を受けて、教師役のカンニング竹山が二人を引き離した。

 この収録の後に番組では篠田が「逆ドッキリしてやろうと思って、仕掛けた」と笑顔で説明した。これに対し、インターネット上では篠田の怒りがガチか演技か議論になっている。まず共演者の反応やインターネット上に流出した台本の内容から、篠田の怒りの反撃が予定されたものではないものであることは大方のコンセンサスが得られている。
 但し、キレた篠田が竹刀で目の前の机をバンバン叩いても、板野友美は全く動じなかった。その後のドッキリ企画では一目散に逃走した板野が篠田の竹刀には動じなかったことから、篠田が竹刀で叩くことを予め知っていたのではないかとする見解がある。これについては、驚きのあまり身動きできなかったとする反論が有力である。
http://npn.co.jp/article/detail/90816464/
 篠田の怒りがガチとする立場は、逆ドッキリならば最後にドッキリであったことを相手に明かすことが普通と主張する。篠田は「終わらせ方が分からなかった」と釈明するが、それはドッキリとして不自然である。篠田の凶暴な本性に幻滅して推し変(推しメンバーを変更)を宣言するファンも現れた。
 これに対し、演技とする立場は福岡出身の篠田が本気で怒る時は方言になるのではないか、篠田が胸につけていた心拍数が上がると点灯するランプがキレた時に点灯しなかったと反論している。また、篠田の怒りがガチとしても、あそこまでコケにされれば激怒は当然と擁護する見解もある。そこでは理不尽な要求を断固拒否した篠田を逆に評価している。
(『東急不動産だまし売り裁判 こうして勝った』著者 林田力)

2011年3月8日火曜日

世田谷区長選挙に向けたシンポ

世田谷区長選挙に向けたシンポ
東急自動車学校跡地購入などは検証すべき。梅ヶ丘病院は施設を利用できれば、と考える。新しい公共は区民参加。どの政党にも、お願いしない。
日の出町は高齢者の医療費を無料にした。その結果、高齢者の早期受診が増え、医療費のトータルが減少した。
必要なところに早めはやめにやっていくことで効果が得られる。福祉や子育てに傾いていく。人に優しい区民参加型の街を作る。自らの考えでやるという自律的な精神がある。
思いを同じくする議員が増やしたい。自らの区に個人としては良いと思っているのに党が反対しているから反対は区民の付託に応えられない。党派の顔色をうかがっていたら、政策はできない。きちんと議論する。

『美しい隣人』第8話、仲間由紀恵が残念な悪女に豹変:林田力

 【リアルライブ】フジテレビ系ドラマ『美しい隣人』第8話「反撃の瞬間」が3月1日に放送された。仲間由紀恵の演じる悪女が話題のドラマであるが、ターニングポイントとなった今回はミステリアスな悪女が残念な悪女に豹変した。

 『美しい隣人』は平凡だが幸せな主婦の絵里子(檀れい)の生活が美しい隣人の沙希(仲間由紀恵)によって破壊されていくサスペンスである。前回のラストで沙希は自分が絵里子の夫・慎二(渡部篤郎)の浮気相手であると絵里子に伝える。隠す必要がなくなった沙希は狂気の度合いを深めていく。
 これまで沙希は絵里子に悟られないように立ち回ってきた。その言動は計算高く冷酷で、容易に本心を見せなかった。そこには最愛の息子を失った母親の復讐心の凄みがあり、ミステリアスな魅力を醸し出していた。このドラマの最大の被害者は絵里子である。そこを理解していても、ミステリアスな沙希と世間知らずの絵里子では沙希に感情移入する視聴者も多い。
http://npn.co.jp/article/detail/70805392/
 ところが、今回の沙希は他人の幸せが羨ましくて許せない哀れな人に落ちぶれてしまった。まるで前半とは別人のような落差がある。ここでは沙希は自分が絵里子に成り替わることで、失われた幸福を取り戻そうとする。沙希の言動は明らかに常軌を逸している。

 この異常性は沙希のパーソナリティだけに依存するものではない。物語全体に郊外住宅地の歪みとも言うべき気持ち悪さがある。慎二と絵里子の夫婦は互いを「パパ」「ママ」と呼び合う。幼稚園に子供を通わせる母親同士も「○○ちゃんママ」と子どものママとして呼ばれる。このコミュニティーでは個人ではなく、子どもの母親という属性でしか見られていない。この点が子どもを失った沙希が狂気に走った遠因であり、自分が絵里子に取って代わることができると妄想した背景だろう。

 ミステリアスな悪女も常軌を逸した悪女も、沙希を演じる仲間の演技力の賜物である。仲間は2009年6月27日に放送されたテレビドラマ『MR.BRAIN』第6話「変人脳科学者VS悲劇の多重人格トリック!! 脳トレは嘘発見器!?」において多重人格者を演じた。そこでは表情や声の調子で3つの人格を演じ分けた。「ジキル博士とハイド氏」のように両極端な二重人格は想像しやすい。しかし3つの人格を演じ分けることは至難の業である。その演技力が幾つもの顔を持つ沙希の演技でも発揮されている。
(『東急不動産だまし売り裁判 こうして勝った』著者 林田力)

夫婦別姓と男女平等と個人の尊厳

【PJニュース 2011年3月8日】夫婦同姓を定めた民法第750条が「個人の尊厳と両性の本質的平等」などを定めた憲法に違反すると主張する訴訟が起きている。夫婦同姓には制度自体に内在する問題と、日本人の意識が追い付いていないという問題がある。

事実婚を続けるフリーライターの加山恵美氏夫婦らは各々の姓で婚姻届を複数回提出したが、区役所に受理されなかったという。そこで婚姻届不受理処分の取り消しと損害賠償を求めて東京地方裁判所に提訴した。東京地裁は2011年2月24日に一部判決を言い渡し、婚姻届不受理処分の取り消し請求を却下した。計600万円の慰謝料請求は審理を続ける。

民法第750条は以下のように夫婦同氏の原則を定めている。

「夫婦は、婚姻の際に定めるところに従い、夫又は妻の氏を称する」

一方で日本国憲法第24条は以下のように定める。

「配偶者の選択、財産権、相続、住居の選定、離婚並びに婚姻及び家族に関するその他の事項に関しては、法律は、個人の尊厳と両性の本質的平等に立脚して、制定されなければならない」

ここでは個人の尊厳と両性の本質的平等という二つの基準が挙げられている。従って、夫婦同姓が二つの基準に立脚したものか検討する。

まず両性の本質的平等に反しないか検討する。夫婦別姓推進論の多くは男女同権の見地から唱えられるが、制度としては女性差別ではない。条文上は「夫又は妻の氏」としており、女性が一方的に改姓しなければならないものではない。これは夫の姓に改正する妻が圧倒的に多いという現実の前には空理空論と批判されるかもしれない。

しかし、配偶者の氏に改正することは、配偶者の家に入ることではない。現行制度は結婚すると新しい家が作られる建前である。吉野さんと山田さんが結婚して山田さんが吉野に改姓したとしても、その吉野とは二人の姓であって、山田さんが吉野家に入ることではない。二人が離婚しても、結婚で改姓した吉野さんは吉野のままである。吉野という姓は夫婦の姓であり、誰に遠慮することなく吉野と名乗り続けることができる。

このように現行制度は両性の平等を貫いている。問題は入籍という表現が示すように、日本人の意識が戦前の家制度を引きずっていることである。このような意識がある限り、夫婦別姓で男女平等の実現という主張も正当化される。

次に個人の尊厳に反しないか検討する。現行制度では結婚すると、夫婦の一方が名字を変更しなければならない。氏名は当人を表すもので、個人の尊厳に関係する問題である。結婚という本質的には氏名と関係ない事情で、名字の変更を強制されることは個人の尊厳を損なう。このように夫婦別姓問題は法律論としては男女平等よりも個人の尊厳という点からアプローチした方が適切である。
http://www.pjnews.net/news/794/20110307_5
以上より、選択的夫婦別姓が採用されるべきである。夫婦別姓は家族を破壊するという反論があるが、根拠がない。日本の歴史を振り返れば、そもそも名字を持たない人々が圧倒的多数であった。しかし、彼らの家族が壊れていた訳ではない。名字を持つ層は北条政子や日野富子のように夫婦別姓であった。夫婦別姓が家を破壊するとしたら、戦前の家制度の残滓であり、それが徹底的に破壊されることは望ましいことである。

中国や韓国は夫婦別姓の先進国である。中国や韓国の夫婦別姓は、妻は夫の家に入れないという封建的思想に基づくものであった。しかし、由来は封建的でも制度的には男女平等につながる。現代社会では核家族化が進展しているが、核家族では夫の家に入れないという観念は無意味になる。この点で日本の方が後進的である。【了】
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『東急不動産だまし売り裁判 こうして勝った』著者 林田力
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2011年3月7日月曜日

いしだ壱成が反原発運動弾圧体験をブログで告白:林田力

【PJニュース 2011年3月7日】俳優・ミュージシャンのいしだ壱成が自身の公式ブログ「Arrivals」で3月4日に「今だからみんなで考えたいこと。」と題する記事を発表し、脱原発を訴えた。そこでは自身が参加した反原発運動の弾圧体験を生々しく語っている。

ブログ記事では最初に中国電力が進める上関原子力発電所に対する建設反対運動に触れる。上関原子力発電所は山口県上関町の田ノ浦を埋め立てて建設する計画である。田ノ浦は国立公園に指定され、希少な生物が多く生息しており、埋め立ては貴重な生態系を破壊する。また、周辺海域の漁業も打撃を受け、特に対岸に住む祝島住民の影響は甚大である。そのため、祝島の島民や全国から集まった支援者が体を張って反対し、建設を強行しようとする中国電力側との緊張が続いている。壱成はインターネットで情報をチェックし、反対派に「心からのエールを送り、ただただ祈った」という。

それから記事は自身が1980年代の伊方原発の出力調整運転試験反対運動に参加した時の弾圧体験を告白する。電力は使用者側の都合によって使用量(負荷)が大きく変動する。例えば日中と夜間では使用量が異なる。そのため、発電所が負荷に合わせて電気出力を調整しなければならないという宿命を負っている。
http://www.pjnews.net/news/794/20110306_2
火力発電所や水力発電所は人為的に出力を調整することは容易である。しかし、原子力発電所の出力は原則として一定としている。出力を変動させると、予期せぬ損壊や放射性物質の漏えいが懸念されるためである。1986年のチェルノブイリ原発事故の原因も出力調整運転試験であった。

そのチェルノブイリ原発事故のすぐ後に、四国電力は愛媛県伊方町の伊方原発で出力調整運転試験を行うと発表した。これには強い反対運動が起きた。子どもだった壱成も母と一緒に四国電力本社前に行き、座り込みを続けたという。そこに機動隊が介入し、壱成を含む参加者たちは機動隊員にけられ、踏みつけられた。その時の恐怖を壱成は以下のように述べている。

「自分たちにとって邪魔な存在であれば、その子供でも、あんなに狂気じみた笑みを浮かべて殴りまくっていいという法律があるのかと思った」

ブログ記事は「一人でも多くの脱原子力の同意を得られたら、嬉しく思う」と結んでいる。【了】

非欧米で唯一帝国主義化した日本の失敗:林田力

【PJニュース 2011年3月7日】新興国の発展により、日本の自信が揺らいでいる。本来ならば外需によって発展してきた日本にとって新興国の発展は大きなチャンスである。「全世界の国民が、ひとしく恐怖と欠乏から免かれ、平和のうちに生存する権利を有する」と宣言した日本国憲法の精神からも喜ばしいことである。それにも関わらず、それが自信喪失の源となるところに一部の日本人の歪んだ自意識が存在する。

多くの日本人にとって、非欧米で唯一近代化に成功した国であることが誇りの源であった。それが新興国の発展によって急速に失われている。象徴的な出来事はGDPの日中逆転である。日本政府は2011年2月14日に2010年の名目国内総生産(GDP)を5兆4742億ドル(479兆2231億円)と発表した。中国は自国のGDPを5兆8786億ドル(39兆7983億元)と発表しており、日本が中国を下回った。

新興国が次々と欧米先進国に肩を並べたとしても、日本だけが19世紀末から近代国家の仲間入りをしたという歴史がなくなるものではない。それ故に、その歴史を美化する日本人は多い。その代表が『坂の上の雲』ブームである。しかし、この歴史は帝国主義国となり、アジアを侵略したという負の歴史でもある。

これまでは近代化には光の側面と影の側面があり、論者の政治的スタンスによって光と影のどちらを強調するかという話であった。ところが、新興国の発展によって、帝国主義化という非道徳的な段階を経ない近代化モデルが提示された。ここにおいて近代化と帝国主義化が一体化した日本の発展モデルは世界史的には失敗事例となる。日本は欧米の欠陥部分をまねてしまった国となる。
http://www.pjnews.net/news/794/20110305_6
近代化と帝国主義化が一体化することの問題点は、自由や民主主義という近代的価値観が消化できないことである。従来の主流派的見解は、権利や人権という言葉のなかった江戸時代と比べれば、明治以降の日本は現代から比べて不十分であったにしても進歩したとする。しかし、それは明治政府によって江戸時代が悪宣伝された結果であり、最近では各方面で江戸時代が見直されつつある(林田力「羽澤ガーデンで現場検証記念フォーラム=東京・港(下)」PJニュース2011年1月29日)。
http://www.pjnews.net/news/794/20110126_4/

富国強兵を掲げ、「お国のために」が最優先とされた明治以降の日本よりも、広範な自治が認められ、政府の規制外では「勝手次第」とされた江戸時代の方が実は欧米流の人権思想に接合しやすい。欧米列強に追いつけ追い越せと坂の上を駆け上がった明治以降の歴史は自由と民主主義を求める日本人のお荷物である。【了】
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『東急不動産だまし売り裁判 こうして勝った』著者 林田力
http://book.geocities.jp/hedomura/
http://hayariki.webnode.com/

氣志團のナチス親衛隊制服に抗議

氣志團のナチス親衛隊制服に抗議
ナチス親衛隊の制服を髣髴させる衣装で日本のロックバンド氣志團がテレビ出演したことに対し、米国ユダヤ人権団体サイモン・ウィーゼル・センターが抗議した。文明国にあるまじきものと非難する。これに対し、氣志團側は謝罪した。
残念なことに、日本ではもっと破廉恥な状況もある。弁護士法人アヴァンセ・リーガルグループの金崎浩之はマネジメント会社のホームページにハーケンクロイツを掲載した。ハーケンクロイツはナチスの公式シンボルである。親衛隊の制服に似た衣装どころの問題ではない。人権擁護を使命とする弁護士がハーケンクロイツを掲げることは、ロック歌手以上に問題である。

グリーンウッド処分から公約を

グリーンウッド新宿店処分から公約提言
マニフェストに賃貸不動産問題についての記述を提案します。過去に東急不動産だまし売り裁判の経験に基づいて、だまし売りや欠陥住宅に対する不動産売買契約の白紙化を提案し、採用されました。一方で住まいの問題には分譲だけではなく、賃貸もあります。賃貸にも目配せすることで、よりバランスの取れたマニフェストになります。
例えばグリーンウッド新宿店は賃貸借契約書に記載のない退室立ち会い費を受領したとして宅建業法違反で業務停止処分となりました。このような違法業者への処分が迅速に行われ、周知されることで救われる消費者は大勢存在します。
しかし、残念なことに現在の行政が悪徳不動産業者からの消費者保護に積極的とは言えません。グリーンウッドへの処分も市民団体からの粘り強い申し入れがありました。しかも、その市民団体ではグリーンウッドが内見をさせずに契約させたなど他の問題も指摘しています。また、賃借人の被害と比べて十日間の処分が軽すぎるのではないかとの指摘もあります。政治のスタンスが求められています。
現在のマニフェストでも賃貸不動産に対する問題意識は持っています。
第一に地主の不労所得への批判的視点です。これは正当な視点ですが、法と経済学的な立場に立つならば地主への課税などの規制が往々にして賃借人に転嫁されてしまうことも悲しい現実的です。
第二に公的住宅の拡充です。賃貸住宅市場を公共セクター中心にするという問題意識は正当です。それが貧困ビジネス撲滅につながります。前述のグリーンウッド新宿店も無職やフリーターをターゲットとしています。
公的住宅の拡充は正しいですが、日本の現状は圧倒的に民間セクター中心であり、低所得者を狙い撃ちにした貧困ビジネスまで存在します。財政事情を踏まえると一朝一夕に公的住宅中心にすることは困難であり、大多数の消費者が民間セクターの賃貸住宅に居住することになります。従って民間の悪徳不動産業者対策は、公的住宅拡充と並行して求められます。
以上より、宅建業法違反業者への迅速な処分と周知公表の徹底のマニフェストへの追加を提言します。

2011年3月6日日曜日

宅建業法違反のグリーンウッド新宿店に批判

宅建業法違反で業務停止処分を受けた賃貸仲介不動産業者・グリーンウッド(吉野敏和代表、東京都知事(9)第40352号)への行政処分は市民団体「住まいの貧困に取り組むネットワーク」からの粘り強い申し入れが出発点である。
「住まいの貧困に取り組むネットワーク」は石原慎太郎・東京都知事、東京都都市整備局住宅政策推進部不動産業課長、東京都生活文化スポーツ局消費生活部調査担当課長宛てに申し入れし、都庁記者クラブで記者会見も行った。申し入れ書には以下のように記載され、グリーンウッドに様々な問題があると指摘している。
「シンエイ物件を多く仲介している代々木のグリーンウッドについても、事前に内見をさせないなど多くの不当行為が確認されている。」(「(株)シンエイ並びに(株)シンエイエステートに対する指導・是正と賃貸トラブルの対応窓口一元化を求める申し入れ」2009年12月18日)
「住まいの貧困に取り組むネットワーク」ではグリーンウッドの無反省を批判する。「シンエイエステートとグリーンウッド、そしてシンエイがやってきたこと、つまり、借家人の権利を踏みにじり、違法な利益を上げてきた行為について、いまだ、彼らはなんら当事者への謝罪、賠償をしていない」(住まいの貧困に取り組むネットワーク ブログ「シンエイエステートとグリーンウッドに対して東京都が行政処分」2010年6月8日)
業務停止処分期間中はウェブサイト上での物件紹介も禁止される。ところがグリーンウッドは自社ウェブに以下の表示をしたという。
「只今 ホームページ調整中です。物件リストを6月19日には掲載いたしますので、今しばらくお待ち下さい」。これに対して同ネットワークは「ふざけた記載」と怒りを顕わにする(住まいの貧困に取り組むネットワーク ブログ「シンエイエステートとグリーンウッドに対して東京都が行政処分」2010年6月8日)。
http://www.geocities.jp/shouhishahogo/branz/green.htm
asin:4904350138:detail

2011年3月5日土曜日

世田谷区長選挙に向けた議論

世田谷区長選挙に向けた議論
減免対策。相続対策で屋敷を切り売りしなければならない。緑の生産地にしたい。
ゴミステーションの充実。回収費用がかかっている。
道路の拡張によらない耐震性の向上
世田谷区の庁舎をリノベーション。見かけの老朽化で判断している。地域に分散すれば、本庁舎の機能が賄える。ハコモノ行政はやらない。だいぶ予算が抑えられる。
質疑応答。
スーパーには月に十五回行っている。
外環道。三鷹市では多くの反対署名が集まった。世田谷の被害が大きい。外環道が来ることで下北沢や二子玉川の街壊しが整合性がとれてしまう。その波に、どう考えているか。世田谷だけが関係自治体で反対していない。
会の政策についての感想。外郭団体は効率だけではない。指定管理者への委託。
地域の人が運営し、管理する。地域の人が自主管理する。ヨーロッパでは当たり前。
会の政策は基本的に同じ。細かいところは話し合って決めていくスタンス。外郭団体は赤字のところもある。自主的に赤字にならない運営をしていかなければならない。黒字経営の努力をすべき。運動場は区の施設になる前は黒字だった。区の施設になったら黒字が減っている。しっかりと考えてもらわないと。
娘と息子は自閉症で梅ヶ丘病院に通っていた。府中まで通院して大変な状況。梅ヶ丘病院は規模の点でも質の点でも全国一。新幹線や飛行機で通院する患者もいた。梅ヶ丘病院跡地に小児施設を作るべき。陳情のために自民党に行ったら、今までの紹介議員を帳消しにしてこいと言われた。公明党に行ったら、建て直しがきかないと断られた。マンションが建設されていると反論したら、はぐらかされた。
梅ヶ丘病院は建物もしっかりしている。どういう風に区として、やっていくか。取り壊して新しいものを作るのではなく、今の施設で何ができるかを考える。
反対が多いときにはどうするか。立ち向かっていくしかない。
区民を守るためには国と戦う必要がある。たとえば国民健康保険料の値上げ問題がある。
自分の町をどうするかという区長の責任と考える。総合的な判断から、必要ならば予算をつける。世田谷は、こうしていくという姿勢である。
自分達の街であって党の街ではない。党を越えた中でものを考えるべき。区議会の活性化が必要。議決権のない発言権だけのボランティア区議を加えれば面白い。
区民が立ち上がる連帯が世田谷を変えてくれる。
消費税が大変。消費税反対を行って欲しい。
建築の専門職は日本の文化。彼らが生きられる環境を作らなければならない。一品制作は時間がかかるが、五十年百年もつ。技術はなくしたら失われる。地産地消と言ったが、公共工事で活かせればいい。
税金は、どう使っているか、使い方は信頼できるか。
街づくりに若い人の力を。構想を聞かせてください。
人口減少。子どもは国の力。地域が無縁社会になっている。地域コミュニティーを復活させるか。行政は住民が話し合える施設を開放する。一人一人が諦めてはならない。行政は場所と予算をサポートする。
国旗国歌の押し付けについて。TPPについて。沖縄の問題。米軍基地撤去。
国旗国歌は個人の思想の問題。学校教育において国旗国歌の成り立ちが教えられていない。押し付けるものではない。子供たちが意味を知った上で、歌うか歌わないか判断する。
TPPは食糧自給率が下がる。食糧自給率を上げる政策をとるべき。やるべきではない。その前にやるべきことがある。日本の緻密な技術を活かす。それが世界の中でブランドになる。
基地は敗戦国の負った生き様。侵略されたら、蹂躙されていいのか。しかし、沖縄一島に集中させることがいいか。心情的には何とかできれば外に出したいと思っている。
二子玉川ライズ反対。第二地区は予算減額された。区でできることは何か。
多摩堤に住んでいた。ふた月前に通って唖然とした。空間は自由に使ってはいけない。風景にふさわしいボリュームを事業者は考えなければならない。開発途上国の姿勢である。出来たものによって、行政ができることは被害対策。ビル風がすごい。高齢者が骨折した。交通渋滞対策。住民と話し合って、被害を検証してください。何故ああいう形で動いてしまったのか。どうしようもない開発途上国的発想。投資とリターンが合わない。よく事業計画をやるなと考える。
熊本区政と熊本区政を支えた与党への評価。政党への関係をどういう風にするか。
熊本区政の評価は1960年代の先進国になる前の手法が残っている。リニアモーターカーを使って東京から大阪まで行く必要はあるか。国民とは違うベクトルである。小田急線は最初は地下であった。自ら区議達が町づくりを考える。党派がない方がいい。
大型の再開発を招きたいという勢力がいる。再開発を良しとする人々に対して区長として、どうするか。
少数者の人権は大衆の考えと矛盾している。婚外子差別は続いている。少数者の人権は考えなければならない。
必要な人には必要な介護を当然。日本国民であるからには人権は守られるべき。
候補者が複数立った時。出たからには勝たなければならない。折り合いを付けなければならない。
世田谷と杉並と品川が管理教育が酷く、スリーエスと呼ばれている。教育長を変えられるか。子供の数が増えている。現場の教職員の声を聞いて地域の声を生かした教育行政を。
教育について私なりの考えを持っている。トップと現場の乖離。
消費税増税について。減税日本の主張について。住宅リフォーム助成制度。
あのような流行り的な発想は真に考える力を奪ってしまう。怖い。有権者は何を考えているか。減税にふさわしい働きをしているのか。必要なものは必要である。
政党から応援したいとの声があればウェルカム。こちらから区議候補を推奨することはない。群れて何かをするのは嫌い。
政党と取り引きするようなことはしない。消費税は上げずに済むならば上げるべきではない。話し合い文化を皆で作りましょう。九条は守るべき。核は地球がなくなってしまう。
めざす会を母体にする。区民自らが立ち上げた候補者とする。党派の関係をもって選挙をしない。党派性が現実ならば、それを崩す一歩を進まなければならない。区民参加型の区政にする。
多様な区民からの要求が集中する。
地域活性化委員会で区民が大いに議論してほしい。自ら地域の問題を解決してほしい。

『遺恨あり』藤原竜也が演じた被害者遺族の悲しみ:林田力

 テレビ朝日系列でドラマ『遺恨あり〜明治十三年最後の仇討』が、2月26日に放送された。深い悲しみを抱えた人物を、藤原竜也が見事に演じていた。

 『遺恨あり』は、慶応4年に秋月藩で両親を惨殺された臼井六郎(藤原竜也)が明治に入って仇討ちを成し遂げる物語である。江戸時代において仇討ちは武士の義務であり、美談であった。ところが、明治時代に入ると仇討ちは禁止され、謀殺の罪に処せられるようになった。江戸時代と明治時代の価値観の逆転が物語の見どころであるが、ステレオタイプにならない描き方がドラマを引き立たせた。

 六郎は一貫して仇討ちに突き進む。藤原竜也の演技は、序盤では舞台俳優のような大げさな演技が目についたものの、中盤以降では抑制が効いていた。表情や話し方、間、立ち居振る舞いで「心をなくした」人物を好演した。

 山岡鉄舟(北大路欣也)ら多くの人から復讐の無益さを説かれるが、六郎は決して翻意することはない。しかし、六郎が仇討ちという封建的価値観に縛られていた訳ではない。むしろ六郎の動機は父母の無念を晴らす復讐であった。この点で現代人も六郎に感情移入できる。

 両親の惨殺時に国家老・吉田悟助(石橋蓮司)は、下手人の処罰を不問とする不公正な裁きを行った。現代でも警察や司法制度の問題によって、桶川ストーカー殺人事件や光市母子殺害事件のように被害者や遺族が浮かばれないことも少なくない。六郎の行動は時代錯誤ではなく、現代の被害者遺族の無念の代弁でもある。

 一方で近代国家を目指す明治政府にとって、仇討ちは許すべからざる犯罪であった。その明治政府の立場をドラマでは、六郎の仇討事件を担当した東京上等裁判所判事・中江正嗣(吉岡秀隆)に代表させた。この中江が中盤の主役とも言うべき味を出している。
http://npn.co.jp/article/detail/05906797/

 土佐の郷士出身で上士に虐げられる立場であった中江は、仇討ちなどの武士道的な価値観に反感を抱いていた。「私情を挟まない」と言いつつも、繰り返し郷士出身であることを強調しており、その法治主義を目指す姿勢も、傍から見れば明らかに特権身分であった武士への反感が原動力になっている。

 私情を出発点に正義を語るキャラクターが登場したことは、日本社会の成熟を示す。これまでの日本社会は正義を唱える人に対して過度の倫理性を求める傾向があった。正義を唱える人が少しでも私的利益を得ようものならば、偽善者として猛烈なバッシングを受けた。

 しかし、欧米では私的利益と公的な正義を相反するものとは考えない。たとえば欠陥品の被害者が自らの損害回復という私的利益を求めて消費者訴訟を起こすことは、同種被害を減少させるという公的正義にも合致する。この点で中江は単に明治政府の立場を単に代弁するだけの存在ではない。自らの体験した社会矛盾を出発点として世の中を変えたいと考える現代人が感情移入できるキャラクターになった。

 ドラマでは復讐の虚しさを描きながらも、救いのあるラストで幕を閉じた。仇討ちを成し遂げても得るものは何もない。それは事実である。しかし、仇討ちがなければ最後の救いも存在しない。無責任に「復讐心を捨てろ」「嫌なことは忘れろ」と言うだけでは済まない悲しみが、視聴者に突き付けられたドラマであった。
『東急不動産だまし売り裁判 こうして勝った』著者 林田力

Re: [CML 007898] 市民が求め創るマニフェストの紹介とお願い

市民が求め創るマニフェストの会の活動に敬意を表します。
市民が求め創るマニフェストに賃貸不動産問題についての記述を提案します。
過去に東急不動産だまし売り裁判の経験に基づいて、だまし売りや欠陥住宅に対する不動産売買契約の白紙化を提案しました。それは「不動産取引の健全化 (土地使用制度の見直し、売買契約後に判明した欠陥は契約白紙化に)」となっています。一方で住まいの問題には分譲だけではなく、賃貸もあります。賃貸にも目配せすることで、よりバランスの取れたマニフェストになります。
例えばグリーンウッド新宿店は賃貸借契約書に記載のない退室立ち会い費を受領したとして宅建業法違反で業務停止処分となりました(東京都都市整備局「宅地建物取引業者に対する行政処分について」2010年6月8日)。このような違法業者への処分が迅速に行われ、周知されることで救われる消費者は大勢存在します。
しかし、残念なことに現在の行政が悪徳不動産業者からの消費者保護に積極的とは言えません。グリーンウッドへの処分も市民団体「住まいの貧困に取り組むネットワーク」からの粘り強い申し入れがありました。「住まいの貧困に取り組むネットワーク」の申し入れは2009年12月で、処分は2010年6月で半年経過しています。
しかも、「住まいの貧困に取り組むネットワーク」では以下の通り、グリーンウッドに様々な問題があると指摘しています。
「シンエイ物件を多く仲介している代々木のグリーンウッドについても、事前に内見をさせないなど多くの不当行為が確認されている。」(東京都知事宛「(株)シンエイ並びに(株)シンエイエステートに対する指導・是正と賃貸トラブルの対応窓口一元化を求める申し入れ」2009年12月18日)
また、賃借人の被害と比べて十日間の処分が軽すぎるのではないかとの指摘もあります。「住まいの貧困に取り組むネットワーク」は以下のように指摘します。
「シンエイエステートとグリーンウッド、そしてシンエイがやってきたこと、つまり、借家人の権利を踏みにじり、違法な利益を上げてきた行為について、いまだ、彼らはなんら当事者への謝罪、賠償をしていない、ということです。」(住まいの貧困に取り組むネットワーク ブログ「シンエイエステートとグリーンウッドに対して東京都が行政処分」2010年6月8日)
これは政治のスタンスが求められる問題です。現在のマニフェストでも賃貸不動産に対する問題意識は持っています。
第一に地主の不労所得への批判的視点です。具体的には「不労所得への課税システムの強化(地主、家主、土地使用制度の見直し)」です。これは正当な視点ですが、法と経済学的な立場に立つならば地主への課税などの規制が往々にして賃借人に転嫁されてしまうことも悲しい現実です。
第二に「公的住宅の増設」です。賃貸住宅市場を公共セクター中心にするという問題意識は正当です。それが貧困ビジネス撲滅につながります。前述のグリーンウッド新宿店も「礼金0敷金0仲介手数料1万円・ 無職・アルバイト・フリーター・派遣OK 保証人無し 相談 東京・神奈川・千葉・埼玉のお部屋探しはグリーンウッド新宿店」を売り文句にしており、無職やフリーターをターゲットとしています。
また、安価な賃貸住宅の供給は景気対策にもつながります(林田力「住宅購入促進は景気回復に役立つか」PJニュース2010年3月15日)。
http://www.pjnews.net/news/794/20100314_8
公的住宅の拡充は正しいですが、日本の現状は圧倒的に民間セクター中心であり、低所得者を狙い撃ちにした貧困ビジネスまで存在します。財政事情を踏まえると一朝一夕に公的住宅中心にすることは困難であり、大多数の消費者が民間セクターの賃貸住宅に居住することになります。従って民間の悪徳不動産業者対策は、公的住宅拡充と並行して求められます。
以上より、宅建業法違反業者への迅速な処分と周知公表の徹底のマニフェストへの追加を提言します。グリーンウッドの処分は東京都が行ったものであり、これは統一地方選挙に直結する問題です。
『東急不動産だまし売り裁判 こうして勝った』著者 林田力
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2011年3月4日金曜日

宅建業法違反で継続企業に疑義

宅建業法違反で継続企業の前提に疑義
宅地建物取引業法違反で業務停止となった上場不動産業者・陽光都市開発が継続企業の前提に疑義を注記した。投資用マンションの勧誘に問題があった。
悪質なマンション勧誘は大きな社会問題になっている。東急不動産だまし売り裁判原告も、東急不動産との裁判後に嫌がらせまがいの悪質勧誘被害を受けたとサイゾーで告白した。

過労死概念の変遷

【PJニュース 2011年3月3日】マツダの25歳男性従業員の自殺が過労自殺であるとして、両親が慰謝料など約1億1千万円の支払いを求めた訴訟の判決が2010年2月28日に神戸地裁姫路支部で言い渡された。両親は会社側が適切なサポートなしに男性に長時間労働させたことが自殺の原因と主張していた。中村隆次裁判長はマツダの過失を認め、約6400万円の支払いを命じた。

過労自殺を含む過労死という言葉は1990年代から話題になっていた。未だに過労死がなくならないことは日本社会の不幸であるが、現代では使われ方が変わってきている。このことは日本が特殊性から脱却したことを示している。

過労死の定義は以下の通りである。「過度な労働負担が誘因となって、高血圧や動脈硬化などの基礎疾患が悪化し、脳血管疾患や虚血性心疾患、急性心不全などを発症し、永久的労働不能または死に至った状態」。(厚生労働省「産業医のための過重労働による健康障害防止マニュアル」)。

しかし、前世紀に話題となった過労死は単に過重労働によって健康を害するという以上のニュアンスが込められていた。それは会社への忠誠心の高い会社人間が死ぬまで働いてしまうというものであった。これは外国人にとって理解不能なものである。普通の感覚ならば「働き過ぎて死ぬならば、働かなければいい」と考える。そのため、英語などの外国語では過労死を表現することができず、そのままKAROSHIと訳された。

このように過労死は外国人から見て特殊日本的な現象である。一方で常識的な日本人にとっても異常であることは変わらない。死ぬまで働いてしまう「社蓄」的な忠誠心というものは、特定世代や特定階層に限定される異常なメンタリティである。その点で国際的な比較から過労死を特殊日本的事情と位置付けることは正しいものの、日本国内において普遍化することは誤りである。
http://www.pjnews.net/news/794/20110302_3
その後、日本社会は格差が拡大し、労働問題は深刻化した。生きることが大変なワーキングプアやネットカフェ難民にとって、会社に依存した会社人間は甘ったれにしか見えない。まさに働き過ぎて死ぬならば、働かなければいいだけである。

その代わりに新たなタイプの過労死が生まれた。ブラック企業の過重労働によって死ぬまで働かされるという形態である。例えばトステム綾部過労死事件である。

これはトステム綾部の中田衛一氏が2001年に22歳の若さで急性心停止により死亡した事件である。残業時間は月100時間にも上ったが、現場にはタイムカードもなく、リーダーが残業時間を記帳するという体制であった(宮本平一「福知山17年目の御報告」自由法曹団京都支部創立40周年誌『人権の旗をかかげて』2003年)。

ここでは過労死の被害者は決して会社人間ではない。企業の過酷な労務管理の犠牲者である。これは明治時代の女工哀史と同じ世界である。同じような状況は労働法に不備のある発展途上国にも存在する。ここにおいて過労死は特殊日本的現象ではなく、日本社会の後進性を示すものになった。【了】
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『東急不動産だまし売り裁判 こうして勝った』著者 林田力
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2011年3月3日木曜日

市民運動はツイッターやSNSの積極的活用を(下)林田力

【PJニュース 2011年3月2日】市民運動はSNSの積極的活用も望まれる。国際的にはフェイスブックが有名で、チュニジア革命などでも活躍した。今後は日本でもフェイスブックがシェアを伸ばす可能性が高いが、現時点ではミクシィ、グリー、モバゲータウンの国産サービスが御三家である。このうち、グリーやモバゲータウンは積極的な宣伝広告が示すようにゲームをキラーコンテンツとし、未成年のユーザーが多い。そのために市民運動の情報発信ツールとして向いているSNSを一つ選ぶことになったら、国内向けはミクシィが最も適している。

SNSの特徴として足跡という機能がある。これは誰が自分のページを閲覧したかを教えてくれる機能である。少なからぬユーザーは足跡を定期的に確認し、足跡を付けたユーザーを訪問する。つまり、多くのユーザーに足跡を付けることが自分のページの宣伝になる。

但し、この性質を悪用して自動的に足跡を付けるソフトウェアも販売されており、システム側でも不自然な連続足跡を規制するというイタチゴッコが続けられている。現実にミクシィ上での足跡による過剰宣伝が問題になった有名人に平沢勝栄衆議院議員と元刑事で作家の北芝健氏がいる。共にアカウントを他者に悪用されたと主張している。

平沢議員は2008年8月25日付のブログ記事「早急に対策。」で、ネットに詳しい人にミクシィの開設を依頼したが、議員の把握していない動きが出たために各方面に連絡し対策をとると表明した。その後、8月29日にミクシィのアカウントは削除され、当該ブログ記事も削除された。

北芝氏も2009年8月15日付のブログ記事「まだ梅雨が明けないのかな」で、勝手にミクシィのアカウントを開設した人物が、そのアカウントを他者の誹謗中傷やナンパの道具に悪用したために非承認としたと述べている。
http://www.pjnews.net/news/794/20110226_3

このような問題があるものの市民運動が適切にSNSを活用すれば運動を広げることができる。
市民運動には住民運動のようにローカルな問題に取り組む活動も多い。そのような団体にとっては世界中に発信できるインターネットは必ずしも魅力に感じないかもしれない。それよりも街頭でビラ配りをした方が効果的との考えも出てくる。

しかし、そのような団体こそSNSは向いている。ソーシャル・ネットワークにはコミュニティーという同一のテーマで集まる機能がある。そこには江東区や世田谷区など地域のコミュニティーもある。地域のコミュニティーのメンバーの大半は住民であり、後は勤務先があるなど地域に関係・関心があるユーザーである。コミュニティーで呼びかければピンポイントで特定地域を対象とした情報発信が可能になる。【了】
『東急不動産だまし売り裁判 こうして勝った』著者 林田力

宅建業法違反で継続企業に疑義

宅建業法違反で継続企業の前提に疑義
宅地建物取引業法違反で業務停止となった上場不動産業者・陽光都市開発が継続企業の前提に疑義を注記した。投資用マンションの勧誘に問題があった。
悪質なマンション勧誘は大きな社会問題になっている。東急不動産だまし売り裁判原告も、東急不動産との裁判後に嫌がらせまがいの悪質勧誘被害を受けたとサイゾーで告白した。

2011年3月2日水曜日

『江〜姫たちの戦国〜』第8回:林田力

林田力「『江〜姫たちの戦国〜』第8回、硬軟織り交ぜた大地康雄の演技」リアルライブ2011年3月2日
 NHK大河ドラマ『江〜姫たちの戦国〜』の第8回「母の再婚」が、2月27日に放送された。今回の見どころは柴田勝家役の大地康雄の、硬軟織り交ぜた演技である。

 「鬼柴田」の異名を持つ勝家には、勇猛果敢な戦国武将というイメージがある。一方で織田家筆頭家老の家格を鼻にかけ、羽柴秀吉を成り上がり者と軽蔑する頭の固い人物というネガティブ・イメージもある。これは勝者の歴史によって作られた面が強く、『江』では勝家の細やかな一面を描いた。

 前回放送では再婚を決めた市(鈴木保奈美)と、父は浅井長政だけという茶々(宮沢りえ)や初(水川あさみ)との対立が強調された。江(上野樹里)が「好きでもないのに嫁ぐのですか」と市に尋ねるなど、現代人感覚丸出しの三姉妹に「あり得ない」という声が強かった。

 今回は母娘の対決の続きが予想されたが、大地康雄が全て持っていった。市と三姉妹は勝家の居城である越前・北庄城に移るが、茶々や初は義父・勝家に反発し、江も勝家を父上と呼べなかった。強面で髭モジャの大地は織田家筆頭家老としての貫録があり、肖像画の勝家にも似ている。しかし、市や三姉妹への態度は完全に主君に対する家臣のもので、謙り過ぎている。鬼柴田が形無しである。

 三姉妹の冷たい態度を詫びる市に対し、勝家は秀吉に織田家を私物化させないために嫁いだ市の本心を見抜いた上で、「爪の先ほどでも、(自分を)好いていただくわけには参りませぬか」と懇願する。市自身も勝家を家族と見ていなあったことを気付かされる。

 さらに勝家は馬に乗って城を出て帰ってこなかった江を必死に探し、翌朝ひょっこり帰ってきた江を叱りつけるシーンで父親の威厳を見せた。まるで昭和ドラマの家出した娘を徹夜で探し回る父親を彷彿させるような演出である。勝家の真心に茶々(宮沢りえ)らも心を開き、家族として一つになる様子が微笑ましい。
http://npn.co.jp/article/detail/32179706/

 この勝家と対照的に描かれた人物が秀吉(岸谷五朗)である。戦国三英傑の中で秀吉を貶めることは大河ドラマの定番である。朝鮮出兵など晩年の悪政を踏まえれば妥当であるが、『江』での秀吉の小人ぶりは突出している。織田信長(豊川悦司)は天下の安寧を目指していた。また、徳川家康は北大路欣也の大御所的な演技によって初登場時から大物感が漂っている。

 これに対して『江』での秀吉はコミカルである。天下への野心も、市が秀吉に織田家を私物化させないために勝家に嫁いだことへの反発が出発点であった。信長の天下への思いとは比べようもない。この秀吉と勝家が次回に激突する。歴史を知っている視聴者にとって切ない展開になる。